【メルカリの就職難易度】採用大学・学歴フィルター・選考倍率を解説【新卒採用】

メルカリに興味があるけれど「就職難易度や倍率、採用大学、学歴フィルターが気になる…」そんな方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、メルカリは人気企業でもあるため、就職難易度は高く、比較的倍率も高い傾向にあります。そのため、内定を掴むためにも、自己分析や志望動機の用意、選考対策が内定の鍵となってきます。

そこで本記事では、メルカリの就職難易度や倍率、採用大学、選考通過に必要なポイントをまとめました。メルカリの内定を獲得したいひとは、ぜひ参考にしてください。

メルカリはどんな会社？

株式会社メルカリは、日本最大級のフリマアプリ「メルカリ」を開発・運営している会社です。

フリマアプリ「メルカリ」とは、個人が簡単に不要品を売買でき、かつアプリ内で商品の写真を投稿し、コメントを添えるだけで簡単に出品できるという手軽さから人気を集めているアプリです。

また企業のミッションとして「地球資源が限られているなか、より豊かな社会をつくるために何ができるか」を考え、テクノロジーの力で人や社会に貢献するための選択肢を増やすことを目標に取り組んでいます。

これらのミッションを達成するために、メルカリでは即戦力な人材を求めており、応募者は自分の能力が企業にどのように貢献できるのかを示すことが求められます。創業から10年を迎え、新たなグループミッションを公開するなど、現在最も成長している企業のひとつです。

メルカリの就職難易度は高い

結論から言うと、メルカリの就職難易度は高いです。

メルカリの新卒採用は、中途採用と同じく「即戦力人材」を求めており、就職難易度が高いことで有名です。そのため、社員の年齢や性別、国籍に関わらず、能力のある人材であれば誰でも、いつでも応募することができます。

また、国内外からのインターンも積極的に募集しており、1ヶ月〜3ヶ月間のインターン期間中には、アプリ内の機能開発や改善業務に関わることもできます。

メルカリの新卒採用人数

メルカリでは、累計200名以上の学生が新卒入社しています。

採用職種の多くは、エンジニアやプロダクトマネージャー（PM）で構成されており、2018年・2019年度には、50名〜60名の採用実績がありました（PM職）。

2023年度には、データアナリスト職、2024年度からは法務等のコーポレート形職種や、セキュリティ職種も新しく募集を開始しており、新卒採用への強化が見えてきます。

新卒入社のほとんどが、インターン経由で正社員入社しているため、メルカリの新卒入社を狙っている人は、インターン経由から入ることをおすすめします。

メルカリの採用倍率

メルカリの採用倍率について、公表されている情報はありませんでした。

新卒採用では、インターン採用・職種別採用・通年採用・海外採用の4つの採用手法を導入しており、採用経由によっても倍率は変わってきます。

職種ごとの募集条件には『データ分析実務経験・プロダクト開発経験・統計学の基礎理解・データマネジメント経験・機械学習の知識』なども求められてきます。

『即戦力採用』を掲げている企業でもあるため、採用倍率は20〜30倍になると予想しても良いでしょう。

メルカリの採用大学ランキング

メルカリは、新卒採用・インターン採用を積極的の行なっており、国籍や学歴（学年、学部、学科）問わず、通年採用を行なっています。学歴フィルターの心配もなく、東大一橋、早慶、GMARCH、関関同立はもちろん、旧帝大、地方国立大学、海外大学など、幅広い大学から応募が集まっています。

採用大学ランキング

メルカリでは「採用大学ランキング」を公表していません。

前述の通り、メルカリでは『即戦力採用』を軸として新卒採用活動を行なっており、学歴不問でインターンシップから応募参加ができます。自分の持つスキルや経験が、会社にどのように貢献できるのかが重要になってきます。

採用大学一覧

京都大学、東京大学、慶応義塾大学、名古屋大学、上智大学、成蹊大学、早稲田大学、University of California, Santa Barbara、Minerva Schools at KGI

