『大学4年で就活何もしてない..』ってやばい？今すぐやるべきことを解説

「大学4年生になるけれど、就活何もしていないってマズいかな…」と焦りを感じる方も多いと思います。

留学や休学と重なって開始時期が遅れてしまうひと、部活動やサークル活動が忙しくて４年生から就活を始める方など、理由はさまざまかと思いますが、大学4年生からの就活ではスピードも大切になってきます。

本記事では、大学4年生から就活を始める方に向けて、早期内定の方法や注意点を解説していきます。就活遅れをハンデにしないためにも、必要なことをひとつずつ準備していきましょう。

大学4年生で就活何もしてない人の割合

内閣府が公開している「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査（対象：大学4年生）」によると、大学4年の4月時点で92.3％の人が面接を受けていることがわかります。

このことから、大学4年になった時点で面接を受けていない（＝就活をしていない人）の割合は約8％であり、かなりの少数派であることが推測できます。

また、大学3年の3月時点で、最初の面接を受けた人の割合は79.2%であることから、たった1ヶ月で就活市況が一気に動いていることもわかります。

これらの状況を踏まえると、大学4年の4月時点で何も就活をしていない人は、周囲と比較して相当出遅れていると言えるでしょう。

大学4年生で内定をもらっている人の割合

一方、大学4年で内定をもらっていた人の割合は、4月1日時点で58.1％、6月1日時点で82.4％、3月の卒業時点で96.8％となっています。（就職みらい研究所：就職プロセス調査）

驚くことに、選考が始まる大学4年（6月）の段階で、全体の約7割もの人がすでに内定を獲得していたことになります。

大学4年になったばかりの4月時点で、内定獲得率は全体の4割にも満たないですが、そこからわずか2ヶ月で一気に内定を獲得する人が増えていることにも驚きですよね。

そのため、大学4年生の6月から就活を始める人は、全体感から見ると出遅れてしまったと言わざるを得ません。改めて危機意識を持って行動した方が良いでしょう。

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大学4年で就活を何もしてない状況になる理由

大学4年生で就活を何もしていない状況になる理由には５つあります。

• 理由①：就活を何から始めれば良いかわからない
• 理由②：大学の授業や部活動、アルバイトで忙しい
• 理由③：興味のある業界や仕事が見つからない
• 理由④：留学等で始める時期が遅くなってしまった
• 理由⑤：そもそも働きたい意欲がない

それぞれ解説していきます。

就活を何から始めれば良いかわからない

大学4年で就活を何もしていない理由に、就活を何から始めれば良いか分からない、やることが多すぎて就活を放置してしまったと考えるひとも多いです。

就活では自己分析、業界研究、企業研究、エントリーシート作成、面接対策など多岐にわたるタスクが必要です。これらの言葉は耳にしたことがあっても、具体的な内容や着手順序が不明確で手が止まってしまいます。特に初めての経験では、どこから手をつければ良いのか判断できず、不安から先延ばしにしてしまうケースが多発しています。

効果的な対策としては、まず就活専門の書籍やウェブサイトで基本的な流れを把握し、具体的なTODOリストを作成することが重要です。単なる情報収集だけでなく、期限を設けた行動計画が必須となります。

それでも行動に移せない場合は、就活エージェントや大学のキャリアセンターを積極的に活用しましょう。専門家による個別指導は、漠然とした不安を解消し、具体的なステップに落とし込む助けになります。また、同じ悩みを持つ友人との情報交換も、孤独感を減らし行動を促進する効果があります。

大学の授業や部活動、アルバイトで忙しい

大学の授業や部活動、アルバイトが忙しく、大学4年まで就活ができないケースもあります。

特に単位取得に苦戦している学生や、部活動の主要ポジション、責任あるアルバイト先を持つ学生にとって、就活に十分な時間を割くことは困難です。

就活には企業説明会参加、OBOG訪問、インターンシップなど時間的拘束が強い活動が多数含まれます。また県外企業を志望する場合、移動時間も考慮する必要があります。さらに選考が進むにつれて面接日程の調整も複雑化し、既存の予定との両立が厳しくなります。

