経済学部の就職先おすすめ10選！人気の業界や職種ランキングを紹介

就職に有利と言われる経済学部ですが、「経済学部におすすめの就職先ってどこ？」「経済学部生が選考で有利な資格はある？」と経済学部ならではの疑問を感じる人も多いですよね。

経済学部は、ビジネスをするうえで重要な経済の動きを学ぶため、文系の中でも就職率が高くおすすめの学部です。

本記事では、経済学部の就職率や、おすすめの就職先（業界や職種）、学んだ知識が活かされるおすすめの資格まで幅広くまとめました。

経済学部の就職率は高い

『2023年学部系統別実就職ランキング』の結果によると、経済学部の就職率は「93.74%」と、法学部、文学部と比較して高い就職率の結果となりました。

経済学部の就職率が高い理由として、専攻科目によっては学習内容を業務に直接活かせることが挙げられます。

経済学部の科目には統計学や会計学などがあり、近年増加しているデータサイエンティストやどの企業でも必要とされる経理などの職種に対して直接活かすことができます。

理工学部や法学部はその専門性の高さから比較的大学院に進学する学生が多いですが、一方経済学部の場合、学んだ知識が社会や会社に大きく関係しているため、企業が即戦力として求めているのも就職率が高い理由です。

経済学部で人気の就職先10選

ここからは、経済学部生に人気の就職先を具体的に紹介していきます。

1. 総合商社・専門商社
2. 金融業界
3. メーカー
4. 広告代理店
5. 情報通信・IT業界
6. コンサルティング業界
7. 人材業界
8. 会計事務所
9. 税理士法人
10. 国家公務員・地方公務員

経済にまつわる知識を学んだ経済学部生は、あらゆる業界で活躍できるポテンシャルを持っています！しかし、選択肢が多いからこそ、どのような就職先を選べば良いか迷いが生じてしまうこともあります。

そこでここから、経済学部生の中でも特に人気の就職先を紹介していきます！ぜひ、就職先を選ぶ際の参考にしてください。

①総合商社・専門商社

総合商社・専門商社は、経済学部生に圧倒的な人気を誇る就職先です！

商社は、自社商品を売りたい企業と商品を買いたい企業の間を仲介し、企業間の販売・調達をサポートする業界です。「ヒト」「モノ」「カネ」が大きく動くため、経済活動やビジネスの仕組みを学んでいる経済学部生から人気を集めています。

また、商社は海外商品を流通させる役割も担っており、国際経済に興味がある経済学部生にとっても魅力的な業界です。日本の流通経済を支える、世界を相手に仕事ができることから、毎年高い人気を集める就職先です。

（参考：就職四季報 2025-2026年度版）

②金融業界

金融業界も経済学生から人気が高い就職先です！

金融業界は、企業や個人に対して融資や金融投資、保険といったお金に関するサービスを提供しています。

金融というと銀行のイメージが強いですが、実際は証券会社や保険会社も含まれます。お金を扱う金融業界は、経済の仕組みやお金の流れを学んできた経済学生に親和性の高い業界です。

さらに、株価や為替などの影響を大きく受けるため、日本経済や国際情勢に関心がある経済学部生からも人気です。社会経済や人々の暮らしを支える社会貢献度の高さも人気に繋がっています。

（参考：就職四季報 2025-2026年度版）

③メーカー

自社製品の開発・製造を行うメーカーは、経済学部生から毎年人気の就職先です。

文系学生がメーカーに就職する場合は営業職が多いですが、市場分析力や需要と供給の知見を活かせることから、商品企画職やマーケティング職を第一志望とする経済学部生が多い傾向にあります。

実際に、経済学部で学んだ流通経済の知識を活かして営業職を選ぶ人も多数います。メーカーと一言で言っても、メーカーの範囲は食品や自動車、機械など多岐にわたります。

自分がどのような「モノ」を通じてどのような「価値」を提供したいのか、しっかりと業界・企業研究に取り組んだうえで志望企業を選ぶことが重要です。

（参考：就職四季報 2025-2026年度版）

④広告代理店

広告主が売り出したい商品・サービスの宣伝活動を行う広告代理店は、経済学部生から人気の就職先です！

広告代理店は、最新の社会トレンドを取り入れる必要があるため、経済活動の仕組みに詳しい経済学部生が活躍しやすい環境です。

そして、効果的な広告活動には、消費者行動を的確に掴む分析力が必要不可欠です。マクロとミクロの両方の視点で分析する力が求められる点も、経済学部生から人気を集める理由のひとつです。