引用：外資就活

メルカリの学歴フィルター

メルカリには学歴フィルターはありません。

メルカリは新卒採用の応募資格を設けていないだけでなく、新卒採用と中途採用の垣根なく実力のある人を採用しています。

そのため一般的な就活とは異なり、将来できることよりも今できることを説明することが重要です。

メルカリの選考フロー｜応募から内定までの流れ

メルカリの新卒採用における選考フローは下記の通りです。

• ①エントリー
• ②1次選考（書類選考）
• ③2次選考（技術課題　※一部職種のみ）
• ④3次選考（個人面接）
• ⑤最終選考（個人面接）

それぞれ解説します。

メルカリの選考フロー①
エントリー

メルカリは通年採用を実施しています。そのため自分のエントリーしたい時期に応募できます。

メルカリの新卒採用職種は多岐にわたります。職種としては主にエンジニアやマーケティングが募集されています。

メルカリは事前のインターンシップの参加が必須です。一部必須ではないポジションもありますが、自分がどのようにメルカリに貢献していけるのかを考えるためにも、参加することをお勧めします。

メルカリの選考フロー②
1次選考（書類選考）

メルカリは、エントリーシートの提出が必要です。

実際に、過去の選考では下記のような質問がありました。

メルカリのエントリーシートでは、募集職種によって異なる質問がされます。プロデューサー職では、「分析と解釈の力」や「課題発見力」などが見れらているため、その能力を持ち合わせていることをアピールすることで選考の通過率を上げることができます。

また、メルカリは書類選考について以下のように述べています。

書類選考

提出書類の内容については、特に必須項目などはありません。ただし、どのようなビジネス・プロジェクトに、どのような役割で関わり、どのくらいの成果・実績を出したのか、メルカリで成し遂げたい目標やビジョンなどが明記されていると、弊社との期待値が擦り合わされ、より理解が深められるのではないかと考えています。

引用元：mercari careers｜採用と選考

メルカリの選考フロー③
2次選考（技術課題※一部職種のみ）

メルカリでは、エンジニアなど一部の職種で技術課題を受ける必要があります。

技術課題

技術領域によっては、技術課題を受けていただいています。技術課題では、課題となる仕様を満たすコードを実装していただきます。実装していただいたコードは、入社後ともに働く想定のエンジニアが社内の評価基準に従って確認しています。

引用元：mercari engineering｜エンジニア選考プロセスの改善

技術課題では、応募者にエンジニアとしての能力があるのかを確認されます。事前に様々な問題を解くことで、自分の能力を最大限発揮することができます。

また、技術課題の前に「コーディングテスト」を受ける必要があります。これは基本的なコンピューターサイエンスに関する知識を確認するためのテストになります。

メルカリの選考フロー④
3次選考（個人面接）

3次選考では、他の企業と同様に一般的な質問がされます。

3次選考では、質問に対して適切に答えることが重要です。事前に自分の学生時代の取り組みや入社後の展望を考え、自分の言葉で説明できるようにすることで、面接官に好印象を与えることが出来ます。

メルカリの選考フロー⑤
最終選考（個人面接）

最終選考では、3次選考での自分の経歴や入社後にやりたいことをより掘り下げられます。

自分がこれまで取り組んできたことの動機や、今後の成し遂げたいことの背景を確認することが重要です。

応募者の経験やスキルを正しく理解することを目標に行われており、これらの質問に対して適切に答えるためにも、具体的に自分がどのように行動をしてきたのかを言語化しておきましょう。

メルカリの選考に受かるためのポイント

続いては、メルカリの内定を掴むために必要な５つのポイントを解説します。

• ①志望動機を明確にする
• ②学生時代の経験に力を入れる
• ③OB・OG訪問を積極的に行う
• ④WEBテスト・SPI対策をする
• ⑤就活のプロに頼る

メルカリに受かる人の特徴を理解していきましょう。

メルカリの内定を貰う方法①
志望動機（なぜメルカリなのか）を明確にする

メルカリの内定を掴むためにも、志望動機（なぜメルカリなのか）を明確にしましょう。

志望動機は、入社意欲や業務への熱量、入社後に活躍できるポテンシャルがあることをアピールするためのものです。企業や業界に対しての魅力や、自分が働くことで実現したいことを、自身の経験を絡めながらアピールする必要があります。

