経営学部の就職先おすすめ10選!人気の業界や職種ランキングを紹介

経営学部 就職先 おすすめ

就職に有利と言われる経営学部ですが、「経営学部におすすめの就職先ってどこ?」「経営学部生が選考で有利な資格はある?」と経営学部ならではの疑問を感じる人も多いですよね。

経営学部は、企業経営に関して、経営管理・労務管理・生産管理など全般的な知識を身に付けられるため、文系の中でも就職率が高くおすすめの学部です。

本記事では、経営学部の就職率やおすすめの就職先(業界や職種)学んだ知識が活かされるおすすめの資格まで幅広くまとめました

経営学部生が就活を有利に進めるためのコツも紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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経営学部の就職率は高い

2023年学部系統別実就職ランキング』の結果によると、経営学部の就職率は「96.03%」と経済学部や法学部文学部と比較して高い就職率の結果となりました

学部 就職率
理工学部 97.64%
経営学部 96.03%
経済学部 93.74%
文学部 92.90%
法学部 90.38%

経営学部の就職率が高い理由として、経営学は、企業や組織を改善するためのさまざまなアプローチ方法を考える学問です。多くの業界で、このような視点を持つ人材が求められていることが挙げられます。

理工学部や法学部は比較的大学院に進学する学生が多いです。一方経営学部の場合、経営は理論だけではなく実践から学ぶことも多いため、就職をして実践を積もうとする学生が多いのも就職率が高い理由です。

経営学部で人気の就職先10選

ここからは、経営学部生に人気の就職先を具体的に紹介していきます

  1. 商社
  2. コンサルティング
  3. 情報通信(IT・WEB)
  4. 金融業界
  5. メーカー
  6. 人材業界
  7. 広告業界
  8. 教育業界
  9. 不動産業界
  10. 公務員

企業活動に直結する学問が学べる学部だからこそ、選択肢はたくさん用意されています。経営学部生に人気の就職先を参考に、自分が進みたい仕事を探していきましょう。

①商社

商社は、自社商品を売りたい企業と商品を買いたい企業の間に立ち企業間の販売および調達を仲介する業界です

商社では、「ヒト」「モノ」「カネ」が大きく動くため、経営学部で学ぶビジネス知識が活かせる人気の就職先。商社は海外商品を日本に流通させる役割も担っているため、国際経済・流通に興味がある経営学部生からも人気を集めています。

入社後に実力をつけ、海外事業部に配属されれば、経営企画やマーケティングなどの知識を活かしながら、世界を相手に活躍できる可能性もありますよ。

日本の流通を支える縁の下の力持ちとして、やりがいを感じられる魅力ある業界です。

企業例 平均年収
三菱商事 1,939万円
住友商事 1,659万円
三井物産 1,784万円
伊藤忠商事 1,730万円
双日 1,208万円
丸紅 1,594万円
豊田通商 1,330万円

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

▼商社のビジネス理解が深まる
商社の長期インターンシップ求人・募集一覧

②コンサルティング

コンサルティングは、企業が抱える経営課題を特定し解決および成長へ導く仕事を担う業界です

経営戦略の見直しやDX戦略の立ち上げ、財務や組織改革など、様々な領域に携わるため、企業運営の専門的な知識が求められます。

そのため、企業活動の基本となる「ヒト」「モノ」「カネ」を深く学ぶ経営学部生にとって、学びが活かせるコンサルティングは人気の業界。特に、全社を巻き込んだ改革業務に携わるため、ビジネスパーソンとして成長したい経営学部生から人気を集めています。

コンサルティング関連の資格も複数あるので、事前に資格を取得しておくと就活で有利になるケースも多いです。

企業例 平均年収
アクセンチュア 824万円
アビームコンサルティング 742万円
マッキンゼー・アンド・カンパニー 1,207万円
ベイカレントコンサルティング 947万円
デロイトトーマツコンサルティング 986万円

(参考:ライトハウス

▼コンサルティングのビジネス理解が深まる
コンサルティングの長期インターンシップ求人・募集一覧

③情報通信(IT・WEB)

情報通信(IT・WEB)は、コンピューターやインターネットなどの情報技術を活用し企業や人々に有益なサービスを提供する業界です

IT・WEB系と聞くと、理系職種をイメージする場合が多いですが、実は文系の経営学部生にも人気の業界。昨今注目のIT戦略やDXマネジメントの知識を活かせる就職先として人気を集めています。

