学生生活や就職活動の中でよく耳にする『長期インターンシップ』。なんとなく意味を知っていても、具体的に何をするのか、なぜ注目されているのか、いつから始めれば良いのか、気になっている方は多いと思います。
また業界や職種、大手やベンチャー企業など、長期インターン先にも種類があり、どの企業に応募すれば良いか迷う人も少なくないでしょう。
今回は、大学生におすすめの長期インターンについて、特徴や参加率、参加時期、長期インターン先の見つけ方をご紹介します。
この記事を読めば、長期インターンに関するあらゆることを理解できますよ。
大学1年生から始められる!
長期インターンサイトRenew(リニュー)
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大手企業や急成長ベンチャー企業、スタートアップ企業など、魅力的な企業が長期インターンを募集中!学生時代に企業で働く経験をしてみよう!
「長期インターンの探し方が分からない…」という方は、こちらの記事(長期インターンの探し方おすすめ7選)もおすすめです!
長期インターンとは
長期インターンとは、3ヶ月以上の中長期で行われる職業体験・就業体験の場です。
社会に出る前の学生が実際の業務を通じて、業界や職業、働くことの理解を深めることを目的にしています。
短期インターンとは違い、実際の業務を体験できるため、業界や職種、企業を具体的に知れることはもちろん、学生時代頑張ったことや自己PRとして語れます。
時給が発生する有給インターンが多いため、お金を貰いながら仕事経験が積めるのも利点です。大学1.2年生はシフト調整が難しいかもしれませんが、勤務時間は会社と相談できるため、学業やアルバイトと両立することもできます。
長期インターンと短期インターンの違い
短期インターンは、1日〜1週間前後で行われる職業体験・就業体験の場です。
1日開催の1dayインターンや、サマーインターン、ウィンターインターンが短期に該当します。就職活動前の学生が対象で、会社説明会や社員交流会、グループワークを通じて仕事理解を深めます。
短期インターンでは報酬を支給していない企業が多く、実際の業務を体験するような機会も少ないです。業界理解や職種理解を深めるためには有効ですが、仕事に直結するスキルを伸ばすには不向きです。
長期インターンと短期インターンの比較表
短期インターン | 長期インターン | |
期間 | 1日〜数週間 | 1ヶ月以上 |
給料 | 無給 | 有給 |
内容 | 企業説明会 グループワーク 座談会など | 実務体験 |
インターンシップは就活の始まる大学3年生が参加するものと思われがちですが、最近は大学1年生・大学2年生向けのインターンシップも多くあります。
また、大企業だけではなく、ベンチャー企業やスタートアップ企業など様々な企業がインターンシップを募集しています。
長期インターンとアルバイトの違い
働いた時間に応じて給料を受け取るという点において、アルバイトと長期インターンはどう違うのか?と思うひとも多いでしょう。形式的には同じですが、目的と仕事内容に大きな違いがあります。
アルバイトの場合、多くの人が給料のために働くことに対して、長期インターンの場合、将来に繋がるスキルを付ける・実務経験を積むことが最大の目的であり、給料は二の次です。
また、仕事内容については実際の社会人と同じ仕事を経験できるのが長期インターンの特徴です。例えば営業職であれば、自社のサービスや商品を購入してもらうために、営業をかけたり、実際に商談先に出向くなど、アルバイトでは経験できない貴重な実務経験を積むことができます。
もちろん、責任感は長期インターンの方が大きくはなりますが、アルバイトと比較すると将来に活かせる経験となるのは長期インターンです。
アルバイトとの違いをもっと知りたい方はこちらの記事(インターンとアルバイトの違いを比較)もおすすめです。
長期インターンの3つの特徴
長期インターンの概要を理解したら、学生に注目されている3つの特徴をご紹介します。
- 参加時期は自由!大学1年生から始められる
- アルバイト同様、給料がもらえる
- 大手企業よりもベンチャー企業の募集が多い
それぞれ解説します。
参加時期は自由!いつからでも始められる
長期インターンは、募集時期・参加時期に決まりがありません。
企業が求める勤務時間(最低週2日など)を満たしていれば、大学1年生からでも参加できます。 学業の都合上、時間の作りやすい大学3年生、4年生の参加が多いですが、履修登録を工夫して長期インターンに参加する大学1.2年生もいます。
