工学部の就職先おすすめ10選!人気の業界や職種ランキングを紹介

工学部 就職先

就職に有利と言われる工学部ですが、「工学部におすすめの就職先が知りたい!」「工学部に人気の業界・職種って?」と工学部ならではの疑問を感じる人も多いですよね。

高度な専門性持つ工学部生は、新卒市場で需要が高い人材。就職先の選択肢が多いからこそ、身につけた知識・技術を活かせる就職先を選び出すのは一苦労ですよね。

本記事では、工学部の就職率やおすすめの就職先(業界や職種)学んだ知識が活かされるおすすめの資格まで幅広くまとめました

工学部生が就活を有利に進めるためのコツも紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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工学部の就職率は高い

2023年学部系統別実就職ランキング』の結果によると、工学部の就職率は「97.64%」と他の学部と比較して最も高い就職率の結果となりました

学部 就職率
理工学部 97.64%
経営学部 96.03%
経済学部 93.74%
文学部 92.90%
法学部 90.38%

工学部の就職率が高い理由として、工学部の学びと日本の基幹産業であるモノづくりの関連性が高いことが挙げられます。

モノづくり産業は、知識やスキルを活かしやすいため、他の学部よりも多くの就職先があります。例えば、製造業、エンジニアリング、デザイン、品質管理、プロジェクト管理など、幅広い分野で活躍できます。

他学部の場合、実践から学ぶことも多いため、就職をして実践を積もうとする学生が多いです。一方工学部は、学んだ知識や技術を活かしてモノを作ることで、人や社会を豊かにすることが目的となるため、より高度な技術を身に着けるために大学院に進学する学生が増えています。

工学部で人気の就職先10選

ここからは、工学部生に人気の就職先を具体的に紹介していきます

専門的な知識・技術が強みの工学部生。様々な選択肢がある中、どのような就職先が人気を集めているのでしょうか?そこでここから、工学部生に人気の就職先を詳しく解説していきます!

①自動車業界

自動車業界は、工学部生から絶大な人気を誇る就職先です。

市場の安定性や社会貢献性が高い点はもちろん、生産工学や制御工学などの知識をダイレクトに活かせることから人気を集めています。

自動車業界に属する企業の中でも、企画・開発から生産まで一貫して行う完成車メーカーが大人気。トヨタ自動車や日産自動車といった世界的自動車メーカーへの就職を目指す人が多数います。

自動車業界は、自動運転車やハイブリットカーの企画・開発など、まだまだ課題が山積みです。工学部で学んだ知識や技術を活かし、次世代へ繋ぐ製品開発にチャレンジしてくださいね。

企業例 平均年収 平均年齢
トヨタ自動車 895万円 41歳
本田技研工業 822万円 45歳
日産自動車 850万円 42歳
三菱自動車工業 744万円 42歳
スズキ 760万円 41歳

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

②電機・機械メーカー

電機・機械メーカーも工学部生に人気の就職先です。

電機・機械メーカーは、洗濯機や冷蔵庫のような身近な家電製品から工場で使用する工作機械など、多種多様な機械を製造・販売しています。

理系学生向けの職種には、研究開発、製品設計、生産技術などがあります。機械工学や電気電子工学の知識を大いに発揮できることから、工学部生から特に人気の職種です。

製品として目に見える達成感を味わえるのは、メーカーだからこそのやりがい。アイデアを形にする過程が楽しい人にとって、魅力的な就職先ですよ。

企業例 平均年収 平均年齢
ソニーグループ 1,102万円 42歳
日立製作所 916万円 43歳
パナソニックHD 908万円 —-
三菱電機 925万円 42歳
キャノン 808万円 44歳

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

③鉄鋼業界

鉄鋼業界は、材料化学や材料工学を学んできた工学部生から特に人気の就職先です。

鉄鋼業界は、鉄や原料炭をもとに様々な鉄鋼製品を製造する業界。取り扱う原料や加工のプロセスによって、高炉メーカー、電炉メーカー、特殊鋼メーカーと業種が異なります。そのため、大学の専攻分野と事業内容がマッチする企業を選べると、入社後の習熟がスムーズですよ。

