この記事は、有料職業紹介(許可番号:13-ユ-315467)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社Renewが制作しています。
長期インターンを始めるためには、書類選考や面接に通過する必要があります。長期インターンの選考倍率は高く、準備不足が原因で面接に落ちる人も少なくありません。
長期インターンの面接前には、よく聞かれる質問の回答を準備しておきましょう。
本記事では、長期インターンの面接対策として、よく聞かれる質問や回答例、面接前に準備したいこと、服装や髪型等の面接マナーについてまとめました。
長期インターンの面接時のポイントや注意点もまとめていますので、面接前に確認して、ぜひ参考にしてみてください。(履歴書の書き方はこちら)
この記事の監修者 | |
柴田 将希 株式会社Renew 代表取締役。長期インターン求人サイト「Renew」運営。自身の長期インターン経験や、就職活動・転職活動、起業経験をもとに、学生のキャリア支援を行なっています。 |
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▼目次
長期インターンの面接とは
長期インターンの面接とは、企業が学生との対話を通じて、お互いのマッチ度を確認する機会です。
「長期インターンにも面接があるの?」と思う方もいらっしゃいますが、面接を通じて「学生の性格や適性、能力を知るためにも、面接の場は少なからず用意されています。
また専門職種(例:エンジニア / デザイナー)によっては、書類選考や技術テスト、ポートフォリオの提出、エントリーシートの記入が必要なケースもあります。
大手企業や人気企業になるほど、面接の回数は増えていきます。書類選考から始まるケースもあれば、現場担当者とラフに話す「カジュアル面談」を行う企業も増えています。選考回数が多い分、【長期インターンの内定率】は、5〜10%とも言われています
ちなみに面接の雰囲気は、就職活動の面接と比べると比較的カジュアルなことが多いです。人事担当者や、現場責任者と30分〜1時間程度の面接を行うことがほとんどです。
長期インターンの面接は難しく、面接に落ちること、選考に受からないこともよくあります。はじめての面接であることも多いと思いますので、自己紹介や志望動機など、最低限の準備を忘れないようにしておきましょう。
長期インターンの面接でよく聞かれる質問
長期インターンの面接に合格するためにも、よく聞かれる5つの質問に答えられるようにしておきましょう。
各質問の意図や、回答例、回答時のポイントについて紹介していきます。
【質問1】自己紹介
長期インターンの面接は、お互いの自己紹介から始まります。
面接官が自己紹介を求める意図には、
- 応募者の人柄を知りたい
- 簡潔に話すスキルがあるかを把握したい
- コミュニケーション能力があるか知りたい
- 話しやすい雰囲気作りをしたい
などがあります。
自己紹介を通して、人柄を知りたいのはもちろん、コミュニケーション能力や簡潔に伝えるスキルが見られます。自己紹介は1分程度、長くても3分以内に収まるように話しましょう。
【回答例】
東京大学、経営学部 経営学科、2年生の山田太郎です。
大学では主に経営学を学んでおり、金融ゼミに所属して企業投資や金融学について勉強しています。大学1年生から軽音楽部に所属しており、音楽鑑賞や楽器演奏が好きで、現在もライブ活動を続けています。
今回、将来のキャリアを考えた時に、今のうちからビジネススキルや実践的な仕事力を身につけたいと考え、御社の長期インターンに応募させていただきました。本日は、よろしくお願いいたします。
「自己紹介」回答時のポイント
自己紹介では、あなたの人柄がわかるように簡潔に話しましょう。
- 大学名
- 学部学科 / 学年
- 名前
- 学生時代に力を入れたこと
- 最後の挨拶
