【ソフトバンク】就職難易度・採用大学・学歴フィルター・倍率・選考対策を解説

ソフトバンクに興味があるけれど「就職難易度や採用大学、倍率、年収、学歴フィルターが気になる…」そんな就活生も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、ソフトバンクは人気企業でもあるため、就職難易度は高く、採用倍率も高いです。そのため、ソフトバンクの内定を掴むためには、自己分析や志望動機の準備、面接対策が内定の鍵となってきます。

本記事では、ソフトバンクの就職難易度や、採用大学、倍率、選考通過に必要なポイントをまとめました。

ソフトバンクの選考を通過した就活生の口コミも掲載していますので、ソフトバンクの内定を獲得したい人は、ぜひ参考にしてください。

ソフトバンクは何の会社？

ソフトバンク株式会社は、日本を代表する大手通信事業者です。

コンシューマ事業では、携帯キャリアの「ソフトバンク」「ワイモバイル」「LINEMO」を展開。法人事業では、企業のDX推進を支援するクラウドやセキュリティ、AIソリューションなどを提供しています。

近年は「PayPay」や「LINE」といった非通信領域にも注力しており、さらには次世代の通信基盤であるHAPS（成層圏通信プラットフォーム）や生成AIの開発など、最先端のテクノロジー分野へ積極的に投資しています。

通信インフラに興味のある学生はもちろん、AIやキャッシュレス決済、最先端技術を活用した新規事業開発に挑戦したい方におすすめの企業です。

ソフトバンクの就職難易度

ソフトバンクの就職難易度は、東洋経済ONLINE『入社が難しい有名企業ランキング』トップ200社中「166位」、入社難易度は「59.0」ポイントです。

ソフトバンクの就職難易度・就職偏差値は極めて高く、通信業界の中でも難関企業（入社難易度の高い企業）です。新卒採用の人気も高く、高学歴の就活生も多く応募することから、採用倍率も必然的に高くなっています。

ソフトバンクの就職難易度に近い企業には、三菱マテリアル、日本銀行、田辺三菱製薬、BIPROGY、日産化学、などがあり、ソフトバンクと同じ通信業界に属する企業の入社難易度は次の通りです。

ソフトバンクの新卒採用は、文系学生も理系学生も、大学院生も同様に選考が行われます。エントリーシート通過率や、WEBテスト通過率、面接通過率も低い傾向にあるため、自己分析や業界研究、ES添削、面接練習を欠かさずに選考に進みましょう。

ソフトバンクの採用人数・採用倍率

続いては、ソフトバンクの採用人数・採用倍率について紹介します。

• ソフトバンクの採用人数
• ソフトバンクの採用倍率

それぞれ解説します。

ソフトバンクの採用人数

ソフトバンクの新卒採用人数は、500名〜600名です。

過去3年間の採用人数（男女別新卒採用人数）は、下記の通りでした。

ソフトバンクの採用倍率

ソフトバンクの採用倍率は、38倍です。

大手就活口コミサイト「ワンキャリア」のお気に入り登録者数は19,395人、採用予定人数500人であることを踏まえると、新卒採用倍率は最低でも38.7倍以上になります。

新卒採用の応募元は、採用媒体以外にも、直応募、エージェント経由など様々なので、実際の応募数や採用倍率はさらに高くなるでしょう。書類選考で半数以上が落ちるとも言われているので、ソフトバンクの内定を狙うためにも、入念な選考対策が必要となってきます。

ソフトバンクの採用大学ランキング

続いては、ソフトバンクの採用大学・出身大学について紹介します。

• ソフトバンクの採用大学ランキング
• ソフトバンクの採用大学・出身大学一覧

それぞれ解説します。

採用大学ランキング

大学通信 onlineによると、ソフトバンクの採用大学ランキングは、第1位『早稲田大学（25名）』、第2位『明治大学（17名）』、第3位『慶應義塾大学（16名）』になりました。

採用大学上位は、東大一橋、早慶、GMARCH、関関同立、旧帝大、地方国立大学が占めており、一般的に高学歴と呼ばれる学生が多く内定していることがわかります。

採用大学・出身大学一覧

ソフトバンクの採用実績校（採用大学・出身大学）は下記の通りです。

ソフトバンクの採用大学は、早慶やMARCHといった関東の有名私立大学が中心です。旧帝大や難関国公立大学も名を連ねていますが、全国の中堅大学からも幅広く採用実績があり、学歴だけで判断されているわけではありません。

またソフトバンクでは東京理科大学、電気通信大学、東京都市大学、名古屋工業大学など、情報科学や理工学分野で高い専門性を持つ大学の採用が多いです。

これは、ソフトバンクが単なる通信事業者に留まらず、「情報革命」を掲げてAIやIoT、ロボット事業へ積極的に投資・展開していることの表れです。企業の成長戦略に不可欠な最先端技術の知見を持つエンジニア人材を確保するため、これらの大学から専門性の高い学生を継続的に採用しています。

