【小学館】就職難易度・採用大学・学歴フィルター・倍率・選考対策を解説

小学館に興味があるけれど「就職難易度や採用大学、倍率、年収、学歴フィルターが気になる…」そんな就活生も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、小学館は人気企業でもあるため、就職難易度は高く、採用倍率も高いです。そのため、小学館の内定を掴むためには、自己分析や志望動機の準備、面接対策が内定の鍵となってきます。

本記事では、小学館の就職難易度や、採用大学、倍率、選考通過に必要なポイントをまとめました。

小学館の選考を通過した就活生の口コミも掲載していますので、小学館の内定を獲得したい人は、ぜひ参考にしてください。

小学館は何の会社？

株式会社小学館は、日本を代表する大手出版社です。

出版事業では「週刊少年サンデー」や「コロコロコミック」などの漫画雑誌、「CanCam」「Oggi」といったファッション誌、「小学一年生」をはじめとする学年誌を長年にわたり発行しています。

近年はデジタル事業にも積極的で、コミックアプリ「サンデーうぇぶり」やWebメディア「NEWSポストセブン」などを運営。また、「ドラえもん」や「名探偵コナン」といった強力なIPを活用し、アニメ・映画制作、キャラクター商品化、イベント企画なども幅広く手がけています。

出版業界はもちろん、子供向けコンテンツ、キャラクタービジネス、デジタルメディアに興味がある方、国民的な作品を創り、育てる仕事に関わりたい方におすすめの企業です。

小学館の就職難易度

小学館の就職難易度は、東洋経済ONLINE『入社が難しい有名企業ランキング』トップ200社中「21位」、入社難易度は「62.3」ポイントです。

小学館の就職難易度・就職偏差値は極めて高く、出版業界の中でも難関企業（入社難易度の高い企業）です。新卒採用の人気も高く、高学歴の就活生も多く応募することから、採用倍率も必然的に高くなっています。

小学館の就職難易度に近い企業には、P&Gジャパン、PwCコンサルティング、丸紅、集英社、東急不動産、などがあり、小学館と同じ出版業界に属する企業の入社難易度は次の通りです。

小学館の新卒採用は、文系学生も理系学生も、大学院生も同様に選考が行われます。エントリーシート通過率や、WEBテスト通過率、面接通過率も低い傾向にあるため、自己分析や業界研究、ES添削、面接練習を欠かさずに選考に進みましょう。

小学館の採用人数・採用倍率

続いては、小学館の採用人数・採用倍率について紹介します。

• 小学館の採用人数
• 小学館の採用倍率

それぞれ解説します。

小学館の採用人数

小学館の新卒採用人数は、15名〜17名です。

過去3年間の採用人数（男女別新卒採用人数）は、下記の通りでした。

小学館の採用倍率

小学館の採用倍率は、1819倍です。

大手採用媒体「リクナビ」のエントリー数は27,291人、採用予定人数15人であることを踏まえると、新卒採用倍率は最低でも1819.4倍以上になります。

新卒採用の応募元は、採用媒体以外にも、直応募、エージェント経由など様々なので、実際の応募数や採用倍率はさらに高くなるでしょう。書類選考で半数以上が落ちるとも言われているので、小学館の内定を狙うためにも、入念な選考対策が必要となってきます。

小学館の採用大学ランキング

続いては、小学館の採用大学・出身大学について紹介します。

• 小学館の採用大学ランキング
• 小学館の採用大学・出身大学一覧

それぞれ解説します。

採用大学ランキング

大学通信 onlineによると、小学館の採用大学ランキングは、第1位『慶應義塾大学（2名）』、第2位『早稲田大学（2名）』、第3位『東北大学（1名）』になりました。

