この記事は、有料職業紹介(許可番号:13-ユ-315467)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社Renewが制作しています。
「学生時代に力を入れたことは何ですか?」就活の面接でよく聞かれるガクチカの質問ですが、長期インターンの経験は抜群のアピールになります。
長期インターンの参加者自体がまだまだ少ないですし、実際に会社で働いたことのある経験は、採用担当者にも魅力的に伝わります。
とはいえ、長期インターンの具体的なガクチカ例や、何ヶ月働けば良いのかなど、イメージ出来ていない人も多いと思います。
そこで本記事では、長期インターンがガクチカに最適な理由の解説から、実際の就職活動の面接に使えるガクチカの書き方・例文までをご紹介します!
この記事の監修者 | |
柴田 将希 株式会社Renew 代表取締役。長期インターン求人サイト「Renew」運営。自身の長期インターン経験や、就職活動・転職活動、起業経験をもとに、学生のキャリア支援を行なっています。 |
東大一橋・早慶・MARCH多数登録!
長期インターン求人サイトRenew(リニュー)
Renew(リニュー) は、5,000名以上の学生が利用する長期インターン求人サイトです。大手企業のポジションや、商社・外資コンサルに内定者を輩出している企業など、キャリアに繋がる長期インターンを厳選して掲載しています。
長期インターン探しをサポートする『無料相談サポート』も実施中。長期インターン先の選び方や、求人紹介、面接対策など、内定獲得までのサポートを行っています。
長期インターン検索(職種) | ||
営業 | 企画 | マーケティング |
エンジニア | デザイナー | 編集/ライター |
人事/広報 | 事務/アシスタント | コンサルタント |
▼目次
長期インターンはガクチカの差別化になる
「学生時代に力を入れたことは何ですか?」という質問は、就職活動の面接において、必ず聞かれる質問です。学生時代に熱心に取り組んだ経験であれば、アルバイト、部活動・サークル、ボランティア、留学など、なんでも構いません。
なかでも、長期インターンの経験はガクチカとして語ることが出来る貴重な経験です。実際に社会人同様の実務を経験した経験は、ガクチカとしても非常に強く、他の就活生との差別化にも繋がります。
面接官がガクチカを質問する主な理由には、
- 人間性や価値観を知るため
- 何に挑戦し、どのように努力してきたか知るため
- 自社が求める人物像とマッチするかチェックするため
があります。
長期インターンはガクチカとして強い経験ではありますが、参加すること自体に意味はありません。長期インターンにどんな目的で参加をし、実務経験を通して何を学んだか、失敗や壁に当たった時に、どのように工夫・改善を行なったのか、どう成長したのかが大切です。
長期インターンの経験をうまく言語化し、簡潔に伝えることが出来れば、面接官はあなたの経験を必ず評価してくれます。入社後に直結するビジネススキルを学んでいれば、即戦力としても評価してくれますし、就職活動を有利に進めることが出来るでしょう。
実際に、長期インターンの経験をガクチカとしてアピールする先輩の中には、大手企業や、総合商社、外資系コンサル企業など、就職難易度の高い難関企業に内定をもらう方も沢山います。面接官に刺さるガクチカを作るためにも、自己分析を丁寧に行い、長期インターンの経験を思い返していきましょう。
長期インターンが就活に有利な理由を詳しく知りたい方は、こちらの記事(長期インターンは就活に有利)も読んでみてください。
長期インターンの期間はガクチカに関係ない
面接官にとって、長期インターンの期間はガクチカに関係ありません。採用担当者に高く評価される為には、期間よりも経験が重要視されます。
とはいえ、期間別のメリットデメリットはあるため、ガクチカでアピールする際のポイントを解説していきます。
3ヶ月以上の長期インターンはアピールしやすい
長期間継続していることは、業務のエピソードが増え、アピールしやすいメリットがあります。