IT・WEB業界は、今後も様々な産業と連携しながら伸びていく可能性が高い市場です。勢いにのるIT・WEB業界は、若手でも裁量権を持って働ける環境なので、成長意欲が高い人からも人気の高い就職先です。

企業例 平均年収
KDDI 943万円
NTTデータ 852万円
楽天 797万円
ソフトバンク 843万円
パナソニック 724万円
NTTドコモ 883万円
フジ・メディア・HD 1,621万円IR BANK

(参考;ライトハウス

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ITの長期インターンシップ求人・募集一覧

④金融業界

金融業界は、企業や個人に対して融資や金融投資、保険といったお金にまつわるサービスを提供する業界です。

金融業界というと銀行のイメージが強いですが、金融業界には証券会社や保険会社なども含まれます。

そして、日常的に数字を扱う金融業界は、経営学部で学ぶ財務や会計などの知識が活かせる就職先として人気がある業界。さらに、株価や為替といった社会経済の影響を大きく受けるため、政治や国際情勢に関心がある経営学部生からも人気を集めています。

社会経済や人々の暮らしを支える金融業界が持つ社会貢献度の高さも人気が高い理由のひとつです。

企業例 平均年収
三菱UFJ銀行 784万円
三井住友銀行 840万円
東京海上日動火災保険 886万円
みずほファイナンシャルグループ 1,044万円
ジェーシービー 658万円ライトハウス

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

▼金融のビジネス理解が深まる
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⑤メーカー

メーカーは、自社製品の開発・製造を行う業界です。

食品や自動車、医薬品といった生活に欠かせない「モノ」を生産するメーカーの経済規模は非常に大きく、日本の根幹産業となっています。効果的な販売戦略が欠かせないメーカーは、経営学部で学ぶマーケティングや営業戦略の知識を活かせることから人気が高い業界です。

自社製品の知名度を高めたり売上に貢献できたりと、仕事の成果を実感しやすいこともあって、経営学部生から毎年多くの人気を集めています。近年では、海外へ進出する企業も増えているため、国内だけにとどまらずグローバルに活躍したい人からも注目されている業界です。

企業例 平均年収
SONY 878万円
富士通 722万円
キーエンス 2,279万円
サントリー 771万円
トヨタ 743万円
任天堂 1,009万円
味の素 721万円

(参考;ライトハウス

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⑥人材業界

人材業界では、求職者と企業の間に立ち、就職活動および採用活動のサポートサービスを提供します。

経営学部では、組織論や組織マネジメントといった「ヒト」に関わる分野も学ぶため、人材業界は経営学部の知識が活かせる就職先として人気があります!

取引先企業の組織・風土に適した人材を提案したり、企業分析の知識を活かして求職者の就職活動に有益な情報を提供できるのは、経営学部で学んだ知識があるからこその強みです。

企業活動の根幹を支える「ヒト」に関わる仕事なので、やりがいを持って働ける業界としても人気です。

企業例 平均年収
リクルート 638万円
レバレジーズ 603万円
パーソルキャリア 542万円
パソナ 413万円
リンクアンドモチベーション 540万円

(参考;ライトハウス

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⑦広告業界

広告業界では、広告主の商品・サービスを発信するプラットフォーム(テレビ・ラジオ・新聞など)を提供し売上に繋げる広告物の提案・制作を行います。

市場を調査し、ターゲット層の購買意欲を刺激するプロモーション案を打ち出す広告業界は、マーケティングや消費者行動学の知識がダイレクトに活かせることから、経営学部生に人気の業界です!

また、プロモーション案をクライアントにプレゼンする機会も多いため、グループワークで鍛えたプレゼンテーション力も活かせる業界ですよ。

新商品・サービスの広告活動を通じてトレンドを生み出す影響力の大きさも、人気の高さに繋がっている理由のひとつです。

企業例 平均年収
電通 1,154万円
博報堂 1,033万円
ADKホールディングス 687万円
ジェイアール東日本企画 639万円
サイバーエージェント 619万円

(参考;ライトハウス

▼広告業界のビジネス理解が深まる
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⑧教育業界

教育業界では、学びに関する様々なサービスを提供します

教材や学習塾といった子ども向けのサービスから、資格取得やe-ランニングといった社会人向けのコンテンツまで、幅広い年代をターゲットにしている点が特徴です。

そして、教育業界は、少子化や学習ツールのICT化、女性の社会進出といった社会動向に合わせて事業をコントロールしなければいけない業界。経営学部では、社会問題や労使関係も授業で触れるため、社会のトレンドに敏感な経営学部生から人気を集めています。