大学情報に加えて、大学で学んでいること、部活やサークル活動をしている場合は活動内容を、アルバイトをしている場合はアルバイトの話を盛り込むことをおすすめします。自分の趣味や興味があること、頑張っていることを付け加えると、人柄が伝わりやすくなりますよ。
また長期インターンを始めようと思ったきっかけや、応募先の企業に興味を持った理由にも触れておくと、応募意欲が伝わるうえに、次の会話に繋がりやすくなります。自己紹介は、第一印象が決まるタイミングでもあるので、明るく元気な印象を与えることを意識してみましょう。
自己紹介の例文や話し方のポイントが知りたい方はこちらの記事(長期インターンの自己紹介)をご覧ください。
【質問2】長期インターンの参加目的
長期インターンを始めようと思った理由や、参加目的も必ず聞かれる質問です。
面接官が、長期インターンの参加目的を質問する意図は下記の通りです。
- 目的を持って参加しているかを知るため
- 参加目的を自社で叶えられるか知るため
- 自社との相性が良いかを見るため
長期インターンを始めようと思った理由や、きっかけは何か、素直な気持ちで答えましょう。
【回答例】
私は、将来コンサル業界への就職を希望しています。コンサル業界で活躍するためには高い論理的思考力が必要であるため、「分析→課題特定→仮説立て→施策立案→実行・検証」という一連のマーケティング業務の長期インターンを通じて論理的思考力を磨きたいと考えています。
長期インターンで経験を積み、就職活動に活かすことはもちろんのこと、同世代と比べて圧倒的な差を付けられるようなスキルを身に付けたいと考えています。
「参加目的」回答時のポイント
長期インターンに参加したい素直な理由を答えましょう。
- ビジネススキルを身につけたい
- 仕事の解像度を高めたい
- やりたい仕事を見つけるために挑戦したい
長期インターンを知ったきっかけは人それぞれですし、参加目的や叶えたいことも違うはず。面接官は、あなたがどんな理由で長期インターンに参加したいかを確認しています。
「周りの友達が始めているから」「大学で勧められたから」など、受動的な姿勢を伝えてしまうのはマイナス評価に繋がります。「何のために」「何を学びたいのか・どんな経験をしたいのか」を明確にしましょう。
【質問3】長期インターンの志望動機
応募企業への志望動機も、必ず聞かれる質問です。
志望動機の質問では「自社のことをどれだけ調べてきたか」「長期インターンで叶えたいことが自社で叶えられるか」を見極めています。質問を通して、一緒に働きたいと思うか、入社後に活躍してくれそうかを判断しています。
志望動機の質問では「勤務地が近いから、給与が高いから、雰囲気が良さそうだから…」と言った、漠然とし過ぎた志望動機は避けましょう。長期インターン参加目的と志望動機は紐づけて、志望企業でしか叶えられない理由を伝えましょう。
【回答例】
私が貴社を志望した理由は、主に充実した教育制度が整っている点とインターン生でも正社員と同レベルの裁量のある仕事を任せていただける社風の2点に魅力を感じたためです。
現在、私は3年生のため、就職活動が始まる半年間で最大限の成長をしたいと考えています。スピード感を持って成長するためには、充実した教育環境と裁量のある仕事を任せていただくことが必要不可欠です。
以上の通り、貴社の仕事内容と教育制度は私にとって最適な環境であると考え志望致しました。もちろん、自己成長だけではなく、貴社の事業拡大に少しでも早く貢献できるように努めていきたいと考えています。
「志望動機」回答時のポイント
受かる志望動機を考えるポイントは、
- 「何に」魅力を感じたかではなく、「なぜ」魅力に感じたか
- これまでの経験が会社・仕事にどう活かすことができるか
- 採用された後に挑戦をしてみたいこと
などがあります。上記のポイントを抑えておくことで、あなたの志望した理由とどのように成果を出してくれるかという将来のイメージ、また、あなた自身のパーソナリティが出る志望理由に繋がります。