鉄鋼関連企業の一般知名度は低いものの、事業が与える影響は広範囲。工学部で得た知識・技術を活かしてスケールの大きい仕事に挑戦したい人に人気の就職先です。

企業例 平均年収 平均年齢
日本製鉄 1,185万円 39歳
山陽特殊製鋼 880万円 43歳
神戸製鋼所 970万円 42歳
プロテリアル 918万円 37歳
大同特殊鋼 892万円 41歳

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

④エネルギー業界

社会生活に不可欠なエネルギー業界も工学部生に人気の就職先です。

エネルギー業界は、天然資源をガス・電気・石油などのエネルギーに変換し、供給する重要な役割を果たしています。資源の研究・開発や運転設備の保守管理に関わるため、エネルギー工学や機械工学を学んだ工学部生から人気を集めています。

昨今では、カーボンニュートラルやGX(グリーントランスフォーメーション)といった地球環境保護の取り組みも強化されているため、環境学やリサイクル技術を学んだ工学部生も活躍できますよ!

人々の生活や地球環境にアプローチできる貢献度の高さから、毎年人気の就職先です。

企業例 平均年収 平均年齢
東京電力 773万円 45歳
関西電力 856万円 43歳
東京ガス 718万円 42歳
大阪ガス 685万円 44歳
ENEOS 947万円(IR BANK) 44歳

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

⑤建設業界

建設業界も工学部生から人気の就職先です。

建設業界は、住宅やマンション、商業施設の建設や都市開発などを手掛ける業界。家づくりであれば設計事務所やハウスメーカー、ビルや商業施設であればゼネコンなど、携わる建築物により就職先が異なります。

そして、企業によっては、道路や橋の建設といっ大規模プロジェクトに関わることも。いずれも建物の設計や施工に関する知識が求められるため、土木・建築を学んだ工学部生から人気の就職先です。

携わった仕事が建築物として形に残ることから、やりがいを感じやすい点も人気を集める理由に繋がっています。

企業例 平均年収 平均年齢
大林組 1,031万円 43歳
鹿島建設 1,177万円(IR BANK) 43歳
大成建設 1,083万円 43歳
清水建設 972万円 43歳
竹中工務店 1,083万円 43歳

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

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⑥医薬品業界

医薬品業界も工学部生から人気を集める就職先です。

医薬品業界では、処方薬や市販薬の製造だけでなく、既存医薬品の改良から新薬の研究開発にいたるまで多岐にわたる事業を展開しています。医薬品=薬学部のイメージが強いですが、親和性の高い生命工学やバイオ化学の知識があると研究・開発職へ挑戦しやすいです!

あるいは、機械工学の知識を活かして生産技術職の道で活躍するキャリアもあります。医薬品業界では、どのような仕事をしたいかによって求められる知識・技術が異なります。入社後のミスマッチを防ぐためにも業界・企業研究は念入りに取り組みましょう。

企業例 平均年収 平均年齢
武田薬品工業 1,097万円 43歳
アステラス製薬 1,061万円 43歳
第一三共 1,095万円 45歳
中外製薬 1,214万円 43歳
大塚ホールディングス 1,045万円(IR BANK) 44歳

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

⑦化学業界

化学業界は、化学系を専攻している工学部生から人気の就職先です。

化学業界では、天然ガスや石油などの原料を消費者が使用できる状態に加工して、メーカーへ販売します。例えば、日用品や家電に用いるプラスチックや衣料に使用される合成繊維、自動車に用いられる合成ゴムが製品例として挙げられます。

物質を原子や分子レベルで解析し、新素材の研究・開発を進めることから、化学工学や物質工学を学んだ学生から特に人気の就職先です。最先端技術に触れながら自分の専門性を活かしたい人は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

企業例 平均年収 平均年齢
三菱ケミカルグループ 926万円 45歳
住友化学 1,071万円 42歳
三井化学 1,076万円 44歳
旭化成 887万円 44歳
東ソー 926万円 39歳

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

⑧通信業界

デジタル社会に必須の通信業界も人気の就職先です。

通信業界は、情報インフラを提供する業界。ネットワーク構築に関してソフト・ハード両面の知識が求められることから、情報工学や通信工学を学んだ工学部生から人気を集める業界です!

