【キーエンス】採用大学・就職難易度・学歴フィルター・選考対策を解説

キーエンス 就職難易度

キーエンスに興味があるけれど「就職難易度や採用大学倍率年収学歴フィルターが気になる…」そんな就活生も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、キーエンスは人気企業でもあるため、就職偏差値は高く、採用倍率も高い傾向にあります。そのため、内定を掴むためにも、自己分析や志望動機の用意、選考対策が内定の鍵となってきます。

本記事では、キーエンスの就職難易度や採用大学倍率選考通過に必要なポイントをまとめました。キーエンスの選考を通過した就活生の口コミも掲載していますので、キーエンスの内定を獲得したい人は、ぜひ参考にしてください。

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キーエンスはどんな会社?

キーエンス

社名 株式会社キーエンス
設立 1974年5月27日
本社所在地 大阪市東淀川区東中島1-3-14
従業員数 10,580名(2023年3月現在)
資本金 306億3,754万円
会社HP https://www.keyence.co.jp/company/

株式会社キーエンスは、FA(ファクトリー・オートメーション)用センサを中心に測定器や画像処理機器の企画・設計・開発・生産を行っている企業です

自動車や半導体、電子・電気機器、通信、機械、科学、薬品、食品など業界に捉われることなく事業を展開し、現在の取引先は全世界で30万社以上。キーエンスは「ものづくり」に携わるすべての企業に向け、生産性や品質の向上につながるソリューションを提案しています。

2023年度のキーエンス平均年収は 2,279万円 となっており、日本の平均年収が高い企業ランキングでも常に上位ランクインしている企業となります。日系企業の中でも「売上高営業利益率」「自社工場を持たないファブレス経営」がキーエンスの年収が高くなる理由となっています。

キーエンスの就職難易度

キーエンスの就職難易度は、東洋経済ONLINE入社が難しい有名企業ランキングトップ200社中「82位」入社難易度は「60.8」です。

キーエンスの就職難易度・就職偏差値は極めて高く、電子部品業界の中でも難関企業(入社難易度の高い企業)です。新卒1年目から高年収を狙えるほか、20代で年収1,000万円を狙える企業です。

ランキング上位には、マッキンゼー・アンド・カンパニーや、ボストンコンサルティングなどの外資コンサル企業、三菱商事や住友商事などの商社企業、三井不動産、三菱地所、富士フィルムなどが入っています。

順位 企業名 就職偏差値
75位 リクルート 61.0
82位 キーエンス 60.8
95位 楽天グループ 60.4
163位 サイバーエージェント 58.9

キーエンスの採用人数

採用人数

キーエンスの新卒採用人数は、2022年度で280名でした(マイナビ参照)。

過去3年間の男女別新卒採用数は下記のとおりで、毎年150〜250名程度の採用となっています。

年度 採用人数
2022年度 280名(男性:260名 / 女性:20名)
2021年度 154名(男性:143名 / 女性:11名)
2020年度 232名(男性:209名 / 女性:23名)

キーエンスの倍率

採用倍率

キーエンスの採用倍率について、公開されている情報はありませんが、リクナビやマイナビのプレエントリー数と採用予定人数から予測すると、採用倍率は「120倍」と予想できます

東洋経済新聞の『内定の競争倍率が高い会社ランキング100』によると、競争率の高い企業の倍率は66倍以上と言うことになるため、キーエンスの採用倍率は非常に高いことがわかります。

応募媒体はリクナビやマイナビ以外にもあるため、実際の倍率はさらに高くなることも考えられるため、キーエンスの内定を狙うためにも、入念な選考準備が必要となってきます。

採用人数や倍率を考えても、キーエンスの就職難易度は高いと言えるでしょう。

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キーエンスの採用大学ランキング

キーエンスの採用大学は、東大一橋、早慶、MARCH、旧帝大、関関同立に加えて、地方国立大学や私立大学など、幅広く採用を行っています。採用大学の実績を見ても、学歴フィルターの心配はありません。

採用大学ランキング

採用大学ランキング

大学通信online によると、楽天の採用大学ランキングは、第1位『早稲田大学(38名)』第2位『慶應義塾大学(26名)』第3位『関西学院大学(22名)』でした。