志望動機を作る際は、HPや求人情報をもとに仕事内容や会社(事業内容や社風、教育制度、理念等)を知ることから始めましょう。企業理解を深めた上で、なぜその企業が良いのかという理由を明確にし、自身にとって、企業の良いと思った点がどう活かされるかを考えることがポイントです。
営業以外の志望動機・志望理由(サンプル例文)を知りたい方はこちらの記事(長期インターンの志望動機)もおすすめです
【質問4】自己PR(学生時代に力を入れたこと)
面接前には、自己PR(学生時代に力を入れたこと)も準備しておきましょう。
面接官が自己PRを聞く理由には、
- 目標に対して、努力ができるかどうか
- 自社で求められる成果を出して活躍できそうか
- モチベーションの源泉はどこにあるのか
などがあります。「何をしたか」よりも「何を目標として、成果を出すためにどんなことを行なったか」を深掘りされるケースが多いです。しっかりと準備しておきましょう。
【回答例】
私の過去に頑張った経験は、塾講師のアルバイトです。今も続けていますが、主に中学生・高校生の数学/理科を担当しております。
塾講師の仕事は、生徒の偏差値を伸ばすこと。そのために授業の工夫はもちろんですが、生徒の習慣化をサポートするような仕組みづくりを日々研究していました。具体的には、目標設定と達成スケジュールの作成、課題設定です。
適切な課題設定は生徒のモチベーションを上げるだけでなく、行動をも変える力がありました。このような授業以外の工夫という点を、今でも考えながら日々アルバイトに努めています。
「自己PR」回答時のポイント
自己PRの内容は、部活動やサークル活動、アルバイト、大学の授業など何でも構いません。また中学生や高校生の頃の話ではなく、大学に入ってからの話が出来るとなお良いでしょう。
自己PRは、あなたの人柄や性格、目標に対して取り組む姿勢をアピール出来る内容です。ただ努力をしたという抽象的な伝え方ではなく、自分が何を考え、どう動いたことで、どんな成果に繋がったのか、具体的なエピソードを交えられると好印象に繋がりますよ。
【質問5】逆質問(面接官への質問)
最後に、面接官への逆質問もよく聞かれます。
面接官が逆質問をする理由は、
- 志望度や働く意欲を知るため
- 不安や疑問点を解消するため
- 質問力を確認するため
面接官は、逆質問を通じて学生の意欲や能力を評価しようと考えています。具体的な質問ができる貴重な機会になりますので、しっかりと事前準備をしておきましょう。
【質問例】
・活躍するインターン生に共通するスキルはありますか?
・インターン開始までに準備するべきことはありますか?
・〇〇さんのキャリアビジョンを教えていただいても良いですか?
・今日の面接のフィードバックをいただきたいです
「逆質問」回答時のポイント
逆質問を通じて、参加意欲の高さを伝えるように意識しましょう。
逆質問が求められる理由は、学生が選考段階で不安・疑問に思っていることを解消するためです。ただ反面、どのようなことに興味を持っているかやコミュニケーション能力があるか、質問の内容によっては熱意があるかどうかの判断にも繋がります。
単純に聞きたいことももちろんですが、合わせて自分自身をアピールできる質問もできるといいでしょう。逆質問について詳しく知りたい方はこちらの記事(長期インターンの逆質問)も読んでみてください。
長期インターンの面接で他にも聞かれる質問
続いては、長期インターンの面接で他にも聞かれる質問です。
それぞれ解説します。
どんな仕事に挑戦したいか
長期インターンを通して、どんな仕事に挑戦したいかも考えておきましょう。
会社理解や事業理解に加えて、業務理解ができているか、どんな仕事に一生懸命打ち込むことができそうかなどを見極めています。「何でもやりたいです!」や「なんとなくやってみたいです」といった曖昧な回答ではなく、なぜその仕事がやりたいのかを明確にしましょう。
よくある失敗例は、やりたい仕事とできる仕事が異なること。マーケティング職を志望しているけど、やりたい仕事はデータ分析やデータ解析。しかし募集求人は、広告運用やSNS運用でデータ分析に関わる時間は少しだけ。企業側からすとミスマッチと判断して不合格になるケースが多発します。