さらに、ハード領域では電子機器を取り扱うため、電気・電子工学部の学生からも毎年注目されています。社会インフラのひとつである通信業界は、5Gや次世代情報技術を始めとした新しい技術の普及・開発が急務の業界です。

専門性を活かして社会へ新しい技術を広めたい人は、挑戦し甲斐のある業界です。

企業例 平均年収 平均年齢
NTT(日本電信電話) 972万円 42歳
KDDI 943万円 43歳
ソフトバンク 843万円 41歳
JCOM 670円 43歳
楽天 797万円 34歳

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

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⑨IT業界

IT業界は、通信業界と同様に情報工学や通信工学を学んだ工学部生を中心に人気を集める業界です。

IT業界では、情報技術を活用したサービスを提供していきます。

事業領域が広いIT業界は、情報セキュリティやクラウド技術など、情報に関する幅広い知識と技術が求められる業界。情報工学や通信工学はもちろん、理工学科や情報メディア学科など「情報」に少しでも関わりがあれば、選択肢のひとつになる業界です!

IT業界では、最先端の情報技術を駆使して、次々に新しい価値を生み出していきます。新しいモノ好き、革新的なサービスを作り出したい工学部生からも注目されている人気業界です。

企業例 平均年収 平均年齢
富士通 879万円 44歳
NEC 848万円 44歳
リクルート 1,119万円(IR BANK) 40歳
NTTデータ 852万円 —-
日立製作所 916万円 43歳

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

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⑩官公庁・公務員

官公庁や地方公共団体で勤務する理系公務員も人気の職種です。

例えば、建築や土木の知識を活かして国土交通省へ勤務、数的処理能力を活かして統計局へ勤務といったキャリアが技術系職員の例として挙げられます。一方、研究員は、科学捜査研究所や科学警察研究所、各県に設置されている産業技術総合研究所などで研究業務を担います。

理系公務員を目指すには、大学の研究と試験勉強を並行して進めるスケジューリングが重要ポイント。試験要項を早めに確認し、余裕を持った受検計画を組んでいきましょう。

企業例 平均年収 平均年齢
国土交通省 559万円 —-
経済産業省 660万円 —-
科学警察研究所 714万円給料BANK ※40代の年収
産業技術総合研究所 680万円 —-

(参考:openwork

工学部の学生に人気の職種5選

就活市場で需要が高い工学部生は、理系職種を中心に様々な求人へ応募しやすいと言われています。一方で、選択肢がありすぎて選ぶに選べないというケースもあります。

ここからは、工学部生から特に人気がある5つの職種を紹介していきます!

  1. 研究職
  2. 機械設計・開発職
  3. 品質管理・生産管理
  4. システムエンジニア(SE)
  5. ITエンジニア

それぞれ紹介します!

①研究職

研究職は、工学部生にダントツ人気の職種です。

研究職は、既存製品の改良や新製品開発のほか、新しい技術の構築にも挑戦していく職種。入社してからも継続して専門性が磨けることから、毎年人気を集めています!

活躍の場は、食品や機械メーカーなどの民間企業、公的研究機関や大学付属の研究所など多岐にわたります。研究内容は企業や研究所によって異なりますが、どの研究でも成果が出るまで取り組む粘り強さが必要不可欠です。

また、成果報告や他部署との連携も多いため、プレゼン能力やコミュニケショーン能力も重要な要素として求められます。

研究職の年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
 研究・開発・設計(電気・電子・半導体) 823.6万円 841.1万円 493.1万円
 研究・開発・設計(機械・メカトロ・自動車) 780.5万円 795.8万円 540.0万円
 研究・開発(素材・化学・食品・バイオ) 806.3万円 874.8万円 550.0万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

研究職は、扱う分野によって大きく年収が変わります。特に、電気・電子・半導体を扱う研究職は得られる年収が高いです。

これは、近年のデジタル化の発達によりデータの価値が上がり続け、機械の処理能力に大きく関係する半導体の需要が高まっていることが関係しています。研究職の年収は、その専門性と需要の高さから高い年収になっています。

②機械設計・開発職

機械工学の知識をダイレクトに活かせる機械設計・開発職も工学部生に人気の職種です。

機械設計・開発職は、機械全体の設計から機械を構成する部品の詳細まで決定し、効率的かつ安全な機械を作り出すことが仕事です。

電気・電子工学や機械工学との親和性が高いことから、関連学科を学んだ工学部生から大人気の職種です。「モノづくり」に欠かせない機械設計・開発職は、自動車メーカーや機械メーカーなどあらゆる業界から引く手あまた。

