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企業のリアルを体験できる長期インターンは、将来の志望企業を探すため、また選考を少しでも有利に進めるためにも重要な経験となっています。
長期インターンに参加した学生は、仕事選びの軸が見つかり、納得のいく就職活動をはじめています。企業で働いた経験は、学生時代頑張ったことや自己PRとしても語れます。
企業においても、成長意欲の高い学生が事業成長の戦力になってくれること、新卒採用の早期囲い込みとして利用できることから、ベンチャー企業を中心に長期インターンを実施する会社が年々増えています。
今回は、実際に長期インターンを経験した私が、長期インターンに参加するメリット、参加して良かったこと、おすすめ理由をご紹介します。
この記事の監修者 | |
柴田 将希 株式会社Renew 代表取締役。長期インターン求人サイト「Renew」運営。自身の長期インターン経験や、就職活動・転職活動、起業経験をもとに、学生のキャリア支援を行なっています。 |
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関連記事:長期インターンとは|長期インターン メリット|長期インターン 探し方|長期インターン 大手|長期インターン いつから|長期インターン 期間|長期インターン 意味ない|長期インターン 面接
▼目次
長期インターンとは
まずは、長期インターンの定義や意味、短期インターンやアルバイトの違いについて紹介します。
それぞれ解説します。
長期インターンの概要
【長期インターンとは】、おもに開催期間1ヶ月以上のインターンのことで、実務経験を積むことを目的に、企業の業務に従事する中長期間のプログラムです。
長期インターンは、学生や若手社会人が実務経験を積む機会として提供されており、社員同様の実務を通して、専門的なスキルや実務経験を身につけることができます。企業は、新卒採用や即戦力を目的に、長期インターン生を採用しており、新卒採用の早期囲い込みや、人材確保を目的に募集をしています。
長期インターンは、企業の業務プロセスに深く関われるほか、実践的なスキルや経験を積むことができるため、将来のキャリア形成においても貴重な経験となり、就職活動でも有利に働きます。業界や企業、仕事の理解を深めたい人や、学生のうちから実務を通じてキャリアの選択肢を広げたいひと、就活のための武器を作りたい人におすすめです。
長期インターンと短期インターンの違い
【長期インターンと短期インターン】は、どちらもインターンに分類されますが、中身は全くの別物です。
長期インターンは、ビジネススキルを身につけることを目的に、大学1年生〜大学4年生まで、全学年を対象に募集されています。社員同様の実務(例えば、営業活動やマーケティング業務など)を行い、事業開発やプロジェクト参画に関わることが出来ます。会社と直接契約を行い勤務するため『有給』。一般的には1ヶ月以上、退職の意思を示すまで勤務することが出来ます。
短期インターンは、企業理解・業界理解を深めることを目的に、就活生である大学3年生・大学院1年生を中心に開催されます。会社説明会やワークショップ、座談会などの内容が多く、基本的には『無給』。1日限りの1dayインターンや、1週間や2週間単位の短期インターンが中心になります。
どちらも就職活動時に役立ち、将来のキャリアプランを考えるうえでも貴重な経験となり得ます。余裕がある人は、長期インターンも短期インターンも両立して始めてみると良いでしょう。ただし学業との両立は忘れずに。
長期インターンとアルバイトの違い
【長期インターンとアルバイト】は、働いてお金をもらう意味では似ていますが、中身の概念は全く異なります。
長期インターンは、正社員同様の実務が中心になり、裁量の大きな仕事を任せてもらえます。仕事を通して実践的なビジネススキルが身につくほか、社会人や経営者との交流も多いです。シフト制で勤務すること、勤務時間に応じて給料が発生する点はアルバイトと変わりませんが、就職活動やキャリアに直結する仕事が経験できるのが特徴です。
アルバイトは、正社員のサポート業務が中心となっており、特定のスキルや経験は必要ありません。簡単な仕事が多く、柔軟にシフト調整が出来るため、学業やプライベートの両立もしやすいです。ただしスキルアップの機会が少なかったり、将来のキャリアに直結しにくいデメリットもあります。
長期インターンとアルバイトに迷ったときは、キャリア目標を明確にして、ライフスタイルに合った選択をすることがおすすめです。
