【有給インターンとは】無給インターンやアルバイトとの違いを解説

有給インターンとは

有給インターンとは、学生が企業から報酬を貰いながら社員同様の実務が経験できる時間です

社会に出る前の学生が実際の業務を通じて、業界や職業、働くことの理解を深めることを目的にしており、大学1年生や大学2年生など、早期から参加する学生が増えています

本記事では、有給インターンの定義や概要、無給インターンとの違いや、参加するメリットデメリットをまとめました。有給インターンなら給料を貰いながら、社会経験が積めるため、業界や職種理解を深めながら、スキルを磨くことができますよ!(長期インターンとは何かはこちら

この記事の監修者
柴田 将希
株式会社Renew 代表取締役。長期インターン求人サイト「Renew」運営。自身の長期インターン経験や、就職活動・転職活動、起業経験をもとに、学生のキャリア支援を行なっています。

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有給インターンとは

有給インターンに挑戦する学生

まずは、有給インターンの定義や意味、無給インターンやアルバイトとの違いについて紹介します。

それぞれ解説します。

有給インターンの定義や概要

長期インターンの仕組み

有給インターンとは、学生が報酬を貰いながら企業で実務体験をするインターンを指します。

有給インターンには、1ヶ月程度の期間限定で開催されるものと、半年〜1年程度働く長期間で開催されるものがあります。どちらも企業と契約を結び、社員同様の実務を遂行することが求められ、勤務時間や成果に応じた給料を支給されます。

正社員と同じ仕事に関わるため、責任も大きいですが、裁量も大きく、実践的なビジネススキルや、営業、企画、マーケティングなどの専門スキルも身につきます。企業の業務プロセスに深く関わることが出来るため、将来のキャリア形成においても貴重な経験となり、就職活動でも有利に働きます。

企業は、新卒採用や即戦力を目的に、有給インターンを開催しており、新卒採用の早期囲い込みや、人材確保を目的に募集をしています。有給インターンの参加率はまだまだ低いですが、首都圏を中心に募集企業が増えてきたり、オンライン開催を中心にリモート勤務を許可する企業も増えています。有給インターンの給料相場について知りたい方は、こちらの記事(長期インターンの給料事情)も読んでみてください。

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有給インターンと無給インターンの違い

無給インターンとは、給料が貰えない短期間のインターンを指します

一般的に、企業の利益に直接繋がらないプログラムが無給になっており、会社説明会やワークショップ、座談会などが該当します。就活生を対象にした1日開催の1dayインターンや、サマーインターン、ウィンターインターンは、無給であることがほとんどです。

無給インターンは意味がない、と考える人も多いですが、短期間とはいえ、会社や業界理解を深めることが出来たり、直接オフィスの雰囲気や、先輩社員の話を聞くメリットは大いにあります。スケジュールを調整すれば、短期間で複数社の話を聞けるのも、無給インターンに参加するメリットとも言えます。

有給インターンは、企業の利益に繋がる『労働』を行うため給料が発生する。無給インターンは、会社見学や業界理解を深めるワークが中心となるため給料は貰えない。仕事に直結するスキルを身につけたい時は有給インターン、会社見学を重ねて就職活動の軸を見つけたい時は無給インターンを選ぶと良いでしょう。他の観点も知りたい方は、こちらの記事(長期インターンと短期インターンの違い)も併せて読んでみてください。

有給インターンとアルバイトの違い

長期インターンとアルバイト】は、形式的には同じですが目的や仕事内容に大きな違いがあります

有給インターンは、社員同様の実務を行うため、業務難易度も高いですし、仕事に対する責任も高くなります。学べることが増える分、時間的拘束が大きかったり、採用難易度も高く、誰でも気軽に始めれるものではありません。

アルバイトは、簡単な仕事が多く、柔軟にシフト調整も出来ます。特定のスキルや経験が必要ないので、短期的な収入を重視したい人に向いています。ただしスキルアップの機会が少なかったり、将来のキャリアに直結しにくいデメリットもあります。

