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「長期インターン」とは、社員同様の実務を行う中長期間のプログラムであり、労働に応じて給料が発生する有給型のインターンシップを指しています。
社会に出る前の学生が実際の業務を通じて、業界や職業、働くことの理解を深めることを目的にしており、短期インターンに比べて仕事適性を見極められるのが特徴です。
参加できる企業には、業界や職種、企業規模など様々な種類があり、どうやって参加すれば良いのか、悩みや不安があるひとも多いと思います。
本記事では、長期インターンの必要性や参加するメリット、具体的な参加方法などをまとめました。これから長期インターンに参加してみたい方は、ぜひ参考にしてください。
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長期インターンとは
「長期インターン」とは、社員同様の実務を行う中長期間のプログラムであり、労働に応じて給料が発生する有給型のインターンシップを指しています。
長期インターンの起源は、アメリカ合衆国から始まったと言われており、アメリカの学生は就職前にインターンに参加することが当たり前となっています。長期インターンを通して、キャリアの価値観を育むことができるため、キャリア教育の一環としても有効だと考えられています。
「短期インターン」とは違い、実際の業務を体験できるため、業界や職種、企業理解を深められるのはもちろん、就職活動では「学生時代に頑張ったこと」としても語れます。
基礎知識①
長期インターンの期間はどのくらい?
長期インターンの実施期間は企業によって異なりますが、一般的に「3ヶ月以上」を目安にする会社が多いです。
目安期間になるため、半年以上働く学生もいれば、1年以上働く学生もいます。アルバイトに期間が決められていないように、長期インターンにも明確な期間はありません。
実際に長期インターンを経験した感想をお話しすると、1年以上参加した方が、仕事をする中での学びは多くなります。実際にできる仕事の幅が増えるのはもちろん、社員さんとのコミュニケーションも上手になり、仕事の上達を感じられるようになります。
長く働けば働くほど、就職活動時の手助けをしてもらったり、早期内定や特別選考に乗る場合もあります。長期インターン先を探すときは『1年間働けるか』という視点で探してみると良いでしょう。
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長期インターンの期間はどのくらい?週何日・週何時間働くの?
基礎知識②
長期インターンはいつから始めれば良いの?
長期インターンの参加時期に明確な決まりはなく、夏季休暇や冬季休暇を利用して参加する学生もいれば、大学の授業後やスキマ時間を使って参加をする学生もいます。
授業の都合上、時間の作りやすい大学3年生、4年生の参加が多いですが、履修登録を工夫して長期インターンに参加する大学1年生、2年生もいます。
就活直前の大学3年生から始めるよりも、学生生活に慣れてきた大学1年生や大学2年生から始める方が、遥かに仕事や業界、職種の理解ができるため、長期インターンには早めの参加をおすすめしています。
『長期インターン始めた方が良いのかな?』と悩み始めた方は、まずはどんな仕事があるのか、どんな会社があるのか、興味のままに探してみましょう。
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長期インターンはいつから?始める時期を解説
基礎知識③
長期インターンの働き方は?
長期インターンの就業条件は企業によって異なりますが、一般的に「週2〜3日以上・1日3〜4時間」が目安になります。
学生なので、テスト期間中や夏合宿など、学業や部活動を優先したシフト調整をしてくれる企業が多いです。 時間帯としては、平日の営業時間内(9:00〜18:00)に調整する必要があります。「月曜日は午前中だけ、木曜日は夕方から」など、勤務時間は自由に決められることが多いです。
なかには土日に働くことが出来るインターンシップもあるので、平日は学業で忙しい方は土日に働ける勤務先を探してみましょう。
基礎知識④
長期インターンと短期インターンの違いは?
長期インターンと短期インターンの違いは、実際の仕事を長く経験できるかどうかです。
「短期インターン」には、1日開催の1dayインターンや、サマーインターン、ウィンターインターンが含まれており、就職活動前の学生が対象で、会社説明会や社員交流会、グループワークを通じて仕事理解を深めます。
短期インターンでは報酬を支給していない企業が多く、実際の業務を体験するような機会も少ないです。業界理解や職種理解を深めるためには有効ですが、仕事に直結するスキルを伸ばすには不向きです。
長期インターンは、大学1年生・大学2年生から参加ができるほか、実務を通じて仕事を理解できるため、早期からキャリアについて考えるきっかけを持つことができます。
基礎知識⑤
長期インターンとアルバイトの違いは?