このような状況では時間管理能力が極めて重要になります。目の前の課題と長期的なキャリア形成のバランスを考え、優先順位を明確にする必要があります。部活動やアルバイトを優先することで将来の可能性を狭めることは避けるべきです。

具体的な改善策としては、1週間単位のスケジュール管理を徹底し、就活タスクに固定の時間枠を設定することが効果的です。また部活動の引退時期を早めるか、アルバイトのシフトを一時的に減らすなど、就活期間中の負担軽減策を検討しましょう。

興味のある業界や仕事が見つからない

就活に取り組んでみたものの、興味のある業界や仕事が見つからないまま、大学4年を迎えてしまうパターンも少なくありません。

就活において方向性を見いだせない本質的な理由は、自分自身の価値観、強み、適性が明確になっていないことにあります。自己分析が不十分であるため、どのような環境や仕事内容が自分に合うのかを判断できず、結果としてどの業界・企業にも興味が湧かない状態に陥ります。

この状況を打破するためには、形式的な自己分析ではなく、本質的な自己理解を深める必要があります。過去の経験から充実感を得た場面を詳細に分析し、そこから自分の価値観や行動パターンを抽出することが重要です。また過去のアルバイトや課外活動での成功体験を振り返り、自分の強みを客観的に把握することも効果的です。

自己分析が適切に行われると、自然と就活の軸が形成され、興味を持てる業界や企業が見えてきます。業界研究も単なる情報収集ではなく、自分の価値観や強みを活かせる場を探す視点で行うことで、具体的な志望先が浮かび上がってくるでしょう。

留学等で始める時期が遅くなってしまった

留学などで就活を始める時期が遅くなってしまうパターンもあります。

就活時期とのバッティングにより、大学4年になっても内定がない状況を招くことがあります。特に3年次の後期から4年次前期にかけての留学は、多くの企業の採用活動と重なり、就活の遅れに直結します。

数か月から1年以上の留学期間中は、日本国内の就活イベントや選考に参加できないため、帰国後に焦りを感じる学生が少なくありません。特に大手企業の選考は早期に終了していることが多く、選択肢が限られてしまう可能性があります。

しかし近年の採用環境では、留学経験者への配慮も進んでいます。多くのグローバル企業はオンライン面接を導入し、海外からの選考参加を可能にしています。また留学生専門の就活イベントや、帰国後の選考に特化した採用枠を設ける企業も増加傾向にあります。

留学と就活の両立を図るには、出発前からの入念な準備が鍵となります。留学先でもオンライン選考に参加できるよう、インターネット環境の確認や時差を考慮したスケジュール管理が必要です。また留学前に企業との接点を持っておくことで、帰国後の選考がスムーズになる場合もあります。

留学を優先するか就活を優先するかは個人の価値観によりますが、どちらを選んでも後悔しないよう、長期的なキャリアプランを見据えた決断をしましょう！

そもそも働きたい意欲がない

大学4年で就活を何もしていない人の中には、「そもそも働きたくない…」と考えるひとも多いです。

大学生活では時間の使い方や行動の選択に大きな裁量があり、自分のペースで物事を進められます。対照的に社会人生活では組織の一員としての責任や成果が求められ、時間的・精神的制約が強まります。この変化に対する漠然とした恐れが、就活への取り組みを妨げているケースが少なくありません。

しかし現実的には、経済的自立は社会で生きていく上での基本条件です。社会は個々人が価値を生み出し、交換し合うことで成り立っており、その循環に参加することが求められます。学生から社会人への移行は大きな変化ですが、誰もが通る道でもあります。

働く意欲を高めるためには、仕事を単なる収入源ではなく、自己成長や社会貢献の機会として捉え直すことが有効です。興味のある分野や、自分の価値観に合う企業文化を探すことで、働くことへのポジティブなイメージを構築できます。