責任感は有給インターンの方が大きくはなりますが、アルバイトと比較すると将来に活かせる経験となるのは有給インターンです。

有給インターンの給料事情

続いては、有給インターンの給料事情にも触れておきましょう。

それぞれ解説します。

有給インターンは時給制が多い

有給インターンの給与形態は主に3種類あります。

  1. 時給制:働いた時間数に対して給料が発生
  2. 日給制:働いた日数に対して給料が発生
  3. 成果報酬型:インターンを通じて出した成果に応じて給料が発生

有給インターンでは、時給制で給料を支払う企業がほとんど(約8割)です。残りの2割が日給制、または成果報酬型で支払われます。ちなみに成果報酬型と言われるとイメージしづらいかもしれませんが、営業職などで多い給与形態です。

例えば、営業成績(アポイントの取得数や契約件数など)に応じて給与が決定するという報酬制度を成果報酬と呼びます。

成果報酬型は、高い成果を出せる場合、時給制よりも1時間あたりの給料は高くなる傾向があります。一方、成果が出せない場合は、時給よりも低くなってしまう場合もあるため、出した成果分だけ評価されたいといった人にはおすすめの報酬制度です。

給料相場は時給1,200円〜2,000円

有給インターンの給料相場は、時給1,200円〜2,000円程度です。

給与形態は企業や募集職種によって異なります。営業職などの成果が直接売上に繋がるような職種の場合、成約した件数や金額に対して、インセンティブ(成果に応じて支給される金銭的報酬のこと)が支払われるケースもあります。ただ、多くの有給インターンは時給1,200円〜2,000円程度であると認識してもらえればと思います。

職種 平均時給 時給相場
すべて 時給1,227円 時給1,100円〜時給1,300円
営業 時給1,218円 時給1,100円〜時給1,500円
企画 時給1,261円 時給1,200円〜時給1,500円
編集/ライター 時給1,209円 時給1,100円〜時給1,200円
マーケティング 時給1,183円 時給1,200円〜時給1,500円
エンジニア 時給1,303円 時給1,500円〜時給3,000円
デザイナー 時給1,252円 時給1,200円〜時給1,500円

※本データは「Renew」に登録されている情報をもとに、独自の集計ロジックにより算出しています。本データを引用する際は、出典元(Renew)を必ず記載してください。

また交通費は、全額支給されるケースがほとんどです。

企業によって、「1ヵ月〇円まで」といったように毎月の支給額の上限が決まっていることもありますが、よほど遠方から通わない限り、上限額を超えることはほとんどないため、全額支給されるという理解で問題ございません。

また最近の有給インターンシでは、リモートワークで実施されることも増えてきました。リモートワークの場合は、そもそも交通費がかからないため交通費の心配はありませんね。交通費やリモートワークが可能かどうかについては、求人票に明記されていることがほとんどのため、応募前に確認してみましょう。

有給インターンの給料は103万円の対象

有給インターンの給料で注意しなければいけないことが「103万円の壁」です。

アルバイトをする際に年間103万円以上稼いではいけないという話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。103万円以上稼いでしまうと、親の扶養から外れて所得税の支払いが発生してしまいます。親の扶養が外れると、親が支払う税金が増えてしまうのです。

もちろん、有給インターンシップによって受け取る給料もこの103万円の対象です。年間の給料次第では、所得税を引かれて損をしてしまう可能性もあるため、103万円を超えない程度にコントロールすることが無難です。

アルバイトと有給インターンの両立する学生も少なくはないと思います。その際に注意すべき点としては、アルバイトと有給インターンの双方から受け取る給料の合計が年間の収入という扱いになります。

例えば、アルバイトで年間70万、有給インターンで40万の合計110万円稼いでしまった場合、前述の103万の対象となってしまうのです。そのため、アルバイトと両立する場合は、双方の収入を併せて103万円以内にコントロールすることをおすすめします。