仕事の理解度(解像度)が浅ければ浅いほど、ミスマッチが理由で落ちてしまうことが多いので、募集されている仕事内容をしっかりと理解したうえで、自分がどう貢献できるかを伝えていきましょう。
【回答例】
営業の仕事に挑戦したいです。私自身はじめての挑戦になるため、まずは基礎を徹底的に学び、実践、成果を出すことを目標にしています。最終的には、自分だけの力ではなく、組織として成果を出すために考え、行動できるような人になりたいと考えています。
あなたの強みや長所について
強みの質問は、自身の魅力を伝えられるチャンスです。
強みに良し悪しはなく、自身の自己理解ができているか、自社の雰囲気や風土にマッチするかを見極める質問です。例えば、チーム文化を大切にしている企業で、一匹狼を強みとする学生は相性が悪いなどです。
強みを答えた後に「具体的にそう感じた理由は何ですか?」と追加質問をされることもあるため、過去の経験やエピソードを踏まえて考えてみると良いでしょう。
ちなみに筆者の強みは、物事を構造化して整理する力があること(周りの意見を整理してまとめることができる)や、一度決めたことは何があっても継続できることです。
長期インターンの採用では、特別なスキルや経験で他学生と差別化することは難しいため、何かをやり切る力があるか、諦めない力があるか。をアピールできると良いですよ。
【回答例】
私の強みは、一度決めたことは最後まで諦めずに続けることです。具体的には、大学1年生から続けている英語学習があります。TOEICの点数を上げるために、毎週リスニングとスピーキングを練習すると決めて、愚直に続けています。
あなたの弱みや短所について
弱みの質問は、自分自身を客観的に評価した上で、意識していることを話しましょう。
弱みを弱みと話すのではなく、弱みを改善するためにどんな行動をしているかを答えると意識的に取り組んでいることとしてもアピールできます。また弱みに気付いた理由やきっかけをエピソード付きで答えられると深みが増します。
【回答例】
私の弱みは、一度決めた方法にこだわってしまうことです。目標達成の手段は沢山ある中で、ひとつのことを続けて達成を考えてしまう癖があります。そのため定期的に「他にもっと良いやり方がないか」を考えるように心がけています。
将来の目標や、キャリアビジョンについて
新規事業や社長直下の長期インターンでよく聞かれる質問です。
あなた自身が成し遂げたいことに対して必要なことを自社で経験ができるか、また、採用後にミスマッチで辞めてしまうことを防ぐために、学生の将来の展望を聞いておきたいという理由で質問をされます。
キャリアの目標は「漠然とした内容」でも問題ありません。起業をしてみたい、新規事業の立ち上げに挑戦したい、マネジメントの立場に行きたい、ひとつの職種(営業、マーケティング)のプロフェッショナルになりたいなど、キャリアの最終目標に正解はありません。
キャリアビジョンがないなら「これから見つけていく」という回答も決して悪いものではありません。無理に嘘のビジョンを作る必要はありませんよ。
【回答例】
営業という職種をまずは極めたいと思っています。その先は、マーケティングなどの別スキルを取得するか、営業職のマネジメント層として働くかは、まだ見えていません。キャリアの選択肢は無限にある中で、インターンシップを通じて、少しずつキャリアビジョンを見つけていきたいとも考えています。
制作物やポートフォリオについて
エンジニアやデザイナーなどの専門職を志望する場合は、制作物やポートフォリオの有無、実績を聞かれます。
デザイナーなら制作物(バナーやチラシデザインなど)、エンジニアならGitHubや制作したWebサイト/Webアプリケーションなど。また制作物に関する質問を追加でされるケースもあります。
専門職を志望する方は、主に知識やスキルに関する質問が多くなるため、事前にポートフォリオを用意しておくと話がスムーズに進むでしょう。
勤務条件について