また現実的な対応として、新卒一括採用のプレッシャーから一時的に距離を置き、アルバイトやフリーランスなど、異なる働き方を模索することも選択肢のひとつです。ただし社会とのつながりを完全に断つことは長期的には孤立を招くリスクがあるため、何らかの形で社会参加の道を探ることが望ましいでしょう。

大学4年生で就活を何もしてないとどうなるか？

大学4年で就活を何もしていないとマズいとは聞きますが、具体的にどのような末路を辿ってしまうのでしょうか。

• 事態①：自己分析や選考対策が不十分になる
• 事態②：早期に採用を締め切る企業にエントリーできない
• 事態③：周りが内定をもらいはじめて焦りを感じる
• 事態④：休学をしてもう1年就活をする可能性が出てくる

大学4年で就活をしていないと起こるマイナス面を紹介していきます。

自己分析や選考対策が不十分になる

大学4年から就活を始めると、自己分析や選考対策が不十分になる可能性があります。

就活において自己分析は全ての土台となる重要なプロセスですが、自分の価値観、強み、キャリア志向を明確にしなければ、志望動機や自己PRに説得力が生まれません。

実際の就活準備にかかる時間は多くの学生が想像する以上に長期間です。自己分析では幼少期からの経験を振り返り、自分の価値観や行動パターンを掘り下げる必要があります。また選考対策では、業界研究、企業研究、面接練習、エントリーシート添削など多くのステップがあります。

特に質の高い自己分析には他者からのフィードバックも重要で、客観的な視点を得るためには時間をかけた対話が欠かせません。このため、就活に成功している学生の多くは大学2年後半から3年前半にかけて準備を始めています。

4年生からの開始では、学業や卒業研究との両立に追われ、就活に集中できる時間が限られます。結果として表面的な自己分析に終わり、面接官に「この学生は自分自身をよく理解していない」と判断される可能性が高まります。内定獲得が難しくなるだけでなく、入社後のミスマッチにもつながる重大なリスクとなります。

早期に採用を締め切る企業にエントリーできない

大学4年で早々に就活へ取り組まないと、早期に採用を締め切る企業にエントリーできなくなります。

一般的な就活スケジュールでは、大学3年の3月に情報解禁、4年の6月から選考開始とされていますが、実際の採用活動はこれよりもはるかに早く進行しています。

特に人気企業や優良企業の多くは、大学3年の夏から秋にかけてのインターンシップを重視し、そこから早期選考に進む「インターンシップ選考」を実施しています。これらの企業では、正式な選考開始前に内定枠の30〜50%を埋めてしまうケースも珍しくありません。

例えば、IT業界やコンサルティング業界の大手企業では、サマーインターンシップ参加者を対象に早期選考を行い、大学4年の4月には内定を出し始めます。金融業界でも同様の傾向があり、早期選考を経た学生が優先的に採用されています。

採用予定数が限られている企業では、早期選考で優秀な人材を確保できれば、その分だけ通常選考の採用枠は減少します。大学4年から就活を始めた場合、これらの早期選考に参加できず、選考機会そのものが大幅に減少することになります。

業界研究や企業情報の収集も遅れることで、志望動機の深さや業界理解度で他の学生に差をつけられる可能性も高いです。

周りが内定をもらいはじめて焦りを感じる

大学4年で就活をしていないと、周りの順調さに焦りを感じるようになります。

特に大手企業や人気企業の内定は6月から7月にかけて出始めるため、この時期に何も進展がない状況は精神的に大きな負担となります。

友人や同級生との会話で「もう3社内定もらった」「第一志望から内定出た」といった話題が増えるにつれ、取り残された感覚や孤独感が強まります。SNSでの就活報告や内定報告を見ることも、さらなるプレッシャーとなるでしょう。

このような心理的ストレスは、冷静な判断力を鈍らせ、本来なら避けるべき選択をしてしまう要因となります。例えば、業界や職種を十分に理解しないまま「とにかく内定が欲しい」と考え、志望度の低い企業に応募してしまうケースです。