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有給インターンのメリット

有給インターンを始めるメリットを4つにまとめました。

それぞれ解説します。有給インターンのメリットをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事(長期インターンのメリット)も読んでみてください

①実践的なビジネススキルが身につく

有給インターンは、ビジネスの現場での仕事を通して大学の授業では学べない実践的な知識や経験を積むことができます

例えば、仕事の進め方や優先順位の付け方、社内調整力、コミュニケーション能力、チームワークなどです。社会人として当たり前に求められる力を、大学生のうちに身につけられるほか、営業やマーケティングなどの専門スキルを身につけられるのも魅力です。

実践的なビジネススキルや、将来どんな職種や業界に就いても役立つので、仕事を通して小さな成功体験を積むことを意識しましょう。

②社会人との関わりが増える

有給インターンは、会社の一員として働くため必然的に社会人との関わりが増えます

社会人との関わりが増えることで、優秀な若手社員の働き方を間近で見れたり、仕事の進め方や考え方を直接学ぶことができます。メールの送り方、資料作成の方法、報告、連絡、相談のタイミングなど、ビジネスシーンでは暗黙知になっている仕事も、優秀な社会人を見て盗むことができます。

学生と社会人には大きな差があります。優秀な社会人を知ることは、自分のキャリアのロールモデルを知ることにも繋がるため、若いうちから見つけることがおすすめです。私自身も、毎日新しい人とランチをお願いして、たくさん吸収していましたよ。

③事業の成長過程を知れる

有給インターン中は、企業がどのように戦略を立ててどんな手段で目標を達成し事業を成長させていくかを間近で見ることができます

商品開発のプロセスや、マーケティング戦略の策定、経営方針や事業の中長期計画、市場分析の方法、競合他社との比較、シェア拡大の戦術など、経営の全体像を理解する機会が増えます。実際の業務を覚えることももちろんですが、会社が何を考え、事業にどう落とし込んでいるかを見ることは、大きな学びになります。

スタートアップ企業や、ベンチャー企業の有給インターンでより学ぶことができるので、経営や事業に興味がある人、将来独立や起業を志している人は、少数精鋭の企業で有給インターンをすることをおすすめします。

④就職活動が有利になる

有給インターンで得た学びは、単なる職務経歴ではなく具体的な成果や学びをアピールできる武器となります

就職活動の面接では、自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)としても強いですし、大手企業や外資系企業など、難関企業の内定を狙うなら、他の学生との差別化にもなります。実際に、商社や外資コンサルに内定する学生は、有給インターンに参加していることも多いです。

事業企画や法人営業、マーケティング等、具体的な役割や仕事内容をもとに、社内での立ち回りや、成果、実績、チームでの働き方をアピールできるので、書類選考や面接通過の確率も大きく上がります。就職活動前に有給インターンを始める学生も多いので、就活を有利に進めたい方は始めてみることをおすすめします。もっと知りたい方は、こちらの記事(長期インターンは就活に有利)を読んでみてください。

有給インターンのデメリット

続いては、有給インターンのデメリットについても解説します。

それぞれ解説します。有給インターンのデメリットや注意点を詳しく知りたい方はこちらの記事(長期インターンのよくある後悔)も読んでみてください。

①時間的拘束が大きい

有給インターンは、報酬の支払いがある分期待される業務量や時間的なコミットも大きくなります

平日週2日〜3日、週15時間程度を求める企業が多く、大学の授業や部活動、サークル活動との両立が難しくなる場合もあります。特に大学1年生、大学2年生は大学の授業も忙しいため、履修登録の工夫が必要になってきます。

また仕事の期日や締め切りに追われることもあり、自由な時間が減ることで、心身に負担を感じる人もいます。休みの日であっても、社員は稼働をしているため、社内チャットに連絡もあるので、自分のスケジュールを見ながら無理のない範囲で取り組むことが必要です。