アルバイト同様、給料がもらえる
長期インターンは、アルバイト同様『時給』による報酬が用意されています。
時給額は企業や職種、勤務地により異なりますが、時給1,000円前後が多いです。 企業によっては、日給や月給、成果報酬を用意していたり、交通費や昼食代の支給、書籍代補助のような福利厚生が使えることもあります。
大手企業よりもベンチャー企業の募集が多い
長期インターンの募集は、大手企業よりもベンチャー企業で実施されていることが多いです。
実際に募集を見てみると、名前の知らない企業が多く、不安になる方もいます。 長期インターンは、会社名で選ぶのではなく、仕事の内容やできる経験、身につくスキルから比較検討していくと良いでしょう。
長期インターンに参加するメリット
長期インターンに参加するメリットは大きく3つあります。
- 業界・職種・企業を具体的に知れる
- 就職先の見極めができる
- 就職活動時にエピソードとして語れる
それぞれ解説します。
業界・職種・企業を具体的に知れる
1の経験は、10の知識よりも価値があります。
業界の知識は、本やニュースを読んでいても身につきません。実際に事業活動をする中で、顧客ニーズの把握、市場状況、事業の課題が見えてきます。
参加企業の知識はもちろん、取引先企業や、同級生、所属社員から沢山の情報を仕入れることができます。企業説明会や短期インターンでは中々手に入らない価値でしょう。
就職先の見極めができる
就職活動をする中で、企業説明会やOB.OG訪問、短期インターンの参加では、企業の実態(どんな仕事をしているのか、どんな人が働いているのか)は中々見えてきません。
企業説明会ではあんなにキラキラしていたのに、実際入社してみたら全然違った…。OB.OG訪問に選ばれる社員は偏っていた。など、入社後にミスマッチを感じるひとも多いです。
長期インターンは、企業の実態を中から知ることができるため、納得した状態でファーストキャリアを選択できます。そのため、入社後ミスマッチが少なく、伸び伸びと働くかたが多いです。
就職活動時にエピソードとして語れる
長期インターンの経験は、就職活動のエピソードとしても広く活用できます。実務経験の話は、社会人経験の長い人事担当者にも伝わりやすいです。
勤務期間が長ければ長いほど『自己PR』や『学生時代力を入れたこと』としても語れます。仕事には実績や成果が付いてくるため、定量的に語れるのもポイントです。
仕事をする中で起きた問題と乗り越え方、実際に働いてわかった自分の強み、弱みは、入社後イメージとしてダイレクトに伝わります。面接対策に使えるのは、就活生にとっても大きな武器になります。
長期インターンのメリットをもっと知りたい方はこちらの記事(長期インターンのメリット・デメリット)もおすすめです。
長期インターンの参加率
就職白書2020によると、3ヶ月以上の長期インターンシップに参加した学生の割合は全体の2.9%でした。参加実績を調べても、まだまだ長期インターンの普及率は低いです。
長期インターン募集は、都市圏(東京・大阪・名古屋)に集中しているため、地方学生が参加できる機会がありません。在宅勤務、リモートワークの普及に伴い、全国の大学生が参加できる仕事も増えてきましたが、まだまだ認知度は低い状況です。
しかしながら、就職活動前に実務経験を積むことは、学生にとっても、企業にとっても、社会にとっても素晴らしいことです。居住地周辺で長期インターン募集を見つけたら、検討してみてはいかがでしょうか。
長期インターン参加者の口コミ体験談
「長期インターンを始めてみたいけれど、私にも出来るかな…?」と迷う方に対して、学業と両立して長期インターンに挑戦する先輩たちをご紹介します。
長期インターンを始めた「きっかけ」や「会社の選び方」、仕事を通じて変わった「キャリアの価値観」など、気になる質問をしてみました・
原 蓮斗さん(広島修道大学)|株式会社TOMAP
原さんは、高校時代の挫折経験から起業を志し、大学1年生からWeb制作の勉強、受託業務を始める。株式会社TOMAP が運営する ZeroPlus Gate の受講をきっかけに、インターンシップに興味を持ち、大学3年生の8月から営業のインターン生として活躍中。
▼コメント
教育体制を含めて、業務経験がなくても挑戦できる環境ではあるので「自分を変えたい」と本気で思っている人には、長期インターンは良い選択肢だと思います。自分もそうだったんですが、甘える環境だと自分が成長できない。だからこそ厳しい環境の中で、成長したいと言う方には、経験の有無に限らず挑戦してみてほしいです。
