大学生におすすめの資格15選!文系・理系・就活に使える人気資格を紹介

大学生 資格 おすすめ

「就活に役立つ資格を取りたい」
「将来のキャリアにつながる専門知識を身につけたい」

資格取得は、就職活動で他の学生と差別化できるだけでなく、専門知識やスキルを客観的に証明できる強力な武器になります。志望業界に関連する資格を持っていれば、その業界への本気度をアピールでき、入社後もすぐに活躍できる人材として高く評価されます。

この記事では、大学生におすすめの資格を15種類厳選しそれぞれの特徴や取得メリットを詳しく解説します

また、文系・理系・女子大学生など、属性別のおすすめ資格や、資格取得のメリット、よくある質問にもお答えしますので、ぜひ最後まで読んで、自分にぴったりの資格を見つけましょう。

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大学生の資格取得は就職活動に有利?

大学生の資格取得は、就職活動において確実に有利に働きます

ただし、「資格を持っているだけで内定がもらえる」というわけではなく、資格を通じて得た知識やスキル、そして学ぶ姿勢をどう伝えるかが重要です。

資格が就活で評価される最大の理由は、専門知識とスキルを客観的に証明できる点にあります。例えば、簿記2級を持っていれば企業会計の基礎知識があることを一目で証明でき、面接官にとっても応募者のスキルレベルを判断しやすくなります。

また、志望業界に関連する資格を取得していることは、その業界への本気度を示す明確な証拠となり、企業側も入社後すぐに活躍できる人材として高く評価してくれます。さらに、大学生活と並行して資格取得に挑戦したという事実は、目標に向かって計画的に努力できる人、自己成長意欲が高い人という印象を与えます。

一方で、志望業界と関連性の低い資格や、実務経験が伴わない資格の羅列は評価されにくい傾向があります。

企業が求めているのは、知識だけでなく、それを実際の業務に活かせる応用力です。資格を就活で最大限活かすには、志望業界・職種に合った資格を戦略的に選び、資格取得のプロセスや学びをストーリーとして語れるようにすることが大切です。

また、資格で得た知識をアルバイトや長期インターンで実践した経験と組み合わせることで、知識と実践力の両方をアピールできます。資格はあくまで「手段」であり「目的」ではありません。自分のキャリアプランに合った資格を取得し、効果的に伝えることで、企業から即戦力として高く評価されるでしょう。

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大学生におすすめの資格15選【人気】

続いては、大学生におすすめの資格をご紹介します。

  1. TOEIC
  2. MOS
  3. 日商簿記
  4. ITパスポート試験
  5. 基本情報技術者試験
  6. 宅地建物取引士資格試験
  7. FP技能検定
  8. 日経経済知力テスト
  9. ジェネラリスト検定
  10. 知的財産管理技能検定
  11. 中小企業診断士
  12. 秘書検定
  13. 弁護士
  14. 公認会計士
  15. 普通自動車免許

それぞれ解説します。

TOEIC(トーイック)

TOEICは、大学生に最もおすすめしたい資格です

TOEIC(トーイック)とは、「Test Of English for International Communication」の略であり、世界共通の英語資格試験です。合計で990点の英語(主にヒアリングと読解力を測る)テストであり、「スコア=あなたの持つTOEICの資格」となります。

英語を使う仕事を志望する場合はもちろんですが、ビジネスのグローバル化が求められる現代では、TOEICのスコアを採用時に見るポイントの1つにしている企業も少なくありません。

特に、国内の大手・上場企業、外資系企業やグローバル展開している企業、商社・メーカー・物流・旅行・航空・金融・小売・IT業界を志望している人、海外営業やCAなど英語を使う職種に就きたい人、海外赴任をしたい人は、なるべく早めに勉強をしておくと良いでしょう。

点数については、高ければ高いほど良いのはもちろんですが、最低でも600点以上を目標にすると良いでしょう。なぜなら就職活動においてTOEICの点数を求める企業の多くが、600点以上を合格ラインにするケースが多いためです。また、採用時だけでなく、実は入社後にも「TOEIC」の点数があった方がよいケースもあります。

「TOEICのスコア〇点以上」などといった条件を昇進や昇給の条件として設定している企業もあるのです。そもそも英語スキルは汎用性も高いですし、就職活動時に選択肢が増えたり、将来のキャリアアップにも役立つため「TOEIC」はあって損はない資格と言えるでしょう。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、全大学生におすすめできる汎用性の高い資格です