ソフトバンクに学歴フィルターはある？

ソフトバンクの新卒採用には、学歴フィルターはありません。

採用実績を見ると、早稲田大学、明治大学、慶応義塾大学など、高偏差値大学の出身者が多く見受けられますが、学歴による足切り結果ではありません。ソフトバンクでは、国立大学・私立大学問わず、国内外の幅広い大学から採用を行っています。

とはいえ、高学歴であることが選考過程で有利に働くのは事実です。

• 企業説明会の参加優先度が高くなる
• OB.OG訪問の機会が増える
• スカウトが届きやすい
• 書類選考通過率があがる
• 面接官からの印象が良くなりやすい

企業の採用担当者は、限られた時間で多くの候補者を評価する必要があるため、学歴が選考過程で有利に働きます。

学歴に自信がない人は、学歴以外のユニークな経験や、圧倒的な実績で差をつけましょう。また、学歴が重要視されない企業を重点的に受けるのも良いでしょう。

ソフトバンクの年収・給料

ソフトバンクの年収（平均年収・初任給）は非常に高く、年収1,300万円も狙える企業です。

• ソフトバンクの平均年収
• ソフトバンクの初任給

それぞれ解説します。

ソフトバンクの平均年収

ソフトバンクの平均年収は、1,363万円でした。

この平均年収は、賞与及び基準外賃金を含んだ額になります。

大手転職エージェントであるRECRUIT AGENTによると、IT・通信業界の想定年収は約620万円と高いですが、ソフトバンクの平均年収はその約2倍と非常に高いです。

ソフトバンクの初任給

ソフトバンクの総合職の初任給は、学部卒で約27万円・修士卒で約30万円でした。

職種別・学歴別初任給は以下の通りです。

年収にすると、学部卒で約410万円、修士卒で約440万円で、これは基本給に加えて賞与や各種手当てなどを踏まえた金額となります。新卒社会人の平均年収は約300〜350万円とされているため、より多くの年収を初年度からもらうことが可能です。

ソフトバンクの選考フロー｜応募から内定までの流れ

ソフトバンクの選考フローは例年、次の通りです。

1. エントリーシート
2. WEBテスト
3. 一次動画面接
4. 二次面接
5. 最終面接

それぞれのフェーズについて、詳しくご説明します。

①エントリーシート

ソフトバンクの選考は、エントリーシートの提出からスタートします。

過去の総合職のエントリーシートでは、以下のような設問がありました。

• ソフトバンクバリューの5つの項目の中で、 あなたの強みと合致する項目を教えてください（複数選択可）。 また、その強みを発揮して成し遂げたエピソードを教えてください。
• ソフトバンクでどのような挑戦をしたいですか。 その実現のために現在までに取り組んでいることは何ですか。

ソフトバンクは「情報革命で人々を幸せに」という理念を掲げ、「No.1」「挑戦」「逆算」「スピード」「執念」という5つのバリューを価値観の核としています。テクノロジーの力で未来を創るという情熱と、これらの価値観を意識してエントリーシートを作成しましょう。

②WEBテスト

エントリーシートの提出と同時に、WEBテストの受検があります。

ソフトバンクのWEBテストでは、「SPI」を採用しており、オンラインで受験することができます。受験科目は、適性検査、言語、非言語なので、一般的な内容になります。

WEBテストの選考通過者が、実際に行っていた対策は以下の通りです。

• webサイトの無料模試・練習問題を解く
• インターンや他社選考で慣れる
• 参考書としては、「SPIテストセンター超実践実践問題集」や「これが本当のシリーズ」を使った

そこまで難しい問題はありませんが、形式によっては問題数が多いので1問あたりにかけられる時間があまりありません。スピードを意識して解くようにしましょう。

③一次動画面接

エントリーシート・WEBテストの受験と同時に、一次動画面接があります。

過去には以下のような質問がありました。

• 学生時代に力を入れたことや挑戦したいこと
• 自己PR

一次動画面接の時間自体は、上記2問自体は2分程度で終えられます。ただ、再提出が可能なため、多くの人は何度も取り直しています。

実際の選考通過者は、ES・適性検査・動画面接すべてにおいて、内容の齟齬が生じないように一貫性を意識していたため、これから準備を進める人はこのことを意識して選考に臨みましょう。

④二次面接

一次動画面接を通過すると、二次面接が行われます。

過去には以下のような質問がありました。

• 人生で一番挑戦した経験は？
• 入社して何に挑戦したい？
• なぜ交換留学をしようと考えたか？
• その留学先で挑戦して学んだことは？
• 逆質問
• 他社の選考状況