最後は、勤務条件(週の勤務日数や勤務時間)に関する質問です。
勤務日数による合否判断は少ないですが、規定の日数に出勤できない場合は、合格率が下がってしまう場合もあります。とはいえ可能日数を盛る必要はありませんので、素直に答えましょう。長期インターンの平均期間が知りたい方はこちらの記事(長期インターンの期間)も読んでみてください。
【回答例】
週3日の勤務を想定しています。大学の授業の兼ね合いもあり、火曜日と水曜日に4〜6時間勤務できます。また授業の空きや、長期休暇期間は、他曜日も入れます。テスト週間の最中は、少しシフト調整ができるかご相談させていただきたいです。
長期インターンの面接対策
長期インターンの定番質問を理解したら、具体的な面接対策の方法を見ていきましょう。
それぞれ解説します。
自己分析をする
長期インターンの面接前には、自己分析をしておきましょう。
自己分析とは、自分自身を理解し、自分の強みや弱み、価値観、キャリアの方向性を明確にする時間です。学業や部活動、アルバイトなど、過去の経験を振り返り、自分が今後どうなりたいかを考えてみましょう。
特に、長期インターンを始めたいと思った理由や、長期インターンを通して成し遂げたいこと、将来の就職活動を見据えて、どんな時間にしたいのかは、面接での回答にも活きてきます。
自己分析の仕方には「自分史」や「マインドマップ作成」「モチベーショングラフ」など、たくさんの方法が出てきますので、自己理解を深めるためにも、時間を作ることをおすすめします。
企業・業界研究をする
応募先に合わせて、企業研究や業界研究も行いましょう。
企業研究とは、企業の歴史やビジョン、ミッション、事業内容を調べること。企業の公式ホームページや、SNS情報などから、どんな事業をどんな想いで行なっているのかを調べましょう。
また業界全体の動向や課題、競合他社、業界内での立ち位置も調べておくと、俯瞰して企業を見れるようになります。少し難易度は高いですが、企業の全体像を知っておくことで、会社の理解もより深まりますよ。
職種・仕事の理解を深める
続いては、募集ポジションや具体的な仕事内容の理解を深めることです。
営業職やマーケティング職など、抽象的なイメージではなく、具体的にどんな仕事をしていくのか、求められるスキルや、経験できること、日常的な業務内容を細かく調べておくのも大切です。
特に企画職やマーケティング職など、華やかなイメージを持ち志望する学生も多く、「具体的に何の仕事がしたいのか?」に明確に答えられる学生は多くありません。求人情報や企業の採用ページを見て、仕事の理解を深めておきましょう。
面接練習をする
最後は、面接練習を忘れずに行うことです。
面接練習は、実際の面接で自信を持って臨むためにも大切です。大学の先輩や友人、家族に協力してもらい、実際の面接に近い状況で練習してみましょう。いざ言葉に出してみると、思考の言語化が難しく、回答に詰まることもあるでしょう。
また自分の回答を録音、録画することで、話の内容に加えて、表情や身振り手振りも振り返ることができます。制限時間を設けておくことで、短く端的に伝えるスキルも上達します。慣れるまでは繰り返し練習してみましょう。
柴田 将希
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長期インターンの面接に合格する人の特徴
続いては、長期インターンの面接に合格する人の特徴についてご紹介します。
それぞれ解説します。
①明るく元気なコミュニケーションが取れる
長期インターンの面接に受かる人は、共通して明るく元気なコミュニケーションが取れています。
仕事中は、社内社外の人との関わりや、チームで協力して働くことも少なくありません。明るく元気良く話せることは、面接官に良い印象を与えられますし、協調性の高さを印象付けることも出来ます。
企業に限らず、暗くてボソボソ話す人よりも、はっきりと笑顔で話せる方が心地が良いものです。面接中は、相手の顔を見て笑顔で話すこと、はっきりと元気良く話すことを心がけましょう。