長期インターンのメリット
まずは、長期インターンのメリットを10個ご紹介します。
- ①キャリアの方向性が明確になる
- ②業界や職種、仕事の理解が深まる
- ③ビジネスの基礎スキルが身につく
- ④実務経験を積み、専門スキルが身につく
- ⑤プロ意識の高い環境に身を置ける
- ⑥事業の立ち上がり、成長の過程を知れる
- ⑦価値観の合う学生と出会える
- ⑧優秀な社員と繋がり、フィードバックが貰える
- ⑨アルバイトよりも高い給料が貰える
- ⑩ほかの学生との差別化になり、就活が有利になる
それぞれ解説します。
①キャリアの方向性が明確になる
長期インターンに参加することで、キャリアの方向性が明確になります。
実務経験を積むことで、自分がどの分野に興味を持ち、どんなスキルを伸ばしていきたいかが見えてきますし、自分の得意な仕事や苦手な仕事も客観的に知ることができます。
- 営業としてお客様とお話をすることが好きだった。
- 毎日数値を見ながら、仮説検証の分析をするのが好きだった。
- 経理など細かい仕事を丁寧にこなすのが自分の得意分野だった。
仕事の得意不得意は、やってみないと気づかないことが多いです。そして仕事を経験すればするほど、自分の不得意は誰かの得意がカバーしてくれると気づくでしょう。
苦手な仕事を知ることは、得意なことを知る以上に大切です。
例えば、パソコン操作に苦手を感じたら、普段からパソコンを操作する癖をつけることができますし、プレゼンテーションが苦手だと感じたら、大学在学中に積極的に手を挙げて発表練習することができます。得意な仕事は自分の自信に繋がり、苦手な仕事は改善するための期間として学生生活を有効に活用できますよ。
②業界や職種、仕事の理解が深まる
長期インターンに参加することで、業界・業種・企業の理解が深まります。
教科書や講義、インターネット情報、OB訪問よりも、遥かに業界のこと、会社のことを理解できます。仕事経験のない学生でも、数ヶ月間働くだけで『会社とは何か、仕事とは何か』を具体的にイメージ出来るようになりますし、現場の仕事を深く理解することができます。
- 会社で働くとは
- 会社の中にはどんな仕事が存在するのか
- 誰がどんな仕事を担当していてどう繋がっているのか
- どんな会社と取引しているのか
また長期インターンでは、業務の流れだけでなく、職場での人間関係や組織の文化、仕事に対する姿勢も学べます。仕事を通じて、自分に合った職場環境や、仕事のスタイルを見つけることも出来るため、就職活動時のミスマッチを防ぐ材料にもなります。
業界や職種、仕事の理解が深まることで、知識の幅を増やせるほか、会社で働く解像度がグッと上がりますよ。
③ビジネスの基礎スキルが身につく
長期インターンに参加することで、ビジネスの基礎スキルが身につきます。
例えば、報告書の作成やプレゼンテーションの技術、メールの書き方、パソコン操作、日々の業務に必要なビジネスマナーやコミュニケーションスキルなど。社会人にとっては当たり前のビジネススキルですが、大学の講義やアルバイトでは教えてくれる機会はありません。
また仕事を通して、時間管理や優先順位の付け方、上司への報連相、チームでの協業など、仕事を上手に進める技術も学べます。ビジネスの基礎スキルは、どの職種や業界でも共通して求められるため、長期インターンを通して身につけておくことで、就職後もスムーズに仕事に慣れることができるでしょう。
ビジネススキルを身につけることで、新卒入社時はもちろん、就職活動時にも役立ちます。みんな最初は知らないことから始まりますので、不安になりすぎず、学ぶ姿勢で挑戦してみましょう。
④実務経験を積み、専門スキルが身につく
実務経験は、ビジネス基礎力以上に貴重な体験です。
営業やマーケティング、技術職など、職種によって仕事内容は異なります。
職種 | 仕事内容 |
営業 | 営業計画や提案先調査、アポイント取得、商談など |
企画 | 経営企画・事業企画・商品企画、商品開発、宣伝企画など |
マーケティング | 市場調査や販促企画、データ分析やデータ解析、広告運用、SEO、SNS運用など |
編集/ライター | 記事の企画や取材、執筆、編集、校閲、翻訳など |
エンジニア | Web制作やWebアプリケーション開発など |
デザイナー | バナー制作、Webアプリのデザイン設計、コーディングなど |
人事/広報 | 新卒採用や中途採用のサポート、採用イベントの企画・運営など |
事務/アシスタント | 資料作成や、取引先の来客対応、電話対応、アポイント調整、データ入力など |
