近年、インターンに参加する学生が非常に増えてきました。「就職白書2022」によると、約6~7割の学生がインターンに参加していることが分かっています。
また、インターンの中でも長期インターン(ここでは1か月以上のインターンを指す)はインターン参加者のうち約6.5%(2022年卒の学生の場合)と言われています。
つまり、長期インターンシップに限っては、就活生全体の3~4%しか参加をしていないことが分かります。
参加率が低い長期インターンの経験は、希少価値の高い経験であることから就職活動においても有利になる経験となるでしょう。また、長期インターンを通じて得られる経験やスキルは、ガクチカ(=学生時代に力を入れたこと)となること間違いなしです。
本記事では、長期インターンがガクチカになる理由の解説から、実際の就職活動の面接において使えるガクチカの伝え方から例文までご紹介します!
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ガクチカは就活鉄板の質問
「学生時代に力を入れたことは何ですか?」という質問は、就職活動の面接において、鉄板の定番質問です。私の経験上、90%以上の確率で聞かれる質問です。
学生時代に力を入れたことは、本気で取り組んだと自信を持って言えることであれば、なんだって構いません。
- アルバイト
- 部活動やサークル活動
- ゼミや研究
- 留学
- インターンシップ
- 学業
- 趣味
そもそもなぜ、企業は「学生時代に力を入れたこと」を知りたいと思うのでしょうか。
学生時代に力を入れたことを聞かれる理由は大きく3つあります。
- どんなことに熱心に打ち込むか(=どのような仕事に興味を持ち、熱心に取り組むか)
- 目標に対する努力の過程を知りたい(=課題の解決方法を知りたい)
- なぜ力を入れて頑張れたのかを知りたい(=熱量やモチベーションの原動力は何か)
このような背景から質問を行い、あなたの人柄や入社後に活躍するイメージをしています。最終的には、自社にマッチする人材なのかを見極める大きなポイントの1つとなります。
長期インターンはガクチカの財産になる
長期インターンの経験はガクチカとして語ることができる貴重な経験です。長期インターンに参加すること自体が、他の就活生との差別化にも繋がります。
ただし、参加することだけが大切であるわけではありません。長期インターンにどのような目的で参加をし、実務経験を通じて何を学び、成長することができたか。
また、仕事の場では失敗や壁にぶつかることがたくさんあります。その中であなたがどのような工夫・改善を行い、壁を乗り越えたか、最終的にはどのような成果に繋げることができたのか。
ここまで自信を持って語ることができれば、長期インターンを通じて得た経験は、就職活動においても大きな財産となり、就職活動を有利に進めることに繋がるでしょう。
長期インターンの経験がガクチカになる3つの理由
ここからは、なぜ『長期インターンの経験がガクチカとなるのか』という理由を3つ、具体的に説明します。
①実際に働いた経験を伝えることができる
まず1つ目は、「実際に企業で働いた経験を伝えることができる」ことです。
就職活動の面接において、どれだけ人柄や性格を見極めることができても、実際に入社後にどのように活躍ができるかをイメージすることは難しいです。一方で、長期インターンの経験がある就活生は、実際のビジネスの現場経験・実務経験があることによって、採用担当が入社後に働いている姿を想像しやすいという大きなメリットがあります。
実際の面接の場では、長期インターンで経験した仕事内容とその仕事を通じてどのような知識やスキルを身に付けることができたかなどを具体的に説明ができるようにすると良いでしょう。
様々な経験ができるだけではなく、業界や業種の理解を深めることもできるため、これから長期インターンに参加しようと思っている人は、ぜひ挑戦してみてください。
②ビジネススキルや実務スキルが身につきやすい
2つ目は、「ビジネススキルや実務スキルを身に付けることができる」ことです。
実務スキルとは、営業スキルやマーケティングスキルなどといった、実際に「任せられている業務をこなす」ために必要なスキルです。また、ビジネススキルとは、メールや電話対応などの基礎的なビジネスマナーやExcelやWord、プログラミングなどのPCスキルから、問題・課題解決の思考スキルなど様々です。
通常、このようなスキルは社会人になり、会社で仕事をするようになってから初めて身につくスキルです。ただ、長期インターンであれば、学生のうちに実務経験を積めることから、ビジネススキルや実務スキルを身に付けることができます。
働くという面においてはアルバイトでも得られることはありますが、長期インターンの方が得られるものがたくさんあります。