長期インターンとアルバイトの違いは、参加目的や仕事内容、責任の大きさにあります。
アルバイトの場合、多くの人が給料のために働くことに対して、長期インターンの場合、将来に繋がるスキルを付ける・実務経験を積むことが最大の目的であり、給料は二の次です。
また、仕事内容については実際の社会人と同じ仕事を経験できるのが長期インターンの特徴です。例えば営業職であれば、自社のサービスや商品を購入してもらうために、営業をかけたり、実際に商談先に出向くなど、アルバイトでは経験できない貴重な実務経験を積むことができます。
もちろん、責任感は長期インターンの方が大きくはなりますが、アルバイトと比較すると将来に活かせる経験となるのは長期インターンです。
▼詳しく知りたい
長期インターンとアルバイトの違いは何?
長期インターンの仕事内容
長期インターンの実施内容(プログラム)のイメージを持つためにも、実際の募集情報を見てみましょう。
IT業界の営業インターンシップ / 上場企業 / 未経験OK
対象:大学1〜4年生
給与:時給1,080円
日数:週3日
社員のサポートや同席のもと実践を通して、営業について学んでいきます。長期的に来社して就業いただくことで、実際に働く現場社員のスキルを体験、習得することができます。(詳しく見る)
WEB開発のエンジニアインターン / 内定直結 / ベンチャー
対象:大学1〜4年生
給与:時給1,200円
日数:週3日
PHP/Laravelを用いたバックエンド開発を行う長期インターン。言語やフレームワークだけでなく、開発で使用するツールや開発効率を上げる方法など実戦で使う知識もレクチャーします。(詳しく見る)
Instagram運用のマーケティングインターン / 土曜勤務可
対象:大学1〜4年生
給与:時給1,100円
日数:週3日
住宅系のクライアント企業様のSNS運用・SNSマーケティングの支援を行う事業部にて、Instagramを活用したディレクション業務のお仕事に関わっていただきます。(詳しく見る)
長期インターンは、大学1年生〜大学4年生(大学院生含む)を対象にしていることが多く、職種も営業やマーケティング、エンジニア、デザイナーなどさまざまです。
首都圏以外にも、フルリモート勤務OKの長期インターンもあるため、まずは募集内容をチェックしてみましょう!
長期インターンのメリット
長期インターンに参加するメリットは7つあります。
- 業界・職種・企業を具体的に知れる
- 得意な仕事・苦手な仕事を理解できる
- ビジネス基礎力が身につく
- 実務経験・スキルが身につく
- 社会人とのつながりができる
- アルバイト同様、給料がもらえる
- 就職活動が有利になる
長期インターンに参加することで、ネット情報やOB.OG訪問よりも、業界や企業のことを理解できます。
実際に仕事をすることで、自分の得意な仕事や苦手な仕事が見えてきますし、長期インターンを通して、ビジネス基礎力や、専門性のある実務経験値を積むこともできます。
仕事経験のない学生でも、数ヶ月働くだけで見違えるほど『会社とは何か、仕事とは何か』を話せるようになりますし、勤務期間が長ければ長いほど、『自己PR』や『学生時代に力を入れたこと』としても語れます。仕事には実績や成果が付いてくるため、実務経験の話は、社会人経験の長い人事担当者にも伝わりやすいでしょう。
長期インターンの経験は、仕事選びの軸が明確になりますし、早期内定・選考優遇に繋がる魅力ある経験です。仕事をする中で起きた問題と乗り越え方、実際に働いてわかった自分の強み、弱みは、入社後イメージとしてダイレクトに伝わります。長期インターンの経験は、就職活動を有利に進めることにもつながりますよ!
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長期インターンのメリット・デメリット
長期インターンのデメリット
一方で、長期インターンにはデメリットもあります。
- 大手企業の求人が少ない
- 首都圏以外の企業が少ない
- 勤務可能時間が限られる
- 学業や部活サークル、アルバイトの両立が難しい
- 成果と責任を求められる
長期インターンは、ベンチャー企業での実施率が高く、大手企業の求人はほとんどありません。そのため大手企業の実務経験を積みたい人は、必然的に参加の難易度が高くなります。
また首都圏の企業に募集が集中しており、関西圏や東海圏、地方学生の参加率が低い傾向にもあります。最近はリモート求人も増えてきましたが、倍率が高いこともあり、地方格差が生まれている問題もあります。
長期インターンは最低限の稼働時間(週15時間以上)も求められるため、学業との両立観点でも注意が必要です。長期インターンの採用難易度は比較的高くなっているため、目的意識を持った状態で、選考に臨みましょう。
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長期インターンのメリット・デメリット
長期インターンのおすすめの探し方
長期インターンを探す方法は大きく8つあります!