長期インターン生の中には、実際に名刺を持って営業に出ていたり、数百万円の予算を使ったWeb広告を運用したり、メディア編集者として数名規模のマネジメントを実践していたり、エンジニアとして新規事業のシステム開発に挑戦していたりと、社員同様の経験をしている人も多いです。
現場の仕事やプロジェクトに参画した経験は、就職活動でも、新卒入社時にも経験値として活かせます。責任感を求められる反面、仕事の苦しさと楽しさを味わうことができるため、学校やアルバイトでは得られない圧倒的な成長を遂げることができます。
長期インターンにどんな仕事があるか知りたい方は、こちらの記事(長期インターンの人気職種10選)も読んでみてください。
⑤プロ意識の高い環境に身を置ける
長期インターンを通して、プロ意識の高い環境に身を置くことができます。
大手企業であれば、業界を牽引する組織力を間近で感じられますし、急成長ベンチャー企業であれば、優秀な社員のもとで、仕事の進め方や、コミュニケーションの取り方を間近で観察できます。一流の立ち振る舞いを学べるのも貴重な経験です。
特に、社長直下や役員直下で働くことができるポジションは、将来起業を志したり、若いうちから裁量を持って働きたい学生にとっても魅力的な環境です。このような環境に身を置くことで、自分自身の意識も自然と高まりますしお、責任感や成果に対する意識も大きく向上します。
単に仕事力をあげるだけでなく、社会人としての振る舞いや、マインドセットも身につけることも意識してみましょう。将来どんな職場でも通用する、プロ意識を持ったビジネスマインドを持つことができますよ。
⑥事業の立ち上がり、成長の過程を知れる
長期インターンに参加することで、事業の立ち上がりや成長の過程を知れます。
スタートアップや新規事業の立ち上げに関わる業務では、ビジネスが生まれる過程と、成長のために仕組みを構築する流れを目の当たりにできます。市場調査や、プロダクト開発、マーケティング戦略、資金調達など、直接的な関わりがなくても、事業の動きを見ることも大きな成長につながります。
また事業成長の一員として働くため、困難を乗り越え、成果が出た時はチーム全員で喜ぶことができます。複数人で協力して熱中する経験は、他では味わえないほどの興奮があります。将来自分が企業する際や、事業立ち上げに関わる際にも役立つ経験になるでしょう。
⑦価値観の合う学生や、優秀な社会人と繋がりができる
長期インターンに参加すると、他大学の学生や、価値観の合う学生に出会えます。
「将来起業したい」「大手企業に就職したい」「外資系に就職したい」など、同じ志の仲間に出会えることは、就職活動においても、今後の人生においても大きな財産になります。
特に社会人との繋がりは、大学生活を何気に送っていたらほぼありません。優秀な社員さん、尊敬できる社員さんとコミュニケーションを取るだけでも、視座が高くなりますし、学生時代を有意義に過ごせます。
頭の回転が速い人、企画力がずば抜けている人、巻き込み力がすごい人など、気になる社員さんには出来るだけ声をかけてみましょう。私は毎日別の社員さんをランチに誘って話を聞いていました。
成果を出している社会人はどんな習慣で仕事をしているのか、どこに時間をかけているのか、近くで見ることができるのも長期インターンの有意義な活用方法です。
⑧仕事に対するフィードバックが貰える
長期インターン期間中は、上司や先輩社員から直接フィードバックがもらえます。
仕事の進め方や、時間管理、優先順位の付け方など、自分のスキルや仕事に対する具体的なアドバイスを貰えるため、自己成長に大きく役立ちます。
フィードバックを通じて、自分が苦手なことや、改善するべきポイントを理解できるため、ビジネスマンとしても着実に成長できるほか、仕事の視座も徐々に上がっていきます。
フィードバックは自己成長の近道になるため、上司や先輩社員はもちろん、同級生からも自分の仕事に関して多くのアドバイスを求めるように心がけましょう。
⑨アルバイトよりも高い給料が貰える
長期インターンは、責任範囲も広く、アルバイトよりも高い給料が貰えます。
通常のアルバイトでは、時間単位での仕事が多く、仕事内容も簡単なものが多いですが、長期インターンでは、作業的業務は少なく、自分の頭で考える仕事が多くなります。業界知識やスキルも求められるため、アルバイトと比べても高い給料に設定されている場合が多いです。
給与設定は、職種や業界によっても異なりますが、より専門的な知識やスキルが必要な仕事ほど報酬は高く設定されています。