これから長期インターンに参加する人は、自分がどのような経験をしたいか、どのようなスキルを身に付けたいかを考えて選んでみると良いでしょう。また、長期インターンの経験をガクチカとしてアピールする場合は、長期インターンを通じて身に付けることができたことを整理してみると良いでしょう。
そうすることで、会社で実際に働いた経験が、他の就活生との差別化になること間違いなしです。
③仕事の失敗も含めて、学んだことを話せる
長期インターンの経験がガクチカになる理由の最後は「失敗も含めて学んだことを語れる」という点です。
長期インターンを通じて、例えば「営業の経験をした」「ビジネスマナーが身についた」など、経験やスキルとして何かを身に付けたことはもちろん大切です。
ただ、面接・選考の場においては、成果を出すためにどのようなことに取り組んだのか、逆にうまく仕事を進められなかったり、失敗したときにどのような改善をして成果に繋げたかなどといった”具体的なエピソード”として話すことができると、より一層入社後のイメージが湧きやすくなります。
実務経験を通じて、たくさん失敗をして学ぶことができるのも長期インターンの魅力であり、その失敗を乗り越える過程こそが、中身の濃いガクチカにも繋がるでしょう。
長期インターンのガクチカを作る時のポイント
参加動機や目的を伝える
ポイントの1つ目は、「参加動機や目的を伝える」ことです。
目的とは「なぜその企業の長期インターンに参加しようと思ったか」ということです。目的を伝えることによって、あなた自身がどのようなことに努力できる人なのか、また目的に向かってどのような行動をとれる人なのかといった人となりをイメージすることができます。
例えば、あなたが英語力を身に付けたいと思ったとしましょう。「なんとなく英語が使えたら将来役に立ちそう」、もしくは「TOEICで900点を取りたい」などといった目標が考えられます。
おそらく後者の方がより成果を出せる人だと思います。なぜなら目標達成のためのアクションが明確になるからです。前者の場合、単語や文法、英会話など何から手を付ければよいか分からないですよね。一方、後者はTOEICで900点を取るという明確な目的があるからこそ、参考書や過去問で勉強をする、苦手分野(点数が取れない分野)に注力して勉強をするといった行動やアクションが非常に明確になります。
仕事の場で成果を出せるかどうかどうかもこの考え方が非常に大切になります。そのため、まずはあなたが「なぜ長期インターンに参加しようと思ったのか」という参加目的を抑えておくと良いでしょう。
取り組んだことを具体的に伝える
2つ目は「取り組んだことを具体的に伝える」ことです。
「取り組んだこと」とは、失敗や壁にぶつかった時にどう乗り越えたかという具体的なエピソードのことです。
例えば、営業のインターンに参加をして、思った通りにお客さんから発注がもらえない・成約に繋がらないということがあったとしましょう。「商品の知識が足りていない」「魅力を感じてもらえるようにプレゼンができていない」などいつくか成果が出ない要因が挙げられますよね。そこでもっと商品知識を付けたり、提案力を上げる努力をして、最終的に成果を出すことに繋がると思います。
上記のようなエピソードを語れることで、「営業の経験がある学生」から「営業の経験があって、成果を出すために努力ができる学生」という印象に繋がります。
得られた成果を定量的に伝える
3つ目は「得られた成果を定量的に伝える」ことです。
インターンを通じて自分自身が成長できることはもちろん、成果として会社に貢献できることもたくさんあります。その成果を伝えるためには、「成果を出せた」という言葉だけではなく、具体的な数値を使って伝えることが大切です。
例えば、営業の長期インターンの場合、「〇〇円の売り上げた」「目標に対して120%達成した」「インターン生の中で一位の売上を上げた」などです。
成果を定量的に伝えることで、その凄さを明確に面接官にアピールすることに繋がります。
長期インターンを通じて学んだことを伝える
4つ目は「長期インターンを通じて学んだことを伝える」ことです。
学んだことは、
- 実務スキル
- 専門知識
- 人として成長したこと
など何でも構いません。
入社前の自分と、長期インターンを経験した後の自分を見つめ直して何ができるようになったのか、人としてどのような成長(考え方や行動など)をしたのかを考えてみると良いでしょう。
また、学んだことに加えて、実際に採用された後にどのように仕事に活かすことができるのかというところまでアピールすることができれば、より入社後のイメージや印象アップに繋がるでしょう。
長期インターンのガクチカ例文5選
ここからは、実際に書類選考・面接でも使える例文をご紹介します。
5つの職種別にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
- 営業
- マーケティング
- 編集・ライター
- エンジニア