昔から興味あるモノから就職先を選んだり、隠れた優良企業を狙うなど、様々な観点で就職先を選択できますよ。

機械設計・開発職の年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
 研究・開発・設計(機械・メカトロ・自動車) 780.5万円 795.8万円 540.0万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

機械設計・開発職の平均年収は780.5万円と非常に高い年収であり、職種別平均年収ランキングにおける順位は43職種中「11位」でした。日本の基幹産業である自動車産業と関りが深い機械設計・開発職は、今後もより重宝される職種です。

③品質管理・生産管理

品質管理・生産管理も工学部生に人気の職種です。

品質管理・生産管理職は、品質チェックに加えて効率的かつ経済的な生産体制を構築する役割も担う重要な職種です。求められる知識ジャンルは事業によって異なるものの、リスクを想定して問題を事前に発見し、論理的に解決する力が共通して求められます。

また、品質管理・生産管理職は、データを収集・解析し、製品品質や生産工程の改善を推進していく仕事も行います。そのため、相関分析や回帰分析といった数理的知識が活かせるのも品質管理・生産管理職の特徴です。

品質管理・生産管理職の年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
生産技術・品質管理(機械・メカトロ・自動車) 760.2万円 775.0万円 472.1万円
生産技術・品質管理(素材・化学・食品・バイオ) 649.2万円 712.0万円 474.0万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

品質管理・生産管理職の年収は、扱う分野によってその年収が変化します。特に、機械・メカトロ・自動車に関する品質管理・生産管理職は他と比べて年収が高いです。

理由としては、機械や自動車の製造においては、品質管理や生産管理のミスが重大な影響を及ぼすことが大きく関係しています。自動車の品質問題は安全性に直結するため、非常に高い責任が伴います。このため、これらの職種には高い給与が支払われています。

④システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)は、論理的思考力が活かせる人気の職種です。

システムエンジニアは、顧客と要件定義の打ち合わせを行い、ヒアリング結果を基にシステムの基本設計から詳細設計までプログラマーと連携しながら進めます。プロセスの中で論理的思考力や数理情報処理力が活かせることから、情報系を中心に様々な学科の工学部生から人気を集めています。

現代社会で、情報システム無しで成立するビジネスはありえません。今後も様々な業界で活躍が期待できる、将来性ある職種ですよ。

システムエンジニア(SE)の年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
SE・システム設計・開発エンジニア(オープン・WEB・モバイル系) 550.4万円 572.2万円 486.6万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

システムエンジニアの平均年収は約550万円と、日本の平均年収458万円と比較して高い年収であることがわかります。

IT業界は急速に成長しており、システムエンジニアの需要が非常に高いです。特に、デジタルトランスフォーメーションやクラウドコンピューティングの普及により、専門知識を持つエンジニアが求められています。

⑤ITエンジニア

国内のDX化に伴い、ITエンジニアは急速に人気を集めるようになりました。

ITエンジニアは、システムやアプリケーションサービスなどのプログラム設計から、運用・保守にいたるまでIT周りの仕事を幅広く担います。情報処理や情報工学の知識・技術を活かせることから、工学部生の間で人気急上昇中の職種です!

システム構築に必要な基礎知識・技術は共通ですが、携わるプロジェクトによって必要な情報ジャンルは異なります。自分のITスキルを通じてどのような価値を生み出したいのか、事業・プロジェクト内容とすり合わせて応募先を選ぶことが重要です。

ITエンジニアの年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
SE・システム設計・開発エンジニア(オープン・WEB・モバイル系) 550.4万円 572.2万円 486.6万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

ITエンジニアはシステムエンジニアと同様、IT業界の急速に成長によってそれらの人材に対する需要が高く、その平均年収も約550万円と高い結果になっています。

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工学部が就職に有利な3つの理由

就職に有利と言われる工学部。工学部が就職に有利と言われる背景には、工学部で培われる専門性の高さに理由があります。ここからは、工学部が就職に有利と言われる3つの理由を一歩踏み込んで解説していきます!