また、広告代理店は商品・サービスの宣伝活動を通じて、トレンドを生み出す力を持っているため、こうした時代を作る影響力の大きさも人気に繋がっています！

（参考；ライトハウス）

⑤情報通信・IT業界

ここ数年、情報通信・IT業界に就職する経済学部生が増えています！

情報通信・IT業界と聞くと、理系学生をイメージする場合が多いですが、実は経済学部で学んだ知識が活かせる業界でもあります。特に、携帯電話会社やソフトウェア開発会社は市場の変化が著しく、顧客ニーズを掴みながら、最新の商品・サービスを提供する必要があります。

大学で学んだ社会経済の知識や市場分析力が活かせることから、情報通信・IT業界は、経済学部生から人気を集めるようになりました。IT・テクノロジーに関する領域は、今後も伸びていく業界です。こうした成長性の高さも人気を集める理由のひとつです！

（参考；ライトハウス）

⑥コンサルティング

企業が抱える経営課題を特定し、解決および成長へ導くコンサルティング業界に興味を持つ経済学生も多いです。

経済活動の基本となる「ヒト」「モノ」「カネ」を深く学ぶ経済学部生にとって、学んだ知識が活かせるコンサルティングは常に人気の業界です。

経営改善やDX戦略の立ち上げ、人事といった全社を巻き込んだ改革業務に携わるため、ビジネスパーソンとして成長したい経済学部生からも人気を集めています。

コンサルティング関連の資格も複数あるので、事前に資格を取得しておくと就活で有利になるケースも多いです。

（参考：ライトハウス）

⑦人材業界

就職エージェントや転職エージェント、人材派遣業といった人材業界も人気の就職先です！

経済学部生の中には、他学部聴講制度を利用して他の学部の授業に参加する人もいます。その制度を使って組織論やマネジメント論などを学んだことで、人材領域に興味を持つ経済学部生も多数います。

人材業界では、企業と求職者の需要バランスをみながらマネジメントを行うため、市場分析や数字を使って物事を考えることが得意な経済学部生は、特に興味を持ちやすいです。

企業活動の根幹を支える仕事なので、やりがいを持って働ける業界として毎年人気を集めています。

（参考；ライトハウス）

⑧会計事務所

会計事務所も経済学部生に人気の就職先です！

会計事務所では、企業や個人の税務相談や申告業務、記帳代行といった税務・会計に関するサポートを行います。公認会計士や税理士資格などを持つ人が独立・開業し、個人事務所として運営しているケースが多いです。

資格取得が必須に思えますが、決算書の作成や会計業務のフォローなど、資格が無くてもできる仕事もあります。入社後は、実務経験を積みながら日商簿記などの資格を取得したりと、努力次第でキャリアアップが目指せます。

（参考：openwork）

⑨税理士法人

会計学の知識をダイレクトに活かせる税理士法人は、経済学部生に人気の就職先です。

税理士法人では、主に法人・個人事業主の税務業務をサポートしますが、最近ではコンサルティング業にも対応範囲を広げつつあります。税理士法人への就職は、①事務職として就職 ②資格を取って税理士として就職するといったパターンがあります。

事務職なら資格が無くても就職は可能ですが、税理士での就職を検討しているのであれば、資格取得は必須です。税理士としてのキャリアアップを目指すのなら、できるだけ早いうちから試験勉強に取り組む必要があります。

（参考：openwork）

⑩国家公務員・地方公務員

国や地方の行政・経済に関わる公務員は、経済学部で身につけた知識が活かせることから人気の就職先です。

国家公務員には総合職と一般職の2職種があり、総合職はいわゆるキャリア官僚、一般職は現場で総合職の企画内容を実行する職種です。

一方、地方公務員は、地方自治体の行政サービスを担当し、地域密着型の仕事を担います。公務員採用試験では、社会科学や数学が出題範囲に含まれるため、文系の中でも数字を得意とする経済学部生には有利な側面も！