また、成長・学びに関わる業界ということもあり、子どもが好きな女子学生からも人気の業界です。

企業例 平均年収
ベネッセ 659万円
学研ホールディングス 895万円Yahoo!ファイナンス
ヒューマンホールディングス 517万円
ナガセ 522万円
JPホールディングス 346万円

(参考;ライトハウス

▼教育業界のビジネス理解が深まる
教育の長期インターンシップ求人・募集一覧

⑨不動産業界

不動産業界は、住宅やオフィスなどの販売や賃貸、仲介から管理にいたるまで建物・土地にまつわる事業を展開しています。

特に、大型商業施設の建設や再開発事業といった大規模開発を行うディベロッパーが経営学部生に人気。「多くの人が楽しめる施設にするために必要なことは?」「開発予定地が住みよい街になるために必要なことは?」と経営的かつマネジメント的視点で企画するプロセスに魅力を感じる学生が多いです。

「建物」という目に見える形で仕事の成果を実感できる点でも人気を集めています。

企業例 平均年収
三井不動産 1,269万円
三菱地所 1,246万円
東急不動産ホールディングス 861万円ライトハウス
オープンハウス 621万円ライトハウス
住友不動産 1,379万円

(参考:就職四季報 2025-2026年度版)

▼不動産のビジネス理解が深まる
不動産の長期インターンシップ求人・募集一覧

⑩公務員

公務員とは、社会や人々の生活を支える公共サービスの提供を担う人たちです。

公務員は、国家機関や行政法人で働く国家公務員、地方機関で働く地方公務員の2つに分けられます。特に、地方公務員が、経営学部の知識を活かせる就職先として人気を集めています。

例えば、地元企業の産業振興や商店街の活性化を担う商工課で経営分析の知見を、観光地や特産品のアピールを担う観光課でマーケティングの知識を活かすというように経営学部の知識を活かせます!

ビジネス感覚を活かして地域に経済効果をもたらすことで、大きなやりがいを感じられる点も人気に繋がっています。

職種 平均年収
国家公務員 *¹677万円
地方公務員 *²630万円

*¹参考:令和4年国家公務員給与等実態調査の結果|人事院|*²参考:令和3年度地方公務員給与の実態

経営学部の学生に人気の職種7選

ここからは、経営学部の学生に人気の職種を紹介していきます。

  1. 営業職
  2. マーケディング職
  3. 経営企画職
  4. コンサルタント
  5. 人事職
  6. 事務職
  7. 専門職

経営学部生の強みである「論理性」「数字の強さ」が活きる職種を中心に解説していきますので、参考にしてくださいね。

①営業職

経営学部で学んだことをダイレクトに活かせる営業職は、経営学部生にダントツ人気の職種です。

営業職は、顧客が抱える問題に自社商品・サービスを提案することで、売上を生み出す仕事。

市場・顧客ニーズを的確に掴む力が求められますが、社会の仕組みや経営ノウハウを学んだ経営学部生であれば、説得力ある商談を武器に成果を上げられるでしょう。

営業職は、全ての業界で求められる職種です。自分のキャリアビジョンや興味にマッチした営業職へ就職するためにも、業界・企業研究はしっかりと取り組みましょうね。

営業職の年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
海外営業 962.3万円 1027.8万円 607.4万円
法人営業(金融) 836.4万円 869.2万円 573.5万円
営業企画 792.3万円 874.8万円 615.5万円
代理店営業 749.5万円 853.6万円 543.3万円
法人営業 733.4万円 785.7万円 520.5万円
個人営業 546.0万円 633.6万円 437.6万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

営業職は、対象となる顧客によって年収が大きく変わります。特に英語力や専門知識が求められる「海外営業」や「法人営業(金融)」は年収が高く、年収1,000万円越えを狙うことができます。

▼営業のビジネス理解が深まる
営業の長期インターンシップ求人・募集一覧

②マーケティング職

マーケティング職も経営学生に人気の職種です。

マーケティング職は、自社商品・サービスの売上アップを狙って市場調査を行い、商品企画や販売戦略を考えることが仕事です。

経営学部で学ぶマーケティングの4P論(Product:製品、 Price:価格、Place:販売場所、Promotion:販促)を活かして仕事ができることから、経営学部生の人気を集めています!