面接官の納得度が高まる志望動機を作るためにも、下記のポイントを押さえておきましょう。

• メルカリに入社したい理由が明確になっている
• 志望動機に見合った企業研究や業界研究ができている
• 経営理念・企業文化・カルチャーの共感をしている
• 会社に必要な経験やスキルを持っている
• 入社後に実現したいことが明確になっている

志望動機を作る際、どの企業でも通用する志望理由は相応しくありません。また、やりたいことが非現実的であったり、給与や福利厚生が最優先になっている志望動機も避けておきましょう。

会社は学校ではないため、「学びたい・成長させてほしい」といった受け身のスタンスではなく、「自身の経験をもとに会社に貢献したい、事業を大きくしたい」といった積極的な姿勢で志望動機を伝えることをおすすめします。

メルカリの内定を貰う方法②
学生時代の経験（ガクチカ）を作り込む

就職難易度の高い「難関企業」の内定をもらうためには、周りの学生と差別化できる経験値も必要です。

書類選考や面接選考では「学生時代に力を入れたこと（ガクチカ）」を中心に、あなたの過去の経験について深く質問があります。採用難易度が高いぶん、ありきたりな経験ではなく、あなたが熱量を注いで努力した経験を伝えることが大切です。

メルカリの内定者には、下記のような「キラリと光る経験」を持っている就活生がたくさんいます。

• 長期インターン経験
• 学生団体の立ち上げ経験
• 起業・個人事業立ち上げ経験
• ビジネスコンテスト参加経験
• 異文化交流・留学経験
• 部活動の大会出場経験
• 理系学生・大学院生の研究

いまからできる最もおすすめな経験は、社員同様の実務を行う『長期インターン』です。長期インターンを通して、実務経験やスキル、実績をアピールすることができますし、企業で働く具体的なイメージを持つことにも繋がるでしょう。

実際に営業の仕事を経験して、営業が向いているとわかれば、志望動機や自己PRに組み込むこともできますし、志望理由に説得力が増します。

就職活動前に長期インターンを始める学生も多いため、「アピールできるポイントがない…」「学生時代の経験を差別化したい」と考えている方は、長期インターンを始めることをおすすめします。

メルカリの内定を貰う方法③
OB・OG訪問を積極的に行う

OB・OG訪問は、普段なかなか話を聞くことのできない先輩社員に質問ができる貴重な機会です。

企業のリアルな部分を具体的に知ったうえで、選考に参加できるため、志望動機の裏付けになるのはもちろん、入社後のミスマッチを未然に防ぐこともできます。

OB・OG訪問で得た情報を面接やESに盛り込めば、それだけで「自社についてよく調べられている」と良い印象を与えることが出来ますし、志望度の高さをアピールすることにも繋がります。

また、先輩社員が直接人事に推薦をしてくれたり、社員からの評価が選考に影響することも少なくありません。OB・OG訪問がきっかけで、特別選考ルートに進める可能性もあるため、積極的に活用していきましょう。

メルカリの内定を貰う方法④
WEBテスト・SPI対策をする

WebテストやSPIが選考内容に含まれる場合は、過去問や問題集を使って練習をしておきましょう。

Webテストは、応募者の能力や性格を見極めるためのオンラインテストで、言語や計数といった能力検査と、社会適合性やストレス耐性を測定する性格検査があります。

Webテストの評価を最も重視するという企業はほとんどありませんが、WebテストやSPIで落ちてしまうのは非常に勿体ありません。Webテストの特徴や出題内容を把握して、効率的に勉強を始めましょう。

Webテストの合格ラインは企業によって異なりますが、大手企業・難関企業になればなるほど、ボーダーラインはあがります。Webテスト・SPI対策は、時間をかければ練習できるため、問題集や機能付きアプリを使って対策しましょう。

メルカリの内定を貰う方法⑤
就活のプロを頼る（ES添削・面接対策）

メルカリの選考対策に少しでも悩んだら、就活のプロを頼ることをおすすめします。

選考に落ちてしまう最も大きな原因は、自分ひとりで考えてしまうことです。就活の相談先には、友達や先輩、大学の就職課（キャリアセンター）などがありますが、個人的におすすめなのは、外部の就職支援サービス（就活エージェント）です。