有給インターンの期間について詳しく知りたい方は、こちらの記事(長期インターンの期間)を読んでみてください。

②責任の大きな仕事が多い

有給インターンは、給料がもらえる分責任の大きな仕事も多くなります

裁量の大きな仕事に挑戦するのでスキルアップや経験の機会になりますが、プレッシャーや精神的な負担を感じる人もいるでしょう。さらに業務においてミスが許されない時もあるので、失敗が自分の評価に直結する可能性もあります。

社会人同様の責任感が求められるので、最低限のストレス耐性も求められます。責任の大きな仕事が多い分、社会人としての成長には大きく繋がりますよ。

③自分で学ぶ姿勢が求められる

有給インターン中は、自主的なスキルアップが強く求められ自分で学ぶ姿勢が求められます

仕事の進め方や、業務内容は直接教えてもらえますが、上司や先輩からの指示や教育が手厚くない場合、分からないことや新しいことに対して自ら積極的に学び、質問する姿勢が問われます。そのため、自己管理能力や自己成長に意欲的な人ほど、早く成長できるでしょう。

初めのうちは分からないことがあって当然です。先輩には遠慮せず、困った時はどんどん質問しましょう。必要以上に遠慮してしまう人、自主的に勉強するのは少し…と感じている人には、有給インターンは向いていません。与えられた機会を利用し、自分で学び、自分で成長する意識を持ちましょう。

④採用難易度が高い

有給インターンは、誰でも始められる訳ではなく採用難易度が高いです

一般的に採用率は10%以下と言われており、書類選考や面接に通過するのがかなり難しいです。特に大手企業や人気業界の企業は、応募者が月100名を超えることもあり、アルバイトと比べても競争はかなり激しくなります。

有給インターンに応募する際は、自己分析や志望動機の作成、面接練習をしたうえで臨みましょう。また複数の企業にまとめて応募することで、採用率を上げることができますよ。有給インターンの倍率について詳しく知りたい方はこちらの記事(長期インターンの倍率)も読んでみてください。

有給インターンを選ぶ時のポイント

有給インターンの時間を有意義にするためにも、選び方のポイントを押さえておきましょう。

それぞれ解説します。

①目的を明確にすること

有給インターンを始める際は、目的を明確にすることが大切です

自分が何を学びたいのか、どんなスキルを身につけたいか、どんな仕事に挑戦したいか、将来どんなキャリアを歩みたいかを考え、目的達成に近づける有給インターンを探しましょう。目的を明確にするために、自己分析は欠かせません。

例えば、総合商社を志望する人は、営業力が求められる仕事になるため、営業の有給インターンに挑戦する。外資系メーカーに就職したい人は、リサーチ業務や分析力が問われるマーケティング職の有給インターンに挑戦するなどです。

技術的なスキルを強化したいのか、業界の動向を理解したいのか、目的に応じて選ぶべき有給インターンは異なります。目的を明確にし、目標を持つことで、より有意義な時間を過ごすことができますよ。

②事前に情報収集をすること

有給インターンを選ぶときは、事前に情報収集をしておきましょう

求人サイトには、仕事内容に加えて、募集背景や経験できること、一緒に働く社員やメンバー情報など、職場の雰囲気が写真付きで掲載されています。給与条件や交通費支給の募集要項はもちろん、家や大学からの通いやすさも比較検討すると良いでしょう。

また企業選びで失敗しないためにも、企業の口コミ評判を調べたり、親や大学のキャリアセンター、先輩や友達に相談すること、面接の逆質問で気になることを質問しておくなど、疑問点を解消する行動も必要です。事前に情報収集をすることで、より良いインターン先を見つけることができますよ。

③面接対策をしておくこと

最後に、有給インターンに応募するときは面接対策をしておきましょう

人気業界や大手企業などは、選考倍率も高く、面接通過はかなり難しくなります。有給インターンといえども、事前の面接対策が必要です。自己分析を行い、志望動機や自己PRをしっかりと準備しておきましょう。