②志望動機や参加目的が明確になっている
長期インターンに参加したい目的や、志望動機に一貫性があることも大切です。
志望動機が固まっていると、参加意欲も伝わりますし、目的が自社で叶えられるかの観点からでも採用判断をしてくれます。明確な目的や目標を持っている人は、入社後も芯を持って働いてくれることを企業側は理解しているので、参加目的や志望動機は準備をしておきましょう。
③できるだけ多くの時間を確保できる
明確な目的や目標を持っていても、勤務条件に合わない場合は受かるのは難しくなります。
企業もボランティアで採用活動をしている訳ではありません。採用するからには、仕事を通して成果を出してほしい、事業成長に関わってほしいと考えています。
仕事で成果を出すためには、一定の勤務時間が必要です。週1日しか働けない方よりも、週2日、週3日働ける方が企業としては採用メリットを感じます。面接の際には、1日でも多く勤務する事をアピールしましょう。
長期インターンの面接前に知っておきたいこと
長期インターンの面接準備に入るために、最低限知っておきたいマナーをご紹介します。
それぞれ解説します。
①開始時間の5分前に到着しよう
長期インターンの面接は、開始時間の5分前には到着するようにしましょう。
時間を守れないということは当然ながらマイナスの印象を与えてしまい、逆にメリットとなることは1つもないといえるでしょう。社会人としてはもちろん、人として時間を守ることは当然です。
対面での面接の場合、応募先の企業のオフィスで面接を行うことが多いでしょう。オフィスへ入るには必ず受付が必要です。そこから受付の方が面接会場や会議室へ案内してくれるため、面接開始時間に受付へ到着してしまうと実際は間に合っていないといったことにもなりかねます。
また、オンライン面接であっても、いざ入室したと思ってもネット環境が悪く接続できないというトラブルが発生する可能性があるため、開始時刻ギリギリに入室することはおすすめしません。
そのため、余裕を持って最低でも面接時間の5分前には到着できるようにしましょう。
②会社情報を調べておこう
事前に面接を受ける会社の情報を把握しておきましょう。
事前に情報収集をすることで、志望理由が明確になったり、面接を優位に進めることにも繋がります。それだけでなく、選考通過後に実際に働いた際のミスマッチも少なくなります。
とはいえ何を調べたらよいか分からないという人は、最低限、下記6つの情報を抑えておくと良いでしょう。
- 会社概要(社名や所在地、売上高、従業員数など)
- 企業理念(その会社の根幹となる考え方・価値観)
- 事業理解(どのような事業を行っており、社会にどう役立っているのか)
- 企業の強み(何が強み・アピールポイントなのか)
- 仕事内容(応募時に確認した求人情報の詳細)
- 勤務条件(給与や勤務地、勤務時間など)
加えて、下記の情報も併せて把握しておくと、他の学生との違いをアピールすることにも繋がるかもしれません。
- 競合情報(ライバル企業の情報と競合と同じ業界内での立ち位置など)
- 企業が抱えている課題
- 将来の展望
また、情報の収集は、下記のようなメディアから行うと良いでしょう。
- 企業のHP
- ネット記事
- ニュースや新聞
- SNS
- 口コミサイト
事前に把握する情報は、多いに越したことはありません。上記で紹介した情報だけでなく、自分自身が気になる情報は事前に抑えておきましょう。
③逆質問を用意しよう
最後は、逆質問を用意することです。
逆質問とは、面接官から質問をされるのではなく、学生から面接官に対して質問を行うことです。面接の最後に面接官から「弊社について何か質問はありますか?」などと質問をされるケースが多いですね。そのため、事前に自分自身が聞きたい質問をいくつか用意しておきましょう。
必ずしも正解があるわけでは無いですが、下記のような内容は避けることをおすすめします。
- 事前に調べておけば分かる情報(例:御社はどんな商品を扱っていますか?)