「MOS」とは、国際資格の一種で「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の略です。マイクロソフト社の製品である、WordやExcel、Powerpointなどの使用スキルを証明できる資格です。WordやExcelなどのいわゆるパソコンスキルは、就職後にどのような職種・業種であっても使用する可能性が高いです。

知識をつけながら実務的な能力を身に付けることができる点もMOSをおすすめする理由の1つです。また、MOSは国家資格であることから、世界共通で評価される資格です。

ちなみにですが、MOSには2つのレベルがあります。

  • スペシャリスト(一般)レベル
  • エキスパート(上級)レベル

もちろん、エキスパートレベルの方がより高いスキルを求められるため、難易度が高いですが、就活に活かすためには「エキスパートレベル」の取得をおすすめします。MOSについても、語学力と同じくらい汎用性が高い資格のため、どのような人にもおすすめできる資格です。

日商簿記

日商簿記は、経理・財務職を志望する人はもちろん、経営に関わる仕事をしたい人や将来起業したい人におすすめの資格です

まず、そもそも「簿記」とは、「ビジネスを行う上で発生するお金やものの出入りを記録する」ことです。もう少し分かりやすく例えると、一般家庭で使う「家計簿」の企業バージョンのようなものです。

企業においては、一つずつ取引などを記録をしないと管理できないほどの膨大な量のお金の動きがあります。また、それらを適切に管理することで、「事業でどれほどの儲けをあげたのか」「現状使えるお金がいくら残っているのか」を明確に把握することができます。

また、簿記の目的は、決算書をつくることです。企業は、一定期間でどれだけ儲けを出したのかという財政状況を明らかにする必要があります。これを決算と呼び、細かく記録した売上や経費を集計して、最終的に決算書をつくるのです。このような知識は、経理・財務部が主に扱う内容です。

しかし、経理・財務を志望する人だけでなく、経営に関わる仕事(職種では経営企画職など)をしたい人や将来起業したい人にとってもおすすめの資格と言えるでしょう。簿記は3級から資格がありますが、実際には、2級以上から初めて評価されることが多いです。就活において有利になるという観点では、「簿記2級以上」を目標にすると良いでしょう。

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、文系・理系を問わず、すべての人にとってあって損はない資格です

「ITパスポート(通称iパス)」とは、国家資格で情報処理技術者試験(※)のひとつです。少し分かりづらいと思いますが、簡単に説明をすると「ITに関する基礎的な知識を証明できる資格」です。

例えば、AIやビッグデータ、IoTといったような技術に関する基礎知識やそれらの技術をどのように業務に落とし込んでいくのか、有効活用をしていくのかといったような知識を求められる試験となっております。

もちろん、IT業界を目指す人にはおすすめの資格であることは想像できると思いますが、近年ではあらゆる業界でIT化が進んでおり、ITに関する基礎知識、ITを活用する知識は、職種・業種を問わず求められるようになってきています。そのため、IT業界を志望している人だけではなく、すべての人にとってあって損はない知識と言えるでしょう。

(※)情報処理技術者試験:全部で12種類ある情報処理に関する知識と技能を認定する国家資格です。ITパスポートはその中で最も基礎であり、難易度としても低い資格です。

基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験は、特にIT業界やITエンジニアを志望している人におすすめの資格です

「基本情報技術者」とは、システムエンジニアやプログラマーなどといったITエンジニアが理解しておくべき基本的な知識を学ぶことができる資格です。「ITパスポート」と同じ情報処理技術者試験のうちの1つで「ITパスポート」よりも難易度が高く、よりIT技術者向けの資格です。

ITパスポートはIT業界やITエンジニアを志望していない人にとってもおすすめの資格ですが、「基本情報技術者」は特にIT業界やITエンジニアを志望している人におすすめの資格です。

合格率は約20~30%程と言われており、難易度も低いとは言えません。従って、就活においても学生のうちに「基本情報技術者」の資格を持っていると、他学生よりも有利になること間違い無しです。

宅地建物取引士資格試験

宅地建物取引士資格試験は、不動産業界や建築業界金融業界を目指す人におすすめの資格です

「宅地建物取引士(通称:宅建)」とは、不動産の取引の専門家であることを証明する国家資格です。毎年約20万人もの人が受験をする非常に人気な国家資格です。

「宅建」の資格を持っていることで、不動産の販売や賃貸の契約時に買い手と売り手がともに不当な取引にならないよう、必ず知っておくべき事項(重要事項)の説明をすることができます。ちなみにこの重要事項の説明は「宅建」の資格を持っている人しかできない仕事です。