学校の友達や先輩に相談することも多いですが、就活のプロではありませんし、適切なフィードバックを貰えていない場合もあります。また志望業界や職種が少しでも異なると、エントリーシートや面接で違う視点のアピールが必要になるなど、業界ごとに求められる内容も少しずつ変わります。

就活エージェントは、毎年多くの就活生をサポートしている実績がありますし、完全無料で利用できます。企業の内部情報（働き方や雰囲気、選考対策）を把握しているため、最短距離で内定に近づけるサポートを受けられます。

就活エージェントは、時期問わずいつでも相談できるので、就活の相談先がない方はプロに頼ることから始めましょう。本当におすすめです！（就活エージェントおすすめ人気ランキングはこちら）

メルカリに関する就活生のよくある質問

最後に、メルカリの就活に関するよくある質問に答えていきます。

• 質問①：初任給・平均年収はいくらですか？
• 質問②：福利厚生は充実していますか？
• 質問③：早期選考・早期内定はありますか？
• 質問④：学歴は関係ありますか？

それぞれ解説します。

①メルカリの初任給・平均年収はいくらですか？

メルカリの平均年収は968万円と他の企業と比べても非常に高いです。

メルカリは年俸制を導入しており、本人の持つ能力に合わせて初任給が大きく変わります。自分の実力次第で新卒であっても高い給料を得るチャンスがあるので、実力に見合った報酬を貰いたい人にはおすすめの企業です。

以下の表はダイヤモンドオンラインが発表した「年収が高い会社ランキング2023」から抜粋したものになります。

メルカリは他のメガベンチャー企業と比較しても高い平均年収であり、創業年も最近でありながら高順位であることから、その急成長ぶりがわかります。会社と共に成長していきたいと考える学生にとっては非常に魅力的な会社です。

②メルカリの福利厚生は充実していますか？

メルカリの福利厚生は充実しています。

• フレックスタイム制
• Sick Leave（シックリーブ）
• リラックス休暇
• ドリンク無料
• インセンティブ制度
• 持株会制度および奨励金
• 産休・育休・介護休業の支援
• 育児・介護休暇の取得
• 妊活サポート
• 卵子凍結費用の援助
• 病児保育費の支援
• 0歳児保育費用の補助
• 認可外保育円の補助　など

メルカリの福利厚生は多様で独自のサポートを展開しており、従業員が最大限価値を生み出せるような環境づくりを心掛けています。

実際に「Sick Leave」という制度では、本人またはその家族が病気やケガをした場合、有給休暇とは別の休暇を年10日間付与しており、従業員の社内エンゲージメントを向上させる取り組みが行われています。

また仕事と両立することが難しい子育てに関しても、支援が充実していることが特徴です。

③メルカリには早期選考・早期内定はありますか？

メルカリでは通年採用を行っているため、早期選考・早期内定はありません。

実際に応募する際は、インターンに事前に参加することをお勧めします。メルカリでは募集職種よってインターンを必須としている場合があるため、応募する前に参加しておきましょう。

④メルカリの選考に学歴は関係ありますか？

メルカリに学歴は関係していません。

メルカリは即戦力な人材を求めているため、学歴に関係なく本人の実力を見て合否を判断しています。

自分の能力が会社にどのように貢献できるのかを、自身の経験を踏まえて説明することで選考通過に十分繋がります。

メルカリの新卒難易度まとめ

本記事では、メルカリの就職難易度について、採用大学や倍率、学歴フィルターの観点から解説してきました。

要点をまとめます。

• メルカリの就職難易度は高い
• 新卒採用人数は30~40人程度、採用倍率は100倍以上
• 採用大学による学歴フィルターはない

メルカリの選考に通過するためにも、自己分析や企業研究、ES添削や面接練習など、選考対策にしっかりと時間をかけましょう。会社の雰囲気や働き方を詳しく知るためにも、OBOG訪問や、インターンシップに参加することもおすすめです。

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