アルバイトよりも高い給料がもらえるので、経済的な余裕が生まれますし、学業や自己啓発に時間とお金を割くこともできます。仕事によっては、成果に応じて報酬額が変動するインセンティブ制度を導入している企業もあるため、お金を稼ぎたいと考える学生にもメリットがあるでしょう。
長期インターンの給料についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事(長期インターンの給料事情)もご確認ください。
⑩ほかの学生との差別化になり、就活が有利になる
長期インターンの経験は、明確な差別化になり、就活が有利になります。
そもそも長期インターンの参加率は、3%未満と言われており、就活生の9割以上が参加する短期インターンとは、参加率も大きく異なります。
就活に有利な経験は沢山ありますが、大手企業や難関企業の内定を狙うなら、周りの学生と差別化できる経験値(就活ネタ)が必要です。実際に、商社や外資コンサルなど、難関企業に合格する学生は共通の経験値を持っています。
- 長期インターン
- 学生団体の立ち上げ
- 起業・個人事業立ち上げ
- ビジネスコンテスト参加
- 異文化交流・留学
- 部活動の大会出場
- 理系学生・大学院生の研究
長期インターンは、社会人基礎力・実務経験が身につくほか、仕事を通して将来のキャリアビジョンも明確になるため、就職活動に有利な経験をたくさん積むことができます。
長期インターンが就活に有利になる理由については、こちらの記事(長期インターンは就活が有利になる?)で詳しく解説しています。
長期インターンのデメリット
長期インターンに参加する際は、デメリットについても理解しておきましょう。
それぞれ解説します。
①学業やサークル、アルバイトとの両立が難しい
長期インターンシップは、学業や部活サークル、アルバイトの両立が難しいことが多いです。
企業の営業時間に合わせたシフト調整が必要になるため稼働時間は平日に限定されますし、週2〜3日、1日3〜4時間の勤務時間調整も必要になります。
テスト期間中や夏合宿など、イベントに合わせたシフト調整もできますが、大学1.2年時の授業で忙しい時期は参画が難しくなるでしょう。比較的時間の作りやすい大学3.4年生の時期や、一時休学をしたタイミングで長期インターンに参加する学生が多いです。
企業の営業時間に合わせたシフト調整が必要になるため稼働時間は平日に限定されますし、週2〜3日、1日3〜4時間の勤務時間調整も必要になります。
②アルバイトよりも責任が大きい
長期インターンは、アルバイトよりも責任の大きな仕事を任せられます。
例えば、営業職であれば1日何件も電話でアポイント獲得をしなければなりませんし、マーケティング職であれば、毎月の集客目標を達成するための施策を打ち続けなければなりません。
どの仕事にも目標が課せられ、目標を達成するための努力も必要です。場合によっては、出勤日以外にも連絡が来る可能性もあります。大きな責任がある分、長期インターンに割く時間は必然的に増えていくでしょう。
自分の時間を優先したい、大きな責任を抱えたくない、何も考えずにマニュアル作業だけやりたい方には、長期インターンは向いていない可能性もあります。長期インターンは辛いの?と心配な方はこちらの記事(長期インターンはきつい)の記事も読んでみるとイメージが湧きますよ。
③プライベートの時間が作りにくい
長期インターンを始めると、プライベートの時間が作りにくくなります。
週に複数回の出勤が求められるため、基本的には忙しくなりますし、テスト期間中や、夏休み期間中に限らず、業務やプロジェクトは進行していきます。
とはいえ、企業の営業時間(例:平日9時〜18時)にしか働けないため、夜の時間(20時以降)に、友達と遊んだり、飲み会に行く時間は確保できるでしょう。
また基本的には、受け入れ企業も学生の事情を理解してくれるため、避けられない予定が入った場合は、事前に伝えることで勤務時間を調整してくれます。
長期インターンの勤務期間や勤務時間が気になる方は、こちらの記事(長期インターンの期間)を読んでみてください。
④採用難易度が高く、受かるのが難しい
長期インターンの内定率は、10%未満と言われており、面接に受かるのも難しいです。
企業規模や募集ポジションによっても合格難易度は異なりますが、大手企業やフルリモート求人になるほど、内定率は極端に低くなります。また人気職種の場合、倍率は50倍を超えることもあります。
