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トヨタに興味があるけれど「就職難易度や採用大学、倍率、年収、学歴フィルターが気になる…」そんな就活生も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、トヨタは人気企業でもあるため、就職偏差値は高く、採用倍率も高い傾向にあります。そのため、内定を掴むためにも、自己分析や志望動機の用意、選考対策が内定の鍵となってきます。
本記事では、トヨタの就職難易度や、採用大学、倍率、選考通過に必要なポイントをまとめました。トヨタの選考を通過した就活生の口コミも掲載していますので、トヨタの内定を獲得したい人は、ぜひ参考にしてください。
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▼目次
トヨタは何の会社?
社名 | トヨタ自動車株式会社 |
創業 | 1937年(昭和12年)8月28日 |
本社所在地 | 〒471-8571 愛知県豊田市トヨタ町1番地 |
従業員数 | 70,224人(連結 380,793人) |
資本金 | 6,354億円 |
会社HP | https://global.toyota/jp/ |
トヨタ自動車株式会社は、日本を代表する世界的な自動車メーカーです。
日本の自動車業界のリーディングカンパニーであり、世界的にも有数の企業となっています。日本だけでなく、世界各国に製造拠点を持っていたり、世界中の人々に使われていたりするほどの規模です。
主要な事業は、自動車事業ですが、その他にも金融事業、住宅事業やマリン事業を取り扱っています。主要事業である『自動車事業』では一般乗用車はもちろんトラックや業務用ミニバンまで幅広い車種を取り扱っているだけでなく、次世代自動車と言われている燃料電池自動車のような新しい技術の開発もしているのが特徴です。
また、トヨタの車は世界的に人気で日本だけでなく、27カ国に生産拠点があり、世界で1,000万台以上の車が販売されています。トヨタ自動車の市場は世界であるため、グローバルに活躍したい学生やまだない技術の開発や発展に関わっていきたい学生にはおすすめの企業です。
さらに近年のトヨタ自動車は、企業が本業で稼いだ利益を表す「営業利益」が前の期比96%増の5兆3529億円と、過去最高を更新し、日本企業で初めて5兆円台の大台に乗せました。
今後もさらなる成長が期待される企業であるため、会社と共に自身も成長していきたい、挑戦していきたいと考える人にとっておすすめの企業です。
トヨタの就職難易度
トヨタの就職難易度は、東洋経済ONLINE『入社が難しい有名企業ランキング』トップ200社中「159位」、入社難易度は「58.6」ポイントです(2024年最新版)。
トヨタの就職難易度・就職偏差値は極めて高く、自動車業界の中でも難関企業(入社難易度の高い企業)です。新卒採用の人気も高く、高学歴の就活生も多く応募することから、採用倍率も必然的に高くなっています。
トヨタの就職難易度に近い企業には、JFEグループ、りそなグループ、コマツ、ファナック、日産化学などがあり、トヨタと同じ自動車業界に属する企業の入社難易度は次の通りです。
順位 | 企業名 | 就職偏差値 |
159位 | トヨタ自動車 | 58.6 |
193位 | 日産自動車 | 58.0 |
圏外 | 本田技研工業(ホンダ) | —- |
圏外 | マツダ | —- |
圏外 | スバル | —- |
圏外 | スズキ | —- |
圏外 | ダイハツ工業 | —- |
トヨタはそのほかの自動車業界に属する企業と比較しても最も入社難易度が高いことがわかります。