特に深刻なのは、焦りから自己肯定感が低下し「自分はダメな人間だ」と自暴自棄になってしまうことです。このようなネガティブな自己評価は面接での態度にも表れ、さらに不利な状況を生み出す悪循環につながります。

就活の遅れを取り戻すには、焦りの感情をコントロールし、計画的かつ効率的に行動することが重要です。遅れを認識しつつも、自分のペースで着実に進めることが、最終的には良い結果につながります。周囲と比較せず、自分の強みを活かせる企業を見極める冷静さを持ちましょう。

休学をしてもう1年就活をする可能性が出てくる

大学4年で就活が終えられないと、休学をしてもう1年就活をする可能性が出てきます。

休学して就活をやり直す場合、単純に時間的・金銭的コストがかかるだけでなく、採用市場での評価にも影響します。採用担当者からは「一度就活に失敗した人材」という印象を持たれやすく、「なぜ休学したのか」という質問に対して説得力のある回答が求められます。

特に注意すべきは、休学期間中の過ごし方です。単に就活をやり直すだけでは、前回と同じ結果になる可能性が高いです。休学期間中に資格取得、インターンシップ参加、語学力向上など、自己成長に繋がる明確な実績を作ることが不可欠です。

例えば、IT業界を志望するなら、プログラミングスキルを磨いたり個人開発プロジェクトに取り組んだりすることで、実力を証明する材料を増やせます。営業職を志望するなら、アルバイトやインターンシップで営業経験を積むなど、具体的な行動が重要です。

休学は最終手段であり、できれば避けたい選択です。しかし、もし休学を選ぶならば、「困難から逃げた」ではなく「より良い準備のための戦略的な選択」として説明できるよう、休学期間を有意義に過ごす覚悟と計画性が必要ですよ。

大学4年生で就活を何もしてないひとが今すくやるべきこと

大学4年で就活を何もしていない人は、今すぐに行動を始めましょう。

• 行動①：就活エージェントに登録する
• 行動②：自己分析を行う
• 行動③：就活の軸を定める
• 行動④：業界研究・企業研究をする
• 行動⑤：エントリーシートを作成する
• 行動⑥：Webテストの勉強をする
• 行動⑦：面接練習を行う

今すぐ取り組むべき7つの項目を解説していきます。

①就活エージェントに登録する

まずは、就活エージェントに登録しましょう！

就活エージェントとは、企業と就活生のマッチングを専門とする人材紹介サービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーが求人紹介から選考対策まで総合的にサポートしてくれます。

特に就活が遅れている場合、その原因と効果的な対策を客観的に分析することが不可欠です。エージェントは豊富な就活支援実績から、あなたの状況に最適なアドバイスを提供できます。また多くのエージェントでは、非公開求人も含めた幅広い求人情報を持っているため、一般的な就活サイトだけでは見つけられない優良企業との出会いも期待できます。

さらに就活エージェントの強みは、就活軸のブラッシュアップと企業紹介の的確さにあります。あなたの強みや価値観を踏まえたうえで、マッチする企業を紹介してくれるため、効率的に選考を進められます。

就活エージェントとの面談は一社につき30分程度で済むため、時間的制約がある状況でも大きな負担にはなりません。専門家のサポートを活用し、就活の遅れを着実に取り戻していきましょう。

②自己分析を行う

就活に遅れを感じている人は、早急に自己分析を行いましょう！

自己分析とは、自分の価値観や過去の経験を振り返り、将来のキャリアビジョンや就活の方向性を明確化するプロセスです。自分の強み・弱み・興味関心を客観的に把握することで、適性のある職種や業界が見えてきます。

効果的な自己分析では、過去の成功体験や挫折経験を詳細に振り返ることが重要です。学生時代に力を入れたこと、困難を乗り越えた経験、うまくいかなかった出来事とその対処法などを具体的に書き出しましょう。これらの経験から自分の行動傾向や価値観を分析すると、自分の強みや性格特性が明確になります。