企業規模という観点では、中小企業よりも大手有名企業の方が合格率は低くなる傾向があり、大手有名企業の長期インターンは、当然ながら参加したい学生が非常に多いためライバルも増えます。長期インターンの採用枠は多くないため、必然的に採用倍率が非常に高くなります。
長期インターンの倍率についてもっと知りたい方は、こちらの記事(長期インターンの倍率)も読んでみてください。
⑤単なる労働力としか見ていない企業もある
企業の中には、長期インターンという枠組みを利用し、学生の貴重な時間をやりがい搾取している企業も隠れています。
例えば、業務委託契約を理由に、最低賃金を割っている企業、日給制を採用しており、時給換算すると割に合わない企業、友達に物やサービスの購入を強制する企業などさまざまです。
過去には、モバイルプランナーと称し、携帯の機種変更を強引に提案する業者が問題になりました。「就職に有利な営業スキルが身につけられる」等と謳いインターンやアルバイトで大学生を採用し、学生の友人や知人等の人間関係に対して営業を強要させるものが問題視されています(参考:モバイルプランナー(友達商法)に関する注意喚起)
長期インターン先の選び方を間違えてしまうと、貴重な時間を無駄にしてしまう可能性もあるので、慎重に企業を選ぶことを心がけましょう。怪しい企業の見極め方に関してはこちらの記事(長期インターンの怪しい企業の見極め方)を読んでみてください。
長期インターンの体験談!就活に与えた好影響
長期インターンは、就職活動にもメリットがあり、就活が有利になる経験です。実際に、長期インターンが就職活動に与えた好影響についてもご紹介します。
それぞれ解説します。
①就職活動の軸が明確になった
長期インターンに参加して、就職活動の軸が明確になりました。
- 『何をやるか』よりも『誰とやるか』を大切にしたい
- 市場が成長している業界で働きたい
- 報酬体制が整っている会社で働きたい
- 社長との距離が近い会社で働きたい
就職活動の軸は、実際に働いてみないと見えてこない部分が多いです。就活の軸が明確になると、業界選びや職種選び、企業選びの判断が鋭くなりますし、解像度も高いため、入社後のミスマッチも大きく減らせますよ。
②就活のガクチカとしてアピール出来た
長期インターンの経験は、就職活動の鉄板質問『学生時代頑張ったこと(ガクチカ)』や『自己PR』にも使えます。
学業や部活動、アルバイトの経験が多いなか、実際に企業で働いた経験は、採用担当者にも具体的にエピソードとして伝わります。
特に自分の仕事や成果を定性的・定量的にアピールできるのが大きな特徴。仕事をしていると失敗や挫折はつきものですが、仕事をする中で出てきた壁をどう乗り越えたのか、その結果、どんな成果に繋がったのかも話せます。
実務経験は定量的にもエピソードとして組み込めるため、面接対策としてはかなり大きな武器になります。長期インターンをガクチカにしたい人はこちらの記事(長期インターンはガクチカに最適)も読んでみてください。
③早期内定・早期選考の優遇に繋がった
長期インターン期間中の活躍が認められれば、長期インターン先の内定がもらえたり、新卒採用の特別選考枠に入ることもできます。
内定先が保証されていれば、就職活動中の心の安定剤にもなりますし、そのまま入社して即戦力として働き始めることもできます。実際に長期間働いた実績もあるため、入社後ミスマッチもありません。採用する企業側にもメリットがあります。
内定直結型の長期インターンを募集している企業もあるので、早期内定・早期選考の優遇が気になる方は、内定直結型の長期インターンを調べてみましょう。
長期インターン参加者の体験談
実際に『長期インターンに参加して良かった』『長期インターンのおかげで就活が有利になった』と感じた、先輩学生の体験談をまとめてみました。
先輩学生の体験談から長期インターンに参加するメリットを知りたい方は、こちらのインタビュー記事もぜひ読んでみてください。
「歴代最高の営業成績」─大学1年生から長期インターンに挑戦する学生にインタビュー【株式会社ZERO TALENT】
「失敗を恐れずに挑戦して欲しい」─就活後に長期インターンに挑戦する大学4年生にインタビュー【株式会社ZERO TALENT】
「未経験から圧倒的成長!」─売上を10倍改善した慶應生の長期インターンとは【株式会社FoR】
長期インターンのメリットを最大限活かす方法
続いては、長期インターンのメリットを最大限活かすための方法をご紹介します。
それぞれ解説します。
①自分に合った企業を選ぶこと
長期インターンの時間を有効活用するためには、自分に合った企業を選ぶことが重要です。