採用大学には、東大一橋、早慶、GMARCH、関関同立、旧帝大、地方国立大学など、幅広い大学から採用されています。

順位 採用大学 採用人数
1位 早稲田大学 38名
2位 慶應義塾大学 26名
3位 関西学院大学 22名
4位 法政大学 21名
5位 明治大学 20名
6位 同志社大学 16名
7位 立命館大学 15名
8位 東京大学 13名
9位 大阪大学 12名
10位 東京理科大学 11名
11位 日本大学 10名
11位 関西大学 10名
13位 京都大学 8名
13位 青山学院大学 8名
15位 大阪府立大学 7名
16位 中央大学 6名
16位 立教大学 6名
18位 東北大学 5名
18位 東京工業大学 5名
20位 筑波大学 4名

採用大学・出身大学一覧

採用大学一覧

<採用実績>
青山学院大学、愛媛大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、京都大学、京都工芸繊維大学、京都産業大学、京都女子大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、神戸市外国語大学、神戸女学院大学、駒澤大学、埼玉大学、滋賀大学、首都大学東京、上智大学、成蹊大学、成城大学、西南学院大学、専修大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、電気通信大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、東洋大学、徳島大学、同志社大学、同志社女子大学、名古屋大学、名古屋工業大学、南山大学、日本大学、一橋大学、兵庫県立大学、広島大学、福島大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、龍谷大学、和歌山大学、早稲田大学など

キーエンスは、早慶・MARCH・関関同立の学生から非常人気が高く、国立大学・私立大学ともに採用実績があります。採用大学の幅が広く、多くの大学から入社が決まっています。

元人事

キーエンスの就活を考えている人は、他企業の就職難易度についてもチェックしておきましょう。

キーエンスに学歴フィルターはある?

キーエンス内定者の出身大学を確認するにあたり、学歴フィルターはありませんでした

もちろん採用大学上位には、東大一橋・早慶・MARCH・関関同立など、学歴上位校と呼ばれる大学も多く存在するため、最低限の地頭の良さや学力が求められますが、学生時代の経験値や、行動力からでも内定率をあげることは可能です。

キーエンスの選考では、学歴が理由で書類選考が落ちることは基本的にありません。学生時代に力を入れたことや、志望動機を明確にして、書類選考・面接の通過を狙いましょう。

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応募者の学歴はもちろん確認しますが、学歴だけを見て選考を落とす企業はまずありません学歴以上の魅力を伝えるためにも、書類対策や面接対策に力を入れましょう。

キーエンスの選考フロー|応募から内定までの流れ

キーエンスの新卒採用における選考フローは下記のとおりです。

  • 企業説明会
  • 20秒自己PR
  • 説得面接
  • 要素面接

キーエンスの新卒採用は一風変わった選考を用意しており、1次選考は面接官の前で行う「20秒間の自己PR」です実際に20秒間はかなり短い時間となるため、短時間で何を伝えるかが鍵になります。

また、説得面接と呼ばれる選考も用意されており、志望動機やキャリアビジョンなどの質問に加えて「私は〇〇が嫌いですが、3分で好きになるように説得してください」という課題が渡されます。

3次選考では、「〇〇の要素を3つあげてください」という要素面接が行われます。お題に対して即興で答える対応力・論理的思考力が求められる選考となっています。

【説得面接の課題例】

  • 私は電子書籍が嫌いです。好きになるように説得してください。
  • 私はノートパソコン派ですが、タブレット端末派になるよう説得してください。

【要素面接の課題例】

  • 営業に必要な要素を3つあげてください。
  • 24時間営業のメリット・デメリットをそれぞれあげてください。

変わった面接ではあるものの、内容の深掘りから考え方や即興性、コミュニケーション能力を見極められるため、非常に面白い選考です。

キーエンスの選考に受かるためのポイント

続いては、キーエンスの内定を掴むために必要な5つのポイントを解説します。

キーエンスに受かる人の特徴を理解していきましょう。

①志望動機(なぜキーエンスなのか)を明確にする

志望動機を明確にする

キーエンスの内定を掴むためにも、志望動機(なぜキーエンスなのか)を明確にしましょう

志望動機は、入社意欲や業務への熱量、入社後に活躍できるポテンシャルがあることをアピールするためのものです。企業や業界に対しての魅力や、自分が働くことで実現したいことを、自身の経験を絡めながらアピールする必要があります。