堅実性や貢献度の高さもあって、毎年一定の人気を誇る就職先です。

*¹参考：令和4年国家公務員給与等実態調査の結果｜人事院｜*²参考：令和3年度地方公務員給与の実態

経済学部の学生に人気の職種7選

ここからは、経済学部の学生に人気の職種を紹介していきます。

1. 営業職
2. マーケディング職
3. 人事職
4. 事務職
5. 税理士
6. 公認会計士

経済の仕組みや流れを学ぶ経済学部は、ビジネスの基礎知識が身につくことから、様々な職種へ応募しやすい点が特徴です！

一方で、選択肢がありすぎて選ぶに選べないというケースもあるようです。そこでここから、経済学部生に人気の職種を6つに絞って紹介していきます。

①営業職

自社商品・サービスを取引先に売り込む営業職は、経済学部生に人気の職種です。

営業職が取引先に商品・サービスを購入してもらうためには、市場・顧客ニーズを掴んだ提案力が求められます。経済の仕組みや時事に詳しい経済学部生は、ニーズを掴むことが得意なため、学びを活かせる職種として注目されやすいです。

そして、営業職で身につくニーズ把握力やコミュニケーション能力は、汎用性の高い社会人スキルでもあります。社会人としての実力をつけるために、キャリアのファーストステップとして営業職を選ぶ経済学部生も多いです。

営業職の年収

（引用：日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」）

営業職は、対象となる顧客によって年収が大きく変わります。特に英語力や専門知識が求められる「海外営業」や「法人営業（金融）」は年収が高く、年収1,000万円越えを狙うことができます。

②マーケティング職

需要分析をもとに商品企画や広告宣伝案を考え、商品・サービスの売上拡大を狙うマーケティング職も人気です。

具体的には、アンケート調査の実施や社会調査の集計・分析を行い、消費者の需要動向を掴んでいくリサーチャー的仕事を行います。そのため、社会経済を学んでいる、データの分析手法が身についている経済学部生から、学びが活かせる職種として大人気です！

リサーチ専門会社や広告代理店などのマーケティング職に就くと、様々な企業のリサーチ業務を代行します。多種多様な案件に携わりながら視野を広め、マーケティング職のプロとしてキャリアアップしていく先輩も多いです。

マーケティング職の年収

（引用：日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」）

マーケティング職には幅広い手法があります。そのうちの1つであるデジタルマーケティング職は、近年のデジタル化の影響を受け、次第に需要が高まっています。

同調査の20代の職種別年収ランキングでは5位にランクインするなど、より若い世代で主流となりつつデジタルマーケティング職は、その需要の高まりに比例して年収の向上が期待できる職業です。

③人事職

会社の発展に必要な人材の採用・育成を担う人事職は、経済学部生に人気の職種です。

人事職は、選考活動や就職イベントの開催、教育体制の整備など、企業の「ヒト」に関わる仕事を進めます。ヒトが相手の仕事ですが、実は高い分析力が求められる仕事です。

採用結果を集計・分析したり、就活生の動向を予測して最適なPR活動を行ったりと、市場調査に近い仕事も行います。そのため、データ分析や社会動向へのキャッチアップが得意な経済学部生から特に人気の職種です！

組織の成長を間近に感じながら、経済学部で身につけたスキルが活かせるやりがいあるお仕事です。

人事職の年収

（引用：日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」）

人事職は、職種別平均年収ランキングで43職種中19位に位置しており、平均年収も約700万円と高い年収が得られます。人事職は花形と言われることもありますが、それはヒトに関する仕事を担当しているからです。

人的資本の不足が問題となりつつある日本の企業にとって、ヒトを扱う人事の重要性が増すと共に、人事職の年収も高くなっています。

④事務職

事務職も経済学部生に毎年人気の職種です。

事務職は、パソコンや管理システムを利用したデータの入力やプロジェクト進行に必要な書類・資料の作成といった仕事を行います。特に、企業のキャッシュフローを管理する経理事務は、会計や財務の知識を活かしやすいため、経済学部生から人気の職種です！

さらに、営業事務として営業職のフォローに入る際は、原価や利益率、ロス率といった数字で物事を考えられる力が役立ちます。企業の利潤に数字で関わる事務職は、簿記の資格を持っていると選考で有利です。経済学部で学んだことの力試しもかねて、簿記資格の取得にも挑戦してみてくださいね。