採用大学上位は、東大一橋、早慶、関関同立、旧帝大、地方国立大学が占めており、一般的に高学歴と呼ばれる学生が多く内定していることがわかります。

採用大学・出身大学一覧

小学館の採用実績校（採用大学・出身大学）は下記の通りです。

小学館の採用大学は早慶などが中心ですが、旧帝国大学から中堅大学まで幅広く採用しているのが特徴です。募集は学部・学科不問の「総合職」で、入社後の適性に応じてコミック、学習雑誌、書籍、デジタル事業といった多様な部門へ配属されます。

小学館は「知的好奇心」と「パイオニア精神」を重視しており、既成概念にとらわれず新しい企画を生み出す情熱を求めています。そのため、大学名や専攻よりも、世の中の面白いものごとへのアンテナを張り、それを読者に届けたいという強い意志を示すことが内定への鍵です。

小学館に学歴フィルターはある？

小学館の新卒採用には、学歴フィルターはありません。

採用実績を見ると、慶應義塾大学、早稲田大学、東北大学など、高偏差値大学の出身者が多く見受けられますが、学歴による足切り結果ではありません。小学館では、国立大学・私立大学問わず、国内外の幅広い大学から採用を行っています。

とはいえ、高学歴であることが選考過程で有利に働くのは事実です。

• 企業説明会の参加優先度が高くなる
• OB.OG訪問の機会が増える
• スカウトが届きやすい
• 書類選考通過率があがる
• 面接官からの印象が良くなりやすい

企業の採用担当者は、限られた時間で多くの候補者を評価する必要があるため、学歴が選考過程で有利に働きます。

学歴に自信がない人は、学歴以外のユニークな経験や、圧倒的な実績で差をつけましょう。また、学歴が重要視されない企業を重点的に受けるのも良いでしょう。

小学館の年収・給料

小学館の初任給は、4年制大学卒・大学院卒共に約28万円です。

• 小学館の平均年収
• 小学館の初任給

それぞれ解説します。

小学館の平均年収

小学館の平均年収は、公開されていませんでした。

小学館の初任給

小学館の初任給は、4年制大学卒・大学院卒共に約28万円です。

年収にすると450万円程度で、これは基本給に加えて賞与や各種手当てなどを踏まえた金額となります。新卒社会人の平均年収は約300〜350万円とされているため、より多くの年収を初年度からもらうことが可能です。

小学館の選考フロー｜応募から内定までの流れ

小学館の選考フローは例年、次の通りです。

1. 書類選考
2. Webテスト
3. 面接（複数回）

それぞれのフェーズについて、詳しくご説明します。

①書類選考

小学館の選考では、まず書類選考が行われます。

小学館の面接は、最終面接を含めて最低でも3回の面接があります。

過去には以下のような質問がありました。

• 志望する雑誌と作りたい漫画を教えてください。
• 週刊誌は読みますか？
• 週刊誌に配属されても問題ないですか？
• 学生時代頑張ったことは何ですか？
• 少年誌らしい漫画とは？
• 今までに読んだ中で好きな作品は？

1次面接から最終面接まで1対1の個人面接が多く、時間は15~30分程度です。

具体的な作品名を挙げながら自分の企画力をアピールし、どんな配属でも貢献したいという柔軟な姿勢を示すことが重要になります。

小学館の内定を掴むためのポイント

続いては、小学館の内定を掴むために必要な５つのポイントを解説します。

• ①志望動機を明確にする
• ②長期インターンで経験を積む
• ③OB・OG訪問を積極的に行う
• ④WEBテスト・SPI対策をする
• ⑤就活のプロに頼る

小学館に受かる人の特徴を理解していきましょう。

①志望動機（なぜ小学館なのか）を明確にする

小学館の内定を掴むためにも、志望動機（なぜ小学館なのか）を明確にしましょう。

志望動機は、入社意欲や業務への熱量、入社後に活躍できるポテンシャルがあることをアピールするためのものです。企業や業界に対しての魅力や、自分が働くことで実現したいことを、自身の経験を絡めながらアピールする必要があります。