また過去の経験や、将来のビジョンを準備することで、有給インターンに参加したい動機や目的を伝えることができます。企業の経営理念や事業理解を深め、自分が貢献できることをアピールしましょう。自己PRに自信がない人は、多くの時間を避けることも大きなアピールになります。

また面接の際は、服装や言葉遣いなど、最低限のマナーも求められます。有給インターンの面接対策について詳しく知りたい方は、こちらの記事(長期インターンの面接対策)を読んでおきましょう。

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有給インターンを探す際の注意点

続いては、有給インターンを探す際の注意点についても見ていきましょう。

それぞれ解説します。

①給料の高さだけで選ばないようにする

有給インターンを選ぶ時は、給料の高さだけでは選ばないようにしましょう

大学生活の貴重な時間を費やすため、給料もひとつの判断基準にするのは問題無いですが、給料の高さを第一優先にしないことをおすすめします。

有給インターンの本来の目的は、将来のキャリア選択のために「学生のうちから実務経験を積み、企業や業界、仕事理解を深めること」です。そのため、自分自身がインターンを通じてどのような経験をしたいか、どのようなスキルを身に付けたいかといったようなインターンに参加する目的をまずは考えることが大切です。

「お金を稼ぐため」であれば、アルバイトの方が責任感も低く、日中に働くという時間の制約もないため、効率的に稼ぐことができます。給料の高さを第一優先にするのではなく、自己成長やキャリア形成の観点から選ぶようにしましょう。

②学業との両立を心がける

有給インターンに応募する際は、学業との両立も心がけましょう

有給インターンは、企業で働くことから平日の日中(9:00~19:00の間)に参加することになります。大学生は当然ながら、大学の授業もあるため、学業との両立が求められます。インターンを優先しすぎて、単位を落としてしまった、最悪の場合、留年してしまったという状態になってしまっては元も子もありません。

まずは大学の授業をベースに参加可能な有給インターンを探しましょう。企業によって「週〇日以上、一日〇時間以上の勤務が必要」などといった参加条件が定められていることがほとんどであるため、授業の履修状況を考慮しながら参加可能なインターンを探しましょう。

最近では、オンライン授業を実施している大学も多いため、インターン先のオフィスで授業の時間だけオンラインで授業を受け、授業が終わり次第インターンに戻るといったように、インターンと学業を両立する学生も増えています。

③怪しい企業には応募しないこと

給料に関する情報が不透明であったり、給料相場を下回る求人には注意しましょう

  • 最低賃金を下回っている企業
  • 日給制だけど、時間換算すると最低賃金を割る企業
  • 成果報酬の条件が厳しい企業

有給インターンの多くは、時給制や日給制など働いた時間に応じて給料が支払われるケースが多いです。ただ、一部の企業では、インターン生を企業が雇用するのではなく、「業務委託契約」を結ぶ場合があります。業務委託契約のインターン生は、労働者と認められず、労働基準法や最低賃金法は適用されません。そのため、仮に最低賃金を下回った場合であっても法律上、違法とはなりません。

一部の非常識な企業は、やりがいや成長を理由に、安い賃金での契約を迫ったり、「みんなこの条件で仕事をしている」と声をかけてきます。給料面に違和感を感じたり、明らかにやりがい搾取だと感じたら、早めに大人に相談し、インターン先の企業から離れましょう。怪しい企業の見極め方はこちらの記事(長期インターンは怪しい?)を確認してください。

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有給インターンに参加するまでの流れ

長期インターンの参加の流れ

最後に、有給インターンに参加するまでの流れを解説していきます

それぞれ解説します。

①求人を探す

まずは有給インターン求人サイトから、求人を探してみましょう

興味のある職種や業種で絞り込むこともできますし、時給や勤務時間、仕事内容からお気に入り求人を見つけてみましょう。お気に入り登録機能を活用すると、効率よく長期インターンが探せます。