  1. 研究内容が就職後に役立つ
  2. 大学院進学により専門性をあげられる
  3. 研究室推薦(教授推薦)が利用できる

それぞれ解説します。

①研究内容が就職後に役立つ

工学部が就職に有利な最大の理由は、研究内容が就職後の仕事に役立つからです

そのため、即戦力としての期待を込めて、選考を優先的に進めてもらえるケースがあります。加えて、研究活動で培われた論理的思考力や数的処理能力も、実務全般に活きる能力として評価してもらいやすいです!

電気・電子工学や機械工学をはじめ、工学部で得た知識・技術は様々な業界で通用する強み。身につけた強みを発揮できる就職先を見つけるためにも、早いうちから業界・企業研究に取り組むことが重要です。

②大学院進学により専門性をあげられる

大学院進学により専門性を磨ける点も就職で有利な理由です

特に、高度な知識・技術が求められる研究職や開発職への就職が有利になることから、あえて大学院進学を選ぶ人も。工学部生の大学院への進学率は、文理全体が11.5%に対して38.6%に及ぶほどです!(参照:令和5年度学校基本調査)

また、論文発表で身につくプレゼン能力や英語力も選考で評価してもらえるポイントのひとつ。大学院へ進学することによって得られる高度な専門性と表現力が、就職をより有利に進めてくれる理由に繋がっています。

③研究室推薦(教授推薦)が利用できる

研究室推薦(教授推薦)が利用できる点も理由のひとつです

研究室推薦とは、研究室の教授に推薦状を書いてもらい企業へ応募する方法です。企業側が求めるスキルと研究室の専門性がマッチしていることが前提なので、選考の一部免除や優先ルートの案内を受けられたりと、就活が効率的に進むケースが多いです。

ただし、推薦で応募できる企業は、研究室(教授)に集まった求人に限定されるうえに、内定後の辞退が難しいです。自分の専門分野や挑戦したい職種に合う推薦枠か吟味して応募しましょう。

工学部の就職が有利になる5つの方法

工学部の就職を有利に進めていくためには、事前の準備がカギを握ります!

  1. 短期インターンに参加する
  2. 長期インターンに参加する
  3. OB訪問・OG訪問に力を入れる
  4. WEBテスト・SPI対策を行う
  5. 就活エージェントを活用する

工学部の就職が有利になるコツを紹介していきますので、取り組みやすい項目からチャレンジしてみてくださいね。

①短期インターンに参加する

短期インターンへ積極的に参加しましょう

短期インターンに参加することで、工学部での学びが仕事内容にマッチするか判断できますし、企業理解が深まることで応募時の志望動機も作りやすくなります。

さらに、短期インターンに参加すると、早期選考やインターン参加者優遇といった特別な案内をもらえることも。早期選考のルートに乗れれば、大学3年生のうちに内定がもらえる可能性も十分あります。

企業側も優秀な学生の囲い込みを狙って、積極的に短期インターンを開催していますので、興味ある業界・企業の情報は細めにチェックしましょう(インターンシップ探しのおすすめサイトはこちら

②長期インターンに参加する

就活を有利に進めるなら、長期インターンの経験も重要です。

長期インターンとは、数か月にわたって一企業の仕事に携わるキャリアプログラム。営業や企画など、社員に近い仕事を任せてもらえるので、工学部の学びを実践の場でブラッシュアップできます。

工学部で学んだ知識が、現場の経験を通じて生きた知識に変わるので、選考時に評価されやすくなる点もポイントですよ。

また、長期インターンでの仕事ぶりが評価されると、一部選考免除といった優遇が受けられることも。工学部生としての経験値を上げながら、選考を有利に進められる可能性がある長期インターンは、参加価値が高い活動としておすすめです。

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③OB訪問・OG訪問に力を入れる

OB・OG訪問を積極的に行う

OB訪問・OG訪問も積極的に取り組みましょう!