- 面接内で既に面接官から話があった内容
- 給与や休みなどの条件ばかりを質問してしまう
事前に自分でHPなどを見ておけば分かる質問は、「準備不足だな…」と思われてしまったり、既に話をされた内容を繰り返すと「あまり話を聞いていないな…」といったマイナスの印象を与えてしまいます。
最低限相手にとってマイナスの印象を与えず、知りたい質問をいくつか準備しておくと良いでしょう。
長期インターンの面接を受けるときの注意点
最後に、長期インターンの面接前に知っておきたい注意点をご紹介します。
それぞれ解説します。
最低勤務日数を確認する
まず、応募前に最低勤務日数を確認しましょう。
長期インターンにはそれぞれの案件ごとに最低勤務日数というものがあります。最低勤務日数とは毎週最低でも〇日は勤務しなければいけないという条件です。
長期インターンは、基本的に企業の営業時間である「平日の日中」に実施されることがほとんどです。授業の履修状況によっては、どうしてもスケジュール的に最低勤務日数を保証できない人もいるでしょう。
応募後や面接後に、実は最低勤務日数の条件を満たせなかった…なんてことが無いように必ず事前に確認をしておきましょう。
面接の日程変更は前日までに
「面接当日に外せない予定が入ってしまった…」という場合は、必ず前日までに連絡を入れましょう。
面接の日程変更は基本的にメールでの連絡で問題無いです。ただ、当日直前の場合は必ず電話で連絡を入れましょう。
日程変更をすると不採用になる、なんてことはありませんので安心してください。変更が必要と分かった段階で、丁寧に連絡をいれることを心掛けてください。
面接の辞退は丁寧に連絡する
面接の辞退連絡は、丁寧に行いましょう。
順調に選考を通過することができたが、「選考を通じて、想像していた企業と違った…」など、面接や採用の辞退をしたいと思う場合もあるかもしれません。
最終判断をするのはあなたですから、辞退することは問題ないですが、必ず連絡を無視するなどの方法で辞退することは辞めましょう。メールでも電話でも構いませんので、丁寧に辞退の連絡をしましょう。
長期インターンの面接に相応しい服装(オンライン含む)
長期インターンの面接は、スーツの着用がおすすめです。
企業によっては「私服でお越しください」「服装は自由で構いません」と指定がある場合もありますが、スーツを着用することによるデメリットやマイナス評価は全くありません。
基本的には「面接に行く企業の社員がどんな服装をしているか」をチェックしましょう。オフィスカジュアルで働く会社なら、襟付きのシャツで面接を受けても構いません。反対にスーツで働く社員が多い企業では、スーツを着用するのが好ましいでしょう。
私服(オフィスカジュアル)で参加する時は、ビジネスシーンに合うような服装・身だしなみを心がけましょう。
面接のNG服装は、パーカーやジーンズ、夏場だとサンダルなどのカジュアルすぎる服装です。こちらはオンライン面接も同様なので注意しましょう。襟付きのシャツやセットアップなどキレイ目な服装を選ぶことが無難です。
長期インターンの面接服装は悩むことも多いですが、最低限マナーがある服装で臨むことをおすすめします。長期インターンの服装について悩んだらこちらの記事(長期インターンの服装)を読んでみてください。
長期インターン面接時の髪型は黒色が間違いない
長期インターンの面接は、黒色の髪の毛がおすすめです。
髪色は第一印象に大きく影響します。大学生のうちは染髪している人も多いと思いますが、ビジネスシーンにおいては、オーソドックスで誠実な印象を与える黒色にしておくことが無難です。
一方で、女性の場合は、濃い目の茶色程度であれば、染髪していても問題はありません。ただ、色ムラがある場合は「だらしない」印象を与えてしまったり、明るすぎる茶色や派手な色は「ビジネスシーンにおいてあまり適切ではない」といった印象に繋がってしまうため、清潔感があるヘアスタイルやビジネスシーンにふさわしいヘアスタイルを意識しましょう。
長期インターン面接のよくある疑問を解決
最後に長期インターン面接のよくある質問にお答えします。
- 長期インターンの面接は難しいですか?
- 長期インターンの面接に落ちたらどうすれば良いですか?
- 長期インターンの面接回数は平均どのくらいですか?
- 長期インターンの面接時間は平均どのくらいですか?
- 長期インターンの面接を途中で辞退しても良いですか?
- 長期インターンの面接後にお礼メールは必要ですか?
それぞれ解説します。
長期インターンの面接は難しいですか?
長期インターンの面接は難しいです。
長期インターンの合格率は、一般的に5%~10%程度になっており、企業規模や募集職種によっても難易度が変わります。アルバイトの面接と比較しても、合格するのが難しいため、面接練習をしっかりしておきましょう。
長期インターンの面接に落ちたらどうすれば良いですか?