実際に企業で働いていると、数ヶ月単位で会社の方針や事業の状況が変わります。仕事の内容や、業務への関わり方が変わるなど、数ヶ月間の勤務は仕事理解を深める為にも、重要な期間となります。
実際に、企業側はガクチカのエピソードの期間を重視していませんが、長く働いた経験は、粘り強く仕事に取り組める姿勢や、入社後に即戦力として活躍できるスキルが身についていることをアピール出来ます。目安としては、3ヶ月以上の経験があると良いでしょう。
1ヶ月未満の短期インターンは強力なエピソードが必要
ガクチカで重視されるのは、インターンの期間や内容ではなく、課題や業務に取り組む姿勢です。
1日開催の1dayインターンでも、1週間〜1ヶ月間の短期インターンでも、学べることや、経験できること、悔しさを感じることもあるでしょう。自信を持って学びや経験を話せるなら立派なガクチカになります。
実際に企業の中には、新規事業立案型のコンテスト形式を取ったり、住み込みや泊まり込みで、プロトタイプを開発する実践的な短期インターンも存在します。目標を持って努力をする姿勢や結果は、ガクチカとしても十分なアピール材料となります。
とはいえ、学業やアルバイトなどの長期的に取り組んだテーマに比べて、期間が短くなってしまうのも事実です。短期インターンをガクチカとしてアピールする際は、『学生時代に最も力を入れたこと』として面接官に伝わるように、エピソードの起承転結を意識しましょう。
長期インターンと短期インターンの違いについては、こちらの記事(長期インターンと短期インターンの違い)を読んでみてください。
長期インターンをガクチカにするメリット
長期インターンをガクチカにするメリットは5つあります。
それぞれ解説します。
①仕事で発揮した強みをアピール出来る
長期インターン期間中は、日々の業務の中で自分の強みを発揮する機会が多くあります。
例えば、新規営業の月間目標を達成した経験や、プロジェクト管理でリーダーシップを発揮した経験、チーム内のコミュニケーションを円滑に進めた経験など。具体的な仕事の場面と、自身の行動を紐づけることで、仕事で発揮した強みを分かりやすく伝えることが出来ます。
仕事で発揮した強みは、応募企業での入社後の働き方を想像させるほか、面接官にとっても理解がしやすい内容です。企業は、あなたがどのような状況で強みを発揮し、それが組織やチームにどんな好影響を与えてくれるのかを見ています。仕事で発揮した強みであれば、より説得力のあるアピールになるでしょう。
②ビジネススキルや実務スキルを評価してもらえる
長期インターン期間中に身につけた、ビジネススキルや実務スキルもアピール出来ます。
例えば、営業活動で必要な顧客調査、資料作成、アポイント獲得、商談、受注後の事務作業や、集客に必要な広告運用、SEO対策、SNS運用など。仕事内容と合わせて実践的なスキルをアピールすることが出来ます。
通常、社会人1年目に身に付けるスキルを伝えることが出来れば、即戦力として評価をして貰えます。与えられた仕事に対して、どのように取り組み、何を学んだのか、どんなスキルを身につけたのかを強調して伝えましょう。応募企業で求められるスキルをアピール出来れば、内定までさらに近づけます。
③仕事の失敗や挫折経験も話せる
長期インターン期間中の失敗や挫折は、学びの機会としても伝えられます。
ガクチカの深掘り質問としても、挫折経験や苦労したことを聞かれるケースは多いです。失敗経験を話す際は、どうして失敗したのか、どう乗り越えたのか、失敗から何を学んだのかを明確に伝えることがポイントです。
目標未達の失敗、仕事の進め方での苦労、成果が出ない苦痛など、仕事をしていれば誰しも苦しい経験をします。失敗を克服するための行動では、問題解決力と成長意欲をアピール出来ます。再現性のある解決法であれば、人間性としての成長も感じてもらえるでしょう。
④応募企業との関連性をアピールしやすい
応募企業の業界や、志望職種と関連している場合、志望意欲をアピールしやすくなります。
例えば、営業を重視する企業の選考では、営業経験のアピールが刺さりますし、成長意欲を重視する企業では、スタートアップ企業での仕事経験が刺さります。応募企業との関連性を伝えることは、明確な志望動機にもなりますし、応募理由に一貫性が出てきます。