OBOG訪問とは、志望業界・企業で働いている先輩を訪問し、仕事内容や社風などの話を聞く活動です。業界・企業のリアルな話を聞きつつ、工学部での学びが今の仕事にどう活かせているか参考にさせてもらうと良いでしょう。

また、OB・OGの就活対策も参考にしたいポイント。工学部生が持つ強みを、エントリーシートや面接でどのようにアピールしたか、就活経験者の視点でアドバイスをしてもらえば、あなたの就活力も飛躍的に高まりますよ。

就活に有益な情報収集の場として、ぜひOBOG訪問に挑戦してみてくださいね。(OB訪問アプリおすすめ人気ランキングはこちら

④WEBテスト・SPI対策を行う

WEBテスト・SPI対策をする

就職を有利に進めるためには、早い時期からWEBテスト・SPI対策を行うことも重要です。

なぜなら、就活生の基礎学力や性格が掴めるWEBテスト・SPIは、多くの企業が導入している選考ステップであり、誰もが一度は通る道だからです。しかし、独特な問題設定や解法に苦戦し、テストで不合格になってしまう人も少なくありません。

とはいえ、WEBテスト・SPIの解法パターンは、ある程度決まっているので、数字に強い工学部生であれば、スムーズに解法を身につけられるでしょう。

WEBテスト・SPI対策向けのアプリや対策本を上手に活用し、早いうちからコツコツと勉強をしておきましょうね(SPI対策アプリおすすめ人気ランキングはこちら

⑤就活エージェントを活用する

就活のプロを頼る

最後は、就活エージェントを活用する方法です!

就活エージェントとは、企業と就活生のマッチングを目的にした人材サービス。専属のキャリアアドバイザーが、求人紹介から選考対策に至るまで、就活を総合的にサポートしてくれます。

キャリアアドバイザーは、工学部生の知識が活かせる企業探しのコツや工学部生の強みを活かした面接対策など、就活のスペシャリストとして有益な情報を提供してくれます。

基本的なESの書き方や面接ノウハウから丁寧に指導してくれるので、就活対策の第一歩として就活エージェントを活用してみましょう!(就活エージェントおすすめ人気ランキングはこちら

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工学部の専門性を活かせる資格4選

ここからは、工学部の専門性を活かせる資格を解説していきます。特に、工学部生が就活で有利になる資格を中心に紹介していきます。就活時はもちろん、入社後も役立つ資格なので、時間を見つけて勉強してみてください!

  1. ITパスポート
  2. 基本情報技術者
  3. 機械設計技術者
  4. 一級建築士・二級建築士

それぞれ解説します。

①ITパスポート

ITの基礎知識を証明するITパスポートは、年間約20万人もの人が受検するIT系の入門資格です。

ITパスポートの試験は3部構成で、その内のひとつにテクノロジ系(IT技術)の問題が出題されます。テクノロジ系の問題では、数学的基礎理論やアルゴリズムといった工学部生にとっての基本事項が出題されるため、試験対策がしやすい点がポイント。

大学の授業と関連性が高く、試験勉強に取り組みやすいことから人気の資格です。社会のデジタル化に伴い、IT人材のニーズも高まっています。ITパスポートでスキルを証明し、選考をさらに有利に進めていきましょう!

②基本情報技術者

基本情報技術者は、ITパスポートよりも高度なIT知識・スキルを証明できる国家試験です。

基本情報技術者試験では、基本的なIT知識・スキルを実務に応用する発想力と思考力が求められます。情報工学やIT工学を専攻している工学部生にとっては授業と親和性が高いことから、ITパスポートの次のステップとして取得する人が多いです。

基本情報技術者資格を持っていると、ITを活用したプロジェクトの立ち上げなどの発展的な業務への道も開けます。ビジネスを主導する仕事に挑戦したい工学部生は、ぜひ取得を検討してみてくださいね。

③機械設計技術者

機械設計技術者資格は、一般社団法人日本機械設計工業会が実施する民間資格です。

材料力学や流体工学といった機械工学が中心に出題される3級であれば、実務経験がなくても受験できるため、学生人気が高い資格です。技術職の選考で評価されやすい資格なので、メーカー就職を希望する工学部生は取得しておいて損はありませんよ。

顧客ニーズにの具現化に必要な知識・スキルを持つ機械設計技術者は、「モノづくり」に欠かせない存在。資格をアピール材料に、就活をより有利に進めていきましょう!

④一級建築士・二級建築士

建築物の設計や工事監理が行える建築士は、建築学科の学生に人気の資格です!