目的を整理し、なりたい姿や経験したいことを軸に、企業を選ぶことを心がけましょう。長期インターンが有意義な時間になるかどうかは、企業選びの段階から決まってきます。
とはいえ、自己中心的に企業を選ぶ姿勢では、どの企業もあなたを採用してくれません。入社初期は、当たり前の仕事を当たり前にこなすことから始まります。社会経験のない学生に上流の仕事(経営企画や事業企画、コンサルティング業務など)を任せてくれることはまずありません。
下積み仕事を経験した先に、自分の目標とする業務が待っていること、自己成長に繋がる経験ができることが大切なポイントです。自分の力を最大限に発揮するためにも、事業への興味や、組織の雰囲気は会社選びでも大切な比較要素となってきます。
事前に企業の文化やビジョンを調べ、面接を通して、自分の叶えたい未来に繋がるかどうかを確認しておきましょう。長期インターンの探し方や選び方、決め方に悩む方は、こちらの記事(長期インターンの探し方)も役立ちますよ。
②目標を持って仕事に取り組むこと
長期インターン期間中は、目標を持って仕事に取り組みましょう。
目標は何も大きなものでなくても構いません。「今日は報連相を意識しよう」「仕事のスピードを意識しよう」目標は短期的なものから長期的なものまで設定し、定期的に進捗を確認することが大切です。定期的に進捗を確認することで、自分の成長を客観的に理解することができます。
また偶然を楽しむことも意識しましょう。本人の予想しない偶然の出来事が、将来のキャリアに大きな影響を及ぼすことは多々あります(計画的偶発性理論)。どんな仕事にも好奇心を持ち、ポジティブに乗り越えることに意味が出てきます。
時にはやりたくない仕事や、意味があるのか分からない場面に出くわすこともあるでしょう。長期インターン期間中は、どんな仕事にも前向きにコツコツと努力をすることが大切です。冒険心を持って仕事に取り組みましょう。
③できるだけ多くの時間を確保すること
長期インターン期間中は、出来るだけ多くの時間を確保しましょう。
学業との両立が大前提にはなりますが、勤務時間が増えれば増えるほど、仕事の量が増え、経験値も比例して伸びていきます。週2日勤務の人と、週3日勤務の人では、半年後の成長率も大きく異なります。
また企業目線でも、多くの時間働いてくれる学生の方が、大きな仕事を任せたいと感じます。裁量の大きな仕事に挑戦したい人、責任を持って仕事に取り組みたい人は、多くの時間を割くことが自分の成長に繋がります。
1日でも早く成長したい、多くの技術やスキルを吸収したい、優秀な社員さんと関わる時間を増やしたい人は、1時間でも多く働いてみることを意識してみましょう。働けば働くほど、大きな仕事が降ってくるのが、仕事の面白いところですよ。
④社員からのフィードバックを大切にすること
長期インターン期間中は、とにかくフィードバックを貰うことを意識しましょう。
先輩社員からのフィードバックを改善することで、当たり前の基準が高くなりますし、周りの学生と比較しても、ビジネスマナーを守れる社会人になります。入社1年目に学ぶことを、長期インターン期間中に学んでおくだけでも大きなメリットです。
企業によっては、上司や先輩社員との1on1面談を設けてくれるところもあります。普段の仕事はもちろん、ビジネスマンとしての立ち振る舞いや、将来のキャリアに対する考え方など、多くの点でフィードバックを貰ってみましょう。社会人ならではの視点でアドバイスを受けられるため、自分では気づかなかった視点から日々の行動を改善することができるはずです。
長期インターン中に後悔しないためにも、フィードバックをもらうことを心がけましょう。長期インターン期間中に後悔したくないという人は、こちらの記事(長期インターンのよくある後悔)も読んでおきましょう。
⑤会社に貢献する意識を忘れないこと
長期インターン期間中は、会社に貢献する意識を忘れないようにしましょう。
長期インターンは学びの場であると同時に、企業の一員として成果を出すことが求められます。やりたいことや挑戦したいことを持つことは大切ですが、大前提『会社に貢献することが求められる』ことは忘れないでおきましょう。
自分のやりたい仕事をやらせてくれるのが会社ではありません。どんな仕事にも前向きに望み、日々成果を出す人間に、大きな仕事は任されます。会社に貢献する姿勢を持つことは、企業からの信頼にもつながり、より大きな仕事を任せてくれる可能性が広がります。
自分の立場や役割を客観的に理解し、与えられた仕事を真摯に取り組みましょう。やりたい仕事に挑戦できるのは、やりたくない仕事でも成果を出せる人間だけですよ。