全く異なる業界や仕事内容でも、仕事を通して感じた価値観や、就職活動の軸の変化を伝えることが出来れば、志望先の変化を明確に伝えられるので、どちらにしても長期インターンの経験が役立ちます。
⑤他学生との差別化になる
長期インターンの経験は、他の学生との強力な差別化になります。
周りが就職活動を進めるなか、自分は即戦力の転職活動をしていると考えても良いでしょう。アルバイトや部活動、サークル活動のガクチカが溢れる中、長期間の実務経験は大きな差になります。
たとえ学歴に自信がなくても、圧倒的な成功体験や経験は、企業も欲しがる人材です。貴重な経験を最大限伝えられるように、成功事例や失敗経験を交えながら、長期インターンを通して学んだことを伝えましょう。
仕事の考え方の変化や、将来のキャリアビジョンを話すことで、他の学生とは違うと印象付けることもできますよ。長期インターンのメリットを詳しく知りたい方は、こちらの記事(長期インターンのメリット)を読んでみてください。
長期インターン経験を魅力的に伝える基本構成
長期インターン経験を魅力的に伝えるためには、ガクチカの基本構成を知ることが大切です。起承転結を意識して、面接官に伝わりやすい構成を意識しましょう。
ガクチカの基本構成を紹介しますので、長期インターン経験を当てはめて考えていきましょう。
①結論(ガクチカが長期インターンであること)
面接官に自分の話をわかりやすく伝えるためにも、結論(ガクチカが長期インターンであること)から始めましょう。
また長期インターンの中でも、どんな業務に注力したのかを伝えるのも大切です。長期インターン全体に力を入れたことにすると、内容が漠然とし過ぎてしまうため、具体的にどんな仕事を頑張ったのか、特定の業務に限定することも覚えておきましょう。
- 営業職の長期インターンに力を入れました。
- 不動産会社に勤務し、営業活動に専念しました。
- 長期インターンです、新規の顧客開拓を担う営業活動に力を入れました。
履歴書もESも面接も、結論ファーストは絶対です。話のテーマを最初に伝えないと、要点が分からず、聞いている側は疲れてしまいます。まずは話に興味を持ってもらうことが、印象に残すための重要なポイントです。結論から書く練習、結論から話す練習を繰り返し行いましょう。
②長期インターンを始めたきっかけ
具体的なエピソードに入る前に、そもそもの参加動機や目的から話してみましょう。
ガクチカは、学生が何をモチベーションの源泉にしているのかを知りたい面接官の意図もあります。行動の根底にある考えや、背景を理解してもらう為にも、長期インターンを始めたきっかけや、仕事を選んだ理由を明確にしましょう。
- 売上に繋がる仕事に挑戦したいと考えたことがきっかけです。
- どの業界でも通用する汎用スキルを得るために、営業職の仕事を始めることにしました。
- プログラミング技術の向上と、チーム開発の経験を目的に、長期インターンを始めました。
行動の源泉は、あなたの価値観や人柄が表れる点です。自分の内面を言語化し、思考、感情、価値観を整理し、長期インターンを始めたきっかけや参加動機を振り返ってみましょう。内省を深めながら言語化することがポイントです。
③長期インターンの内容
参加動機を伝えたら、実際に長期インターンで何を頑張っていたのかを説明しましょう。
面接官に仕事内容のイメージを持ってもらうためにも、情景がイメージ出来るように説明する力が求められます。情報を詰め込み過ぎず、必要な情報だけをピックアップして、簡潔にわかりやすく説明するようにしましょう。知識がない人でも理解できるように説明することが大切です。
- 新規顧客開拓のために、毎月10件の新規営業を行なっていました。
- 新規事業の立ち上げに関わり、公式SNSの運用を行いました。
- 新規機能開発のための、開発業務をチームで行なっていました。
仕事内容を説明する際、行動目標や成果目標も伝えましょう。特に目標を課されなかった場合は、自分で設定した目標を伝えてください。
目標を追加することで、仕事への向き合い方をアピール出来るほか、目標に対しての行動指針や、振り返りの姿勢を示すことができます。小さな目標をコツコツ達成できる人は、就職活動でも高評価を得ることが出来ます。行動目標があれば、エピソードに組み込みましょう。