そもそも自動車業界でこのランキングに入っている企業はトヨタ自動車と日産自動車のみですが、この2つの企業以外にも本田技研やマツダ、スバルなど多くの企業があるため、このランキングに入っているだけでも入社するのが難しいと言えるのです。
トヨタの新卒採用は、文系学生も理系学生も、大学院生も同様に選考が行われます。エントリーシート通過率や、WEBテスト通過率、面接通過率も低い傾向にあるため、自己分析や業界研究、ES添削、面接練習を欠かさずに選考に進みましょう。
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トヨタの採用人数・採用倍率
続いては、トヨタの採用人数・採用倍率について紹介します。
それぞれ解説します。
トヨタの採用人数
トヨタの新卒採用人数は、300名〜440名です。
過去3年間の採用人数(男女別新卒採用人数)は、下記の通りでした。
年度 | 採用人数 |
2023年 | 432名(男性:342名 / 女性:90名) |
2022年 | 340名(男性:256名 / 女性:84名) |
2021年 | 370名(男性:266名 / 女性:104名) |
(引用:マイナビ2025)
トヨタ自動車の新卒採用人数は2022年度までは300名強でしたが、2023年度は432名と400名を超える人数を採用しました。
直近3年間の平均男女比は7:3程度となっていますが、特に2023年度は前年からさらに90名近くの男性を採用していおり、男女比率がやや傾きつつあります。
この採用人数は、営業職、事務職、技術職、IT職、専門職の合計の人数です。そのため、「400名も採用するのであれば簡単に入れるのでは?」という考えは間違いになります。
400名の枠に対して何倍もの学生が入社試験を受けているため、採用人数が多いからといって入社が簡単なわけではありません。
トヨタの採用倍率
トヨタの採用倍率は、約59倍です。
採用人数が400名程度であるにも関わらず、推定採用倍率が59倍を超えることからもトヨタ自動車が人気企業であることがわかるでしょう。
そもそもトヨタ自動車に関わらず、自動車メーカーは、就活生の間で人気の業界なので、軒並み採用倍率が高い傾向にあります。さらに、トヨタ自動車においては、中途採用での入社難易度も高く、学生だけでなく社会人からも就職したいと思われている企業なのです。
新卒採用の応募元は、採用媒体以外にも、直応募、エージェント経由など様々なので、実際の応募数や採用倍率はさらに高くなるでしょう。
書類選考で半数以上が落ちるとも言われているので、トヨタの内定を狙うためにも、入念な選考対策が必要となってきます。
応募人数* | 募集人数 | 採用倍率 |
23,765 | 400 | 59.4倍 |
(参考:ワンキャリア トヨタ お気に入り登録者数)
トヨタの採用大学ランキング
続いては、トヨタの採用大学・出身大学について紹介します。
それぞれ解説します。
採用大学ランキング
大学通信 onlineによると、トヨタの採用大学ランキングは、第1位『名古屋大学(46名)』、第2位『大阪大学(26名)』、第3位『名古屋工業大学(25名)』になりました。
採用大学上位には、名古屋大学や大阪大学、九州大学といった西日本にある大学が多くランクインしており、これは愛知県に本社があるトヨタ自動車ならではの特徴です。
また、早慶上理、旧帝大が多く、一般的に高学歴と呼ばれる学生が多く内定していることがわかります。
順位 | 大学名 | 採用人数 |
1位 | 名古屋大学 | 46名 |
2位 | 大阪大学 | 26名 |
3位 | 名古屋工業大学 | 25名 |
4位 | 九州大学 | 17名 |
4位 | 同志社大学 | 17名 |
6位 | 慶應義塾大学 | 15名 |
7位 | 京都大学 | 12名 |
8位 | 豊田工業大学 | 11名 |