二級建築士は住宅規模の建築物、一級建築士はビルや商業施設などの規模が大きい建築物の設計・工事監理が行えます。

建築士試験を受検するためには、建築関連の指定科目を履修することが必須条件。建築士の資格取得を目指のであれば、四年制大学の建築系学科を卒業することが最短ルートです。

建築士は、科目要件や卒業した学校種別に応じた実務経験が求められる難易度の高い資格。長期的なスケジュールの下、志高く取り組める人は、ぜひ挑戦してみてください。

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工学部に関するよくある質問

最後に、工学部に関するよくある質問を紹介していきます。疑問・不安は早めに解消し、就活に向けて第一歩を踏み出しましょう!

  1. 工学部で就職率の高い学科はどこですか?
  2. 工学部の平均年収はどのくらいですか?
  3. 工学部の女子に人気の就職先はありますか?
  4. 工学部の教授推薦とは何ですか?

それぞれ解説します。

①工学部で就職率の高い学科はどこですか?

金沢工業大学/バイオ・化学部や、豊田工業大学/工学部(ともに実就職率100%)、富山県立大学/工学部(実就職率99.5%)が理工系統の中で就職に強い大学です。

就職に強い大学は、キャリアセンターと研究室の指導教員が連携し、マッチング度の高い就職を目指して丁寧なサポートを行っているケースが多いです。本格的な就活が始まる前にキャリアセンターのサポート内容は必ずチェックしておきましょう。

②工学部の平均年収はどのくらいですか?

工学部出身者の平均年収は、20代で387万円、30代で495万円です。

出身学部別の平均年収ランキング(20代)

順位 出身学部 平均年収
1位 医・歯・薬学 406万円
2位 情報 396万円
3位 経済・経営・商 389万円
4位 理・工 387万円
5位 法・政治 383万円

出身学部別の平均年収ランキング(30代)

順位 出身学部 平均年収
1位 医・歯・薬学 506万円
2位 理・工 495万円
3位 経済・経営・商 480万円
4位 法・政治 476万円
5位 情報 471万円

(参考:doda/出身学部別平均年収ランキング

20代では全体4位に位置していますが、30代になると一気に2位まで順位を上げています。年収が高い企業に就職できていることは、工学部が高待遇な業界・職種への就職に強いことを意味しています。工学部の専門性を武器に、ハイクラスな内定を目指しましょう!

③工学部の女子に人気の就職先はありますか?

研究・開発職やシステムエンジニア、技術営業職などが工学部女子に人気の就職先です!

理系職種は性別関係なく「専門性」が重視されるため、自分の就活軸に合わせて就職先を選択しやすいですよ。女性活躍推進法に基づき、今まで女性の活躍が少なかった技術職の分野は、工学部女子を積極的に採用する動きが強まっています。

多くの企業の中からマッチする1社と出会うためにも、就活軸を早めに固めておくことがおすすめですよ。

④工学部の教授推薦とは何ですか?

教授推薦とは、研究室の教授に推薦状を書いてもらい企業へ応募する方法です。

研究室単位で設定されている推薦枠のほか、教授が個人的に繋がりを持つ企業へ推薦してもらえる場合もあります。推薦状があることで一部選考が免除されることも多く、早期内定を期待できる有効的な就活方法です。

ただし、教授推薦では他社併願はできませんし、内定後の辞退は基本的にできません。教授推薦のメリットとデメリットを比較し、本当に入社したいと思える企業の推薦状をもらうようにしましょう。

まとめ

最後に、本記事をまとめます。

  • 工学部で身につく専門性の高さは、入社後の仕事に活かせる知識・技術として評価を得やすいい。
  • インターンやOBOG訪問で企業と接点を増やしたり、早めに就活対策に取り組むことで、工学部の就活はより有利に進められる。
  • 工学部の強みを就活で発揮するためには、研究へしっかり取り組み、知識や技術を主体的に吸収する姿勢が大切!

専門的な知識・技術を持っている工学部生は、就活市場で需要が高い人材です。数ある企業の中から納得の1社を見つけるためには、企業と自分の価値観に重なる想いがあることが大切です。

研究室で忙しい日々を送っていると思いますが、自身の価値観を明確にすることから就活の第一歩を踏み出していきましょう!

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