また自己分析の結果は、エントリーシートや面接での自己アピールの基盤となります。「学生時代に力を入れたこと」「自己PRの根拠」などの質問に対して、具体的なエピソードと共に説得力のある回答を準備できるようになります。

就活が遅れている状況だからこそ、自己分析を怠らず基礎固めをしっかり行いましょう。時間をかけすぎず、1週間程度で完了させることを目標にするのが理想的です。

自己分析ツールをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事（自己分析ツールおすすめ15選）もおすすめです。

③就活の軸を定める

就活軸とは、働くことへの価値観や企業に求める条件を集約した企業選びのポイントを指します。

適切な就活軸を設定することで、膨大な数ある企業の中から自分に合った企業を効率的に絞り込むことができます。時間的制約がある中では特に重要なプロセスとなります。

就活に焦りを感じると、給与水準や福利厚生といった条件面だけで企業を選びがちですが、そのアプローチでは入社後のミスマッチリスクが高まります。本当に充実したキャリアを築くためには、「社会にどんな価値を提供したいか」「どのような環境で働きたいか」「企業のビジョンや理念に共感できるか」といった本質的な問いから就活軸を構築することが重要です。

就活が遅れている状況では数多くの企業にエントリーしたい気持ちが強くなりますが、むしろ質を重視するべきです。自己分析の結果を基に3〜5つの明確な就活軸を設定し、その基準に合致する企業に集中的にアプローチすることで、限られた時間と労力で最大の成果を得られます。

就活軸を明確にすれば、面接で「なぜ当社を志望するのか」という質問にも説得力のある回答ができるようになります。

④業界研究・企業研究をする

業界研究・企業研究もスピード感を持って進めましょう！

まず業界研究では、各業界の市場規模や成長性、抱える課題、将来性などを把握することが重要です。この段階で自分の価値観や強みを活かせる業界を絞り込みます。情報収集には業界専門誌やニュースサイト、就活情報サイトの業界分析コーナーなどを活用すると効率的です。

ただし注意すべき点は、「人気だから」「大手企業だから安定している」といった表面的な理由で業界を選ばないことです。そのような選択は入社後のミスマッチにつながります。自己分析で明確になった自分の価値観や強みと照らし合わせ、本当に自分が活躍できる業界かどうかを判断しましょう。

志望業界が決まったら、同業界内の複数企業を比較研究します。各企業の事業内容、強み、企業文化、経営理念などを調査し、自分の就活軸と照らし合わせて優先順位をつけていきます。競合他社との違いや独自性を理解することで、「なぜ他社ではなく御社なのか」という質問に対する説得力ある回答を準備できます。

企業のホームページや採用サイト、IR情報、業界紙などから情報を収集し、志望企業について深い理解を持っていることをアピールできれば、選考で大きなアドバンテージとなります。

⑤エントリーシートを作成する

エントリーシートをどんどん作成し、書き方のコツを掴みましょう。

エントリーシートは企業があなたを知る最初の手段であり、面接への招待状となる重要な書類です。ここで最も大切なのは、論理的かつ具体的な文章で自分の魅力を正確に伝えることです。

エントリーシートを作成する際は、まず志望企業の求める人物像を理解し、自分の強みや経験がどのようにマッチするかを明確に示すことが重要です。抽象的な表現や一般論は避け、具体的なエピソードを交えながら自分ならではの価値を表現しましょう。

「学生時代に力を入れたこと」の設問では、何に取り組んだかだけでなく、なぜその活動に情熱を注いだのか、どのように困難を乗り越えたのか、その結果何を学んだのかまで掘り下げて記述します。

完成したエントリーシートは必ず第三者の目で添削してもらいましょう。就活エージェントやキャリアセンターのアドバイザー、就活を経験した先輩など、客観的な視点からフィードバックを得ることで、自分では気づかなかった改善点が見えてきます。