長期インターンのデメリットを最小限に抑える方法
続いては、長期インターンのデメリットを最小限に抑える方法です。注意点も合わせてご紹介します。
それぞれ解説します。
①企業選びには慎重になること
長期インターン先を選ぶときは、慎重になりましょう。
会社の雰囲気や事業内容が良いなと思っても、社風や人間関係のミスマッチによって、すぐに退職してしまう方も多いです。「こんなはずじゃなかったのに..」と思わないためにも、ひとつひとつ慎重になりましょう。
自分に合わない企業を選ぶことは、モチベーションの低下や、貴重な時間の浪費に繋がります。長期インターン先を選ぶ時は、「興味のある仕事内容か」「成長できる未来が見えるか」「面接での雰囲気は自分に合っているか」を意識的に見るようにしましょう。
特に面接での雰囲気や、社風は最も重要な要素です。どんなに仕事が魅力的でも、会社の雰囲気や人間関係の馬が合わなければ、仕事は長続きしません。反対に、仕事内容は普通でも、社風や人間関係が良ければ、やりがいを見出せます。
何をやるか以上に、誰とやるかも大切に、長期インターン先を選んでみましょう。
②履修登録を工夫して、勤務時間を確保すること
長期インターンの時間を確保するためにも、履修登録を工夫しましょう。
授業は午前や午後に寄せて登録する、まとまった空き時間を作るようにする、全休や半休の日を作るなど、長期インターンの時間確保術はたくさんあります。平日昼間に勤務が求められる場合は、集中講義やオンライン授業を活用することで、柔軟にスケジュール調整ができるようになります。
もちろん学業優先のスケジュール調整にはなりますが、長期インターンと大学の授業を両立するためにも、履修登録を工夫して、勤務時間を確保しましょう。
③給料だけで企業を選ばないこと
長期インターンを、給料の観点だけで選ぶことはおすすめしません。
もちろん給料が高い企業ほど、経済的な魅力はありますが、長期的な目線で見たときにデメリットになり得る可能性も隠れています。長期インターンは、給料以上に、仕事内容や経験できることを軸に選ぶことを推奨します。
長期インターンを選ぶ時は、業務内容や成長機会、職場環境など、給料以外の視点で総合的に判断することが大切です。もちろん明らかに給料が安い企業は選ぶべきではありませんが、給料の一点軸だけで企業を選ぶことは避けておきましょう。
④面接対策をして選考に臨むこと
長期インターンの選考に進む時は、面接対策行いましょう。
長期インターンを始めるためには、書類選考や面接に通過する必要があります。長期インターンの選考倍率は高く、準備不足が原因で面接に落ちる人も少なくありません。第一志望の企業に入社するためには、事前準備が欠かせません。
また専門職種(エンジニア/デザイナー)によっては、書類選考に加えて、技術テスト、ポートフォリオの提出が求められることもあります。また大手企業や人気企業になるほど、面接回数が多く、内定率も下がります。
選考前には、よく聞かれる質問回答の準備はもちろん、面接マナーについても覚えておきましょう。模擬面接が出来ると安心して選考に臨めますよ。長期インターンの面接対策について知りたい方はこちらの記事(長期インターンの面接対策)も読んでみてください。
⑤企業選びに困ったら相談すること
長期インターン選びに迷ったら、ひとりで悩まずに周囲に相談しましょう。
大学の先輩や信頼できる友達、キャリアセンターなど、企業選びの相談をすることで客観的な意見や、新しい視点を得られることもあります。特に少しでも違和感を感じる企業があれば、必ず相談するようにしましょう。
- 会社情報が出てこない
- 会社の口コミ評判が悪い
- 時給換算すると最低賃金を割っている
違和感を感じたまま、選考に進んだり、長期インターンを始めることは、貴重な学生生活の時間を無駄にしかねません。必ず信頼できる人に相談し、企業選びの手助けをしてもらうようにしましょう。
柴田 将希
Renewでは、一人ひとりにあった長期インターン先のご紹介と、選考対策を含めた内定獲得までのサポートをしています。
- 長期インターンを始めてみたい
- 自分に合った長期インターンを見つけたい
- 書類選考や面接対策のサポートをしてほしい
長期インターン探しに迷っている方は、お気軽にご相談ください。(料金を頂戴することはありません)
長期インターンのよくある質問
最後に、長期インターンのメリットやデメリットに関するよくある質問に答えていきます。
- ①ベンチャー企業での長期インターンのメリットは何ですか?