面接官の納得度が高まる志望動機を作るためにも、下記のポイントを押さえておきましょう。

• 小学館に入社したい理由が明確になっている
• 志望動機に見合った企業研究や業界研究ができている
• 経営理念・企業文化・カルチャーの共感をしている
• 会社に必要な経験やスキルを持っている
• 入社後に実現したいことが明確になっている

志望動機を作る際、どの企業でも通用する志望理由は相応しくありません。また、やりたいことが非現実的であったり、給与や福利厚生が最優先になっている志望動機も避けておきましょう。

会社は学校ではないため、「学びたい・成長させてほしい」といった受け身のスタンスではなく、「自身の経験をもとに会社に貢献したい、事業を大きくしたい」といった積極的な姿勢で志望動機を伝えることをおすすめします。

②長期インターンで経験を積む

就職難易度の高い「難関企業」の内定をもらうためには、周りの学生と差別化できる経験値も必要です。

書類選考や面接選考では「学生時代に力を入れたこと（ガクチカ）」を中心に、あなたの過去の経験について深く質問があります。採用難易度が高いぶん、ありきたりな経験ではなく、あなたが熱量を注いで努力した経験を伝えることが大切です。

小学館の内定者には、下記のような「キラリと光る経験」を持っている就活生がたくさんいます。

• 長期インターン経験
• 学生団体の立ち上げ経験
• 起業・個人事業立ち上げ経験
• ビジネスコンテスト参加経験
• 異文化交流・留学経験
• 部活動の大会出場経験
• 理系学生・大学院生の研究

いまからできる最もおすすめな経験は、社員同様の実務を行う『長期インターン』です。長期インターンを通して、実務経験やスキル、実績をアピールすることができますし、企業で働く具体的なイメージを持つことにも繋がるでしょう。

実際に営業の仕事を経験して、営業が向いているとわかれば、志望動機や自己PRに組み込むこともできますし、志望理由に説得力が増します。

就職活動前に長期インターンを始める学生も多いため、「アピールできるポイントがない…」「学生時代の経験を差別化したい」と考えている方は、長期インターンを始めることをおすすめします。

③OB・OG訪問を積極的に行う

OB・OG訪問は、普段なかなか話を聞くことのできない先輩社員に質問ができる貴重な機会です。

企業のリアルな部分を具体的に知ったうえで、選考に参加できるため、志望動機の裏付けになるのはもちろん、入社後のミスマッチを未然に防ぐこともできます。

OB・OG訪問で得た情報を面接やESに盛り込めば、それだけで「自社についてよく調べられている」と良い印象を与えることが出来ますし、志望度の高さをアピールすることにも繋がります。

また、先輩社員が直接人事に推薦をしてくれたり、社員からの評価が選考に影響することも少なくありません。OB・OG訪問がきっかけで、特別選考ルートに進める可能性もあるため、積極的に活用していきましょう。（OB訪問アプリおすすめ人気ランキングはこちら）

④WEBテスト・SPI対策をする

WebテストやSPIが選考内容に含まれる場合は、過去問や問題集を使って練習をしておきましょう。

Webテストは、応募者の能力や性格を見極めるためのオンラインテストで、言語や計数といった能力検査と、社会適合性やストレス耐性を測定する性格検査があります。

Webテストの評価を最も重視するという企業はほとんどありませんが、WebテストやSPIで落ちてしまうのは非常に勿体ありません。Webテストの特徴や出題内容を把握して、効率的に勉強を始めましょう。

Webテストの合格ラインは企業によって異なりますが、大手企業・難関企業になればなるほど、ボーダーラインはあがります。Webテスト・SPI対策は、時間をかければ練習できるため、問題集や機能付きアプリを使って対策しましょう。（SPI対策アプリおすすめ人気ランキングはこちら）