④長期インターン中の苦労や工夫したこと
長期インターンに参加する中で、すべてが上手くいくことはほとんどありません。
小さな失敗や、挫折、トラブルが起きた時の苦労や、自分なりに工夫したこと、改善したことは、困難に立ち向かう力をアピール出来る材料になります。明らかな苦労がない場合も、すぐに目標達成が出来るストーリーに深みはありません。目標達成のために、どう工夫したのかをエピソードに入れてみましょう。
- 先輩社員と比べて受注率が低いことが課題でしたが、何度も練習を繰り返すことで改善しました。
- 目標未達が続いていましたが、未達原因を細かく分析して改善を続けてきました。
- 記事の順位が低い状況が続いてましたが、何度もリライトを続け、検索順位1位を獲得しました。
苦労した経験や挫折経験に困った時は、周囲の意見を聞いてみるのも大切です。
あなた自身が苦労だと思っていなくても、上司や同じ仕事に取り組む仲間からは「あの時苦労してたよ」と客観的に教えてもらえることもあります。過去の仕事を時系列で整理し、目標達成率や成果の推移、過去の日報を振り返り、頑張ってきたことを思い出しましょう。
⑤長期インターンの学びや今後に活かしたいこと
ガクチカの結びには、長期インターンの学びや、今後に活かしたいことを伝えましょう。
面接官は、あなたが入社後にどんな活躍をしてくれるかをイメージしながらガクチカを評価します。学んだことに加えて、入社後にも活かせる再現性、どう活かしていきたいかの意気込みも加えましょう。
- 目標達成に向けて泥臭く頑張ることは、入社後も活かしていきたいです。
- 課題を適切に分析して、繰り返し検証する考え方は、今後も大切にしていきたいです。
- 周りを巻き込み、チームで成果を出すことを、入社後も意識していきたいです。
面接官に刺さるガクチカにする為には、企業が求めている人材を意識することも大切です。長期インターンを通して気づけた自身の強みや価値観を、具体的にどう活かせるかを事前に考えておきましょう。
長期インターンをガクチカとして話す時のポイント
長期インターンをガクチカとして話す際は、5つのポイントを意識しましょう。
それぞれ解説します。
参加動機や目的を伝えること
まずは、長期インターンの参加動機や目的を伝えることを意識しましょう。
目的とは「なぜその企業の長期インターンに参加しようと思ったか」ということです。目的を伝えることによって、あなた自身がどのようなことに努力できる人なのか、また目的に向かってどのような行動をとれる人なのかといった人となりをイメージすることができます。
例えば、あなたが英語力を身に付けたいと思ったとしましょう。「なんとなく英語が使えたら将来役に立ちそう」、もしくは「TOEICで900点を取りたい」などといった目標が考えられます。
おそらく後者の方がより成果を出せる人だと思います。なぜなら目標達成のためのアクションが明確になるからです。前者の場合、単語や文法、英会話など何から手を付ければよいか分からないですよね。一方、後者はTOEICで900点を取るという明確な目的があるからこそ、参考書や過去問で勉強をする、苦手分野(点数が取れない分野)に注力して勉強をするといった行動やアクションが非常に明確になります。
仕事の場で成果を出せるかどうかどうかもこの考え方が非常に大切になります。そのため、まずはあなたが「なぜ長期インターンに参加しようと思ったのか」という参加目的を抑えておくと良いでしょう。
取り組んだことを具体的に伝えること
長期インターンで取り組んだことを、具体的に伝えましょう。
「取り組んだこと」とは、失敗や壁にぶつかった時にどう乗り越えたかという具体的なエピソードのことです。
例えば、営業のインターンに参加をして、思った通りにお客さんから発注がもらえない・成約に繋がらないということがあったとしましょう。「商品の知識が足りていない」「魅力を感じてもらえるようにプレゼンができていない」などいつくか成果が出ない要因が挙げられますよね。そこでもっと商品知識を付けたり、提案力を上げる努力をして、最終的に成果を出すことに繋がると思います。