「宅建」は不動産業界や建築業界、金融業界を目指す人におすすめの資格です。不動産や建築はイメージしやすいと思いますが、金融業界では融資の際に建物や不動産を担保にする場合があり、その際に不動産の価値を見積もるためにも宅建士の資格が役に立つのです。

また、不動産業界では、就活に有利になるだけではなく、「宅建士」の資格を持っていることで手当としてプラスで給与を支給される会社も多く、年収upに繋がるため、特に不動産業界を志望する人には非常におすすめです。

FP技能検定(ファイナンシャルプランナー)

FP技能検定は、特に金融業界・保険業界・不動産業界を志望する人におすすめの資格です

「ファイナンシャルプランニング」とは、「人生の夢や目標を叶えるための総合的な資金計画を立て、実現する方法を計画する」ことです。また、FPのテーマは大きく6つあります。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続、事業承継

一見難しいように見えますが、家計に関わる金融、税金、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など身近なありとあらゆる「お金」に関わる知識をつけることができます。

就活が有利になるという点においては、特に「金融業界」「保険業界」「不動産業界」を志望する人にとってはおすすめと言えるでしょう。また、FPの資格にはいくつか階級がありますが、実際に就活で活きるのは「2級以上」です。金融・保険・不動産業界を目指したい人はFP2級の取得を目標にすると良いでしょう。

日経経済知力テスト(日経TEST)

日経経済知力テストは、経済的な知力を身につけ時事問題に強くなりたい人におすすめの資格です

「日経TEST」とは、日本経済新聞社が主催する経済的な知力が求められる試験です。具体的には、下記の6分野に関する最新の時事問題やニュースなどをはじめとする「経済」を題材にした問題です。

  • 経営環境:世界における日本経済の実力など、経営環境に関する問題
  • 企業戦略:環境変化に対応した経済動向や企業の経営戦略に関する実践的な問題
  • 会計・財務:企業会計・財務を中心に、金融商品に関する実践知識も含む問題
  • 法務・人事:コーポレートガバナンスや知的財産、雇用・労働に関する問題
  • マーケティング・販売:マーケティングの基礎から、デジタルマーケティングなどの新しい手法についても問う実践問題
  • 生産・テクノロジー:AIなど、これからのビジネスや事業戦略に欠かせないテクノロジーなどに関する問題

これらの知識は、日々の動きが激しい現代社会において、全てのビジネスマンにとって付けておくべき知識です。また、大学生のうちに日経新聞を読む習慣もつけることができるため、そういった点においてもおすすめの資格と言えます。

1点だけ注意すべき事項として、この資格があれば他の資格のように特定の業界への就職に有利になるというわけではありません。ただ、就活における面接の中で、時事問題に関する質問をされるケースもあるため、そういった意味では面接を突破しやすくなり、就活に役立つと言えるでしょう。

ジェネラリスト検定(G検定)

ジェネラリスト検定(G検定)は、AI・機械学習の基礎知識を身につけたい人におすすめの資格です

「G検定」とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会が主催する、AIや機械学習、ディープラーニングに関する基礎知識を問う試験です。AIの基礎知識から、ディープラーニングの手法、AIの社会実装における課題やリスクまで、幅広い内容が出題されます。

近年、AIやデータサイエンスの重要性が高まっており、IT業界だけでなく、製造業、金融業、医療業界など、あらゆる業界でAI人材が求められています。G検定を取得することで、AI技術の基礎的な理解があることを証明でき、就職活動においても大きなアピール材料になります。

特に、データサイエンティストやAIエンジニアを目指す人はもちろん、AIを活用したビジネス企画やプロジェクトマネジメントに関わりたい人にもおすすめの資格です。試験はオンラインで受験可能で、合格率は約60~70%程度と比較的取得しやすい点も魅力のひとつです。

知的財産管理技能検定

知的財産管理技能検定は、特許や商標など知的財産に関する知識を身につけたい人におすすめの資格です

「知的財産管理技能検定」とは、知的財産に関する知識と実務能力を認定する国家資格です。特許、商標、著作権、意匠権など、企業の重要な資産である知的財産を適切に管理・活用するための知識が問われます。

近年、企業のイノベーション推進や競争力強化において、知的財産の重要性が高まっています。特に、メーカー、IT企業、製薬会社、エンターテインメント業界などでは、知的財産の管理・活用が事業の成否を分ける重要な要素となっています。

知的財産管理技能検定は3級から1級まであり、就職活動でアピールするには2級以上の取得をおすすめします。法務部門や知的財産部門を目指す人はもちろん、研究開発職や企画職を志望する人にとっても、知的財産に関する知識は大きな武器になります。