9位 | 東京工業大学 | 10名 |
9位 | 立命館大学 | 10名 |
11位 | 北海道大学 | 9名 |
11位 | 神戸大学 | 9名 |
13位 | 東北大学 | 8名 |
13位 | 東京大学 | 8名 |
13位 | 岐阜大学 | 8名 |
13位 | 九州工業大学 | 8名 |
13位 | 長崎大学 | 8名 |
13位 | 大阪市立大学 | 8名 |
13位 | 早稲田大学 | 8名 |
20位 | 広島大学 | 7名 |
トヨタ自動車の採用人数約400名の中で46名が名古屋大学、25名が名古屋工業大学、11名が豊田工業大学、8名が岐阜大学となっており、合計90名が中部地方の大学からの採用となっています。
これは、採用人数全体の約2割を占めており、東京や大阪に本社を置く企業とは違ったバランスになっています。また、上位20校のうち12校が国公立大学となっており、私立大学より国公立大学中心の採用になっています。
採用大学ランキングをみると高学歴が必須条件のように思えますが、実際は採用人数が多いため、いわゆる高学歴大学以外出身者でも、採用実績はあります。採用大学ランキングにない大学だからといって諦めず、徹底した対策や準備、情報収集をすることが必要になってきます。
採用大学・出身大学一覧
トヨタの採用実績校(採用大学・出身大学)は下記の通りです。
【国公立大学】
東京大学、北海道大学、一橋大学、筑波大学、千葉大学、電気通信大学、東京外国語大学、東京都立大学、横浜国立大学、大阪府立大学、神戸大学、岡山大学、広島大学、熊本大学、名古屋大学、東京工業大学、京都大学、九州大学、名古屋工業大学、東北大学、愛知県立大学、名古屋市立大学、静岡大学、豊橋技術科学大学など
【私立大学】
上智大学、青山学院大学、中央大学、法政大学、國學院大學、日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学、同志社大学、慶應義塾大学、東京理科大学、早稲田大学、立命館大学、豊田工業大学、愛知淑徳大学、金城学院大学、椙山女学園大学、南山大学、中京大学、愛知大学、愛知工業大学、名城大学、名古屋外国語大学、愛知学院大学、名古屋商科大学、学習院大学、関西学院大学、関西大学、明治大学、成蹊大学、成城大学、明治学院大学、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学、東京女子大学、日本女子大学、津田塾大学、共立女子大学、聖心女子大学など
【採用予定学部】
法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系、建築・土木系、生物・生命科学系、化学・物質工学系、資源・地球環境系、農業・農学系、水産系、畜産・酪農系、薬学系(4年制)、薬学系(6年制)、商船系、医学・歯学系、獣医系、衛生医療・介護系、その他理系
(引用:リクナビ2025)
トヨタでは、東大一橋、早慶、GMARCH、旧帝大、関関同立の割合が高く、そのほか地方国立大学や、私立大学からも採用実績があります。
またトヨタでは、技術職だけでなく、営業職や専門職、IT職など幅広い職種で募集、採用しています。そのため、採用大学の特徴が偏ることなく、偏差値や所在地に幅があるのです。
強いていうのであれば、繰り返しになりますが、トヨタの本社が愛知県にあることから中部地方の大学や西日本にある大学の採用割合が比較的多いという特徴があります。
トヨタでは「常に謙虚な姿勢で、失敗も学びに変える人間力があり、周囲と協力しながら挑戦し、実現する」人を求めています。つまり、諦めない心を持ちながら、1人ではなくチームで何かを達成することが得意な人が活躍できるフィールドがある企業です。
元人事
【採用大学の関連記事】
トヨタに学歴フィルターはある?