マーケティング職は、市場を読み解く分析力、社会のニーズやトレンドをキャッチする力が求められます。マーケティング職に興味がある人は、普段からアンテナを広く張って情報収集をするスキルを身につけておきましょう。

マーケティング職の年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
マーケティング 734.8万円 830.5万円 621.5万円
デジタルマーケティング 674.0万円 753.0万円 572.4万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

マーケティング職には幅広い手法があります。そのうちの1つであるデジタルマーケティング職は、近年のデジタル化の影響を受け、次第に需要が高まっています。

同調査の20代の職種別年収ランキングでは5位にランクインするなど、より若い世代で主流となりつつデジタルマーケティング職は、その需要の高まりに比例して年収の向上が期待できる職業です。

▼マーケティングのビジネス理解が深まる
マーケティングの長期インターンシップ求人・募集一覧

③経営企画職

経営企画職は、中長期にわたる経営企画の策定や実行、新規事業の立ち上げなどを行う職種です。

経営状況の正確な把握や新規事業のアイデア出し、組織改革といった事業運営の中核を担うため、経営に関する専門的な知識が幅広く求められます。

経営学部で学んだ経営・営業戦略、財務、会計など、様々な角度から身につけた事業運営の知識が大いに活かせるため、経営学部生に人気の職種となっています。

経験値が求められる職種なので、新卒で配属される可能性は低いですが、別の職種で実績を積み、将来的に活躍するケースが多いです。

経営企画職の年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
経営企画職 1,002.6万円 1,076.0万円 674.3万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

経営企画職は、企業の成長や変革に関わる重要なポジションです。経営学部での知識を活かせる一方で、業務の難易度が高く幅広いスキルや経験が求められるため、年収水準は高い傾向があります。

平均年収は1,000万円を超えており、職種別平均年収ランキングでは3位に位置している人気の高い職種です。自身のスキルを活かしながら成長と高い年収のどちらも掴みたい、向上心の高い人にはおすすめの職業です。

▼企画のビジネス理解が深まる
企画の長期インターンシップ求人・募集一覧

④コンサルタント

コンサルタントは、企業が抱える経営課題を特定し、課題解決に向けた戦略・方策を提案する職種です。

最近では、解決案の提案だけでなく、実行支援まで関わるケースも増えています。

企業の経営・組織状態を徹底して分析する際は、経営学部で学ぶ経営戦略や組織論、財務・会計の知識が役立つため、経営学部生に人気の職種!

また、経営学部で社会全体の仕組みを学んでいることから、企業経営のサポートを通じて社会に貢献したいと考える人からも人気です。

コンサルタントは、企業経営のスペシャリストして起業する人も多いので、将来自分でビジネスを立ち上げたい人からの人気も集めています。

コンサルタントの年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
戦略・経営コンサルタント職 1,193.5万円 1,251.8万円 918.2万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

平均年収は1,000万円を超えており、職種別平均年収ランキングでは1位にランクインしている最も人気の高い職種です。

コンサルタントの給料が高い理由は、企業の経営課題を解決するために高い提案力や課題解決力を武器とし、クライアントに高いバリューを提供していることが挙げられます。

また、コンサルティング業界は、市場環境の急激な変化やDXの推進などの影響もあって「日本で唯一の成長産業」ともいわれており、今後もコンサルの需要の高まりと共に給料も上昇していくことが予想されます。

▼コンサルタントのビジネス理解が深まる
コンサルタントの長期インターンシップ求人・募集一覧

⑤人事職

人事職は、会社の発展に必要な人材の採用・育成を担う職種です。

採用活動や教育体制の整備など、企業の「人」に関わる仕事全般に携わります。

人が相手の仕事ではあるものの、会社の経営方針や事業計画を理解し、戦略的に採用計画を立てることが求められるため、実はビジネス視点が重要な仕事でもあります。

さらに、採用活動=自社PRなので、プレゼンテーション能力も超重要!そのため、経営論や組織運営を学んでいる、ゼミでプレゼンに慣れている経営学部生からは、知識や経験が活かせる職種として人気です。

組織の成長を間近に感じながら、経営・戦略的思考も身につくやりがいあるお仕事です。

人事職の年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
人事職 723.8万円 880.2万円 554.3万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

人事職は、職種別平均年収ランキングで43職種中19位に位置しており、平均年収も約700万円と高い年収が得られます。人事職は花形と言われることもありますが、それはヒトに関する仕事を担当しているからです。