中小企業診断士

中小企業診断士は、経営コンサルタントを目指す人や将来起業を考えている人におすすめの難関資格です

「中小企業診断士」とは、中小企業の経営課題を診断し、助言を行う経営コンサルタントの国家資格です。経営戦略、マーケティング、財務会計、人事労務、生産管理など、経営全般に関する幅広い知識が求められます。

中小企業診断士の資格は、経営に関する総合的な知識を体系的に学べる点が最大の魅力です。合格率は約4~5%程度と非常に難関ですが、取得することで経営の専門家として高く評価されます。

コンサルティング業界を志望する人はもちろん、事業企画職や経営企画職を目指す人、将来的に起業を考えている人にとっては、非常に価値のある資格です。また、金融機関や商社などでも、中小企業診断士の資格保有者は重宝されるため、幅広い業界で活かすことができます。

秘書検定

秘書検定は、社会人として働くうえで必要なビジネスマナーや一般常識を身につけたい人におすすめの資格です

「秘書検定」とは、「秘書に求められる知識・技能について問われる試験」です。秘書検定と呼ばれますが、実は秘書になりたい人だけではなく、すべての学生・社会人に役立つ基本的なビジネスマナーや一般常識を問う試験です。

秘書に求められられる知識・技能とは具体的に、下記のような内容です。

  • 社会人として働くうえで必要な一般常識やコミュニケーション能力
  • ビジネスマナーやビジネス文書の作成スキル
  • 正しい敬語の使い方や電話対応などの話し方のスキル
  • 秘書業務に必要な経営管理に関する知識
  • 文書作成やスケジュール管理などサポート業務で求められるスキル

これらは社会人になった際、どのような仕事をするためにも必要不可欠なスキル・知識です。また、面接などの選考においても相手へ好印象を与えることができるでしょう。

秘書になりたい人はもちろん、接客業(飲食やホテルスタッフ、CAなど)や一般職などの就職にも役立つでしょう。ちなみにビジネスシーンだけでなく、冠婚葬祭のマナーなども問われる試験のため、プライベートでも役立つ知識も身に付けることができます。

秘書検定は3級~1級までの階級がありますが、就職に活かすためには2級以上をおすすめします。

弁護士

弁護士は、法律の専門家として最難関の国家資格であり法曹界を目指す人が取得する資格です

「弁護士」になるためには、司法試験に合格する必要があります。司法試験は、法科大学院修了または予備試験合格が受験資格となる、日本で最も難関とされる国家試験のひとつです。合格率は約20~30%程度と非常に狭き門です。

弁護士資格を取得することで、訴訟代理や法律相談、契約書作成など、法律に関するあらゆる業務を行うことができます。また、近年では企業の法務部門で働く企業内弁護士(インハウスローヤー)や、スタートアップ企業の法務支援など、活躍の場も多様化しています。

法律を武器に社会の正義を実現したい人、論理的思考力を極めたい人、将来的に独立開業を目指す人にとって、弁護士は最もやりがいのある職業のひとつと言えるでしょう。

公認会計士

公認会計士は、会計・監査の専門家として三大国家資格のひとつに数えられる難関資格です

「公認会計士」とは、企業の財務諸表が適正に作成されているかを監査する専門家です。公認会計士試験に合格し、実務経験を積むことで資格を取得できます。合格率は約10%前後と非常に難関ですが、取得することで会計のプロフェッショナルとして高く評価されます。

公認会計士の主な業務は、上場企業などの財務諸表を監査する「監査業務」ですが、それ以外にも、税務相談、経営コンサルティング、M&Aアドバイザリーなど、幅広い業務に携わることができます。

監査法人やコンサルティングファームへの就職を目指す人はもちろん、将来的にCFOや経営者を目指す人にとっても、公認会計士の資格は大きな武器になります。また、独立開業して会計事務所を経営する道もあり、キャリアの選択肢が非常に広い点も魅力です。

普通自動車免許

普通自動車免許は、大学生のうちに取得しておくことをおすすめする資格です

他の資格と比べると、少し毛色が異なりますが、大学生のうちにとっておくことをおすすめします。自動車免許は、取得するために約3か月ほどの時間を要します。社会人になると、大学生と比べて圧倒的に自由に使える時間が少なくなります。そのため、社会人になってから自動車免許を取得しようと思った場合、貴重な休日を使ったり、仕事が終わってからの時間で自動車学校に通う必要があります。

また、就活という点においても、持っておいて損はない資格です。選考における評価が高くなるというわけではありませんが、職種や会社によっては、「普通自動車免許の保有」が応募資格として設定されている場合もあります。例えば、タクシー業界や運送業界などは普段から自動車に乗る必要がありますよね。また、首都圏以外の場合、営業職などでも車で営業先へ移動するケースも多くあります。