トヨタ内定者の出身大学を調査してみましたが、学歴フィルターはありませんでした。
過去の採用大学の実績をみると、多様な大学からの採用があるからです。ただ、有名大学に採用が偏っているのには次のような理由が考えられます。
- 有名大学出身者が元々多いため、OB・OG訪問の機会があり、面接で話す内容に説得力をつけることができるため
- 性格検査以外のwebテストがあるため、一定の学力は必要
- 理系の採用では研究内容について深掘りをされるので、一定の研究成果や実績が必要
一見、結局有名大学でなければならないように思えますが、webテストの対策を徹底したり、熱心に研究を行えば、大学名で判断されることはないです。
トヨタの選考に通るためにも、早めに面接対策やwebテスト対策に取り組みましょう。
元人事
トヨタの年収・給料
トヨタの年収(平均年収・初任給)は非常に高く、年収1,000万円も狙える企業です。
それぞれ解説します。
トヨタの平均年収
トヨタの平均年収(2024年3月期の有価証券報告書)によると、約900万円です。
トヨタは、月給制を導入しています。この平均年収は、残業手当など諸手当や賞与など全てを含んだ金額です。大手転職口コミサイトによると、トヨタの年代別の平均年収は次の通りとなります。
年代 | 平均年収 |
25~29歳 | 673万円 |
30~34歳 | 769万円 |
35~39歳 | 768万円 |
40~44歳 | 909万円 |
45~50歳 | 875万円 |
50~55歳 | 1,266万円 |
トヨタ自動車の年代別平均年収をみると1,000万円を超えるのは50〜54歳となっていますが、なかには30代で年収1,000万円を超える人もいます。
さらに、給与には反映されていませんが、福利厚生の制度が充実しているので、実際にもらう金額よりも満足度が高くなる傾向があるのです。
また、トヨタ自動車では、役職によって給与が変わります。指導職→主任→課長クラス(基幹職3級)→室長クラス(基幹職2級)→部長クラス(基幹職1級)となり、主任あたりから1,000万円を超える人が出てきます。
努力次第で30代で年収1,000万円を目指せる企業であるため、将来の生活を早めに安定させたいと考えている人にはおすすめの企業です。
トヨタの初任給
トヨタの初任給は、大卒初任給が22.8万円、修士卒が25.0万円でした。
トヨタ自動車株式会社の初任給は、最終学歴によって異なります。
最終学歴 | 初任給(総合職の場合) |
学部卒業相当 | 22.8万円 |
修士修了相当 | 25.0万円 |
高専卒業 | 20.1万円 |
専攻科卒業 | 22.8万円 |
トヨタでは月給制を導入しているので、上記の金額×12と各種手当および賞与をまとめた額が新卒1年目の年収となります。そのため、大学学部卒業の想定される年収は350〜400万円程度です。
年収の金額だけをみるとそこまで高額ではありません。しかし、社宅や寮があったり、トヨタ車を社割で購入できたりと福利厚生が手厚いため、金額以上のものを得られるでしょう。
日本における20代の平均年収は352万円であり、他よりも初年度から十分な給料を得られるため、安定した生活基盤を素早く築きたい人にはおすすめの企業です。
また、トヨタは、改革の動きがあるものの、まだ年功序列の名残が残っているため、年次が上がっていくごとに給与も上がっていきます。しかし、同じ年次でも役職の有無により給与が異なるので、ある程度の年次までいくと同期内でも年収が違うということがあります。
トヨタの選考フロー|応募から内定までの流れ
トヨタ自動車株式会社の選考フローは以下の通りです。
それぞれ解説します。
①エントリーシート
トヨタの選考は、エントリーシートの提出から始まります。
過去には次のような質問がありました。
- 過去に最も力を入れて取り組んだことを教えてください。
- これまでにチームや周囲と協力して取り組んだことを教えてください。
- 研究内容を教えてください。(ゼミのテーマなど)
- 興味関心のある学問・選考を教えてください。
- トヨタ自動車を志望する理由を教えてください。 など
学業のことについて、深掘りされることが多いようです。
選考倍率のところでもご紹介したように、トヨタには毎年採用予定人数の数十倍の学生がエントリーシートを提出しています。
そのため、人事担当者は1枚ずつ熟読する時間はありません。目にとめてもらい、かつわかりやすい文章を書くことが大切です。
②WEBテスト
トヨタのWEBテストは、テストセンターのSPI試験です。