事務職の年収

（引用：日系転職版 「年収大解剖 2023年版大卒年収調査」）

事務職の年収は、企業規模の大きさもしくは英語力など特定の専門スキルを持ち合わせているかによって変化するため、高い年収を狙いたい人は学生の内から自身のスキルアップを目指していきましょう。

⑤税理士

お金の流れや社会制度を学んできた経済学部生にとって、税理士は人気かつ憧れの職種です。

税理士は、税金申告や税務書類の作成など、企業や個人事業主の税務周りをフォローします。法人税や所得税、固定資産税など、税金には様々な種類があるため、これらの税金をしっかりと納めるためには、税理士のような専門職が必要不可欠です。

そのため、今後税理士の需要が無くなる可能性は低く、安定したキャリアを築きやすい点が魅力的な職種でもあります。経験を積んで個人事務所を開業するケースも多いので、手に職をつけたい人は税理士資格の取得も検討してみてください。

税理士の年収

（引用：厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」）

⑥公認会計士

公認会計士は、経営や会計の専門家として、独立した立場で経営監査を行う職種です。

財務状況の調査や法令遵守の確認など、経済学部で学んだ知識を活かしながら経営者のパートナーとして活躍できるため、手堅いキャリアを積みたい経済学部生から人気を集めています。

合格率7.6％の超難関資格ではあるものの、実績を重ねていけば独立も可能な点も人気を集める理由です。公正な経済活動を支える公認会計士は、社会の健全な発展に貢献できる重要な仕事です。その使命に魅力を感じるのであれば、本気で資格取得に取り組んでみてください。

公認会計士の年収

（引用：厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」）

経済学部が就職に有利と言われる３つの理由

文系学部の中でも就職に有利と言われる経済学部。経済学部が就職に有利と言われるのは、経済学部で学べる範囲に理由があります。そこでここから、経済学部が就職に有利な3つの理由を解説していきます！

1. 経済の仕組みを学べるから
2. 幅広い業界で使える知識が身につくから
3. データ分析など数字を扱うことも多いから

それぞれ解説します。

①経済の仕組みを学べるから

経済学部では、ビジネスをするうえで重要な経済の仕組みを学べるため、就職活動を有利に進められます！

経済学部では、個人の消費活動から企業の経済活動、政府の経済政策にいたるまで「経済」に関連する様々な領域を学びます。

また、経済の歴史や思想も学ぶため、過去の経済事象をヒントに、現代の経済問題を捉える力が身につきます。

さらには、経済のグローバル化に合わせて世界経済の最新動向も学ぶため、世界の社会構造も理解できている点が経済学部生の特徴です。

日本・世界経済に関する知識は社会人の基本。ビジネスで活かせる基礎的な経済知識をすでに身につけている点が、経済学部生の就職を有利にさせる理由のひとつです。

②幅広い業界で使える知識が身につくから

経済学部では、幅広い業界で使える知識を身につけられるため、就職活動を有利に進められます。

経済学部では、細部に注目した視点（ミクロ）と広範囲の視点（マクロ）の両軸で経済を学びます。

そのため、個人家計のような小さな視点から国家・世界といった大きな視点まで、ヒト・モノ・カネの動きや関係性を理解していきます。

様々な角度かつ複数の視点で経済の仕組みを捉えられる力が、実は経済学部生の強みに繋がっています！

日本経済の理解は、どの業界でも共通して求められる社会常識。広く深い経済知識を持つ経済学部生は、様々な業界の就職で有利に働くケースが多いです。

③データ分析など数字を扱うことも多いから

経済学部では、論理的思考力に重要なデータ分析など数字を扱うことも多いため、就職活動を有利に進められます。

経済学は、数字を使って経済現象を具体化し、その現象が起こる背景や意味を考察する学問です。

特にミクロ・マクロ経済学、統計学、計量経済学で数学がメインになるような教科ですよね。

そして、重要なポイントは、数字を扱えることではなく、数字を使って課題を発見し解決策を導き出す分析力です。

数字を使って論理的に考える力は、社会人でも重要なスキルであり、特にマーケティング職では大いに役立ちます。

社会で活かせるデータ分析力を学生のうちから学んでいる点は、他の学生にはない大きな強み。実務に直結したスキルを身につけていることが、経済学部生の就活が有利に進む理由に繋がっています。