上記のようなエピソードを語れることで、「営業の経験がある学生」から「営業の経験があって、成果を出すために努力ができる学生」という印象に繋がります。
定量的な成果や実績を伝えること
定量的な成果や、成功事例、実績も伝えましょう。
長期インターンを通じて自分自身が成長できることはもちろん、成果として会社に貢献できることもたくさんあります。その成果を伝えるためには、「成果を出せた」という言葉だけではなく、具体的な数値を使って伝えることが大切です。
例えば、営業の長期インターンの場合、「〇〇円の売り上げた」「目標に対して120%達成した」「インターン生の中で一位の売上を上げた」などです。成果を定量的に伝えることで、その凄さを明確に面接官にアピールすることに繋がります。
自分の考えや想いを伝えること
仕事内容や成果を淡々と説明するのではなく、自分の考えや想いも加えましょう。
面接官が聞きたいのは、仕事を通して何を考え、どう感じたのかです。仕事の過程で感じたことや学んだことの方が大切ですし、内省し言語化できる人材を企業は欲しています。
自分の人間性や価値観を伝えることも出来るので、自分が感じたことを素直に言葉にしましょう。想いのこもった話は、どんな相手にも魅力的に伝わりますよ。
仕事に対する価値観を重点的に伝えること
最後に、長期インターンを通して得た仕事に対する価値観や姿勢も伝えましょう。
あなたが今後どんな働き方をしたいのか、将来どんなキャリアを歩みたいと考えているかを伝えられる要素です。入社後に活躍する姿を想像してもらうためにも、未来に目を向けて、自分の価値観を話しましょう。
長期インターンのガクチカを作る際の注意点
長期インターンのガクチカを作る際は3つの点に注意しましょう。
それぞれ解説します。
当たり前のことをアピールしない
長期インターンのガクチカでよくある勘違いが、任された仕事をしっかり行なった話です。
与えられた仕事をこなすことは、社会人の基準では当たり前です。当たり前の仕事をガクチカとして話してしまうと、視座が低いと思われてしまったり、指示待ち人間の可能性があると感じられてしまいます。
任された仕事を頑張るのは大切ですが、あなたが仕事に対して発揮した価値は何か、創意工夫をしたことは何かを話せるように準備しておきましょう。
話を盛らない、嘘をつかないこと
当たり前ですが、話を盛ったり、嘘をつくのは厳禁です。
ガクチカに限らず、自分の強みや弱み、自己PRには素直に話すことが吉です。等身大の自分を受け入れてくれる企業に行くべきですし、嘘をついて評価されることにメリットは何ひとつありません。
たとえ社内の評価が高くなくても、自分の精一杯の努力の過程や、結果を話すことが大切です。失敗経験であっても、改善する為に行動したことは、具体的なエピソードとしても話せます。
大切なのは、今の自分に対して、どれだけ努力を積み重ねることが出来たのか。過去の自分に比べて、どれだけ成長できたのか。企業の求める人材を意識して、等身大の自分を反映させましょう。
専門用語を使わないこと
長期インターン期間中に当たり前に使っていた単語や、業務上の専門用語は極力控えましょう。
業界や仕事特有の専門用語は、相手に理解をしてもらえない可能性や、相手に配慮をして話すことが出来ないと評価される可能性もあります。普段使っている横文字は、簡単な言葉に言い直しましょう。
履歴書やESに文章としてガクチカを書く時は気付けますが、口頭で説明する時にはうっかり専門用語を話してしまうこともあります。専門用語は言い換える癖をつけ、もし話してしまっても、わかりやすい言葉に変換しましょう。
長期インターンのガクチカ例文10選
長期インターン経験をアピール出来るガクチカ例文を10個用意しました。
それぞれ解説します。
営業のガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、IT企業での長期インターンです。
BtoB向けのサービスを取り扱う企業で、主に新規顧客開拓を担当していました。初めは商談から受注に繋がる案件が少なく、月間目標の50%しか達成できませんでした。この問題を解決するために、私はまずターゲット企業の業界動向や課題を徹底的にリサーチし、そのデータを基にした提案を行うようにしました。