二次面接は1対1の個人面接であり、時間は40分程度です。雰囲気は場合によりますが、穏やかで話しやすいことが多いです。

実際の二次面接通過者は、「挑戦姿勢」が重視されていたと感じているため、自分の経験を深く掘り下げておくことが重要です。

特に「挑戦から何を学んだか」「失敗や挫折をどう乗り越えたか」「何にやる気を感じるか」といった点を、色々な角度から自己分析しておきましょう。

⑤最終面接

二次面接通過後は、最終面接です。

実際の質問内容は以下の通りです。

• 人生で一番挑戦した経験は？
• 入社して何に挑戦したい？
• 営業会社だけどその理解はどのくらい？
• 就活軸は何？
• 逆質問
• 他社の選考状況

最終面接は1対1のオンライン個人面接であり、時間は1時間程度です。雰囲気は場合によりますが、穏やかで話しやすいことが多いです。

実際の最終面接通過者は、「今後挑戦したいこと」への深堀が多かったと感じています。そのため、自分の原体験や人生の中でのモチベーショングラフなどを、齟齬のないよう面接前に復習しておくことが重要です。

ソフトバンクの内定を掴むためのポイント

続いては、ソフトバンクの内定を掴むために必要な５つのポイントを解説します。

• ①志望動機を明確にする
• ②長期インターンで経験を積む
• ③OB・OG訪問を積極的に行う
• ④WEBテスト・SPI対策をする
• ⑤就活のプロに頼る

ソフトバンクに受かる人の特徴を理解していきましょう。

①志望動機（なぜソフトバンクなのか）を明確にする

ソフトバンクの内定を掴むためにも、志望動機（なぜソフトバンクなのか）を明確にしましょう。

志望動機は、入社意欲や業務への熱量、入社後に活躍できるポテンシャルがあることをアピールするためのものです。企業や業界に対しての魅力や、自分が働くことで実現したいことを、自身の経験を絡めながらアピールする必要があります。

面接官の納得度が高まる志望動機を作るためにも、下記のポイントを押さえておきましょう。

• ソフトバンクに入社したい理由が明確になっている
• 志望動機に見合った企業研究や業界研究ができている
• 経営理念・企業文化・カルチャーの共感をしている
• 会社に必要な経験やスキルを持っている
• 入社後に実現したいことが明確になっている

志望動機を作る際、どの企業でも通用する志望理由は相応しくありません。また、やりたいことが非現実的であったり、給与や福利厚生が最優先になっている志望動機も避けておきましょう。

会社は学校ではないため、「学びたい・成長させてほしい」といった受け身のスタンスではなく、「自身の経験をもとに会社に貢献したい、事業を大きくしたい」といった積極的な姿勢で志望動機を伝えることをおすすめします。

②長期インターンで経験を積む

就職難易度の高い「難関企業」の内定をもらうためには、周りの学生と差別化できる経験値も必要です。

書類選考や面接選考では「学生時代に力を入れたこと（ガクチカ）」を中心に、あなたの過去の経験について深く質問があります。採用難易度が高いぶん、ありきたりな経験ではなく、あなたが熱量を注いで努力した経験を伝えることが大切です。

ソフトバンクの内定者には、下記のような「キラリと光る経験」を持っている就活生がたくさんいます。

• 長期インターン経験
• 学生団体の立ち上げ経験
• 起業・個人事業立ち上げ経験
• ビジネスコンテスト参加経験
• 異文化交流・留学経験
• 部活動の大会出場経験
• 理系学生・大学院生の研究

いまからできる最もおすすめな経験は、社員同様の実務を行う『長期インターン』です。長期インターンを通して、実務経験やスキル、実績をアピールすることができますし、企業で働く具体的なイメージを持つことにも繋がるでしょう。

実際に営業の仕事を経験して、営業が向いているとわかれば、志望動機や自己PRに組み込むこともできますし、志望理由に説得力が増します。

就職活動前に長期インターンを始める学生も多いため、「アピールできるポイントがない…」「学生時代の経験を差別化したい」と考えている方は、長期インターンを始めることをおすすめします。

③OB・OG訪問を積極的に行う

OB・OG訪問は、普段なかなか話を聞くことのできない先輩社員に質問ができる貴重な機会です。

企業のリアルな部分を具体的に知ったうえで、選考に参加できるため、志望動機の裏付けになるのはもちろん、入社後のミスマッチを未然に防ぐこともできます。

OB・OG訪問で得た情報を面接やESに盛り込めば、それだけで「自社についてよく調べられている」と良い印象を与えることが出来ますし、志望度の高さをアピールすることにも繋がります。