経済学部の就職が有利になる５つの方法

経済学部の就職を有利に進めていくためには、事前の準備がカギを握ります！

1. 短期インターンに参加する
2. 長期インターンに参加する
3. OB訪問・OG訪問に力を入れる
4. WEBテスト・SPI対策を行う
5. 就活エージェントを活用する

経済学部の就職が有利になるコツを紹介していきますので、取り組みやすい項目からチャレンジしてみてくださいね。

①短期インターンに参加する

短期インターンへ積極的に参加しましょう！

短期インターンに参加することで、経済学部での学びが仕事内容にマッチするか判断できますし、企業理解が深まることで応募時の志望動機も作りやすくなります。

さらに、短期インターンに参加すると、早期選考やインターン参加者優遇といった特別な案内をもらえることも。早期選考のルートに乗れれば、大学3年生のうちに内定がもらえる可能性も十分あります。

企業側も優秀な学生の囲い込みを狙って、積極的に短期インターンを開催していますので、興味ある業界・企業の情報は細めにチェックしましょう（インターンシップ探しのおすすめサイトはこちら）

②長期インターンに参加する

就活を有利に進めるなら、長期インターンの経験も重要です。

長期インターンとは、数か月にわたって一企業の仕事に携わるキャリアプログラム。営業や企画など、社員に近い仕事を任せてもらえるので、経済学部の学びを実践の場でブラッシュアップできます。

経済学部で学んだ知識が、現場の経験を通じて生きた知識に変わるので、選考時に評価されやすくなる点もポイントですよ。

また、長期インターンでの仕事ぶりが評価されると、一部選考免除といった優遇が受けられることも。経済学部生としての経験値を上げながら、選考を有利に進められる可能性がある長期インターンは、参加価値が高い活動としておすすめです。

③OB訪問・OG訪問に力を入れる

OB訪問・OG訪問も積極的に取り組みましょう！

OBOG訪問とは、志望業界・企業で働いている先輩を訪問し、仕事内容や社風などの話を聞く活動です。業界・企業のリアルな話を聞きつつ、経済学部での学びが今の仕事にどう活かせているか参考にさせてもらうと良いでしょう。

また、OB・OGの就活対策も参考にしたいポイント。経済学部生が持つ強みを、エントリーシートや面接でどのようにアピールしたか、就活経験者の視点でアドバイスをしてもらえば、あなたの就活力も飛躍的に高まりますよ。

就活に有益な情報収集の場として、ぜひOBOG訪問に挑戦してみてくださいね。（OB訪問アプリおすすめ人気ランキングはこちら）

④WEBテスト・SPI対策を行う

就職を有利に進めるためには、早い時期からWEBテスト・SPI対策を行うことも重要です。

なぜなら、就活生の基礎学力や性格が掴めるWEBテスト・SPIは、多くの企業が導入している選考ステップであり、誰もが一度は通る道だからです。しかし、独特な問題設定や解法に苦戦し、テストで不合格になってしまう人も少なくありません。

とはいえ、WEBテスト・SPIの解法パターンは、ある程度決まっているので、数字に強い経済学部生であれば、スムーズに解法を身につけられるでしょう。

WEBテスト・SPI対策向けのアプリや対策本を上手に活用し、早いうちからコツコツと勉強をしておきましょうね（SPI対策アプリおすすめ人気ランキングはこちら）

⑤就活エージェントを活用する

最後は、就活エージェントを活用する方法です！

就活エージェントとは、企業と就活生のマッチングを目的にした人材サービス。専属のキャリアアドバイザーが、求人紹介から選考対策に至るまで、就活を総合的にサポートしてくれます。

キャリアアドバイザーは、経済学部生の知識が活かせる企業探しのコツや経済学部生の強みを活かした面接対策など、就活のスペシャリストとして有益な情報を提供してくれます。

基本的なESの書き方や面接ノウハウから丁寧に指導してくれるので、就活対策の第一歩として就活エージェントを活用してみましょう！（就活エージェントおすすめ人気ランキングはこちら）