人的資本の不足が問題となりつつある日本の企業にとって、ヒトを扱う人事の重要性が増すと共に、人事職の年収も高くなっています。

▼人事のビジネス理解が深まる
人事の長期インターンシップ求人・募集一覧

⑥事務職

事務職は、パソコンや管理システムを利用したデータの入力やプロジェクト進行に必要な書類・資料の作成といった仕事を行います。

特に、企業のキャッシュフローを管理する経理事務は、経営学部で学んだ会計や財務の知識が活かしやすいため、人気が高い職種です。

さらに、営業事務として営業職のフォローに入る際は、原価や利益率、ロス率といった経営学部ならではの数字感覚が役立ちます。企業の利潤に数字で関わる事務職は、簿記の資格を持っていると選考で有利に働きます。

経営学部で学んだことの力試しもかねて、簿記資格の取得にもチャレンジしてみてくださいね。

事務職の年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
国際・貿易事務 454.0万円 559.7万円 417.8万円
事務職 357.7万円 434.3万円 348.3万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

事務職の年収は、企業規模の大きさもしくは英語力など特定の専門スキルを持ち合わせているかによって変化するため、高い年収を狙いたい人は学生の内から自身のスキルアップを目指していきましょう。

▼事務職のビジネス理解が深まる
事務の長期インターンシップ求人・募集一覧

⑦専門職

経営学部で学んだ知識を活かして資格を取得し、専門職に就くルートも人気です。

具体的には、税理士や公認会計士などの専門職が挙げられます。企業の会計・税務のスペシャリストとして、企業の収支を細かくチェックし整合性を確認する仕事のため、経営学部で学んだ会計・財務の知識をフルに活かせます。

また、健全な企業経営に欠かせない職のため、需要が高く、仕事が安定している点も人気がある理由のひとつです。経験・実績を積めれば、個人事務所の立ち上げも見込める職種なので、独立・起業を視野に入れている人から特に人気がある職種です。

専門職の年収

職種 平均年収 男性平均年収 女性平均年収
内部統制・内部監査 985.6万円 1028.8万円 799.1万円
法務・知財・特許 833.3万円 954.0万円 634.9万円
経理・財務・会計 697.8万円 824.3万円 482.0万円

(引用:日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」

会計や税務などの専門職は平均年収が非常に高く、1,000万円以上を稼ぐことも出来るため、将来の生活を安定させたいと考えている人にはおすすめの職業です。

女性の平均年収に焦点を当てると、その他の職業と比べても高い年収を得ることができます。これは高い専門性が求められる職業に見られる特徴です。これまでの経験を活かしながらも働きながら専門性を高めていきたいと考えている人にはおすすめの職業です。

経営学部が就職に有利な4つの理由

ビジネスシーンで役立つ知識を学べる経営学部。仕事に活かせる知識があることから、経営学部生は「就職で有利!」と言われています。ここからは、経営学部が就職で有利な理由をさらに深掘りして解説していきます。

  1. 幅広いビジネス知識を学べるから
  2. 学習内容を業務に活かすことができるから
  3. 論理的に考える力が身につくから
  4. ディスカッション能力が身につきやすいから

それぞれ解説します。

①幅広いビジネス知識を学べるから

経営学部で得た幅広いビジネス知識があることで、就職が有利に動きます。

経営学部では、経営戦略やマーケティング論、組織論から社会経済にいたるまで、ビジネスシーンに必要な知識を幅広く学びます。

学生のうちからビジネス知識を得ていることから、採用担当者には即戦力として期待できる魅力的な人材に映ります。

また、授業を通じて働くことの意義や組織における自身の在り方について視野を広げていることも重なり、就職意識の高い人物としても魅力的です。

経営学部でビジネスシーンに直結する知識・姿勢を学んできたこと自体が強みとなって、就職が有利に働くケースが多いです。

②学習内容を業務に活かすことができるから

学習内容を業務に活かせる点も経営学部の強みです。

実は、経営学部で学んだ事業分析や統計学、組織論などは、仕事の進め方に応用できる内容です。

例えば、数字や根拠に基づく資料づくりのスキルや組織の生産性を意識した判断力は、入社1年目から仕事に活かせるものばかり。教える側の負担が軽くなることはもちろん、指導スピードをアップできるので、企業からすると入社後の活躍に期待が持てる人材です。

