長期インターンの履歴書の書き方【見本付き】でわかりやすく解説！

「長期インターンに応募したら履歴書の提出が必要だった」
「長期インターン入社前に履歴書を提出しなければならない」
「長期インターン応募時の履歴書の書き方が知りたい」

長期インターンの応募時や入社時に、履歴書の提出を求められるケースも少なくありません。いざ履歴書を書こうと思っても、長期インターンに使える履歴書のテンプレートや書き方に悩んでしまいますよね。

本記事では、長期インターンで使える履歴書のテンプレート紹介から、評価される履歴書の書き方、注意点を紹介します。この記事を読みながら、丁寧に履歴書を作っていきましょう。

長期インターンの履歴書テンプレート

長期インターンの応募時に使える『厚生労働省推奨の標準的な履歴書テンプレート』を用意しました。

性別の記載が任意になり、通勤時間や扶養家族数、配偶者、配偶者の扶養義務の4項目は設けていません。

まずは、履歴書テンプレートをダウンロードしましょう。

長期インターンの履歴書の書き方

まずは、履歴書の見本を見てみましょう。なかなか書くところが多いですが、ひとつずつ書いていけば難しくありません。

1. 日付
2. 氏名・生年月日・住所
3. 電話番号
4. 連絡先
5. 写真
6. 学歴・職歴
7. 免許・資格
8. 志望動機
9. 本人希望記入欄

履歴書の左上から順番に説明していきます。

①日付

面接時に直接提出する場合は面接日を、郵送する場合は投函日を、PDFをメールで送る場合は送信日を記入します。

年表記は西暦（20XX）と元号（令和）が履歴書内で混在しないように注意します。どちらかに統一して記載していれば問題ありません。

元号を記載する場合は、「令和」を「R」などの略字で書かないように注意しましょう。

②氏名・生年月日・住所

氏名欄は相手に読みやすいように、苗字と名前の間に1文字分程度のスペースを空けます。「ふりがな」の場合はひらがなで、「フリガナ」とある場合はカタカナで記入します。

生年月日欄は、日付で記載した表記（西暦、元号）にあわせて、年齢は日付を書いた日時点の年齢を記載します。面接日までに誕生日を迎えるなど、記入日から提出日までに年齢が変わる場合は注意が必要です。

住所欄は、都道府県を略さずに記載します。番地や部屋番号などの数字にはふりがなは不要ですが、建物名に漢字やアルファベットが使われている場合は、ふりがなを記入しましょう。記入日から提出日までに提出日までに引越しがある場合は注意しましょう。

③電話番号

日中連絡のつきやすい電話番号を記入します。固定電話でも携帯電話でも構いません。

自宅の電話番号を記入する場合は市外局番から記入しましょう。自宅にあまりいない場合は、携帯電話の番号を書いておくことをおすすめします。

④連絡先

現住所の電話番号と連絡先が異なる場合に記入をしましょう。

記載した住所、電話番号と同一の場合は「同上」と記入すれば問題ありません。

⑤写真

正面、無帽で３ヶ月以内に撮影した証明写真を添付しましょう。提出日までに証明写真の撮影が難しい場合は、証明写真用のスマホアプリが便利です。

写真サイズは「3cm × 4cm」のサイズが一般的です。プリクラやスナップ写真はもちろん、加工写真や集合写真はNGです。

写真の裏面に名前を書いておくと、提出後に剥がれてしまった場合に応募先担当者が気付きやすくなります。

⑥学歴・職歴

学歴・職歴欄には、学歴→職歴の順番で記載をします。

学歴の書き方

学歴欄の1行目に「学歴」と中央に記入してから学歴を書き始めます。

学歴の書き始め（小学校や中学校など）に明確な決まりはありませんが、高校以降は義務教育でなくなるため、高校入学時から書くのが一般的です。「20XX年X月　〇〇高等学校　入学」「20XX年X月　〇〇高等学校　卒業」と記入しましょう。学校名は正式名称で記入する必要があるため、高校ではなく高等学校と書きます。

大学・短大・専門学校も入学と卒業の両方を省略せずに正式名称で記入します。大学は学校名に加えて、学部・学科・専攻までを記入します。在学中の場合は「20XX年X月　〇〇大学　〇〇学部　〇〇学科　在宅中」と書きましょう。もし学校を中退した場合は「家庭の事情により中途退学」と記入します。