その結果、商談受注率は50%から75%に向上し、インターン期間中に15件の新規契約を獲得。チーム全体の売上目標を120%達成することができました。この経験から、営業活動における準備が大切であることを学びました。入社後も、この経験を活かし、さらに高い成果を目指していきたいと考えています。
企画のガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、スタートアップ企業での長期インターンです。
新規商品の企画からプロモーション戦略までを担当しましたが、初めは市場調査が不十分で、販売開始後の売上が目標の60%に留まってしまいました。これを受けて、チーム全員で市場調査を再度徹底し、得られたデータを基にプロモーション戦略を再構築しました。
まず、チーム内で役割分担を明確にし、それぞれが担当する調査結果を勉強会で共有しました。その結果、商品発売後3か月で売上が目標の150%に達し、また顧客満足度も大幅に向上しました。さらに、この成功により他の商品の企画プロジェクトにも参加する機会を得ました。
この経験から、データに基づいた戦略立案とチームワークの重要性を学びました。今後も、これらの経験を活かして質の高い企画を作り上げていきたいと考えています。
広告運用のガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、広告代理店での長期インターンです。
お客様の広告アカウントを担当しましたが、当初はクリック率が1.5%と低く、CPA(顧客獲得単価)が目標を30%も上回る状況でした。この課題に対処するため、クリエイティブの改善やターゲティング精度の向上に焦点を当て、チーム内で勉強会を行いました。
成功事例を基に最適化手法を共有し、クリエイティブのデザインやコピーを改善した結果、クリック率を1.5%から2.5%に引き上げ、CPAを25%削減することに成功しました。また、インターン期間中にクライアントからの満足度も高まり、新規キャンペーンを受注することができました。
この経験から、データ分析とクリエイティブの質を高めることが、広告運用における成功の鍵であると学びました。今後もチームで協力し、効果的な広告運用を実現していきたいと考えています。
SNS運用のガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、ファッションブランドのSNS運用インターンです。
Instagramのフォロワー数とエンゲージメント率の向上を目標としていましたが、当初はフォロワー数が1ヶ月で5%しか増えず、エンゲージメント率も2%に留まっていました。これを改善するため、私はターゲット層の分析を深め、ブランドの世界観をより反映したビジュアルコンテンツを作成しました。
加えて、キャンペーン企画を通じて、インフルエンサーとのコラボレーションを推進し、ブランド認知度の向上を図りました。その結果、フォロワー数は1ヶ月で15%増加し、エンゲージメント率も2%から4%に向上しました。また、これによりオンラインストアへのアクセス数も20%増加し、売上にも寄与しました。
この経験から、視覚的なコンテンツの重要性とターゲットに合わせた戦略の必要性を学びました。今後も、SNS運用のスキルをさらに磨き、ブランド価値の向上に貢献していきたいと考えています。
コンテンツ制作のガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、メディア企業での長期インターンです。
SEOを意識した記事の作成が主な業務でしたが、初めは検索エンジンで上位表示されず、PV数も目標の70%に留まっていました。これを改善するために、私は読者の検索意図に焦点を当てたキーワードリサーチを徹底的に行い、記事の構成を再設計しました。