有給インターンを探すときは、一緒に働くひとも重要な比較検討ポイントです。どんな社員さんがいるのか、どんな学生がインターン生として働いているのかもチェックしておきましょう。有給インターンの探し方をもっと知りたい方はこちらの記事(長期インターンの探し方)も読んでみてください。

求人サイト例①:Renew(リニュー)

長期インターン求人サイトRenew

Renew(リニュー)は、株式会社Renewが運営する『長期インターンに特化した求人サイト』です。大学1年生から始められる有給インターンのみを厳選掲載しており、さまざまな検索条件から理想の勤務先を見つけることが出来ます。

プロフィールを入力するだけで、企業からスカウトが届いたり。プロのキャリアアドバイザーが、一人ひとりにあった長期インターン先の紹介と、内定率をあげるための選考サポートを行なっています。

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求人サイト例②:Infraインターン

インフラインターン

Infraインターン は、株式会社Legaseedが運営する『インターンシップ求人サイト』です。長期インターンの求人だけでなく、短期インターン、イベント、スキルアップ講座なども公開しています。

業界や職種別の求人数も多く、東京都内以外の地方案件も充実。アプリも用意されており、『ゲーム業界・農業・士業・起業支援』と言った特殊な業界の案件も掲載されています。

求人サイト例③:ゼロワンインターン

ゼロワンインターン

ゼロワンインターン は、株式会社そるとが運営する『長期インターンシップ求人情報サイト』です。1,300社以上の求人掲載実績があり、名古屋や大阪、福岡などの地方案件も充実しています。

ゼロワン経由でインターンシップに参加すると、勤務先の社長から就職活動で利用できる『推薦状』が貰えます。推薦状をもらうと、就職活動時期に企業側からスカウトが届きやすくなるため、就活を有利に進めることができます。

②企業に応募する

興味のある求人が見つかったら、早速応募をしてみましょう

有給インターンの内定率は10%以下と低いため、合格率をあげるためにも、複数企業の同時応募を推奨しています。

応募は指定のチャットサービスで、採用担当者とやり取りができるため、メール連絡の面倒さなどはありません。土日祝日は、企業からの返信が遅いこともあるため、応募から1週間は返信を待ってみましょう。

③書類選考・面接を受ける

応募後は、企業ごとに書類選考やカジュアル面談、面接が始まります会社によっては、履歴書が必要になるケースもあるため、長期インターンの履歴書の書き方もマスターしておきましょう。

面接や選考では、長期インターンを始める目的や自己PR、志望動機などを質問されます。一般的なアルバイトと比較して、採用難易度が高いため、しっかりと準備していきましょう。

志望動機を深く理解したい人はこちらの記事(長期インターンの志望動機)、面接対策を進めたい人はこちらの記事(長期インターンの面接対策)もチェックしておきましょう。

④内定・採用

面接に合格したら内定・採用です

勤務日程や時間は基本的にはシフト制になるため、採用担当者とすり合わせた上で、実際に働き始めましょう。時給や労働条件の最終確認をお忘れなく。

もしも複数企業の内定をもらってしまった場合は、内定辞退の連絡も早めにしておきましょう。こちらの記事(長期インターンの採用内定の辞退方法)がおすすめです。

まとめ

本記事では、有給インターンの定義や概要、無給インターンとの違いや、参加するメリットデメリットをまとめました。

要点をまとめます。

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参考文献

厚生労働省 インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方
令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります
地域別最低賃金の全国一覧
採用選考に関するアンケート
労働法制の動向
雇用均等基本調査若年者雇用に関する参考資料
文部科学省 大学等におけるインターンシップの推進
経済産業省 インターンシップ推進
インターンシップ活用ガイド
ジョブカフェ
内閣府 働き方の変化と経済・国民生活への影響
総務省
総務省統計局
労働力調査(基本集計)
雇用者(正規・非正規の職員・従業員の動向など)
独立行政法人労働政策研究・研修機構 就労等に関する若者の意識
入職初期のキャリア形成と世代間コミュニケーションに関する調査