職歴の書き方

学歴の最終行から1行開けた場所に「職歴」と中央に記入してから書き始めます。職歴がない場合は「職歴」と記載した一行下に「なし」と書きましょう。

職歴やアルバイトの経験や、長期インターンの経験があれば記入をします。学歴同様、入社年と退職年を書きます。居酒屋のアルバイトの場合は、「居酒屋AA 〇〇店 アルバイト入社」「居酒屋AA 〇〇店 退職」など、と記入をします。既に長期インターン経験がある場合は、「会社名 長期インターン入社」と書きましょう。

すべて書き終えたら、最終行の一行下に右寄せで「以上」と書きます。

⑦免許・資格

持っている免許や資格がある場合、取得時期が古い順に正式名称で記入します。自動車運転免許の場合は「普通自動車第一種運転免許」と省略せずに書きます。

また、長期インターン先に関係ない免許や資格であっても、面接時や話のネタにもなるため厳選して記入しましょう。資格が多すぎて書ききれない場合は、全て書く必要はありません。

⑧志望動機

志望動機の欄には、長期インターンに参加したい理由や企業を選んだ背景などを丁寧に書きましょう。「どうしてその企業を選んだのか」「採用されたときの意気込み」を書いておくと、採用担当者に挑戦したい思いや意欲が伝わります。

文字数制限はありませんが、200〜300文字程度書いてあると十分です。募集要項に書いてあった内容をもとに、どんな点に惹かれたのかを書くことをお勧めします。時給が高いことや、家から近い、シフト自由など、どんな会社にも当てはまる内容は避けておきましょう。

履歴書の志望動機欄に記入する【見本】を下記に用意しました。テンプレートとしても活用できますので、こちらを参考に志望動機を作成してみましょう。志望動機例をもっと知りたい方はこちらの記事（長期インターンの受かる志望動機）もおすすめです。

⑨本人希望記入欄

本人希望記入欄には、長期インターンに参加する上での希望を記入します。

ほとんどの長期インターン募集では、勤務条件（週◯日勤務など）が記載されているため、履歴書提出時に勤務時間を書いておくと分かりやすいです。例えば「週2日〜3日の勤務希望であること」や「◯曜日は大学の関係で出勤できないこと」など、事前に働き方を書いておくことで、認識相違を防止することができます。

出社とリモート勤務を選べるインターンシップの場合は、どちらの勤務を希望するのかを書いておくと良いでしょう。

長期インターンの履歴書を作成する時の注意点

続いては、長期インターンの履歴書を書く時の注意点を解説します。

• 誤字脱字に気をつける
• 記入漏れに気をつける
• 折れ目や汚れに気をつける

順番に見てみましょう。

誤字脱字に気をつける

履歴書を書く際は、誤字脱字に気をつけましょう。特に漢字や単語の使い方には注意が必要です。パソコンで履歴書を作成する際は、誤変換が起こる可能性もあります。

また手書きの履歴書で間違いを発見した際には、修正テープを使うのではなく、新しい用紙で書き直しましょう。履歴書の作成方法に指定がない場合は、パソコンで作成することをおすすめします。

よくある間違いとしては、相手の会社を表す敬語の「御社と貴社」。面接時の話し言葉では「御社（おんしゃ）」を使いますが、履歴書やエントリーシート・メール本文では「貴社（きしゃ）」を使いますので、覚えておきましょう。

記入漏れに気をつける

履歴書を作成する際は、記入漏れにも注意しましょう。「志望動機・自己PR」の箇所を空欄で書くことは絶対にNGです。

また連絡先の電話番号は、採用担当者が読み取れるようにしっかりと記載しましょう。もしも書き間違いや読み間違いがある際に、重要な連絡がかかってこない可能性も考えられます。記入漏れはもちろん、記入間違いにも注意しておきましょう。

折れ目や汚れに気をつける

履歴書は折り目や汚れに気をつけて丁寧に取り扱いましょう。

面接などで履歴書を持参する場合、汚れや折れ目があると、だらしない印象を与えてしまいます。履歴書を書いていると、ボールペンのインク擦れも起きてしまいますが、出来るだけ汚れが付かないようにゆっくりと書いていきましょう。