経済学部の専門性を活かせる資格5選

経済学部の専門性を活かせる資格を解説していきます。

特に、経済学部生が持っていると就活で有利になる資格を中心に紹介していきます。

就活が有利になることはもちろん、社会人になってからも活きる資格なので、時間を見つけて勉強してみてください！

1. 日商簿記検定
2. 税理士
3. 公認会計士
4. 中小企業診断士
5. ファイナンシャルプランナー

それぞれ解説します。

①日商簿記検定

日商簿記検定は、会計知識や財務諸表を読み解く力を証明してくれる実務的な検定です。

簿記とは、企業の財務状況を計算・記録する方法で、会計知識や財務諸表を読み解く力を証明する実務的な検定です。

企業の財務諸表を読み解く力や貸借対照表・損益計算書の作成に必要な知識が身につくので、経理職を目指す人はもちろん、将来マネジメント職に就きたい人にもオススメの資格ですよ。

日商簿記検定は、お金の流れを学んでいる経済学部生にとって比較的取得しやすい資格です。

会計知識の専門性をアピールできる2級以上の取得を目指しましょう！

②税理士

税理士は、税金申告や税務書類の作成など、企業や個人事業主の税務周りをフォローする職種です。

税理士として働くためには税理士資格が必須ですが、5科目の試験に合格することに加え、2年以上の実務経験が求められるので、長期スパンでのスケジューリングが重要です。

専門性の高い税理士資格を取得すれば、安定したキャリアステップが築きやすい点も魅力のひとつです。

経済学部の知識を活かして手に職をつけたい人は、税理士資格の取得も視野に入れてみてください。

③公認会計士

公認会計士は、経営・会計の専門家として、独立した立場で経営監査を行う職種です。

主に監査法人で働き、企業の税務相談から税務申告、財務諸表の監査といった仕事を行います。

最近では、経営の専門家としてコンサルティング的な仕事に携わることも多くなっている職種です。

会計・数字に強い経済学部におすすめではあるものの、公認会計士は弁護士や医師と並ぶ難関資格でもあります。

在学中に公認会計士の資格取得を目指すのであれば、勉強漬けの学校生活を送るくらいの気持ちが必要です。

④中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業が抱える経営課題を特定し、戦略の構築や実行に向けたサポートを行う専門家です。

知名度は低いですが、実は、経営コンサルタントに関する唯一の国家資格です。

一次・二次試験を突破することで、中小企業診断士登録に必要な実務補習が受けられるようになるものの、必要勉強時間が約1000時間と言われていることから難易度の高さが伺えます。

難しい資格ではありますが、社会や経済の知識を証明できる資格なので、将来経営コンサルティングを目指す人は取得して損のない資格です。

⑤ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、個々人のライフプランに基づいた資産設計の提案と実行をサポートできる資格です。

ファイナンシャルプランナーの資格を取得すると、個人の資産設計・実行に必要な知識を証明できます。

試験では、社会保険、金融の仕組み、税制などの知識が求められるので、社会経済を学んだ経済学部生におすすめの資格です。

ファイナンシャルプランナーは、国家資格のFP技能士、民間資格のAFPとCFPの3種類があります。

AFPを受けるためにはFP技能士2級が受験資格となり、さらにCFPには実務経験が必須となるので、まずはFP技能士から取り組むと良いでしょう。

金融業界を目指す人は、リテラシーの高さを証明できる2級以上の取得がおすすめです！

経済学部に関するよくある質問

最後に、経済学部に関するよくある質問を紹介していきます。

疑問・不安は早めに解消し、就活に向けて第一歩を踏み出しましょう！

1. 経済学部は就職できないって本当ですか？
2. 経済学部の女子の就職先はどうですか？
3. 経済学部に向いている人はどんなひとですか？
4. 経済学部の平均年収はどのくらいですか？
5. 経済学部の就職に強い大学はどこですか？

それぞれ解説します。

①経済学部は就職できないって本当ですか？

経済学部でも就職できます！

経済学部で学んだ知識は、社会に出てからすぐに活かせるので、選考で高評価を得ることの方が多いです！

経済学部では、ヒト・モノ・カネの動きや関係性を「ミクロ」と「マクロ」の視点で学んできたと思います。

多角的に物事を捉える視点を身につけてきたことが、思考力の高さとして評価に繋がることが多いです。

経済学部での学びを強みに変え、即戦力人材としてアピールしていきましょう!