- 長期インターン募集サイトから探す
- SNSで長期インターン募集を探す
- 逆求人サイトを使ってスカウトを待つ
- インターン説明会や採用イベントに参加する
- 企業ホームページから直接連絡する
- 大学の就職課(キャリアセンター)に問い合わせる
- 友人や知人に紹介してもらう
- 長期インターンの個別面談で相談する
多くの求人から自分の目的にあわせた長期インターンシップ先を効率良く見つけるためには、長期インターンの募集サイトを利用するのがおすすめです。
長期インターン募集サイトを使えば、仕事内容や目的にあわせた求人を探せるだけでなく、勤務条件による絞り込みや、他社求人との比較もスムーズに進みます。
他にも、企業説明会に参加したり、大学の就職課(キャリアセンター)に問い合わせる方法もありますが、少々面倒です…。長期インターン先に先輩や友人がいる場合は、紹介してもらうのもひとつです。
長期インターン探しに少しでも不安がある人は、無料の相談サポートサービス を使うのもおすすめです。参加目的や希望条件、イメージを伝えるだけで、おすすめの求人を紹介してくれます。
オンライン面談や電話、メールやLINEチャットを通したサポートも受けられるため、長期インターンシップ探しに少しでも不安がある人は、サポート力の高い募集サイトを使ってみると良いですよ!
▼詳しく知りたい
長期インターンの探し方8選!選び方・決め方のポイント解説
長期インターンの選考と参加までの流れ
最後に、長期インターンに参加するまでの流れを『長期インターンサイトRenew(リニュー)』を使って解説していきます。
- 長期インターンを探す
- 気になる企業に応募する
- 書類選考・面接を受ける
- 内定・採用
①長期インターンを探す
まずは、長期インターンシップの募集サイトを使って、求人を探してみましょう。
興味のある職種や業種で絞り込むこともできますし、時給や勤務時間、仕事内容からお気に入り求人を見つけてみましょう。お気に入り登録機能を活用すると、効率よく長期インターンが探せます。
長期インターンを探すときは、一緒に働くひとも重要な比較検討ポイントです。どんな社員さんがいるのか、どんな学生がインターン生として働いているのかもチェックしておきましょう。
②気になる企業に応募する
興味のある求人が見つかったら、早速応募をしてみましょう。
長期インターンシップの内定率は10%以下と低いため、合格率をあげるためにも、複数企業の同時応募を推奨しています。
応募は指定のチャットサービスで、採用担当者とやり取りができるため、メール連絡の面倒さなどはありません。土日祝日は、企業からの返信が遅いこともあるため、応募から1週間は返信を待ってみましょう。
③書類選考・面接を受ける
応募後は、企業ごとに書類選考やカジュアル面談、面接が始まります。会社によっては、履歴書が必要になるケースもあるため、長期インターンの履歴書の書き方もマスターしておきましょう。
面接や選考では、長期インターンを始める目的や自己PR、志望動機などを質問されます。一般的なアルバイトと比較して、採用難易度が高いため、しっかりと準備していきましょう。
志望動機を深く理解したい人はこちらの記事(長期インターンの志望動機)、面接対策を進めたい人はこちらの記事(長期インターンの面接対策)もチェックしておきましょう。
④内定・採用
面接に合格したら内定・採用です。
勤務日程や時間は基本的にはシフト制になるため、採用担当者とすり合わせた上で、実際に働き始めましょう。時給や労働条件の最終確認をお忘れなく。
もしも複数企業の内定をもらってしまった場合は、内定辞退の連絡も早めにしておきましょう。こちらの記事(長期インターンの採用内定の辞退方法)がおすすめです。
長期インターンの体験談
「長期インターンを始めてみたいけれど、私にも出来るかな…?」と迷う方に対して、学業と両立して長期インターンに挑戦する先輩たちをご紹介します。
長期インターンを始めた「きっかけ」や「会社の選び方」、仕事を通じて変わった「キャリアの価値観」など、気になる質問をしてみました。
原 蓮斗さん(広島修道大学)|株式会社TOMAP
原さんは、高校時代の挫折経験から起業を志し、大学1年生からWeb制作の勉強、受託業務を始める。株式会社TOMAP が運営する ZeroPlus Gate の受講をきっかけに、インターンシップに興味を持ち、大学3年生の8月から営業のインターン生として活躍中。
▼コメント