就職後に自動車免許が無いと不便になるケースも多いため、そういった意味でも大学生のうちに取得しておくことをおすすめします。

大学生におすすめの資格【文系学生】

資格名 解説
TOEIC 英語力を証明する世界共通の試験。文系学生は語学力が評価されやすく、600点以上あれば就活で有利になります。商社、金融、メーカーなど幅広い業界で求められるスキルです。
日商簿記2級 企業の財務諸表を読み解く力が身につく資格。経理・財務職はもちろん、営業職や企画職でも数字を扱う場面が多いため、文系学生にとって実用的な資格です。
秘書検定 ビジネスマナーや敬語、文書作成など、社会人として必要な基礎スキルを体系的に学べます。接客業や一般職を志望する文系学生に特におすすめの資格です。
FP技能検定2級 金融、保険、税金、不動産など、お金に関する幅広い知識が身につきます。金融業界や保険業界を志望する文系学生にとって、専門知識をアピールできる強力な武器になります。
日経TEST 経済や時事問題に関する知識が問われる試験。日経新聞を読む習慣がつき、面接での時事問題対策にも役立ちます。総合商社やコンサルティング業界志望者におすすめです。
宅地建物取引士 不動産取引の専門家資格。不動産業界や金融業界を志望する文系学生にとって、資格手当がつく企業も多く、年収アップにもつながる実用的な資格です。
中小企業診断士 経営コンサルタントの国家資格。経営戦略からマーケティング、財務まで幅広く学べるため、コンサル業界や企画職を目指す文系学生にとって最適な難関資格です。
MOS Expert Word、Excel、PowerPointなどのOfficeスキルを証明する国際資格。文系学生は書類作成やデータ分析の機会が多いため、実務で即戦力になれるスキルが身につきます。
知的財産管理技能検定 特許や商標、著作権など知的財産に関する知識を証明する国家資格。法務部門や企画職を目指す文系学生にとって、ビジネスの法的側面を理解する力が身につきます。
行政書士 官公署に提出する書類作成や法律相談を行える国家資格。法学部出身者はもちろん、法律に興味がある文系学生にとって、将来の独立開業も視野に入る実用的な資格です。
販売士(リテールマーケティング) 小売業や流通業に必要なマーケティング、販売技術、在庫管理などの知識を証明する資格。アパレルや小売業界を志望する文系学生におすすめです。
社会保険労務士 労働法や社会保険に関する専門家資格。人事労務や総務職を目指す文系学生にとって、企業の人事制度設計や給与計算など実務に直結する知識が身につきます。
ビジネス実務法務検定 契約書作成やコンプライアンスなど、ビジネスに必要な法律知識を証明する資格。法務部門だけでなく、営業職や企画職でも活かせる実用的な知識が学べます。
通関士 輸出入の通関手続きを行う専門家資格。貿易業界や物流業界を志望する文系学生にとって、唯一の国家資格として高く評価される専門性の高い資格です。
マーケティング・ビジネス実務検定 マーケティング戦略や市場調査、商品企画など、実践的なマーケティング知識を証明する資格。企画職やマーケティング職を目指す文系学生に最適です。