また、先輩社員が直接人事に推薦をしてくれたり、社員からの評価が選考に影響することも少なくありません。OB・OG訪問がきっかけで、特別選考ルートに進める可能性もあるため、積極的に活用していきましょう。（OB訪問アプリおすすめ人気ランキングはこちら）

④WEBテスト・SPI対策をする

WebテストやSPIが選考内容に含まれる場合は、過去問や問題集を使って練習をしておきましょう。

Webテストは、応募者の能力や性格を見極めるためのオンラインテストで、言語や計数といった能力検査と、社会適合性やストレス耐性を測定する性格検査があります。

Webテストの評価を最も重視するという企業はほとんどありませんが、WebテストやSPIで落ちてしまうのは非常に勿体ありません。Webテストの特徴や出題内容を把握して、効率的に勉強を始めましょう。

Webテストの合格ラインは企業によって異なりますが、大手企業・難関企業になればなるほど、ボーダーラインはあがります。Webテスト・SPI対策は、時間をかければ練習できるため、問題集や機能付きアプリを使って対策しましょう。（SPI対策アプリおすすめ人気ランキングはこちら）

⑤就活エージェントを活用する

ソフトバンクの選考対策に少しでも悩んだら、就活のプロを頼ることをおすすめします。

選考に落ちてしまう最も大きな原因は、自分ひとりで考えてしまうことです。就活の相談先には、友達や先輩、大学の就職課（キャリアセンター）などがありますが、個人的におすすめなのは、外部の就職支援サービス（就活エージェント）です。

学校の友達や先輩に相談することも多いですが、就活のプロではありませんし、適切なフィードバックを貰えていない場合もあります。また志望業界や職種が少しでも異なると、エントリーシートや面接で違う視点のアピールが必要になるなど、業界ごとに求められる内容も少しずつ変わります。

就活エージェントは、毎年多くの就活生をサポートしている実績がありますし、完全無料で利用できます。企業の内部情報（働き方や雰囲気、選考対策）を把握しているため、最短距離で内定に近づけるサポートを受けられます。

就活エージェントは、時期問わずいつでも相談できるので、就活の相談先がない方はプロに頼ることから始めましょう。本当におすすめです！（就活エージェントおすすめ人気ランキングはこちら）

ソフトバンクの就活に関するよくある質問

最後に、ソフトバンクの就活に関するよくある質問に答えていきます。

• 質問①：福利厚生は充実していますか？
• 質問②：早期選考・早期内定はありますか？
• 質問③：学歴は関係ありますか？

それぞれ解説します。

①福利厚生は充実していますか？

ソフトバンクの福利厚生は、充実しています。

ソフトバンクでは、「Smart & Fun!」という働き方の理念に基づき、コアタイムのないスーパーフレックスタイム制度や在宅勤務制度を導入し、社員が生産性高く自律的に働ける環境を整えています。

その他、自己成長を支援する「SBリスキリング」制度や、心身のリフレッシュを目的とした「ウェルビーイング休暇」、手厚い育児・介護支援制度などを通じて、社員一人ひとりのウェルビーイング向上とキャリア形成を強力に後押ししています。

②早期選考・早期内定はありますか？

ソフトバンクでは、インターンシップの参加などによる早期選考や早期内定があります。

具体的な優遇内容は以下の通りです。

• 企画職の秋冬インターン参加者には、「早期選考の案内」が届いた
• システムエンジニア職の夏インターン参加者には、「本選考の1,2次の面接を免除で最終面接からスタート」という優遇があった。
• 法人ソリューション営業職の夏インターン参加者には、「本選考で最終面接からスタート」という優遇があった。 など

上記の早期選考・選考優遇だけでなく、インターン参加者は就職活動を有利に進める為に必要な知識を得られるため、ソフトバンクのインターンには積極的に参加していきましょう。

③学歴は関係ありますか？

学歴は関係ありません。

• 企業説明会の参加優先度が高くなる
• OB.OG訪問の機会が増える
• スカウトが届きやすい
• 書類選考通過率があがる
• 面接官からの印象が良くなりやすい

一見、結局有名大学でなければならないように思えますが、webテストの対策を徹底したり、熱心に研究を行えば、大学名で判断されることはないです。

まとめ

本記事では、ソフトバンクの就職難易度について、採用大学や倍率、学歴フィルターの観点から解説してきました。

要点をまとめます。

• ソフトバンクの就職難易度は高い
• 新卒採用人数は500名〜600名程度、採用倍率は38.7倍以上
• 採用大学による学歴フィルターはない

ソフトバンクの選考に通過するためにも、自己分析や企業研究、ES添削や面接練習など、選考対策にしっかりと時間をかけましょう。会社の雰囲気や働き方を詳しく知るためにも、OBOG訪問や、インターンシップに参加することもおすすめです。

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