教育体制を含めて、業務経験がなくても挑戦できる環境ではあるので「自分を変えたい」と本気で思っている人には、長期インターンは良い選択肢だと思います。自分もそうだったんですが、甘える環境だと自分が成長できない。だからこそ厳しい環境の中で、成長したいと言う方には、経験の有無に限らず挑戦してみてほしいです。
【取材記事】「社会で価値のある人材へ」─起業を志す大学生が TOMAPのインターンに挑戦した理由とは
石橋 汐陽さん(中央大学)|株式会社ZERO TALENT
石橋さんは、中央大学 商学部 経済学科 2年生。大学1年生の頃から、学生団体の創設メンバーとして企画・運営を行なったり、企業に事業提案を行うビジネスプロジェクトに参加。学生団体のイベントがきっかけで株式会社ZERO TALENTに出会い、営業職の長期インターン生として活躍中。
▼コメント
僕は大学1年生からインターンを始めており、授業やサークル、土日はアルバイトもしています。普通のひとだと信じられないスケジュールで動いていると思うんですが、それでもインターンシップを辞めようとは全く思わないです。どれだけ忙しかったとしても、学べていることの方がどう考えても多いので、将来の夢がある人は、学年問わずインターンシップに挑戦してみて欲しいです。
【取材記事】「歴代最高の営業成績」 ─大学1年生から長期インターンに挑戦する学生にインタビュー
長期インターンに関する疑問を解決
最後に長期インターンに関するよくある質問をまとめました。
それぞれ解説します。
長期インターンの参加率はどのくらい?
就職白書2020によると、3ヶ月以上の長期インターンシップに参加した学生の割合は全体の2.9%でした。参加実績を調べても、まだまだ長期インターンの普及率は低いです。
長期インターン募集は、都市圏(東京・大阪・名古屋)に集中しているため、地方学生が参加できる機会がありません。在宅勤務、リモートワークの普及に伴い、全国の大学生が参加できる仕事も増えてきましたが、まだまだ認知度は低い状況です。
しかしながら、就職活動前に実務経験を積むことは、学生にとっても、企業にとっても、社会にとっても素晴らしいことです。居住地周辺で長期インターン募集を見つけたら、検討してみてはいかがでしょうか。
長期インターンを辞めたい時はどうすれば良いですか?
長期インターンは、辞めたいときに辞めれます。
退職を決めた時は、退職日の1ヶ月前には上司に相談しましょう。 業界や職種、仕事の理解を進めるためには、複数の長期インターンに参加することも大切です。前向きな退職理由であれば、上司も会社もきっと応援してくれますよ
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長期インターンの円満な辞め方|辞める理由や適切な伝え方【例文付き】
長期インターンを企業が行う目的は何ですか?
長期インターンを企業が導入する目的は大きく2つあります。
- 戦力としての採用
- 新卒採用に繋げること
多くの企業が、事業運営のために戦力として長期インターンを採用しており、将来的に新卒採用に繋げることも視野に入れています。そのためスタートアップやベンチャー企業の募集が多く、裁量権を持って働くことができるのが特徴です。
▼あわせて読みたい
【企業目線】長期インターン採用の導入メリット
まとめ
本記事では、長期インターンの必要性や参加するメリット、具体的な参加方法などをまとめました。
要点をまとめます。
- 長期インターンは、3ヶ月以上の中長期で行われる職業体験・就業体験の場
- 給料以上に、業界や職業、働くことの理解を深める目的で参加する
- 大学1.2年生から自由な勤務時間で参加できる
この記事を読んで、長期インターンに参加してみたいと思ったひとは、長期インターンの募集サイトを、デメリットも知りたいと感じたひとは、長期インターンのデメリットについてもご覧ください。
Renew Magazine では、長期インターンの探し方や、長期インターンのおすすめ職種についてもご紹介しています。
社会人アドバイザーが対応!
長期インターン無料相談サポート
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- 長期インターンの始め方が分からない…
- 自分に合う会社ってどうやって探せばいいの?
- 書類選考や面接対策のポイントが知りたい…
社会人アドバイザーとの個別面談を通して、長期インターンの説明や探し方を丁寧にアドバイス。長期インターンに少しでも興味がある方は、お気軽にご相談ください!
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