受検内容は言語・非言語・性格検査なので、他の企業と比較しても一般的な内容になります。難易度は、特別に高いわけではないようですが、受ける人数が多いことから徹底した対策をすることは必須です。
特にテストセンターで受けるタイプのSPIは、会場に行って受検することになるため、志望度が高い企業を受ける前に、他の企業の選考でテストセンターを受けることをおすすめします。
また、テストセンターの結果は使いまわせるため、練習で受けた結果がよかったと感じる場合はそのままトヨタ自動車に提出することも可能になります。
③リクルーター面談(特別フロー)
トヨタの選考には公言されてはいませんが、リクルーター面談という特別フローがあります。
リクルーター面談があるフローは、エントリーシートの提出やwebテストの前に5〜6回程のリクルーターとの面談から開始です。
そもそもリクルーターは、トヨタの説明会に参加し、配布されるアンケートの回答によって斡旋されるか否かが決まります。リクルーター面談の内容としては、志望動機と学生時代に頑張ったことを聞かれ、フィードバックをもらうというものです。
フィードバックをもとに次回のリクルーター面談までに内容を改善していくというものを複数回繰り返します。志望動機と学生時代頑張ったことのブラッシュアップ過程が評価の対象となり、その後のフローに進めるかが決まるのです。
フィードバック内容はしっかり、メモをして1つ残らずブラッシュアップに役立てましょう。
④集団面接
通常フローの選考では、面接フェーズでは集団面接から始まります。
人数は人によってバラバラで、学生3人に対して社員2人や学生3人に対して社員2人などです。
社員座談会という名目がつくこともありますが、選考なのでこの集団面接も合否がつきます。集団面接の雰囲気は、選考ということもあり少々固いものです。しかし、きちんと自分の伝えたいことを伝える準備をしてのぞむことで場の空気に飲まれることなく進めることができるでしょう。
この集団面接では、基本的な質問が多く、また学生も複数人いるので、あまり多くは聞かれません。過去には次のような質問がありました。
- 学生時代頑張ったことは何ですか?
- 学生時代頑張ったことについて、課題は何でしたか?
- 学生時代頑張ったことについて、よりよくするために何をしましたか? など
集団面接では、1人あたりの時間が短いので端的に伝えたいことを伝える工夫が必要です。
⑤最終面接(個人)
最終面接は学生1人に対して社員3人の個人面接となります。
人事部と現場の役職者によって行われ、ESの設問をベースに深掘りがされるという内容です。
最終面接では、入社の意思確認の場である企業もありますが、トヨタ自動車の場合、選考フローの中で唯一の個人面接であるため、選考の場となっています。
過去には次のような質問がされました。
- 学生時代頑張ったことは何ですか?+深掘り質問
- チームで取り組んだ経験は何ですか?+深掘り質問
- 研究内容を教えてください。+深掘り質問
- トヨタの弱点は何だと思いますか? など
この面接も意思確認の場だけではなく、きちんとした選考となるので自分の強みやトヨタの仕事に対する深掘りを事前に行い、強みと業務内容を絡ませてアピールしていきましょう。
トヨタの内定を掴むためのポイント
続いては、トヨタの内定を掴むために必要な5つのポイントを解説します。
トヨタに受かる人の特徴を理解していきましょう。
①志望動機(なぜトヨタなのか)を明確にする
トヨタの内定を掴むためにも、志望動機(なぜトヨタなのか)を明確にしましょう。
志望動機は、入社意欲や業務への熱量、入社後に活躍できるポテンシャルがあることをアピールするためのものです。企業や業界に対しての魅力や、自分が働くことで実現したいことを、自身の経験を絡めながらアピールする必要があります。
面接官の納得度が高まる志望動機を作るためにも、下記のポイントを押さえておきましょう。
- トヨタに入社したい理由が明確になっている
- 志望動機に見合った企業研究や業界研究ができている
- 経営理念・企業文化・カルチャーの共感をしている
- 会社に必要な経験やスキルを持っている
- 入社後に実現したいことが明確になっている
志望動機を作る際、どの企業でも通用する志望理由は相応しくありません。また、やりたいことが非現実的であったり、給与や福利厚生が最優先になっている志望動機も避けておきましょう。
会社は学校ではないため、「学びたい・成長させてほしい」といった受け身のスタンスではなく、「自身の経験をもとに会社に貢献したい、事業を大きくしたい」といった積極的な姿勢で志望動機を伝えることをおすすめします。