また、読者の関心を引くために、視覚的な要素を取り入れたインフォグラフィックスや動画コンテンツを記事に組み込みました。その結果、記事の検索順位が大幅に改善され、特に執筆した3つの記事が検索結果で1位を獲得しました。これにより、サイト全体のPV数が150%に増加し、コンバージョン率も20%向上しました。
この経験から、SEO対策と読者の関心を引くコンテンツ作りが成果を左右することを学びました。今後も、SEO効果を最大化しながら、価値あるコンテンツを提供していきたいと考えています。
マーケティングのガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、食品メーカーでのマーケティングインターンです。
新商品のプロモーションを担当しましたが、初期のキャンペーンでは売上が目標の60%に留まり、消費者のニーズを十分に捉えられていませんでした。これを改善するため、私は消費者行動データを基にしたターゲティングの再設計を行い、マーケティングオートメーションツールを活用して顧客のニーズに合わせたメッセージを送る施策を実施しました。
さらに、実店舗でのプロモーションと連動させることで、オフラインとオンラインの両方でのエンゲージメントを高めました。その結果、リーチ率が15%増加し、売上も60%から120%に向上しました。また、キャンペーン後のアンケートでは、消費者の満足度が大幅に向上していることが確認されました。
この経験から、データに基づいた戦略立案と顧客体験の重要性を学びました。今後も、消費者ニーズに応じた効果的なマーケティング戦略を展開していきたいと考えています。
人事のガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、人材会社での長期インターンです。
採用イベントの企画・運営を担当していましたが、初めのイベントでは参加者数が目標の80%に留まり、リピート率も50%にとどまっていました。これを改善するため、私はイベント後のフィードバックを基に、イベント内容を参加者のニーズに合わせて全面的にリニューアルしました。
さらに、SNSやメールを活用したリマインド施策を強化し、参加者とのコミュニケーションを増やすことで、次回のイベントへの関心を高めました。結果として、次回のイベントでは参加者数が120%に増加し、リピート率も50%から85%に向上しました。また、イベントの質を向上させたことで、企業全体の採用成功率も10%アップしました。
この経験から、採用活動においては、参加者のニーズに応じた柔軟な対応と継続的なコミュニケーションが重要であることを学びました。今後も、人事の分野でこの経験を活かし、採用活動を通じて企業の成長に貢献していきたいと考えています。
事務のガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、中小企業での事務インターンです。
日常業務のサポートとして、データ入力、請求書処理、経費精算を担当していましたが、業務の効率が悪く、締め切りに間に合わないことがありました。原因を分析したところ、手作業によるデータ管理が主な問題であることがわかりました。
そこで、私はエクセルを活用した自動化ツールを開発し、業務プロセスの効率化を図りました。また、他のスタッフに使い方を教えるためのマニュアルを作成し、全員がスムーズに新しいシステムを導入できるようにしました。その結果、データ入力や処理にかかる時間を30%短縮し、ミスも50%減少させることができました。
この経験から、業務効率化の重要性と、自分のスキルを活かして周囲のサポートができることの意義を学びました。今後も、事務業務において効率的かつ正確な作業を心がけ、組織の生産性向上に貢献していきたいと考えています。
エンジニアのガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、Web開発企業での長期インターンです。
主に、Ruby / Ruby on Railsを使って、企業向けの業務管理システムのバックエンド開発を担当しました。最初はコードレビュー時や、バグチェック時に問題が多発し、なかなか綺麗なコードが書けずにいました。