②経済学部の女子の就職先はどうですか？

経済知識の豊富さや数字に慣れている強みを活かし、金融業や保険業界に就職する先輩が多いです。

経済学部で学んだお金や経済の知識を、金融商品の販売や資産運用の提案などで大いに発揮できる点が大きな理由です。

また、ヒト・モノ・カネが大きく動く商社やメーカーで活躍する先輩たちも多数います！

経済学部女子は、ビジネス知識を幅広く身につけているため、どの業界でも重宝される人材です。

就職先の選択肢は多いので、自分のキャリアビジョンに合う企業をしっかり選び出しましょう。

③経済学部に向いている人はどんなひとですか？

社会の仕組みに関心を持っている人が向いています！

経済学は、経済現象が社会や人々の暮らしに与える影響を考察する学問。

そのため「社会の発展や人々の暮らしをより良くしたい！」と考える人は、特に経済学部に向いています。

また、数字を使って経済事象を分析することが多いので、論理的に物事を考えることが得意な人も向いていますよ。

経済学部で身につく分析力や課題解決力を、ぜひ社会発展のために活かしてくださいね！

④経済学部の平均年収はどのくらいですか？

経済学部出身者の平均年収は、20代で389万円、30代で480万円です。

出身学部別の平均年収ランキング（20代）

出身学部別の平均年収ランキング（30代）

（参考：doda/出身学部別平均年収ランキング）

1位の医・歯・薬学とは20万円程の差があるものの、いずれも全体順位は3位、文系学部の中ではトップの年収額を誇っています。

年収が高い企業に就職できていることは、経済学部が高待遇な業界・職種への就職に強いことを意味しています。

経済学部での知識を武器に、ハイクラスな内定を目指しましょう！

⑤経済学部の就職に強い大学はどこですか？

ノースアジア大学・経済学部（実就職率98.3％）、大和大学・政治経済学部（実就職率97.7％）、名城大学・経済学部（実就職率96.3％）が経済学部系統の中で就職に強い大学です。

就職に強い大学は、キャリアセンターと各学科の就職担当教員やゼミの指導教員が連携し、質の高い就職を目指して丁寧なサポートを行っているケースが多いです。

本格的な就活が始まる前にキャリアセンターのサポート内容は必ずチェックしておきましょう！

まとめ

最後に本記事をまとめます。

• 経済学部で身につく社会経済の知識や分析力は、実務に活かせるスキルとして評価されやすい。
• インターンやOBOG訪問で企業と接点を増やしたり、早めに就活対策に取り組むことで、経済学部の就活はより有利に進められる。
• 経済学部の強みを就活で発揮するためには、普段の授業やゼミにしっかり取り組み、知識やスキルを主体的に吸収する姿勢が大切！

経済学部生は、社会経済や分析力に優れているため、就活で有利になるケースが多々あります。

さらに、経済学の勉強は、業界・企業研究に活かせるポイントも学べるので、就活対策にも繋がる知識を得られる一石二鳥の学問です！

日々の勉強で知見を深めつつ、今回紹介して就活のコツも踏まえながら、納得のいく内定に向けて準備を始めてくださいね。

就活エージェントの評判・口コミ
	キャリアパーク就職エージェントの評判・口コミ 全国各地から優良企業を厳選。大手企業の内定獲得にも強い
	ミーツカンパニーの評判・口コミ ES添削や面接練習、GD練習などの就活サポート付き
	キャリアチケットの評判・口コミ 量より質をコンセプトに本当に合う会社しか紹介されない
	ジョブスプリングの評判・口コミ 自己理解を深める徹底的なカウンセリングが強み
	レバテックルーキーの評判・口コミ ITエンジニア就職に特化した就活エージェント
	イロダスサロンの評判・口コミ 関西圏で強い就活コミュニティサービス
	doda新卒エージェントの評判・口コミ 推薦応募・ES添削・面接練習など、内定獲得まで徹底サポート
	キャリセン就活エージェントの評判・口コミ 適職にマッチしたホワイト企業・成長企業を紹介
就活サイトの評判・口コミ
	オファーボックスの評判・口コミ 大手企業・外資系企業からスカウトが届く
	キャリアチケットスカウトの評判・口コミ 価値観診断付きの逆求人サイト
	キミスカの評判・口コミ 適職診断機能・SPI対策機能充実のスカウトサイト
	dodaキャンパスの評判・口コミ 適性検査・キャリアタイプ診断付きの逆求人サイト
	アカリクの評判・口コミ 理系学生・大学院生・博士研究員（ポストグ）に特化した就活サイト
	エンジニア就活の評判・口コミ IT.WEBエンジニアに特化した就活ナビサイト