⑤就活エージェントを活用する

小学館の選考対策に少しでも悩んだら、就活のプロを頼ることをおすすめします。

選考に落ちてしまう最も大きな原因は、自分ひとりで考えてしまうことです。就活の相談先には、友達や先輩、大学の就職課（キャリアセンター）などがありますが、個人的におすすめなのは、外部の就職支援サービス（就活エージェント）です。

学校の友達や先輩に相談することも多いですが、就活のプロではありませんし、適切なフィードバックを貰えていない場合もあります。また志望業界や職種が少しでも異なると、エントリーシートや面接で違う視点のアピールが必要になるなど、業界ごとに求められる内容も少しずつ変わります。

就活エージェントは、毎年多くの就活生をサポートしている実績がありますし、完全無料で利用できます。企業の内部情報（働き方や雰囲気、選考対策）を把握しているため、最短距離で内定に近づけるサポートを受けられます。

就活エージェントは、時期問わずいつでも相談できるので、就活の相談先がない方はプロに頼ることから始めましょう。本当におすすめです！（就活エージェントおすすめ人気ランキングはこちら）

小学館の就活に関するよくある質問

最後に、小学館の就活に関するよくある質問に答えていきます。

• 質問①：初任給はいくらですか？
• 質問②：福利厚生は充実していますか？
• 質問③：早期選考・早期内定はありますか？
• 質問④：学歴は関係ありますか？
• 質問⑤：長期インターンは実施していますか？

それぞれ解説します。

①初任給はいくらですか？

小学館の初任給は、4年制大学卒・大学院卒共に約28万円です。

年収にすると450万円程度で、これは基本給に加えて賞与や各種手当てなどを踏まえた金額となります。

日本の新卒社会人の初年度の平均年収は約300〜350万円とされているため、より多くの年収を初年度からもらうことが可能です。

②福利厚生は充実していますか？

小学館の福利厚生は、充実しています。

小学館の福利厚生は、育児・介護支援制度の充実、クリエイティブ休業制度や配偶者海外転勤休業制度といったユニークな制度、そしてベネフィット・ステーション（会員制総合福利厚生サービス）との提携など、多岐にわたる働き方を支援する制度が整備されています。

ライフステージに応じた柔軟な働き方を支援する制度設計が特徴で、「働きやすさ」と「自律的キャリア形成」をキーワードに、社員一人ひとりの多様なキャリアをサポートしています。

③早期選考・早期内定はありますか？

小学館では、インターンシップの参加などによる早期選考や早期内定はありません。

実際に小学館の公式ホームページでは、「特例枠や別日程はありません。すべての受験者の方に同じ試験を受けていただきます。」とコメントしています。

しかし、就職活動を有利に進める為に必要な知識を得られるため、小学館のインターンには積極的に参加していきましょう。

④学歴は関係ありますか？

学歴は関係ありません。

ただ、有名大学に採用が偏っているのには次のような理由が考えられます。

• 有名大学出身者が元々多いため、OB・OG訪問の機会があり、面接で話す内容に説得力をつけることができるため
• 性格検査以外のwebテストがあるため、一定の学力は必要

一見、結局有名大学でなければならないように思えますが、webテストの対策を徹底したり、熱心に研究を行えば、大学名で判断されることはないです。

⑤長期インターンは実施していますか？

小学館では、長期インターンは実施していません。

しかし、小学館では編集・営業・管理部門の事務補助のアルバイトを随時募集しています。

出版社での働き方に興味がある人は、ぜひ応募してみてください。

まとめ

本記事では、小学館の就職難易度について、採用大学や倍率、学歴フィルターの観点から解説してきました。

要点をまとめます。

• 小学館の就職難易度は高い
• 新卒採用人数は15名～17名程度、採用倍率は1819.4倍以上
• 採用大学による学歴フィルターはない

小学館の選考に通過するためにも、自己分析や企業研究、ES添削や面接練習など、選考対策にしっかりと時間をかけましょう。会社の雰囲気や働き方を詳しく知るためにも、OBOG訪問や、インターンシップに参加することもおすすめです。

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