経営学部の学びを通じて社会人感覚を身についている点が、就活における大きなアドバンテージに繋がっています。

③論理的に考える力が身につくから

経営学部で身につけた論理的に考える力およびビジネス数字に強い点が、就活では強みとして発揮されます。

経営学部は、経営分析や統計学などの授業で日常的に数字に触れているため、自然とビジネス数字に強くなりますよね。

しかし、重要なのは、数字に慣れていることではなく、数字を使って論理的に考える力が身についている点です。根拠・裏付けを重視するビジネスシーンにおいて、数字を使って論理的に考えられる人は、就活で高評価を得やすいです。

数字に基づき論理的に物事を考えられるスキルは、他の文系学部と差をつけられる強みとしてどんどんアピールしていきましょう!

④ディスカッション能力が身につきやすいから

グループワークやゼミ活動でディスカッション能力が身につきやすい点も大きな強みです。

企業のケーススタディを学ぶ機会が多い経営学部では、ディスカッションの授業が多い傾向にあります。データを収集する力、論理的に伝える力といったディスカッション能力は、仕事に直結するスキルとして企業側に好印象を与えます。

また、広告戦略の構築や新規事業の立案といった本格的なビジネステーマで、ディスカッション経験を重ねている点も強みのひとつ。経営学部で身につけたディスカッション能力が、仕事に活きる実践的なスキルとして選考で評価される場合が多いです。

経営学部の就職が有利になる5つの方法

経営学部の就職を有利に進めていくためには、事前の準備がカギを握ります!

  1. 短期インターンに参加する
  2. 長期インターンに参加する
  3. OB訪問・OG訪問に力を入れる
  4. WEBテスト・SPI対策を行う
  5. 就活エージェントを活用する

経営学部の就職が有利になるコツを紹介していきますので、取り組みやすい項目からチャレンジしてみてくださいね。

①短期インターンに参加する

短期インターンへ積極的に参加しましょう!

短期インターンに参加することで、経営学部での学びが仕事内容にマッチするか判断できますし、企業理解が深まることで応募時の志望動機も作りやすくなります。

さらに、短期インターンに参加すると、早期選考やインターン参加者優遇といった特別な案内をもらえることも。早期選考のルートに乗れれば、大学3年生のうちに内定がもらえる可能性も十分あります。

企業側も優秀な学生の囲い込みを狙って、積極的に短期インターンを開催していますので、興味ある業界・企業の情報は細めにチェックしましょう(インターンシップ探しのおすすめサイトはこちら

②長期インターンに参加する

就活を有利に進めるなら、長期インターンの経験も重要です。

長期インターンとは、数か月にわたって一企業の仕事に携わるキャリアプログラム。営業や企画など、社員に近い仕事を任せてもらえるので、経営学部の学びを実践の場でブラッシュアップできます。

経営学部で学んだ知識が、現場の経験を通じて生きた知識に変わるので、選考時に評価されやすくなる点もポイントですよ。

また、長期インターンでの仕事ぶりが評価されると、一部選考免除といった優遇が受けられることも。経営学部生としての経験値を上げながら、選考を有利に進められる可能性がある長期インターンは、参加価値が高い活動としておすすめです。

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③OB訪問・OG訪問に力を入れる

OB・OG訪問を積極的に行う

OB訪問・OG訪問も積極的に取り組みましょう!

OBOG訪問とは、志望業界・企業で働いている先輩を訪問し、仕事内容や社風などの話を聞く活動です。業界・企業のリアルな話を聞きつつ、経営学部での学びが今の仕事にどう活かせているか参考にさせてもらうと良いでしょう。

また、OB・OGの就活対策も参考にしたいポイント。経営学部生が持つ強みを、エントリーシートや面接でどのようにアピールしたか、就活経験者の視点でアドバイスをしてもらえば、あなたの就活力も飛躍的に高まりますよ。

就活に有益な情報収集の場として、ぜひOBOG訪問に挑戦してみてくださいね。(OB訪問アプリおすすめ人気ランキングはこちら

④WEBテスト・SPI対策を行う

WEBテスト・SPI対策をする

就職を有利に進めるためには、早い時期からWEBテスト・SPI対策を行うことも重要です。

なぜなら、就活生の基礎学力や性格が掴めるWEBテスト・SPIは、多くの企業が導入している選考ステップであり、誰もが一度は通る道だからです。しかし、独特な問題設定や解法に苦戦し、テストで不合格になってしまう人も少なくありません。

とはいえ、WEBテスト・SPIの解法パターンは、ある程度決まっているので、数字に強い経営学部生であれば、スムーズに解法を身につけられるでしょう。

WEBテスト・SPI対策向けのアプリや対策本を上手に活用し、早いうちからコツコツと勉強をしておきましょうね(SPI対策アプリおすすめ人気ランキングはこちら

⑤就活エージェントを活用する

就活のプロを頼る

最後は、就活エージェントを活用する方法です!