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大学生におすすめの資格【理系学生・理系院生】

エンジニアの長期インターン

資格名 解説
ITパスポート IT関連の基礎知識を証明する国家資格。すべての理系学生にとって、AIやIoTなど最新技術の基礎を理解するのに役立ち、どの業界でも評価される汎用性の高い資格です。
基本情報技術者試験 ITエンジニアの登竜門となる国家資格。プログラミングやシステム開発の基礎知識が問われ、IT業界への就職を目指す理系学生には必須レベルの資格です。
G検定 AI・ディープラーニングの基礎知識を証明する資格。データサイエンスやAI開発に興味がある理系学生にとって、機械学習の理論と実装を体系的に学べる実践的な資格です。
応用情報技術者試験 基本情報技術者の上位資格で、より高度なIT知識が求められます。システムエンジニアやプロジェクトリーダーを目指す理系学生にとって、技術力を証明できる強力な武器です。
危険物取扱者 危険物の取り扱いや保管に必要な国家資格。化学系や工学系の理系学生にとって、化学メーカーや製造業での実務に直結する実用的な資格です。
電気工事士 電気工事の施工や監督を行うための国家資格。電気・電子系の理系学生にとって、実務で即戦力になる技術が身につき、電力業界や建設業界で高く評価されます。
技術士補 技術系の最高峰資格である技術士の前段階資格。機械、電気、情報など各分野の専門知識を証明でき、エンジニアとしてのキャリアアップを目指す理系学生におすすめです。
公害防止管理者 工場などでの公害防止を管理する国家資格。環境系や化学系の理系学生にとって、環境保全に関する専門知識を証明でき、製造業での就職に有利になります。
CAD利用技術者試験 設計図面を作成するCADソフトの操作スキルを証明する資格。機械系や建築系の理系学生にとって、製図の実務能力をアピールでき、メーカーや建設業界で重宝されます。
エネルギー管理士 工場やビルのエネルギー使用を管理する国家資格。機械系や電気系の理系学生にとって、省エネ技術や設備管理の専門知識が身につき、製造業や設備管理業界で活かせます。
統計検定 データ分析に必要な統計学の知識を証明する資格。データサイエンティストや研究職を目指す理系学生にとって、統計的思考力と分析スキルをアピールできる実践的な資格です。
弁理士 特許や商標などの知的財産権を扱う専門家資格。理系出身者が多い難関国家資格で、知財部門や特許事務所を目指す理系学生にとって、高度な専門性を証明できます。
情報処理安全確保支援士 サイバーセキュリティの専門家を証明する国家資格。情報系の理系学生にとって、セキュリティ対策の知識が身につき、IT企業のセキュリティ部門で高く評価されます。
QC検定(品質管理検定) 品質管理の知識と手法を証明する資格。製造業を志望する理系学生にとって、統計的品質管理や改善活動の実践的なスキルが身につき、生産技術職で活かせます。
毒物劇物取扱責任者 毒物や劇物を取り扱うために必要な国家資格。化学系や薬学系の理系学生にとって、化学メーカーや製薬会社での実務に必須となる基礎的な資格です。

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大学生におすすめの資格【女子大学生】

人事の長期インターン

資格名 解説
秘書検定 ビジネスマナーや言葉遣い、文書作成など社会人の基礎スキルを証明する資格。女子大学生に人気が高く、接客業や一般職、事務職への就職で好印象を与えられます。
MOS Expert Word、Excel、PowerPointなどのOfficeスキルを証明する国際資格。事務職や企画職を目指す女子大学生にとって、実務で即戦力になれる実践的なスキルが身につきます。
日商簿記2級 企業会計の知識を証明する人気資格。経理職や事務職を志望する女子大学生にとって、数字に強いことをアピールでき、安定したキャリアを築ける専門知識が得られます。
TOEIC 英語力を証明する世界共通の試験。CA、旅行業界、ホテル業界、外資系企業など、女子大学生に人気の業界で高く評価され、キャリアの選択肢を大きく広げられます。
色彩検定 色に関する幅広い知識を証明する資格。ファッション、インテリア、美容業界を志望する女子大学生にとって、センスと専門知識を兼ね備えていることをアピールできます。
ファッション販売能力検定 アパレル販売に必要な接客スキルや商品知識を証明する資格。ファッション業界を目指す女子大学生にとって、販売のプロフェッショナルとして認められる実践的な資格です。
化粧品成分検定 化粧品の成分や効果、安全性に関する知識を証明する資格。美容業界や化粧品メーカーを志望する女子大学生にとって、専門知識を持つアドバイザーとして信頼される武器になります。
ネイリスト技能検定 ネイルケアやネイルアートの技術を証明する資格。ネイルサロンや美容業界で働きたい女子大学生にとって、技術力を証明でき、将来の独立開業も視野に入る実践的な資格です。
アロマテラピー検定 アロマの効能や使用方法に関する知識を証明する資格。美容やリラクゼーション業界を志望する女子大学生にとって、癒しのプロフェッショナルとして活躍できる専門知識が得られます。
ブライダルプランナー検定 結婚式の企画や運営に必要な知識を証明する資格。ブライダル業界を目指す女子大学生にとって、人生の特別な瞬間をプロデュースする専門家としての第一歩になります。
インテリアコーディネーター 住空間の設計や家具・照明の提案を行う専門家資格。インテリア業界や住宅業界を志望する女子大学生にとって、デザインセンスと専門知識を証明できる人気資格です。
栄養士 食と栄養に関する専門知識を持つ国家資格。栄養学科の女子大学生が取得でき、病院、学校、企業の食堂など幅広い場で活躍できる安定したキャリアにつながります。
保育士 子どもの保育を行う専門家資格。保育園や幼稚園で働きたい女子大学生にとって、子どもの成長を支える やりがいのある仕事に就ける国家資格です。
医療事務技能審査試験 病院やクリニックでの受付や会計業務に必要な知識を証明する資格。医療業界で事務職を目指す女子大学生にとって、安定した職場で長く働ける専門スキルが身につきます。
ウェディングプランナー 結婚式全体のプロデュースを行う専門家資格。ブライダル業界で企画職を目指す女子大学生にとって、お客様の幸せな瞬間を創り出すクリエイティブな仕事につながります。