②長期インターンで経験を積む
就職難易度の高い「難関企業」の内定をもらうためには、周りの学生と差別化できる経験値も必要です。
書類選考や面接選考では「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」を中心に、あなたの過去の経験について深く質問があります。採用難易度が高いぶん、ありきたりな経験ではなく、あなたが熱量を注いで努力した経験を伝えることが大切です。
トヨタの内定者には、下記のような「キラリと光る経験」を持っている就活生がたくさんいます。
- 長期インターン経験
- 学生団体の立ち上げ経験
- 起業・個人事業立ち上げ経験
- ビジネスコンテスト参加経験
- 異文化交流・留学経験
- 部活動の大会出場経験
- 理系学生・大学院生の研究
いまからできる最もおすすめな経験は、社員同様の実務を行う『長期インターン』です。長期インターンを通して、実務経験やスキル、実績をアピールすることができますし、企業で働く具体的なイメージを持つことにも繋がるでしょう。
実際に営業の仕事を経験して、営業が向いているとわかれば、志望動機や自己PRに組み込むこともできますし、志望理由に説得力が増します。
就職活動前に長期インターンを始める学生も多いため、「アピールできるポイントがない…」「学生時代の経験を差別化したい」と考えている方は、長期インターンを始めることをおすすめします。
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③OB・OG訪問を積極的に行う
OB・OG訪問は、普段なかなか話を聞くことのできない先輩社員に質問ができる貴重な機会です。
企業のリアルな部分を具体的に知ったうえで、選考に参加できるため、志望動機の裏付けになるのはもちろん、入社後のミスマッチを未然に防ぐこともできます。
OB・OG訪問で得た情報を面接やESに盛り込めば、それだけで「自社についてよく調べられている」と良い印象を与えることが出来ますし、志望度の高さをアピールすることにも繋がります。
また、先輩社員が直接人事に推薦をしてくれたり、社員からの評価が選考に影響することも少なくありません。OB・OG訪問がきっかけで、特別選考ルートに進める可能性もあるため、積極的に活用していきましょう。(OB訪問アプリおすすめ人気ランキングはこちら)
④WEBテスト・SPI対策をする
WebテストやSPIが選考内容に含まれる場合は、過去問や問題集を使って練習をしておきましょう。
Webテストは、応募者の能力や性格を見極めるためのオンラインテストで、言語や計数といった能力検査と、社会適合性やストレス耐性を測定する性格検査があります。
Webテストの評価を最も重視するという企業はほとんどありませんが、WebテストやSPIで落ちてしまうのは非常に勿体ありません。Webテストの特徴や出題内容を把握して、効率的に勉強を始めましょう。
Webテストの合格ラインは企業によって異なりますが、大手企業・難関企業になればなるほど、ボーダーラインはあがります。Webテスト・SPI対策は、時間をかければ練習できるため、問題集や機能付きアプリを使って対策しましょう。(SPI対策アプリおすすめランキングはこちら)
⑤就活のプロを頼る
トヨタの選考対策に少しでも悩んだら、就活のプロを頼ることをおすすめします。
選考に落ちてしまう最も大きな原因は、自分ひとりで考えてしまうことです。就活の相談先には、友達や先輩、大学の就職課(キャリアセンター)などがありますが、個人的におすすめなのは、外部の就職支援サービス(就活エージェント)です。
学校の友達や先輩に相談することも多いですが、就活のプロではありませんし、適切なフィードバックを貰えていない場合もあります。また志望業界や職種が少しでも異なると、エントリーシートや面接で違う視点のアピールが必要になるなど、業界ごとに求められる内容も少しずつ変わります。
就活エージェントは、毎年多くの就活生をサポートしている実績がありますし、完全無料で利用できます。企業の内部情報(働き方や雰囲気、選考対策)を把握しているため、最短距離で内定に近づけるサポートを受けられます。
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トヨタの就活に関するよくある質問
最後に、トヨタの就活に関するよくある質問に答えていきます。
- 質問①:トヨタの就職はすごいですか?