- デザイナー
ガクチカ例文①
営業職の長期インターン
私が学生時代に力を入れたことは「営業職の長期インターンシップ」です。具体的には、アポイント取得を目的とした新規顧客への電話営業です。
参加した目的は、「モノを売る」という仕事はどのような業種・業界であっても必要不可欠なスキルなため、学生のうちから身に付けたいと考えたためです。
初めてすぐは、アポイントの取得に非常に苦戦をしました。そこで、トークが上手い先輩社員の真似をしたり、お客さんの立場になった時にどのようなことを求めているのかを考えてトーク内容を改善をしたことによって、同じインターン生の中でアポイント取得数1位の結果に繋がりました。
営業の長期インターンを通じて「相手の立場に立ってコミュニケーションをとる重要性」を学ぶことができました。
ガクチカ例文②
マーケティング職の長期インターン
私が学生時代に力を入れたことは「マーケティング職の長期インターンシップ」です。具体的には、SNSを活用したプロモーションの取り組みをしておりました。
参加した目的は、もともと数字が得意で、データの分析により課題の特定や戦略を考えるといったビジネスで通用するマーケティングスキルを身に付けたいと考えたためです。
はじめは、どの数値やデータを見ればよいのか、またその数値の良し悪しが全く分かりませんでした。
しかし、毎日数字を確認することで、良い時は良い理由を、悪い時は悪い理由の仮説を立てることができるようになりました。
具体的には私が入社する前から120%の獲得数増加に繋がる成果を出すことができました。また、マーケティングの長期インターンシップを通じて「数値から仮説を立てて検証をする」という仮説検証力を学ぶことができました。
ガクチカ例文③
編集・ライター職の長期インターン
私が学生時代に力を入れたことは「ライター職の長期インターンシップ」です。具体的には、自社メディアの記事制作です。
参加した目的は、文章を書くことが好きで実務を通じてより文章力を磨きたいと考えたためです。
これまで「良い文章=相手の心を動かす文章」と思っていましたが、ビジネスの場においてはPVを獲得するという観点が必要になるため、初めのうちは非常に苦戦をしました。
そこで、マーケティングの勉強(誰に向けた記事でその人に見てもらうにはどのような文章を書くべきか)を行い、結果的には初めて書いた記事と比較して約2倍のPVを獲得できるようになりました。
ライター職のインターンシップを通じて、自分が良いと思う文章だけではなく、読み手が何を求めているのかという消費者視点に立って記事制作をすることが大切であることを学びました。
ガクチカ例文④
エンジニアの長期インターン
私が学生時代に力を入れたことは「エンジニア職の長期インターンシップ」です。具体的にはTOC向けの〇〇というサービスの開発に携わりました。
参加した目的は、チームで開発することを学ぶためです。これまでは一人で開発の勉強をしてきたため、インターン中はGit管理も、issue管理もはじめての経験でした。
はじめはDB構造を理解するのにも時間がかかりましたが、プロダクトの全体像を掴めてからは、業務スピードも向上し、最終的には開発メンバーとしてプロジェクトに参加できるまでになりました。
開発のインターン経験を通じて、チームで連携して仕事を進める方法、自身のプログラミングスキル向上に繋がりました。
ガクチカ例文⑤
デザイナーの長期インターン
私が学生時代に力を入れたことは「デザイナー職の長期インターンシップ」です。具体的には〇〇会社の〇〇というサービスに携わっていました。
インターンシップの内容はバナーの作成から、LPのデザイン、コーディングまで、WEBデザイナーとして一通りの業務を経験しました。
特にバナー作成は、広告に利用するという視点から「どんな目的で誰にどう感じてもらうのか」という企画からビジネス職の先輩と仕事を進めていました。
誰に見てもらうか、という観点から改善を続けた結果、バナーのクリック率や予約率が120%改善し、デザインの力で事業に貢献することができました。
長期インターンに参加してガクチカを作ろう
本記事では、長期インターンの経験をガクチカとして伝える方法や例文をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
既に長期インターンに参加した人には、少しでも書類選考や面接対策の参考になれば幸いです。また、これから長期インターンに参加しようと思っている人は、ぜひ参加してほしいです。
学生のうちから実務スキルを積めることは、就職活動を有利に進めるだけではなく、将来のキャリア選択や今後の人生にも繋がります。
ぜひ長期インターンに参加し、自信を持って語れる『ガクチカ』を作ってみてください!
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