ES添削を受けた後は速やかに修正し、より説得力のあるエントリーシートに仕上げていきます。就活が遅れている状況では、一度作成したエントリーシートのテンプレートを応用して効率的に複数企業への応募を進めることも検討しましょう。

⑥Webテストの勉強をする

早めに取り組みはじめた方が良いことのひとつがWebテスト対策です。

多くの企業では選考プロセスの初期段階にWebテストを設定しており、このハードルを越えられなければ面接に進むことすらできません。Webテストは一般的に適性検査（SPI）、玉手箱、TG-Webなどの種類があり、それぞれ異なる出題形式と対策が必要となります。

Webテストの特徴は、日常生活ではあまり使わない独特の思考法や解法テクニックが求められる点です。特に数的処理問題や論理思考問題は、基本的な解法パターンを押さえておかないと制限時間内に解き切ることが困難です。また長時間集中して多くの問題を解く必要があるため、時間配分の感覚を事前に掴んでおくことも重要です。

• 志望企業が採用しているテストの種類を調査する
• 対策本や問題集を購入し、基本的な解法パターンを学ぶ
• スマホアプリなどを活用して隙間時間に問題演習を行う
• 本番と同じ時間配分で模擬テストに取り組み、実践感覚を養う

就活が遅れている状況では特に、効率的な学習方法でWebテスト対策を進めることが重要です。基本的な解法を身につけ、繰り返し演習することで合格ラインに到達しましょう

⑦面接練習を行う

面接は、各企業で必ず行われる選考ステップなので、練習は必須です！

面接では、書類選考では伝えきれなかったあなたの人間性や思考プロセス、コミュニケーション能力が評価されます。本番の緊張状態では普段の実力を発揮できないことが多いため、事前に十分な練習を重ねることが成功への鍵となります。

効果的な面接練習の第一歩は、よく聞かれる質問に対する回答を準備することです。「志望動機」「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」「逆境を乗り越えた経験」など、定番の質問には具体的なエピソードを交えた説得力のある回答を用意しましょう。回答は結論から述べ、その後に根拠となるエピソードを簡潔に説明する「PREP法」などの構成を意識するとわかりやすくなります。

実践的な面接練習は、鏡の前での独習だけでなく、実際に他者と模擬面接を行うことが重要です。就活エージェントやキャリアセンターでの模擬面接サービスを活用し、専門家からフィードバックを受けましょう。話し方のスピードやトーン、表情、姿勢などの非言語コミュニケーションも含めた総合的なアドバイスを得ることで、短期間で面接力を高めることができます。

練習を重ねるごとに自信がつき、本番での実力発揮につながります。時間的制約がある中でも、最低5回以上の模擬面接を目標に取り組みましょう。

大学4年生から就活を始める人におすすめの就活サービス5選！

今回は、早期内定を狙える大学4年生におすすめの就活エージェントを5つにまとめてご紹介します。

志望業界や希望の働き方、就活の軸が異なる以上、相性の良い就活エージェントも変わってしまうため、まずは幅広く面談を受けてみて、その後利用を続けるかどうかを判断してみるのがおすすめです。

• おすすめ①：キャリアチケット就職エージェント
• おすすめ②：ミーツカンパニー（就活サポート）
• おすすめ③：キャリアパーク就職エージェント
• おすすめ④：doda新卒エージェント
• おすすめ⑤：レバテックルーキー

「就活準備を何もしていないのに、就活相談をしても良いのかな…」と不安になる人も多いですが、就活の進め方・就活の軸を探すところからサポートしてくれるので、早めの相談がおすすめです。

キャリアチケット就職エージェント｜専任のキャリアアドバイザーが内定獲得まで徹底サポート

キャリアチケット就職エージェントは、レバレジーズ株式会社が運営する新卒向けの就活エージェントサービスです。

年間10,000名以上の就活生が利用する人気のサービスで、担当者の質が高く、魅力的な企業紹介に加えて、長期的なキャリア形成を視野に入れた就活サポートを無料で受けることができます。