業務後に先輩にコーディングのアドバイスをもらったり、ペアプログラミングに協力してもらったりと、自分のプログラミングスキルをひとつずつ上げていった結果、プルリクエストの1発合格率も上がり、自分の開発した機能をシステムに取り入れることもできました。
この経験を通じて、Web開発における反復学習の重要性と、コードの品質管理の重要性を学びました。今後も、技術力を磨き続け、より優れたWebアプリケーションを提供していきたいと考えています。
デザイナーのガクチカ
私が学生時代に頑張ったことは、デザインスタジオでの長期インターンです。
クライアント向けのWebサイトデザインを担当しましたが、初めはクライアントの要望を正確に反映できず、デザイン案の承認率が50%に留まっていました。この問題を解決するため、私はクライアントとのコミュニケーションを強化し、彼らのニーズを深く理解するためのヒアリングシートを作成しました。
また、デザインの提案段階では、複数のデザイン案を提示し、クライアントの要望をリアルタイムで反映させる手法を採用しました。その結果、デザイン案の承認率が50%から90%に向上し、クライアントからの満足度も非常に高い評価を得ることができました。
この経験から、デザインにおけるクライアントとの密なコミュニケーションと、柔軟な対応が成果を生むことを学びました。今後も、クリエイティブな視点を活かし、クライアントの期待を超えるデザインを提供していきたいと考えています
長期インターンのガクチカに関するよくある質問
最後に、長期インターンのガクチカに関するよくある質問に答えていきます。
それぞれ解説します。
長期インターン先の企業名を伝えても良いですか?
長期インターン先の企業名を伝えても問題ありません。
企業名を出した方が話しやすいのであれば、素直に伝えた方が自分も楽に話せます。自分から話さない場合でも、面接官からどの企業で仕事をしていたのか聞かれることがほとんどです。
企業名を伝えることで評価が変わることはありませんので、話しやすさを考えて伝えましょう。
ガクチカと自己PRは被っても良いですか?
ガクチカと自己PRは、エピソードが被っても問題ありません。
ガクチカと自己PRは、似た質問内容ですが、ガクチカでは努力の過程を、自己PRでは自身の強みを話すことで明確な違いが生まれます。質問の意図が異なるため、相手の聞きたいことに合わせて選びましょう。
まとめ
本記事では、長期インターンがガクチカに最適な理由の解説から、実際の就職活動の面接に使えるガクチカの書き方・例文までをご紹介しました。
要点をまとめます。
この記事を読んで、長期インターンに参加してみたいと思った人は【長期インターン求人サイト】を、信頼できる人に相談してみたいと思った人は【長期インターン相談】を活用してみてください
長期インターン探しに迷ったら
キャリアのプロに無料で相談しよう!
Renewでは、一人ひとりにあった長期インターン先のご紹介と、選考対策を含めた内定獲得までのサポートをしています。
- 長期インターンを始めてみたい
- 自分に合った長期インターンを見つけたい
- 書類選考や面接対策のサポートをしてほしい
長期インターン探しに迷っている方は、お気軽にご相談ください(料金を頂戴することはありません)
関連Q&A
参考文献
運営者情報
「Renew Magazine」は、有料職業紹介(許可番号:13-ユ-315467)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社Renewが運営しています。当メディアは「コンテンツ制作ガイドライン」に基づき運営しています。執筆者や編集者、監修者情報はこちらをご覧ください。会社名 | 株式会社Renew |
URL | https://renew-career.com/corp |
本社所在地 | 〒105-0021 東京都港区東新橋2-7-3 昭和アステック1号館701 |
法人番号 | 1011001146920 |
設立日 | 2022年4月8日 |
代表者(代表取締役社長) | 柴田将希 |
事業内容 | 長期インターン求人サイトの運営 就活情報メディアの運営 |
許認可 | 厚生労働大臣許可番号 有料職業紹介事業(13-ユ-315467) |