面接に落ちてしまった原因を分析し、ひとつずつ改善していきましょう。
- ビジネスマナーに問題があった
- 志望動機が曖昧だった
- 自己PRが不十分だった
- 企業理解が甘かった
- そもそも応募基準や採用基準を満たしていなかった
- スキル不足や経験不足だった
- 熱意が伝わらなかった
長期インターンに落ちてしまう理由はいくつか考えられます。詳しい原因や対処法を知りたい方は、こちらの記事(長期インターンに受からない)も読んでみてください。
長期インターンの面接回数は平均どのくらいですか?
長期インターンの面接回数は1回で完結する企業が多いです。
企業によっては2回ほど実施するケースもありますが、就職活動における面接と比較して少ない傾向にあります。
面接回数が多い企業だと、カジュアル面談を含めて3回ほど選考がある場合もあります。面接から内定まで1〜2週間かかる場合もあるので、余裕を持って選考を始めましょう。
長期インターンの面接時間は平均どのくらいですか?
長期インターンの面接時間は、30分〜1時間程度です。
企業によっては事前に予定時間の案内がある場合もあります。限られた時間の中でアピールするためにも、面接は時間通りに始められるように準備しましょう。
長期インターンの面接を途中で辞退しても良いですか?
長期インターンの面接は、辞退しても問題はありません。
ただし辞退する際には下記に注意しましょう。
- 再度本当に辞退をしてもよいかしっかりと考える
- 必ず辞退する旨をメール、もしくは電話で連絡を入れる
- 選考に時間をかけてくれた面接官・採用担当者には、感謝の意とお詫びを伝える
長期インターンの面接後にお礼メールは必要ですか?
長期インターンの面接後には、お礼メールを送りましょう。
お礼メールを送ることで、礼儀正しい人柄を印象付けられるほか、志望度の高さも伝えることができます。面接で話を聞いた感想も踏まえて連絡することを心がけましょう。
件名:面接のお礼【名前】
株式会社****
採用担当者様
お世話になっております。
本日◯時より面接をしていただきました、〇〇大学の〇〇と申します。
本日はご多忙の中、面接の機会を頂きまして、誠にありがとうございました。
〇〇様のお話を伺い、貴社の事業内容を深く理解でき、より一層貴社で働きたいと感じました。
メールの形となり恐れ入りますが、まずはお礼申し上げます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
長期インターンの面接対策は万全に!
本記事では、長期インターンの面接対策として、よく聞かれる質問や回答例、面接前に準備したいこと、服装や髪型等の面接マナーについてまとめました。
要点をまとめます。
- 長期インターンの面接は難しい
- 面接で聞かれる質問には回答を準備しておく
- 面接に合格する人は明るさと一貫性、稼働時間の確保ができている
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- 自分に合う会社ってどうやって探せばいいの?
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【基礎知識】
- 長期インターンとは
- 有給インターンとは
- 長期インターンのメリット
- 長期インターンの探し方
- 長期インターンの期間
- 長期インターンのおすすめ企業
- 長期インターンのおすすめ職種
- 長期インターンとアルバイトの違い
- 長期インターンと短期インターンの違い
【応募/選考】
- 長期インターンの面接対策
- 長期インターンの志望動機
- 長期インターンの自己紹介
- 長期インターンは何社応募する?
- 長期インターンに受からない
- 長期インターンの履歴書の書き方
- 長期インターンの応募メール
- 長期インターンのガクチカ
- 長期インターンの断り方・内定辞退
【よくある質問】
参考文献
運営者情報
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URL | https://renew-career.com/corp |
本社所在地 | 〒105-0021 東京都港区東新橋2-7-3 昭和アステック1号館701 |
法人番号 | 1011001146920 |
設立日 | 2022年4月8日 |
代表者(代表取締役社長) | 柴田将希 |
事業内容 | 長期インターン求人サイトの運営 就活情報メディアの運営 |
許認可 | 厚生労働大臣許可番号 有料職業紹介事業(13-ユ-315467) |