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経営学部の専門性を活かせる資格5選

資格を持っていると、選考時にアピールできたり資格を活かした専門職に就職できたりと、一気に選択の幅が広がります。

時間に余裕があれば、経営学部の専門性を活かせる資格を取得しておきましょう。ここから経営学部の専門性が活かせる資格を紹介していきます。

  1. 日商簿記検定
  2. 税理士
  3. 公認会計士
  4. 中小企業診断士
  5. ファイナンシャルプランナー

それぞれ解説します。

①日商簿記検定

日商簿記検定は、会計知識や財務諸表を読み解く力を証明してくれる実務的な検定です。

簿記とは、企業の財務状況を計算・記録する方法のことで、簿記検定を持っていると「数字に強い」「コスト感覚がある」という印象を与えられます。

特に、簿記2級以上であれば、より高い会計知識をアピールできるので、取得しておいて損はありません!

経営学部では、授業で簿記を学ぶ機会も多いので、抵抗感なく挑戦できる点でもおすすめの資格です。

②税理士

税理士は、税金申告や税務書類の作成など、企業や個人事業主の税務周りをフォローする職種です。

「税金」と聞くと少し身構てしまいますが、社会経済の仕組みや会計を学んできた学生にとっては、取り組みやすい資格としておすすめですよ。

また、専門性が高い資格なので、需要が無くなる可能性は低く、安定したキャリアを築きやすい点も魅力のひとつ。

経験を積んで個人事務所を開業するケースも多いので、手に職をつけたい人は税理士資格の取得も検討してみてください。

③公認会計士

公認会計士は、経営や会計の専門家として、独立した立場で経営監査を行う職種です。

経営学部で学んだ企業経営や会計の知識を活かしながら、経営パートナーとして企業経営に携われる資格です。

しかし、公認会計士の資格は、合格率7.6%の超難関資格。その分、経験を重ねれば年収が高くなることはもちろん、資格を活かして独立も視野に入れることができます。

公正な経済活動を支える公認会計士は、社会の健全な発展に貢献できる重要な仕事。

その使命に魅力を感じるのであれば、本腰を入れて資格取得に取り組んでくださいね。

④中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業が抱える経営課題を特定し、戦略の考案や実行に向けたサポートを行う専門家です。

知名度は低いものの、実は、経営コンサルタントに関する唯一の国家資格でもあります。

中小企業診断士の取得には、経営資源と呼ばれる6つの項目(ヒト・モノ・カネ・情報・法律・外部環境)を網羅した知識が求められます。

経営資源は経営学部で学ぶ分野そのものなので、授業の延長で取得できるおすすめの資格です。

中小企診断士としての就職以外にも、幅広いビジネス知識を持っている証明にもなりますので、就活のアピールポイント用に取得しておくのもおすすめです。

⑤ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、個々人のライフプランに基づいた資産設計の提案と実行をサポートできる資格です。

保険、ローン、金融、税制といったお金にまつわる幅広い知識が求められるので、社会経済の仕組みを学んでいる経営学部生にとっては比較的取得しやすい資格です。

ちなみに、ファイナンシャルプランナー2級以上の資格を持っていると、個人の金融サービスを扱う銀行や保険会社の選考で評価されやすくなります。

自分の資産設計にも役立つ一石二鳥な資格なので、まずは腕試しに挑戦してみてくださいね

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経営学部に関するよくある質問

最後に、経営学部に関するよくある質問を紹介していきます。

疑問・不安は早めに解消し、就活に向けて第一歩を踏み出しましょう!

  1. 経営学部は就職できないって本当ですか?
  2. 経営学部の女子の就職先はどうですか?
  3. 経営学部に向いている人はどんなひとですか?
  4. 経営学部の平均年収はどのくらいですか?
  5. 経営学部の就職に強い大学はどこですか?

それぞれ解説します。

①経営学部は就職できないって本当ですか?