内定確率の高い質重視の支援スタイルを重要視しており、学歴や希望条件に加えて、本当に相性の良い企業しか紹介されません。

自己分析や仕事に対する価値観を擦り合わせた上で、厳選した企業を数社紹介してくれるので、無理に複数社を紹介されない点や、学生に親身に寄り添ってくれる支援体制が人気の理由です。

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キャリアチケットをもっと詳しく知りたいひとはこちらの記事（キャリアチケットの評判）もおすすめです。

出典：公式サイト

ミーツカンパニー｜就活サポート面談と就活イベントの２軸で内定獲得をサポート！

Meets Company（ミーツカンパニー）は、株式会社DYMが運営する新卒向けの就活エージェントサービスです。

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ミーツカンパニーをもっと知りたい方はこちらの記事（ミーツカンパニーの評判）もおすすめです。

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最大の特徴は、全国各地から優良企業を厳選しており、大手企業の内定獲得にも強いこと。書類選考免除・一次選考免除など、特別推薦ルートの選考も多く、ES添削や面接対策などの就活サポートも充実しています。

専任のキャリアアドバイザーが、人事責任者に直接推薦してくれるため、最短3日の内定実績もあります。

就活サイトには載っていない『隠れた優良企業』も見つかるので、早期内定を貰いたい人、就活を最速で終わらせたい人は絶対に登録しておきましょう。上場企業が運営しているため安心安全に利用できます。

キャリアパーク就職エージェントについて、もっと知りたい方はこちらの記事（キャリアパーク就職エージェントの評判）もおすすめです。

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doda新卒エージェントは、株式会社ベネッセi-キャリアが運営する就活エージェントサービスです。

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国家資格保有者が複数在籍しており、一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーが付いてくれるため、単なる企業紹介ではなく、入社後活躍を見据えた質の高い就活サポートが受けられます。

他の就活エージェントと比べても、大手企業の紹介実績が多く、通常選考では分からない『合否理由』も教えてくれたり、エントリーシート不要・面接回数減など、特別な選考枠も用意してくれる場合もあります。

一般的な求人サイトから応募するよりも効率良く選考が進められるので、スピード内定を狙いたい方にもおすすめです。

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レバテックルーキー｜ITエンジニア特化の新卒就活エージェント

レバテックルーキーは、レバレジーズ株式会社が運営する ITエンジニア就職に特化した新卒エージェントです。

エンジニア就職を希望する学生に向けて、IT業界に精通したプロのキャリアアドバイザーが、優良企業の選定から、ES添削、面接対策、ポートフォリオ制作までフルサポートしてくれます。

プログラミング経験の可否や、文系、理系問わず利用できるため、情報学部出身の学生はもちろん、エンジニア就職に少しでも気になる方におすすめ。

8,000社以上の保有企業の中から、希望条件やスキルに合わせた企業探しが効率的に進むので「大学での研究を活かしたい」「30歳で年収1,000万円を目指したい」「AIやブロックチェーンなど、最新技術に触れていたい」など、あなたの条件に合わせた企業が見つかります。

キャリア面談では、業界の就活事情や、ITエンジニアの働き方、就活前に準備しておきたいことなど、エンジニア就職に必要な就活情報をまるっと相談できます。ITエンジニア特化の就活イベントや、スカウト機能も充実しているので、Web系就職を考えている人は、レバテックルーキーに登録をしておきましょう