【取材記事】「社会で価値のある人材へ」─起業を志す大学生が TOMAPのインターンに挑戦した理由とは
佐藤 碧夢さん(慶應義塾大学)
佐藤さんは、慶應義塾大学 総合政策学部 4年生。就職活動に際して、自分のやりたいことと両立できる企業を求めて株式会社ロマンシングイノベーションを知る。同社の内定をきっかけに、大学4年生の6月からインターン生として活躍中。
▼コメント
長期インターンの魅力は、短期インターンでは分からなかったことが見えることだと思います。仕事の幅も広いので実務と聞くとハードルが高く感じますが、実はリラックスしてできる仕事もあるので、アルバイトの感覚、週1回授業に出る感覚で参加ができます。
【取材記事】「想像以上の裁量権」─スタートアップの長期インターンに挑戦する2人の学生にインタビュー
長期インターン先の見つけ方
多くの求人から自分の目的にあわせた長期インターンシップ先を効率良く見つけるためには、長期インターンの募集サイトを利用するのがおすすめです。
長期インターン募集サイトを使えば、仕事内容や目的にあわせた求人を探せるだけでなく、勤務条件による絞り込みや、他社求人との比較もスムーズに進みます。
他にも、企業説明会に参加したり、大学の就職課(キャリアセンター)に問い合わせる方法もありますが、少々面倒です…。長期インターン先に先輩や友人がいる場合は、紹介してもらうのもひとつです。
長期インターン募集サイトの中には、無料の相談サポートサービスが用意されていることも多く、目的や条件、イメージを伝えるだけで、おすすめの求人を紹介してくれます。
オンライン面談や電話、メールやLINEチャットを通したサポートも受けられるため、長期インターンシップ探しに少しでも不安がある人は、サポート力の高い募集サイトを使ってみると良いでしょう。
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長期インターンの探し方おすすめ7選!選び方・決め方のポイント解説
長期インターンに参加するまでの流れ
最後に、長期インターンに参加するまでの流れを『長期インターンサイトRenew(リニュー)』を使って、解説していきます。
- 長期インターンを探す
- 気になる企業に応募する
- 書類選考・面接を受ける
- 内定・採用
①長期インターンを探す
まずは、長期インターンシップの募集サイトを使って、求人を探してみましょう。
興味のある職種や業種で絞り込むこともできますし、時給や勤務時間、仕事内容からお気に入り求人を見つけてみましょう。お気に入り登録機能を活用すると、効率よく長期インターンが探せます。
長期インターンを探すときは、一緒に働くひとも重要な比較検討ポイントです。どんな社員さんがいるのか、どんな学生がインターン生として働いているのかもチェックしておきましょう。
②気になる企業に応募する
興味のある求人が見つかったら、早速応募をしてみましょう。
長期インターンシップの内定率は10%以下と低いため、合格率をあげるためにも、複数企業の同時応募を推奨しています。
応募は指定のチャットサービスで、採用担当者とやり取りができるため、メール連絡の面倒さなどはありません。土日祝日は、企業からの返信が遅いこともあるため、応募から1週間は返信を待ってみましょう。
③書類選考・面接を受ける
応募後は、企業ごとに書類選考やカジュアル面談、面接が始まります。会社によっては、履歴書が必要になるケースもあるため、長期インターンの履歴書の書き方もマスターしておきましょう。
面接や選考では、長期インターンを始める目的や自己PR、志望動機などを質問されます。一般的なアルバイトと比較して、採用難易度が高いため、しっかりと準備していきましょう。
志望動機を深く理解したい人はこちらの記事(長期インターンの志望動機)、面接対策を進めたい人はこちらの記事(長期インターンの面接対策)もチェックしておきましょう。
④内定・採用
面接に合格したら内定・採用です。
勤務日程や時間は基本的にはシフト制になるため、採用担当者とすり合わせた上で、実際に働き始めましょう。時給や労働条件の最終確認をお忘れなく。
もしも複数企業の内定をもらってしまった場合は、内定辞退の連絡も早めにしておきましょう。こちらの記事(長期インターンの採用内定の辞退方法)がおすすめです。
長期インターンに関する疑問を解決
長期インターンの参加期間はどのくらい?