面接官の納得度が高まる志望動機を作るためにも、下記のポイントを押さえておきましょう。

  • キーエンスに入社したい理由が明確になっている
  • 志望動機に見合った企業研究や業界研究ができている
  • 経営理念・企業文化・カルチャーの共感をしている
  • 会社に必要な経験やスキルを持っている
  • 入社後に実現したいことが明確になっている

志望動機を作る際、どの企業でも通用する志望理由は相応しくありません。また、やりたいことが非現実的であったり、給与や福利厚生が最優先になっている志望動機も避けておきましょう。

会社は学校ではないため、「学びたい・成長させてほしい」といった受け身のスタンスではなく、「自身の経験をもとに会社に貢献したい、事業を大きくしたい」といった積極的な姿勢で志望動機を伝えることをおすすめします。

②長期インターンで経験を積む

学生時代の経験に力を入れる

就職難易度の高い「難関企業」の内定をもらうためには、周りの学生と差別化できる経験値も必要です

書類選考や面接選考では「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」を中心に、あなたの過去の経験について深く質問があります。採用難易度が高いぶん、ありきたりな経験ではなく、あなたが熱量を注いで努力した経験を伝えることが大切です。

キーエンスの内定者には、下記のような「キラリと光る経験」を持っている就活生がたくさんいます。

  • 長期インターン経験
  • 学生団体の立ち上げ経験
  • 起業・個人事業立ち上げ経験
  • ビジネスコンテスト参加経験
  • 異文化交流・留学経験
  • 部活動の大会出場経験
  • 理系学生・大学院生の研究

いまからできる最もおすすめな経験は、社員同様の実務を行う長期インターンです長期インターンを通して、実務経験やスキル、実績をアピールすることができますし、企業で働く具体的なイメージを持つことにも繋がるでしょう。

実際に営業の仕事を経験して、営業が向いているとわかれば、志望動機や自己PRに組み込むこともできますし、志望理由に説得力が増します。

就職活動前に長期インターンを始める学生も多いため、「アピールできるポイントがない…」「学生時代の経験を差別化したい」と考えている方は、長期インターンを始めることをおすすめします。

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③OB・OG訪問を積極的に行う

OB・OG訪問を積極的に行う

OB・OG訪問は、普段なかなか話を聞くことのできない先輩社員に質問ができる貴重な機会です

企業のリアルな部分を具体的に知ったうえで、選考に参加できるため、志望動機の裏付けになるのはもちろん、入社後のミスマッチを未然に防ぐこともできます。

OB・OG訪問で得た情報を面接やESに盛り込めば、それだけで「自社についてよく調べられている」と良い印象を与えることが出来ますし、志望度の高さをアピールすることにも繋がります。

また、先輩社員が直接人事に推薦をしてくれたり、社員からの評価が選考に影響することも少なくありません。OB・OG訪問がきっかけで、特別選考ルートに進める可能性もあるため、積極的に活用していきましょう。(OB訪問アプリおすすめ人気ランキングはこちら

④WEBテスト・SPI対策をする

WEBテスト・SPI対策をする

WebテストやSPIが選考内容に含まれる場合は、過去問や問題集を使って練習をしておきましょう

Webテストは、応募者の能力や性格を見極めるためのオンラインテストで、言語や計数といった能力検査と、社会適合性やストレス耐性を測定する性格検査があります。

Webテストの評価を最も重視するという企業はほとんどありませんが、WebテストやSPIで落ちてしまうのは非常に勿体ありません。Webテストの特徴や出題内容を把握して、効率的に勉強を始めましょう。