履歴書を郵送、持参する場合は、必ずクリアファイルに入れて折れ目を防ぐ工夫をしましょう。

長期インターンの履歴書に関する疑問を解決

最後は、長期インターンの履歴書に関するよくある質問をまとめました。

• 履歴書はどこで買えますか？
• 手書きとパソコンのどちらが良いですか？
• 用紙サイズに決まりはありますか？
• 履歴書の写真はどこで撮れば良いですか？
• 修正液や修正テープを使っても良いですか？
• 履歴書を提出する際のマナーはありますか？
• 履歴書を提出する際のメール例文を教えてください

書き方や渡し方に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

履歴書はどこで買えますか？

履歴書は、文房具店やコンビニ、スーパー、100円ショップ、大学内の売店などで購入できます。

印刷でも対応できるため、購入が面倒な方は履歴書テンプレートをダウンロードして、コンビニで印刷しましょう。

手書きとパソコンのどちらが良いですか？

長期インターンの履歴書は、手書きでもパソコン作成でもどちらでも構いません。応募先の企業からの指定がある場合は、そちらの従いましょう。

特に指定がない場合は、パソコン作成で問題ございません。手書きでないからと言って評価が下がることはありませんのでご安心ください。パソコン作成の方が、修正も簡単ですし、一度作成してしまえば何度でも使いまわすことも可能です。

用紙サイズに決まりはありますか？

履歴書のサイズは、A4サイズを選んでおけば問題ありません。応募先の企業からサイズ指定がある場合は、そちらに従いましょう。

今回用意した「履歴書テンプレート」も一般的なA4サイズで用意しています。コンビニなどで印刷する場合は、A4サイズになることを確認しておきましょう。

履歴書の写真はどこで撮れば良いですか？

履歴書の写真は、証明写真機や写真アプリでも準備できます。就活を見据えるなら、写真館やスタジオで撮影するのもおすすめです。

綺麗な就活写真を準備したい方は、スタジオインディなどで写真を準備してみましょう。また『写真館アワード』では、高品質な就活写真を撮影できるスタジオがエリア別でまとめられています。あわせて参考にしてください。

修正液や修正テープを使っても良いですか？

履歴書を手書きで書く際、間違えた箇所を修正液や修正テープを使うことは避けましょう。また書き間違えた箇所を二重線と訂正印で訂正するのも控えた方が良いでしょう。

面倒かも知れませんが、記入ミスをした場合は新しい履歴書に書き直すことがマナーとされています。書き直しの手間を削減する意味でも、パソコン作成がおすすめです。

履歴書を提出する際のマナーはありますか？

履歴書を手渡しする場合は、クリアファイルに入れて持参しましょう。持参するまでの間に端が折れたり、シワになったり、汚れたりするのを防ぐためです。

郵送する場合は、封筒の表面左下に「履歴書在中」と記入します。赤色のペンで記入し、文字の周りを長方形で囲むのが一般的なマナーになります。封筒の裏側には、左下に自分の住所と名前を記載します。

メールで送る場合は、次の紹介する例文を参考にPDFファイルを添付して送りましょう。

履歴書を提出する際のメール例文を教えてください

履歴書をPDF保存して、指定のメールアドレスに送る場合は、以下の例文を参考にしてみましょう。

履歴書は個人情報にあたりますので、セキュリティに不安がある方は、履歴書ファイルにパスワードを設定してお送りしましょう。個人情報の取り扱いに対する慎重さは、プラスの印象につながる可能性もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

履歴書に設定したパスワードをお知らせするメール例文はこちらを参考にしてください

長期インターンの履歴書まとめ

この記事では、長期インターン応募時・入社時の履歴書の書き方について【見本付き】で紹介しました。

要点をまとめます。

• 履歴書テンプレートは厚生労働省推奨型がおすすめ
• 履歴書の見本を参考に書いてみよう
• 誤字脱字や記入漏れ、汚れに注意しよう
• 記入方法（手書き/パソコン）に明確なルールはありません
• 手渡しする際は、必ずファイルに締まって持っていきましょう

この記事を参考に、評価される履歴書を書いていきましょう。