長期インターンの就業期間は企業によって異なりますが、一般的に「3ヶ月以上」を目安にする会社が多いです。
目安期間になるため、半年以上働く学生もいれば、1年以上働く学生もいます。アルバイトに期間が決められていないように、長期インターンにも明確な期間はありません。
実際に長期インターンを経験した感想をお話しすると、1年以上参加した方が、仕事をする中での学びは多くなります。実際にできる仕事の幅が増えるのはもちろん、社員さんとのコミュニケーションも上手になり、仕事の上達を感じられるようになります。
長く働けば働くほど、就職活動時の手助けをしてもらったり、早期内定や特別選考に乗る場合もあります。長期インターン先を探すときは『1年間働けるか』という視点で探してみると良いでしょう。
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長期インターンの期間はどのくらい?
長期インターンの勤務時間はどのくらいですか?
長期インターンの就業時間は企業によって異なりますが、一般的に「週2〜3日以上・1日3〜4時間」が目安になります。
学生なので、テスト期間中や夏合宿など、学業や部活動を優先したシフト調整をしてくれる企業が多いです。 時間帯としては、平日の営業時間内(9:00〜18:00)に調整する必要があります。「月曜日は午前中だけ、木曜日は夕方から」など、勤務時間は自由に決められることが多いです。
なかには土日に働くことが出来るインターンシップもあるので、平日は学業で忙しい方は土日に働ける勤務先を探してみましょう。
長期インターンを辞めたい時はどうすれば良いですか?
長期インターンは、辞めたいときに辞めれます。
退職を決めた時は、退職日の1ヶ月前には上司に相談しましょう。 業界や職種、仕事の理解を進めるためには、複数の長期インターンに参加することも大切です。前向きな退職理由であれば、上司も会社もきっと応援してくれますよ
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長期インターンの円満な辞め方|辞める理由や適切な伝え方【例文付き】
長期インターンの基礎知識まとめ
今回は、学生におすす目の長期インターンについて、特徴や注目理由、参加概要をまとめました。 要点をまとめると、
- 長期インターンは、3ヶ月以上の中長期で行われる職業体験・就業体験の場
- 給料以上に、業界や職業、働くことの理解を深める目的で参加する
- 大学1.2年生から自由な勤務時間で参加できる
この記事を読んで、長期インターンに参加してみたいと思ったひとは、長期インターンの募集サイトを、デメリットも知りたいと感じたひとは、長期インターンのデメリットについてもご覧ください。
Renew Magazine では、長期インターンの探し方や、長期インターンのおすすめ職種についてもご紹介しています。
優良有給インターンに厳選!
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【基礎知識】
【応募/選考】
【よくある質問】
- 長期インターンはきつい?
- 長期インターンは意味ない?
- 長期インターンは後悔する?
- 長期インターンはいつから?
- 長期インターンの期間はどのくらい?
- 長期インターンは3年秋から遅い?
- 長期インターンは何社応募するべき?
- 長期インターンの断り方・内定辞退
- 長期インターンの辞め方
- 休学して長期インターンは実際どう?
【インターンの疑問集】
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