- ②大手企業での長期インターンのメリットは何ですか?
- ③長期インターンを選ぶときは、大手企業とベンチャーのどちらが良いですか?
- ④長期インターンを実施する企業のメリットは何ですか?
それぞれ解説します。
①ベンチャー企業での長期インターンのメリットは何ですか?
ベンチャー企業では、大きな裁量を持ったうえで、担当範囲の広い仕事に関わることができます。
裁量とは、自分の考えで意思決定できる権利のことで、本人の意思決定で物事を進められる範囲が広いことを指します。営業職であっても、集客やプロモーションなど、マーケティング分野に手を広げることが出来ますし、人事や広報など、会社やサービスを広める役割を担うことも可能です。
『SNSアカウントのフォロワー数を10,000名にする』というMissionだけを与えられ、どう伸ばすか、何をするかの具体的施策は、全て任せてくれる。見方によっては丸投げとも捉えられますが、自由な発想で挑戦できるのは、成長機会にもつながります。
また、リモートワークや勤務時間の優遇が効くことも大きなメリットです。最近では、オンラインのリモートワークで働ける企業がかなり増えました。長期インターンの中でも、パソコン支給で自由に出勤できるリモート求人が人気です。授業の合間に出勤したい、通勤時間を勤務時間に充てたいなど、学生ならではの働き方の融通が効くのもベンチャー企業を選ぶメリットと言えるでしょう。
②大手企業での長期インターンのメリットは何ですか?
大手企業では、充実した挑戦環境のなかで、社会貢献度の高い『革新的なプロジェクト』に関われることがあります。
認知度の高い商品やサービスの仕事に関われたり、先進的なプロジェクトに関わることで、実践的なビジネススキルを身につけることができます。また教育制度やカリキュラムの充実はもちろん、メンター面談や、定期的なフィードバックを会社として用意していることが多く、自己成長を促進する制度も整っています。
プロジェクト規模が大きい仕事のため、関わることの出来る仕事範囲は限られていますが、多くの関係者を巻き込んでプロジェクトが成長する過程を知れることは、大手企業に所属する大きなメリットです。
③長期インターンを選ぶときは、大手企業とベンチャーのどちらが良いですか?
1社目の長期インターンには、ベンチャー企業を選ぶことをおすすめします。
大手企業よりも採用難易度が低くなる理由もありますが、大きな裁量を持って仕事をすることは、将来のキャリアを考えるうえでも貴重な経験となります。実践的なスキルを短期間で身につけられるほか、経営陣と近い距離で働くことで、ビジネスの全体像や経営に関する意思決定に触れる機会も多いです。
大手企業の長期インターンは、2社目以降に検討してみるのがおすすめです。1社目で身につけたスキルや経験を、大手企業のプロジェクトに活かすことで、より大きな仕事に挑戦できるほか、自信を持って自分の意見を発言できたり、仕事を進めることもできます。1社目の経験を、面接でもアピール出来るため、合格率を上げることにもつながります。
大手企業やベンチャー企業など、おすすめの長期インターン先を知りたい方は、こちらの記事(長期インターンおすすめ企業)も読んでみてください。
④長期インターンを実施する企業のメリットは何ですか?
長期インターンは、学生にもメリットがありますが、採用企業にもメリットがあります。
1つ目は『新卒採用のミスマッチを防止できること』優秀な学生と早期に接点を持つことで、新卒採用に繋げられるメリットがあります。また実際に仕事を体験していたり、会社の雰囲気を理解しているため、採用時のミスマッチも防止できるうえ、早期退職のリスクを軽減できることも、採用企業のメリットです。
2つ目は『優秀な学生を採用できること』長期インターン採用を行うことで、人件費の削減や、企業の業績貢献、現場社員の育成にもつながります。どの業界も人材不足が深刻な問題になっており、新卒で大手企業に就職するような優秀な学生を、戦力として採用できることが、採用企業のメリットとしても挙げられます。
長期インターンの企業側のメリットをもっと知りたい方はこちらの記事(長期インターン採用の導入メリット)を読んでみてください。
まとめ
本記事では、長期インターンに参加するメリットやデメリット、始める前の注意点について解説してきました。
要点をまとめます。
この記事を読んで、長期インターンに参加してみたいと思った人は【長期インターン求人サイト】を、信頼できる人に相談してみたいと思った人は【長期インターン相談】を活用してみてください。
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