大学生におすすめの資格【趣味・面白い】

資格名 解説
サウナ・スパ健康アドバイザー サウナの正しい入り方や健康効果を学べる資格。サウナブームの今、面接でのアイスブレイクに最適で、「サウナ好き」という個性をプロフェッショナルな知識として語れるユニークな資格です。
日本酒検定 日本酒の種類や製法、テイスティング技術を学べる資格。お酒好きな大学生にとって、飲み会での話題作りや接待スキルにもつながる実用的で面白い資格です。
世界遺産検定 世界中の世界遺産に関する知識を証明する資格。旅行好きな大学生にとって、趣味を資格に昇華でき、面接で「行動力」や「知的好奇心」をアピールできるネタになります。
ご当地検定 特定地域の歴史や文化、観光スポットに関する知識を証明する資格。地元愛や地域貢献への関心を示せるユニークな資格で、面接官の出身地と合えば話が盛り上がります。
ニュース時事能力検定 時事問題や社会情勢に関する知識を証明する資格。面接で時事問題について聞かれた際に「実は資格を持っています」と答えられる、説得力のある面白い切り返しができます。
メンタルヘルス・マネジメント検定 ストレス管理やメンタルケアの知識を証明する資格。現代社会で重要なテーマであり、「自己管理能力」や「他者への配慮」をアピールできる実用的かつ面白い資格です。
食生活アドバイザー 栄養学や食文化に関する幅広い知識を証明する資格。料理好きな大学生にとって、趣味の延長で取得でき、「健康意識が高い」という好印象を与えられる実用的な資格です。
映画検定 映画の歴史や作品、監督に関する知識を証明する資格。映画好きにとって趣味が資格になり、「文化的教養」や「分析力」をアピールできる面白いネタとして使えます。
アニメ検定 アニメ作品やクリエイター、業界知識を証明する資格。アニメ好きな大学生にとって、サブカルチャーへの造詣の深さを証明でき、エンタメ業界志望者には特に面白い武器になります。
コーヒーソムリエ コーヒーの淹れ方や豆の種類、焙煎方法などの知識を証明する資格。カフェ好きな大学生にとって、趣味を専門知識に変えられ、「こだわりを持つ人」という印象を与えられます。
ペン字検定 美しい文字を書く技術を証明する資格。デジタル時代だからこそ目立つスキルで、「丁寧さ」や「伝統文化への敬意」をアピールでき、面接官に好印象を与えられます。
eco検定(環境社会検定) 環境問題や持続可能な社会に関する知識を証明する資格。SDGsへの関心が高まる中、「社会貢献意識」や「先進的な視点」を持つ学生としてアピールできる面白い資格です。
旅行地理検定 国内外の観光地や地理に関する知識を証明する資格。旅行好きな大学生にとって、趣味が資格になり、旅行業界や航空業界への就職でも話のネタとして活用できます。
数学検定1級 高度な数学力を証明する資格。理系はもちろん文系でも取得すれば強烈なインパクトがあり、「論理的思考力の高さ」を面接で印象的に語れるユニークな武器になります。

大学生のうちに資格を取得するメリット

続いては、大学生のうちに資格を取得するメリットを紹介します。

それぞれ解説します。

①時間に余裕があるため、短期集中で勉強できる

大学生は社会人と比べて圧倒的に自由な時間が多く、資格取得のための勉強時間を確保しやすい環境にあります

授業の空きコマや夏休み・春休みなどの長期休暇を活用すれば、集中的に勉強を進めることができます。社会人になると、仕事で疲れた後や貴重な休日を削って勉強する必要があり、資格取得のハードルは格段に上がります。時間的余裕がある大学生のうちに資格を取得しておくことで、将来のキャリアの選択肢を広げることができます。

②就職活動で差別化できる

資格を持っていることで、就職活動において他の学生との差別化が図れます

特に志望業界に関連する専門資格を持っていれば、その業界への本気度や専門知識をアピールでき、選考で有利に働きます。また、面接での自己PRや学生時代に力を入れたことのエピソードとしても活用でき、説得力のある話ができるようになります。資格取得に向けて努力したプロセスを語ることで、計画性や目標達成力もアピールできます。