Webテストの合格ラインは企業によって異なりますが、大手企業・難関企業になればなるほど、ボーダーラインはあがります。Webテスト・SPI対策は、時間をかければ練習できるため、問題集や機能付きアプリを使って対策しましょう。(SPI対策アプリおすすめランキングはこちら

⑤就活のプロを頼る

就活のプロを頼る

キーエンスの選考対策に少しでも悩んだら、就活のプロを頼ることをおすすめします

選考に落ちてしまう最も大きな原因は、自分ひとりで考えてしまうことです。就活の相談先には、友達や先輩、大学の就職課(キャリアセンター)などがありますが、個人的におすすめなのは、外部の就職支援サービス(就活エージェント)です。

学校の友達や先輩に相談することも多いですが、就活のプロではありませんし、適切なフィードバックを貰えていない場合もあります。また志望業界や職種が少しでも異なると、エントリーシートや面接で違う視点のアピールが必要になるなど、業界ごとに求められる内容も少しずつ変わります。

就活エージェントは、毎年多くの就活生をサポートしている実績がありますし完全無料で利用できます企業の内部情報(働き方や雰囲気、選考対策)を把握しているため、最短距離で内定に近づけるサポートを受けられます。

就活エージェントは、時期問わずいつでも相談できるので、就活の相談先がない方はプロに頼ることから始めましょう。本当におすすめです!(就活エージェントおすすめ人気ランキングはこちら

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キーエンスの就活に関するよくある質問

最後に、キーエンスの就活に関するよくある質問にお答えします。

それぞれ解説します。

①初任給・平均年収はいくらですか?

初任給:学部卒22万円・大学院卒24万円 / 平均年収:2,279万円です

キーエンスの初任給は、月22万円(院卒24万円)です。基本給の計算をすると、1年目の年収は400万円程度になりますが、実際には新卒1年目の平均年収が700万円と言われているため、基本給以外の報酬面が充実していることがわかります。

キーエンスの平均年収(2023年6月公開の有価証券報告書)は、約2,279万円でした。コロナ禍などが原因で業績が落ち、一時期は平均年収も1751万円まで落ちてしまいましたが、経済活動の再開とともに、平均年収は528万円ほどあがっています。

②福利厚生は充実していますか?

キーエンスの福利厚生はかなり充実しています

  • 各種社会保険完備
  • 産前・産後休暇、育児休業制度
  • リフレッシュ手当
  • 交通費
  • 慶弔金支給制度

など、社員ひとり一人が安心・充実した生活を送れるように、福利厚生面も整っています。

③早期選考・早期内定はありますか?

キーエンスのインターンシップに参加することで、早期選考等の優遇を受けられる可能性があります

就活口コミサイトによると、基本的には早期選考がもらえ、エントリーシートが免除になるほか、最終面接から始めるなどの口コミもありました。インターンシップ以外にも、座談会やイベント等で社員と交流できる機会もあるため、積極的に参加するようにしましょう。

④長期インターンはありますか?

キーエンスでは、長期インターンの募集はありませんでした

長期インターンに興味がある人は、キーエンス入社後にも必要な営業力を鍛えられる長期インターンを探してみましょう。

⑤学歴は関係ないですか?

キーエンスの選考に学歴は関係ありません

「低学歴だから…」と諦める必要はありませんので、キーエンスの志望動機を明確にし、自己PRやガクチカを用意して選考に挑みましょう。事前にOB.OG訪問やインターンの参加をしておくと、志望理由の説得力が増しますよ。

学歴に自信がない方は、圧倒的な経験値を武器に戦いましょう。就活の武器がない方は、どんな企業でも良いので「長期インターン」に参加することをおすすめします!

まとめ

本記事では、キーエンスの就職難易度について採用大学や倍率学歴フィルターの観点から解説してきました

要点をまとめます。

  • キーエンスの就職難易度は高い
  • 新卒採用人数は250名程度、採用倍率は120倍
  • 採用大学による学歴フィルターはない

キーエンスの選考に通過するためにも、自己分析や企業研究、ES添削や面接練習など、選考対策にしっかりと時間をかけましょう。会社の雰囲気や働き方を詳しく知るためにも、OBOG訪問や、インターンシップに参加することもおすすめです。

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