- 質問②:トヨタは文系でも就職できますか?
- 質問③:トヨタの就職に資格は入りますか?
- 質問④:トヨタの就職を後悔する理由は何ですか?
- 質問⑤:トヨタの就職は大学院の方が有利になりますか?
それぞれ解説します。
①トヨタの就職はすごいですか?
トヨタへの就職はすごいことです。
就職が難しい有名企業トップ200にランクインしていることや世界的な自動車メーカーであること、そして毎年想定倍率が50倍を超えることから考えて、トヨタに入社したくてもかなわない学生が毎年多くいます。
そのような企業に入社するということは、一般的にすごいことです。
②トヨタは文系でも就職できますか?
トヨタは文系でも就職することができます。
トヨタは、技術職だけでなく、事務職や業務職の募集をしているため、そのような職種で選考を受けることが可能です。
ただし、技術職(総合職)も募集要項をみると学部学科は問いませんと記載がありますが、選考の過程で研究内容について深掘りされたり、選考対象とされたりするため、実質的には文系の学部学科の学生は事務職や業務職の選考を受けることをおすすめします。
③トヨタの就職に資格は入りますか?
トヨタに入社するために、必須な資格はありません。
必要な応募資格は大学または専門学校を卒業している、または卒業見込みであるということです。
トヨタではカフェテリアプランを導入しており、毎年90,000ポイントを利用して好きなメニューの福利厚生を受けることができます。その中から通信教育費用の補助や資格取得費用補助を選べるので、入社後、必要だと思う資格を会社の支援を受けながら取得することが可能です。
④トヨタの就職を後悔する理由は何ですか?
トヨタに就職をして後悔する理由は人それぞれです。
業務内容が合わなかったり、人間関係がうまくいかなかったり、社風が合わなかったりといったところが主な理由として考えられます。
ただし、これらの理由はトヨタに就職したからというよりは、どの会社に入っても後悔した理由としてあげられるものです。トヨタだったから後悔するという理由は、基本的にはないでしょう。
このような後悔は、内定をもらったからといって安心せず、社員に話を聞いたり、不明点を人事に確認したりすることである程度防ぐことが可能です。
⑤トヨタの就職は大学院の方が有利になりますか?
トヨタの就職は大学院だからといって有利になるわけではありません。
選考フローの中で研究内容について聞かれたり、エントリーシートで研究内容や学業について問われたりすることがあります。
しかし、それは大学院だからといって優遇されるわけではなく、学部卒であったとしても魅力的な内容や論理的な話し方をした上で選考基準に達すれば内定をもらうことが可能です。
まとめ
本記事では、トヨタの就職難易度について、採用大学や倍率、学歴フィルターの観点から解説してきました。
要点をまとめます。
- トヨタの就職難易度は高い
- 新卒採用人数は300~440名程度、採用倍率は50倍以上
- 採用大学による学歴フィルターはない
トヨタの選考に通過するためにも、自己分析や企業研究、ES添削や面接練習など、選考対策にしっかりと時間をかけましょう。会社の雰囲気や働き方を詳しく知るためにも、OBOG訪問や、インターンシップに参加することもおすすめです。
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- 志望業界の内定が欲しい
- 自分に合った企業を見つけたい
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URL | https://renew-career.com/corp |
本社所在地 | 〒105-0021 東京都港区東新橋2-7-3 昭和アステック1号館701 |
法人番号 | 1011001146920 |
設立日 | 2022年4月8日 |
代表者(代表取締役社長) | 柴田将希 |
事業内容 | 長期インターン求人サイトの運営 就活情報メディアの運営 |
許認可 | 厚生労働大臣許可番号 有料職業紹介事業(13-ユ-315467) |