③入社後のキャリアアップにつながる

大学生のうちに資格を取得しておくことで、入社後のキャリアアップがスムーズになります

企業によっては、特定の資格保有者に対して資格手当を支給したり、昇進の条件として資格取得を求めたりするケースがあります。入社前に必要な資格を取得しておけば、入社後すぐに専門業務に携われたり、早期に昇格のチャンスを掴めたりする可能性が高まります。また、社会人になってから資格取得を目指すよりも、学生時代に基礎を固めておく方が、実務経験と知識を効率的に結びつけられます。

④学生料金や学割が適用される

多くの資格試験では、学生向けの割引制度が用意されています

受験料が通常より安く設定されていたり、学生専用の割引プランが利用できたりするケースが多く、経済的な負担を抑えながら資格取得に挑戦できます。また、資格学校や通信講座でも学生割引が適用されることが多いため、効率的に学習を進めたい場合でもコストを抑えられます。社会人になってから同じ資格を取得しようとすると、受験料や講座費用が高くなるため、学生のうちに取得しておく方が経済的にもメリットがあります。

⑤自己成長と自信につながる

資格取得に向けて勉強し、試験に合格するという経験は、大きな自己成長と自信につながります

目標を設定し、計画的に学習を進め、困難を乗り越えて成果を出すというプロセスは、社会人になってからも活きる貴重な経験です。また、新しい知識やスキルを身につけることで、視野が広がり、自分の可能性を発見するきっかけにもなります。資格取得を通じて得られる達成感や自己効力感は、その後の人生においても大きな財産となるでしょう。

大学生の資格取得によくある質問

最後に、資格取得に関するよくある質問を紹介します。

それぞれ解説します。

1ヶ月で取れる資格はありますか?

1ヵ月で取れる資格は多く存在します

ただし、資格によっては毎年受験日があらかじめ決まっているものもあるため、タイミングによっては1ヵ月で取得できないケースもあります。特に国家資格はそういったケースが多く見られます。

難易度やキャリアに繋がるという観点でおすすめの1ヵ月で取れる資格は「MOS」と「ITパスポート」です。比較的資格取得のハードルが高くない上に、社会人になった時の実務にも活きる内容のため、非常におすすめできる資格です。

MOSはWord、Excel、PowerPointなどのOfficeスキルを証明でき、どの職種でも即戦力として活用できます。ITパスポートはIT関連の基礎知識を幅広く学べるため、あらゆる業界で評価される汎用性の高い資格です。いずれも試験日程が柔軟に設定されているため、短期集中で取得を目指しやすい点も魅力です。

稼げる資格はありますか?

稼ぎに繋がる資格はたくさんあります

重要なのは、どのくらい稼ぎたいか、どのような働き方をしたいかを考えることです。

資格を活かして稼ぐ方法は大きく2つあります。1つ目は、就職を見据えた資格や職種に直結する資格を取得する方法です。宅地建物取引士や簿記、公認会計士、弁護士など、将来の仕事で必要となる資格を取得することで、専門職として安定した収入を得られます。これらの資格は資格手当がつく企業も多く、年収アップに直結するケースが多いです。

2つ目は、副業など小遣い稼ぎに使える資格を取得する方法です。「資格を持っている=その分野に詳しい」ということになるため、クラウドソーシングや副業サイトなどから自分ができる仕事を受けてお金を稼ぐことができます。例えば、Webデザインやプログラミング関連の資格があれば、在宅で案件を受注して収入を得られます。FP技能検定があれば、個人向けの家計相談やライフプランニングのアドバイザーとして活動することも可能です。

このように、資格を活かした稼ぎ方は多様にあるため、自分の目標に合わせて戦略的に資格を選ぶことが大切です。

まとめ

本記事では、就活にも役立つ大学生のうちに取っておきたい資格をご紹介しました。

資格を持っておくことにはたくさんのメリットがありますが、それだけでなく、学生のうちに資格を取るという目標を立て、その目標に対して勉強をしたり、努力をする習慣を身に付けられることも資格を取ることで得られる財産です。また、その過程が「目標に対して努力ができる人」として面接において好印象に繋がることもあります。

ただ、一つだけ勘違いをしてほしくないことは「どんな資格でも持っていれば内定に繋がる」というわけではありません。あくまで、資格を持っていることは、評価されるポイントの1つになるということだけは忘れないでください。

自分自身で何のために資格を取るのかという目的を明確にしてから、資格取得に励むことをおすすめします。

参考:HR業界・人材業界におすすすめの厳選資格5選
参考:社労士通信講座のおすすめスクール

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