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出典：公式サイト

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大学4年生で就活を何もしてないひとが注意すること

続いては、大学4年で就活を何もしていない人が注意すべき5つのポイントを紹介します！

• ①今日から取り組み始める
• ②周りの就活生と比べない
• ③企業選びに焦らない
• ④就活のプロを頼る
• ⑤適度にリフレッシュする

就活の遅れを挽回するチャンスに繋がりますので、1つでも多く取り組んでみてください。

今日から取り組み始める

思い立った今日が１番早い日です。就活が出遅れていると感じたら、今日からすぐに取り組みましょう！

まずは、自分が遅れている部分を明確にし、挽回に向けて必要なTODOを整理してください。そこから、行動量を増やし、必要な情報を広く多く集めましょう！

就活では、情報の質と量が結果に大きな影響を与えます。大学4年でも就活イベントや会社説明会から有益な情報を得られるので、積極的に参加しましょうね。

さらに専門的な情報が欲しい場合は、就活サービスの活用もおすすめ。就活エージェントや逆求人サイトなどから情報を得ることで、より効率的に就活を進められますよ。

周りの就活生と比べない

自分と他人の就活状況を比べて良いことはひとつもありません！

「あの友達はもう内定をもらったらしい…」「私はエントリーシートすら受からない…」他人と自分を比べても、不安や焦りといったネガティブな感情が生まれるだけ。自分より早く就活を始めていた人が、自分よりも早く内定を獲得するのは当たり前です。

さらに、自分の志望業界・条件が他の人と同じではありませんし、性格や強みも全く異なるので、比べること自体に意味が無いです。

就活は、内定を人より早く多くもらうことが目的ではありません。「自分は自分、人は人」と割り切ってマイペースに就活を進めることを覚えておいてくださいね。

企業選びに焦らない

就活開始が遅くなったからといって、焦って企業を選ばないようにしましょう！

「希望と違うけど内定がもらえるならまぁ良いか…」「とりあえず就活を終わらせたいから内定承諾しちゃおう！」というように妥協で企業を選ぶと入社後のミスマッチに繋がります。

せっかく入社したものの、社風やキャリアビジョンに合わず転職を繰り返すようでは元も子もありませんよね。

特に、大学4年の就活となると「面接1回で即日内定！」「最短2週間で内定！」といった言葉に釣られてしまいがちなので、注意してください。

内定をゴールにせず、入社後のキャリアも見据えた納得感ある内定獲得を目指しましょう！

就活のプロを頼る

大学4年で就活に取り組めていない人は、就活のプロを頼りましょう！

就活のプロの力を借りると客観的かつ的確なアドバイスをもらえるので、自分で進めるよりも効率的に就活が進みます。

特に、就活のプロである「就活エージェント」への相談がおすすめ。企業と学生のマッチングを目的とした就活エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーが求人紹介から選考対策まで就活全体をフォローしてくれます。

就活の遅れを戻すための得策や企業目線での選考対策へ一緒に取り組んでくれることで内定に大きく近付けますよ。

プロの心強いサポートを活用し、内定獲得に向けて進んでいきましょう！

適度にリフレッシュする

就活に集中することも大切ですが、適度にリフレッシュもしましょう！

大学4年から就活を始めた人は、遅れを取り戻そうと予定を詰め込んでしまいがちです。

チャンスを広げるために、次から次へと説明会に申し込んだり選考へ応募すること自体に意味はあるものの、やみくもに動いたからといって結果に繋がるわけではありません。

むしろ、体力・メンタルともに余裕が無くなってしまい、就活へのテンションが下がってしまうことも。

「来週の水曜は就活お休み！」「今週の土日は完全オフ！」というように、事前にタイミングを決めて気分転換を行うことで、就活に集中して取り組めるようになりますよ。

まとめ

最後に本記事をまとめます。

• 大学4年で就活をしていない人は、全体の1割にも満たない少数派。自分のペースで進めて良い就活とはいえ、危機感を持とう。
• 大学4年で就活ができていないのは、情報量と行動量の圧倒的な少なさが要因。
• 就活のプロの力を借りながら、基本の選考対策を着実かつスピーディーに取り組むことが重要。

就活は、大学4年で何もしていなくても対策次第で一気に挽回できます。

もちろん、早くからスタートすることに越したことはないですが、結局は「どのように進めるか」が就活を取り組むうえで最も重要です。

大学4年から就活を始めることに焦りを感じている時こそ、投げやりに進めるのではなく、原因と対策をしっかり考えて着実に就活を進めてくださいね。