経営学部でも就職はできます!

むしろ、経営学部で身につけた知識・経験があることで、就職が有利に進むケースの方が多いです!

なぜなら、経営やマネジメントの知識がある、経営分析や統計学を通じて数字に慣れているなど、仕事に活かせるスキルを持っていることが、そのまま評価に直結するからです。

経営学部で得た学びは、大きなアドバンテージ。自信を持って、就活を進めていきましょう!

②経営学部の女子の就職先はどうですか?

経営学部の女子は、商品企画や広報といったクリエイティブ寄りの職種に就職する傾向があります。

なぜなら、経営学部で身につけた客観性や論理性に女性ならではの豊かな感受性を組み合わせ、新しいアイデアを生み出すことを得意としているからです。

また、女性はコミュニケーション能力が高いことから、営業職に就いた先輩女子も数多くいますよ!

ビジネス的視点と柔軟性を兼ね備えた経営学部女子は、組織の活性化に貢献できる貴重な人材です。

「経営学部女子の就職先例」

  • 企業・会社の経理・営業・商品企画・広報・宣伝
  • 金融業界では営業・ファイナンシャルプランナー
  • 保険業界・不動産業の営業
  • 飲食業界・食品業界の販売・経営
  • デザインアパレル業界積極業では接客・営業・バイヤー・企画
  • 観光業界では旅行代理店の営業・企画
  • 公社団体・官公庁の事務員
  • 教師(中学校・高校教諭)
  • 経営コンサルタント など

③経営学部に向いている人はどんなひとですか?

「会社経営」「組織マネジメント」に興味がある人です!

経営学部は、経営や組織戦略、マーケティングから財務・会計など、企業経営のコアを学ぶ学部。

そのため、会社の中核を担う人材を目指したい人、独立・起業を視野に入れている人に向いています。

また、汎用性の高い知識・スキルが身につく学部なので、将来の選択肢を広げる意味で、キャリアビジョンがまだ描けていない人にもおすすめの学部です。

④経営学部の平均年収はどのくらいですか?

経営学部出身者の平均年収は、20代で389万円、30代で480万円です。

出身学部別の平均年収ランキング(20代)

順位 出身学部 平均年収
1位 医・歯・薬学 406万円
2位 情報 396万円
3位 経済・経営・商 389万円
4位 理・工 387万円
5位 法・政治 383万円

出身学部別の平均年収ランキング(30代)

順位 出身学部 平均年収
1位 医・歯・薬学 506万円
2位 理・工 495万円
3位 経済・経営・商 480万円
4位 法・政治 476万円
5位 情報 471万円

(参考:doda/出身学部別平均年収ランキング

1位の医・歯・薬学とは20万円程の差があるものの、いずれも全体順位は3位、文系学部の中ではトップの年収額を誇っています。

年収が高い企業に就職できることは、経営学部が高待遇な業界・職種への就職に強いことを意味しています。経営学部での学び・経験を武器に、ハイクラスな内定を目指しましょう!

⑤経営学部の就職に強い大学はどこですか?

愛知工業大学・経営学部、昭和女子大学・グローバルビジネス学部、東京都市大・都市生活学部が、経営学部系統の中で就職に強い大学です。

就職に強い大学は、キャリアセンターとゼミの指導教員が連携し、質の高い就職を目指して、きめ細かなサポートを行っている場合が多いです。

就活支援に対するキャリアセンターの熱意とノウハウは、就活の納得度に大きな影響を与える重要ポイント。本格的な就活が始まる前に、キャリアセンターのテンションやサポート内容は一度チェックしておきましょう!

まとめ

最後に、本記事をまとめます。

  • 経営学部で身につくビジネス知識・スキルは、仕事に直結する能力として選考で評価されやすい。
  • インターンやOBOG訪問で企業との接点を増やしたり、早めにテスト対策に取り組むことで、経営学部の就活はより有利に進められる。
  • 経営学部の強みを就活で発揮するためには、普段の授業やゼミに真摯に取り組み、1つでも多くの知識やスキルを得ていくことが大切!

経営学部生は、大学での学びを通じて様々な業界・職種に活かせる知識・スキルを身につけられます。経営学部の強みが活かせる就職先が多いからこそ、迷いが生じないように企業選びの軸を持っておくことが大切です。

早いうちから自分の価値観や強みの整理を行い、納得のいく1社を見つける準備に取り組んでくださいね。

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